「地獄少女 二籠」#3【愛しのけいちゃん】

なんだかんだいって毎回見ちっゃてますよ、地獄少女。
今回なんて、水曜深夜にやるはずの「金のコルダ」が
野球延長でつぶれて木曜深夜にスライドしてきちゃったのですが、
私ったらこっちを取っちゃった。
なんかね、けっこうテーマが痛いのですが、
気になってしまうというか。
松風さんの一目連とか本田さんの骨女も好きだしなぁ。
それと、今回の話は特に気になったんだ。

隣に住んでる幼馴染のけいちゃんが好きな多恵。
でもけいちゃんには弓枝というＧＦがいる。
これがまともな女なら良かったんだけど、
実は二股かけてて、けいちゃんと付き合ってるのは
遊び心なんだよね。
けいちゃんがそれを知って傷つくようなことに
なりやしないかと、多恵はとても心配なんだ。
その思いで地獄少女を呼んだ。
まだはっきりとした恨みが発生したわけじゃないのに、
恨み予備軍でも呼べるんだ～って驚きですよね。

私はね、骨女な気分で見てました
大好きなのに、なんで嫉妬しないの？って。
なんで上手くいくように応援できちゃうわけ？
しかも心からやってるでしょ多恵ちゃん。
不思議だわー。
骨女も理解に苦しんでたけど、ほんと同感っす。

結局、二股が解ってしまって、傷ついたけいちゃんは
癒しを多恵に求めて…
一線を越えてしまったことで、多恵は不安になってしまう。
距離をおこうとする多恵。
しかしけいちゃんは、自分の多恵への気持ちに気付き、
距離を縮めようとする。
すれ違う２つの心が悲劇を招いた。
自分の部屋から窓越しに多恵の部屋へ移ろうとしたけいちゃんが
多恵が窓を開けたタイミングの悪さで足を滑らせ、落下。
二人の部屋は２階だ。
けいちゃんは１階の屋根で一度体をバウンドさせて庭に落ちた。
屋根で後頭部を激しく打ち、恐らく即死かと。
多恵の悲鳴が夜の住宅街に響き渡った。

やっぱり、救いが無いなー。
そして容赦ないのね。ぐすん。

今回は多恵が弓枝を恨む話だというのに、
けいちゃん殺したのは…半分は事故だけど、
でもやっぱり多恵じゃん…。
弓枝はけいちゃんを傷つけたけど、
そのおかげで本当なら多恵はけいちゃんと
上手くいく流れだった。
多恵もけいちゃんも弓枝を恨む必要なかった。
それでもやはり弓枝はけいちゃん酷いことをした罪で
地獄へ流された。
それに対しての同情はしないけど。
でもなんか違う気がするよね。

全ては多恵の愛情が屈折していたからなのでは？

多恵の家族が引っ越したマンション。
多恵の部屋の窓の向こうに、隣の家の男の子の部屋があった。
「引っ越してきたの？」
と優しく問う彼は、どこかけいちゃんと似た雰囲気で。
「…けいちゃん」
と微笑む多恵。

いやーん、多恵が恐いよ私は。
多恵は本当にけいちゃんが好きだったのか？
怪しいよなぁ。
微妙な関係でいられる存在が、大切だっただけなのでは
ないのか？
だから第二第三のけいちゃんを作ることが出来る。
なんかそんな風に見えたな。

考えちゃうなーこのアニメ。

けいちゃんの声が一瞬、浪川さんかと思ったけど
岸尾さんだった。
岸尾さんもこのくらい普通な喋りの方が好き。
柚木（金のコルダ）の喋り方はどーもわざとらしく
聞こえて…私的にダメなときがあるんだ。

まぁなんだか色々後味が悪いのですが、
それでも気になって見てしまう地獄少女。

たぶん、次週も…