「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」#6 幸せだったと思いたい。
今回も切なかったよ。こうなるだろうとは思っていたけれど。
なんかねぇ、じんわり来ますねぇ。
この作品を面白いと思うかどうかは、ほんと好みでわかれると思う。
説明不足でよくわからないという意見も聞くしね。
でもはっきりしないものが、ちょっとずつ見えてくるっての、
私的にはツボなんだな。
そんなわけで、とっても気に入ってしまってるDTB。
今期新作では、これとロミジュリにハマりましたね。
感想行っときます。
第6話 「災厄の紅き夢は東欧に消えて…後編」
黒(ヘイ)凄い感情的なんすけど…。
どこらへんが契約者やねんこの人
ハヴォックの指を折っちゃってますよ。
やることは契約者らしく、情け容赦なし~。
よくわからん男だ、黒(ヘイ)…。
でももうなんか本当に必死な感じなんだよな。
白(パイ)の行方を知る為に…。
そんなに大切なんだ、彼女のこと。
白(パイ)の姿が消えた時、その場にいたハヴォックが
何か知ってる筈と思い、拉致って吐かせようとしているわけだ。
組織からの命令を遂行するために、
ハヴォックは確かに南米のその地に居た。
だがアレが起こった後の記憶はなく、意識を取り戻した時には
海を越えたヨーロッパの片田舎にいた。
白(パイ)やアンバーがどうなったか、わからない。
アレとは天国戦争の時にゲートを消失させたもののこと?
それはハヴォックが引き起こしたもので、彼女の力、
真空を作り出したことで、起こったこと…なんだよね?
ここらへんがはっきりとはわかんなかったな。
アンバーって、誰だったっけ?初めて出た名?
契約者が最後に優先するのは、組織でもイデオロギーでもなく自分。
拷問されても口を割ら無い、なんて忠誠心はないらしい。
だからこんな目にあっても言わないのは、情報を持ってないからに
他ならない。
お前も契約者ならわかるはずだが、とハヴォック。
それがわかってないということは、黒(ヘイ)は契約者じゃないのか?
そんなはずないよね。
超人技、見せられてるし私たち。
昔の黒(ヘイ)を知るハヴォックが語る。
契約者でもないくせに、誰よりも冷酷だったと。
黒の死神とまで恐れられた彼が、契約者になった今、
たかが妹の為にこんなに我を忘れている。
感情的ではあるが、モラトリウムのように精神的に不安定に
なるわけでもなく、対価を支払う様子もない。
「お前、本当に契約者か?」
私たちの聞きたかったこと、疑問を目いっぱいぶつけてくれましたね。
回答はくれなかったけど、これで少しすっきりした。
我々の疑問は、この世界の人たちにとっても疑問だってこと。
彼らですらわからないのに、私たちにわかるはず無い。
わかんなくていいんだ。そういう話なんだ。
時期がくればわかるさ。
契約者のようで、契約者らしくない黒(ヘイ)。
でも天文部がBK201の星の動きをキャッチしているということは、
彼は確かに契約者ということになる。
ふふん、謎ですね。
謎、大いにけっこう。わかりすぎちゃ面白く無いよ。
少なくとも私はね。
MI6の3人はホテルに戻り、河野と松本が張り付いてる…はずが、
ちゃっかり霧原の前にご登場ですよぉ~。あはははは。
ジャストなタイミングで河野から霧原に泣きの電話が入る。
うひゃひゃ、河野~良いキャラだよね。
鳥海さんの情け無い声がいい
似合う~。
あ、そういえば井上さん(違うって)
しれっと「未咲」って呼びましたね。
捜査への協力を申し出る井上…もといノーベンバー11。
自分達の責任もチラつかせてね。
責任なんてこれっぽっちも感じてないくせに。
ハヴォックがしばし過ごしたというヨーロッパの片田舎、
ある一家の映像。
でっかいそら豆がテーブルに積んであって、皮を剥いで中の豆を
取り出してる老婆。ハヴォックも作業を手伝ってるようだ。
これは彼女の記憶だね。最初は彼女視点のカメラワークだった。
喧嘩してる子供、兄と妹。
兄が母親に叱られて、妹から奪ったものを返している。
彼らの口はさかんに動いていて、喋っているのだが音声はない。
ハヴォックはぼーっとそれを眺めている。
音声がないのはわざとだろう。
この頃は意識がまだ混沌としていたからなのか、
言葉が通じなくて彼らの会話がわからなかった事を表しているのか…。
母親がハヴォックに何か喋ってるんだよね。
何を言ってるのかわからないけど、そこが少し強調されている。
ここでの生活は、彼女に変化を与えたのかもしれない。
意味があるものだったんだろうね。
はじめてカチャカチャという音が映像に加わり、その音が大きく
なってハヴォックは覚醒する。
後ろ手に縛られたまま、ソファで寝ていたようです。
あの一家の映像はハヴォックの見ていた夢だったのね。
わーっ黒(ヘイ)が中華ナベでチャーハン作ってるぅ~。
手つきがメッチャ良いよー。
んでまた、すっごい量を作ってるんすけど…。
それよりなにより、ここってつぶれたスナックじゃないの?
ガスがまだ通ってるのが不思議なんだけど。
それに材料…わざわざ買いにいったのかよ?
普通こういう時って、コンビニでささっとおにぎりとか、
お弁当とかすぐに食べれるもの買ってくるもんじゃないか?
作っちゃうのかよー。
まぁ食にこだわる黒(ヘイ)としては、コンビニ弁当なんて
食べれないのかもしれませんけどね。
ふふ、チャーハン一皿、ソファの前のテーブルに置いてます。
ちゃんとハヴォックの分も作ってやったんだ。
お、レンゲだ。スナックにレンゲまであるとは思えないが
スプーンじゃないとこが、黒(ヘイ)らしい、とか思った。
ハヴォックを縛った紐をほどいてやる。
何も言わないけど、無言で「食べろ」ってことよね。
「相変わらずたくさん食べるんだな」
はい、彼女の一言で『昔から大食い』なのは決定。
やっぱり契約者じゃなかった頃からそうなのね。
ハヴォックは、能力を失うまで
食事が楽しいと思ったことはなかったそうだ。
ローラの子供たちが、最初は苦手そうだったのに
そのうちハヴォックの料理をねだるようになり…
(あの子供たちの母親の名はローラというのね)
もっと美味いものを作って、子供たちの喜ぶ顔を見たいと
思うようになった、と。
あの家族と過ごした日々は、充実してて暖かで、
幸せだったのね。
「契約の対価として、
子供の生き血をすすってきたこの私が」
ひえぇぇぇぇぇぇ~っ。
そ、それは見聞きした中じゃ最悪な対価のような…
なんで対価って、そんなに差があるんだよー。
エイプリルがずっこく思えるじゃんか。
チャーハン食べようとするハヴォックですが、指折られてますしね。
レンゲ、つかめませんよね。
そしたら黒(ヘイ)、食べさせてやるのよー。
椅子持ってきて、前に座って…の動きから見せるのが、また良いわ。
アングルとか。
良いな~ハヴォック~、うらやまし~。
あ、食べてる時のもぐもぐ口の動きも良いですね。
「ローラの母さんが言ってたよ。料理の上手い男は信用しちゃいけない。
絶対に悪いヤツだってね」
チャーハンすくった黒(ヘイ)の手が止まる。ぷぷぷっ。
「冗談だ」
ここの間と黒(ヘイ)の手の止まった状態が良いんだけど、
それ、自分で食っちゃうんだもんなーっ!!
もぉかわいいよー黒(ヘイ)!
「怒ったのか?」
とハヴォック。拗ねてるみたいな黒(ヘイ)が、おかしい。
契約者なのに?とハヴォックが笑う。
少し引きつったような奇妙な表情で、頬の筋肉が不慣れな動きを
するかのように動き、最後には口を開けて笑う顔。
表情も細かいですね。
「お前、ほんとに変わったな。だが、悪くない」
あぁ、いいねその台詞。正しく黒(ヘイ)を表してると思う。
黒(ヘイ)もほんのり口元を緩める。
ハヴォックの笑った顔を初めて見たって。
笑うのは慣れていないようだ。本人もぎこちなさを認めている。
感情がなかった名残ってことね。
ハヴォックの方から、協力すると言い出しました。
自分をゲートに連れて行け、と。
そしたら記憶が戻るかもしれない。
黒(ヘイ)の望む情報も、与えてやれるかもしれない。
ただ、もし昔の自分に戻るようなら、
殺してくれという条件つきで。
ジュライの媒体はやはりガラスでしたね。
見つかっちゃったよー黒(ヘイ)。
同じ頃、銀(イン)もなんとホテルの部屋の花瓶を割って、
その水に足をつけて感知。
銀(イン)よ…やっぱ君、ちょっと怒ってない?
どっちに向かっているのかと問う猫(マオ)と黄(ホァン)に
「東」と応える銀(イン)。
おっさんと猫の目が同時にぎょっとするのが笑えたー。
ゲートに近づくと契約者は誰でも心かき乱されるそうですよー。
ノーベンバー11いわく、ですけど。懐かしいような気分になるらしい。
彼の予想だと、ハヴォックの記憶が戻ると困る謎の組織があり、
BK201は刺客のはずだった。
だけど、ハヴォックは殺されていない。読みが外れたようですね。
ハヴォックはゲートが近づくと苦しみだした。
金網の前ではガクガク震え、瞳は赤くなる。
天文部がハヴォックの星をキャッチ。
彼女は契約者に戻りかけていた。
でもそれは、残虐に人を殺して来た感覚が
身体に戻ってくることを意味している。
フラッシュバックされる血まみれの記憶。
ちょっと、「BLOOD+」サヤのイメージとかぶるね。
黒(ヘイ)のようになれたらと思ったが、
その資格は自分にはなかったとハヴォック。
もっと早く会えていたら、契約を恐れず生きれたかもしれないのに。
「殺してくれ!頼む!」
搾り出すような声。黒(ヘイ)の手を自分の首に当てる。
だがその時、周囲に強い風が突然起こる。
エイプリルの仕業、彼らがすぐ近くにいると察する黒(ヘイ)。
「ここから逃げるぞ。お前はもう契約者じゃない。死ぬ必要もない!」
エイプリルが起こした豪雨の中を走る2人。
だがハヴォックの様子がおかしくなる。
「怖い…戻りたくない…もう誰も殺したくない!!奪いたくない!」
戻ってしまいそうな自分に戦慄し、必死に抵抗しているのが痛々しい。
「お願いっ…だから!」
ハヴォックの顔を両手で挟む黒(ヘイ)。
「大丈夫。ここを離れれば能力は戻らない」
戻らなかったら困るんでしょー?君ぃ。
妹のことは良いのかー?
ほんと、困ったもんだ。結局最後には情けが出るんだよ君は。
そんな君が大好きなんだけどね。
「お前はもう誰も殺さない…そうだろ?」
ああ~。もうこんなシチュエーションでそんなこと言われた日にゃ…。
コロリ、ですよね。
たらしの黒(ヘイ)再び、ですわ。
狙ってないとこがまたミソなんだなーこの人。
ハヴォックの顔に、ぎこちない笑みが浮かぶ…。
良いところだったのに…。
氷の剣が彼女の胸を突き破った!
容赦なく、2本目、3本目の剣も貫く。
井上さんのばかぁ~!!
「もういい、逃げろ…」
黒(ヘイ)の顔に手を添えて、ハヴォックが何かつぶやいた。
声になってないから口の動きだけ。
わかんねーよー。
誰か口読める人連れてきてー!!
コードギアスに引き続き、DTBもかよ、もぉ。
でも黒(ヘイ)にはわかったんですね、多分。
せめて妹は生きてるとでも言ったのでしょうか。
危険を伴い苦しい思いをしてまで黒(ヘイ)に協力しようとしたハヴォック。
黒(ヘイ)のその辛い表情の理由は、
妹の情報を得られなかった悔しさではなく、
ハヴォックを救ってやれなかった悔しさだと思いたい。
妹のこととなると我を忘れる黒(ヘイ)だけど、
非情になりきれない、根っこの部分で優しい男。
ほんと、惚れちゃうよ。
そして黒(ヘイ)、仮面を装着してノーベンバー11との対決です。
戦ってる黒(ヘイ)がいっちゃんカッコ良いよねー。
ちょっとーノーベンバー11、なにそのダサダサなゴム長は。
一回黒(ヘイ)とやりあってるから、対策を取っといたわけですか。
それで感電しない、と。はぁそうですか。
やはりMI6の目的は、黒(ヘイ)と彼の組織の情報だったね。
ピンチなとこを仲間の援護で助けられ、黒(ヘイ)は逃げました。
彼らとの決着はまだまだ先になりそうですが、やっかいな相手だよね。
ハヴォックの遺体の前で霧原、
「どうして彼女は能力を使わなかったのでしょうか」
とノーベンバー11に問う。
天文部の報告にあったように、最後にハヴォックは能力が戻っていた。
「貴方が彼女をそんなに恐れているとは思いませんでした」
ノーベンバー11のハッとした顔。にやりだね。
「冗談です」
カッコいいー!!霧原!良いぞっ。
一発ガツンとお見舞いだね。
今後、こっちの2人もなかなか見ものになりそう。
ハヴォックの死に顔、穏やかで少し微笑んでいるようにも見える。
彼女は最後は幸せだったと思う。
黒(ヘイ)の言葉に救われて、生きることも許されると思いかけてた。
実際は、このまま生きていてもどこかの組織に殺されるか、
パンドラの研究資料にされるだけだったろうから、
切ないけど、この「死」でよかったのだと思う。
霧原は何か感じたのかもしれない。
能力を使わなかったことと、死に顔に。
そしてノーベンバー11が彼女を殺したことも、
冗談ではなく、確信しているのだろうね。
黒(ヘイ)を助けた黄(ホァン)ですが、怒鳴り散らしてます。
自分の首も危ないから、今回のことは報告しないつもりみたいですが。
「契約者はただ殺してりゃいい」
この人の言い方、ほんとムカつくよ。
うおっ
銀(イン)が黒(ヘイ)の手をぎゅって握ったよっ!!
それを黒(ヘイ)ってば、振りほどいたー!
黒(ヘイ)のあんぽん。
かわいそうじゃねーかー。
銀(イン)ってさ、絶対黒(ヘイ)に気があるよね。
なんか、今回、確信しちゃったよ。
次回はえらく…あの…その…
雰囲気が違うようですが…
大丈夫?
なんかねぇ、じんわり来ますねぇ。
この作品を面白いと思うかどうかは、ほんと好みでわかれると思う。
説明不足でよくわからないという意見も聞くしね。
でもはっきりしないものが、ちょっとずつ見えてくるっての、
私的にはツボなんだな。
そんなわけで、とっても気に入ってしまってるDTB。
今期新作では、これとロミジュリにハマりましたね。
感想行っときます。
第6話 「災厄の紅き夢は東欧に消えて…後編」
黒(ヘイ)凄い感情的なんすけど…。
どこらへんが契約者やねんこの人

ハヴォックの指を折っちゃってますよ。
やることは契約者らしく、情け容赦なし~。
よくわからん男だ、黒(ヘイ)…。
でももうなんか本当に必死な感じなんだよな。
白(パイ)の行方を知る為に…。
そんなに大切なんだ、彼女のこと。
白(パイ)の姿が消えた時、その場にいたハヴォックが
何か知ってる筈と思い、拉致って吐かせようとしているわけだ。
組織からの命令を遂行するために、
ハヴォックは確かに南米のその地に居た。
だがアレが起こった後の記憶はなく、意識を取り戻した時には
海を越えたヨーロッパの片田舎にいた。
白(パイ)やアンバーがどうなったか、わからない。
アレとは天国戦争の時にゲートを消失させたもののこと?
それはハヴォックが引き起こしたもので、彼女の力、
真空を作り出したことで、起こったこと…なんだよね?
ここらへんがはっきりとはわかんなかったな。
アンバーって、誰だったっけ?初めて出た名?
契約者が最後に優先するのは、組織でもイデオロギーでもなく自分。
拷問されても口を割ら無い、なんて忠誠心はないらしい。
だからこんな目にあっても言わないのは、情報を持ってないからに
他ならない。
お前も契約者ならわかるはずだが、とハヴォック。
それがわかってないということは、黒(ヘイ)は契約者じゃないのか?
そんなはずないよね。
超人技、見せられてるし私たち。

昔の黒(ヘイ)を知るハヴォックが語る。
契約者でもないくせに、誰よりも冷酷だったと。
黒の死神とまで恐れられた彼が、契約者になった今、
たかが妹の為にこんなに我を忘れている。
感情的ではあるが、モラトリウムのように精神的に不安定に
なるわけでもなく、対価を支払う様子もない。
「お前、本当に契約者か?」
私たちの聞きたかったこと、疑問を目いっぱいぶつけてくれましたね。
回答はくれなかったけど、これで少しすっきりした。
我々の疑問は、この世界の人たちにとっても疑問だってこと。

彼らですらわからないのに、私たちにわかるはず無い。
わかんなくていいんだ。そういう話なんだ。
時期がくればわかるさ。
契約者のようで、契約者らしくない黒(ヘイ)。
でも天文部がBK201の星の動きをキャッチしているということは、
彼は確かに契約者ということになる。
ふふん、謎ですね。
謎、大いにけっこう。わかりすぎちゃ面白く無いよ。
少なくとも私はね。

MI6の3人はホテルに戻り、河野と松本が張り付いてる…はずが、
ちゃっかり霧原の前にご登場ですよぉ~。あはははは。

ジャストなタイミングで河野から霧原に泣きの電話が入る。
うひゃひゃ、河野~良いキャラだよね。
鳥海さんの情け無い声がいい

あ、そういえば井上さん(違うって)
しれっと「未咲」って呼びましたね。

捜査への協力を申し出る井上…もといノーベンバー11。
自分達の責任もチラつかせてね。
責任なんてこれっぽっちも感じてないくせに。
ハヴォックがしばし過ごしたというヨーロッパの片田舎、
ある一家の映像。
でっかいそら豆がテーブルに積んであって、皮を剥いで中の豆を
取り出してる老婆。ハヴォックも作業を手伝ってるようだ。
これは彼女の記憶だね。最初は彼女視点のカメラワークだった。
喧嘩してる子供、兄と妹。
兄が母親に叱られて、妹から奪ったものを返している。
彼らの口はさかんに動いていて、喋っているのだが音声はない。
ハヴォックはぼーっとそれを眺めている。
音声がないのはわざとだろう。
この頃は意識がまだ混沌としていたからなのか、
言葉が通じなくて彼らの会話がわからなかった事を表しているのか…。
母親がハヴォックに何か喋ってるんだよね。
何を言ってるのかわからないけど、そこが少し強調されている。
ここでの生活は、彼女に変化を与えたのかもしれない。
意味があるものだったんだろうね。
はじめてカチャカチャという音が映像に加わり、その音が大きく
なってハヴォックは覚醒する。
後ろ手に縛られたまま、ソファで寝ていたようです。
あの一家の映像はハヴォックの見ていた夢だったのね。
わーっ黒(ヘイ)が中華ナベでチャーハン作ってるぅ~。

手つきがメッチャ良いよー。
んでまた、すっごい量を作ってるんすけど…。
それよりなにより、ここってつぶれたスナックじゃないの?
ガスがまだ通ってるのが不思議なんだけど。

それに材料…わざわざ買いにいったのかよ?
普通こういう時って、コンビニでささっとおにぎりとか、
お弁当とかすぐに食べれるもの買ってくるもんじゃないか?
作っちゃうのかよー。
まぁ食にこだわる黒(ヘイ)としては、コンビニ弁当なんて
食べれないのかもしれませんけどね。
ふふ、チャーハン一皿、ソファの前のテーブルに置いてます。
ちゃんとハヴォックの分も作ってやったんだ。
お、レンゲだ。スナックにレンゲまであるとは思えないが

スプーンじゃないとこが、黒(ヘイ)らしい、とか思った。
ハヴォックを縛った紐をほどいてやる。
何も言わないけど、無言で「食べろ」ってことよね。
「相変わらずたくさん食べるんだな」
はい、彼女の一言で『昔から大食い』なのは決定。
やっぱり契約者じゃなかった頃からそうなのね。
ハヴォックは、能力を失うまで
食事が楽しいと思ったことはなかったそうだ。
ローラの子供たちが、最初は苦手そうだったのに
そのうちハヴォックの料理をねだるようになり…
(あの子供たちの母親の名はローラというのね)
もっと美味いものを作って、子供たちの喜ぶ顔を見たいと
思うようになった、と。
あの家族と過ごした日々は、充実してて暖かで、
幸せだったのね。
「契約の対価として、
子供の生き血をすすってきたこの私が」
ひえぇぇぇぇぇぇ~っ。
そ、それは見聞きした中じゃ最悪な対価のような…

なんで対価って、そんなに差があるんだよー。
エイプリルがずっこく思えるじゃんか。
チャーハン食べようとするハヴォックですが、指折られてますしね。
レンゲ、つかめませんよね。
そしたら黒(ヘイ)、食べさせてやるのよー。
椅子持ってきて、前に座って…の動きから見せるのが、また良いわ。
アングルとか。
良いな~ハヴォック~、うらやまし~。
あ、食べてる時のもぐもぐ口の動きも良いですね。
「ローラの母さんが言ってたよ。料理の上手い男は信用しちゃいけない。
絶対に悪いヤツだってね」
チャーハンすくった黒(ヘイ)の手が止まる。ぷぷぷっ。

「冗談だ」
ここの間と黒(ヘイ)の手の止まった状態が良いんだけど、
それ、自分で食っちゃうんだもんなーっ!!
もぉかわいいよー黒(ヘイ)!
「怒ったのか?」
とハヴォック。拗ねてるみたいな黒(ヘイ)が、おかしい。

契約者なのに?とハヴォックが笑う。
少し引きつったような奇妙な表情で、頬の筋肉が不慣れな動きを
するかのように動き、最後には口を開けて笑う顔。
表情も細かいですね。
「お前、ほんとに変わったな。だが、悪くない」
あぁ、いいねその台詞。正しく黒(ヘイ)を表してると思う。
黒(ヘイ)もほんのり口元を緩める。
ハヴォックの笑った顔を初めて見たって。
笑うのは慣れていないようだ。本人もぎこちなさを認めている。
感情がなかった名残ってことね。
ハヴォックの方から、協力すると言い出しました。
自分をゲートに連れて行け、と。
そしたら記憶が戻るかもしれない。
黒(ヘイ)の望む情報も、与えてやれるかもしれない。
ただ、もし昔の自分に戻るようなら、
殺してくれという条件つきで。
ジュライの媒体はやはりガラスでしたね。
見つかっちゃったよー黒(ヘイ)。
同じ頃、銀(イン)もなんとホテルの部屋の花瓶を割って、
その水に足をつけて感知。
銀(イン)よ…やっぱ君、ちょっと怒ってない?

どっちに向かっているのかと問う猫(マオ)と黄(ホァン)に
「東」と応える銀(イン)。
おっさんと猫の目が同時にぎょっとするのが笑えたー。
ゲートに近づくと契約者は誰でも心かき乱されるそうですよー。
ノーベンバー11いわく、ですけど。懐かしいような気分になるらしい。
彼の予想だと、ハヴォックの記憶が戻ると困る謎の組織があり、
BK201は刺客のはずだった。
だけど、ハヴォックは殺されていない。読みが外れたようですね。
ハヴォックはゲートが近づくと苦しみだした。
金網の前ではガクガク震え、瞳は赤くなる。
天文部がハヴォックの星をキャッチ。
彼女は契約者に戻りかけていた。
でもそれは、残虐に人を殺して来た感覚が
身体に戻ってくることを意味している。
フラッシュバックされる血まみれの記憶。
ちょっと、「BLOOD+」サヤのイメージとかぶるね。
黒(ヘイ)のようになれたらと思ったが、
その資格は自分にはなかったとハヴォック。
もっと早く会えていたら、契約を恐れず生きれたかもしれないのに。
「殺してくれ!頼む!」
搾り出すような声。黒(ヘイ)の手を自分の首に当てる。
だがその時、周囲に強い風が突然起こる。
エイプリルの仕業、彼らがすぐ近くにいると察する黒(ヘイ)。
「ここから逃げるぞ。お前はもう契約者じゃない。死ぬ必要もない!」
エイプリルが起こした豪雨の中を走る2人。
だがハヴォックの様子がおかしくなる。
「怖い…戻りたくない…もう誰も殺したくない!!奪いたくない!」
戻ってしまいそうな自分に戦慄し、必死に抵抗しているのが痛々しい。
「お願いっ…だから!」
ハヴォックの顔を両手で挟む黒(ヘイ)。
「大丈夫。ここを離れれば能力は戻らない」
戻らなかったら困るんでしょー?君ぃ。
妹のことは良いのかー?
ほんと、困ったもんだ。結局最後には情けが出るんだよ君は。
そんな君が大好きなんだけどね。
「お前はもう誰も殺さない…そうだろ?」
ああ~。もうこんなシチュエーションでそんなこと言われた日にゃ…。
コロリ、ですよね。

たらしの黒(ヘイ)再び、ですわ。
狙ってないとこがまたミソなんだなーこの人。
ハヴォックの顔に、ぎこちない笑みが浮かぶ…。
良いところだったのに…。
氷の剣が彼女の胸を突き破った!
容赦なく、2本目、3本目の剣も貫く。
井上さんのばかぁ~!!

「もういい、逃げろ…」
黒(ヘイ)の顔に手を添えて、ハヴォックが何かつぶやいた。
声になってないから口の動きだけ。
わかんねーよー。
誰か口読める人連れてきてー!!
コードギアスに引き続き、DTBもかよ、もぉ。
でも黒(ヘイ)にはわかったんですね、多分。
せめて妹は生きてるとでも言ったのでしょうか。
危険を伴い苦しい思いをしてまで黒(ヘイ)に協力しようとしたハヴォック。
黒(ヘイ)のその辛い表情の理由は、
妹の情報を得られなかった悔しさではなく、
ハヴォックを救ってやれなかった悔しさだと思いたい。
妹のこととなると我を忘れる黒(ヘイ)だけど、
非情になりきれない、根っこの部分で優しい男。
ほんと、惚れちゃうよ。

そして黒(ヘイ)、仮面を装着してノーベンバー11との対決です。
戦ってる黒(ヘイ)がいっちゃんカッコ良いよねー。

ちょっとーノーベンバー11、なにそのダサダサなゴム長は。
一回黒(ヘイ)とやりあってるから、対策を取っといたわけですか。
それで感電しない、と。はぁそうですか。
やはりMI6の目的は、黒(ヘイ)と彼の組織の情報だったね。
ピンチなとこを仲間の援護で助けられ、黒(ヘイ)は逃げました。
彼らとの決着はまだまだ先になりそうですが、やっかいな相手だよね。
ハヴォックの遺体の前で霧原、
「どうして彼女は能力を使わなかったのでしょうか」
とノーベンバー11に問う。
天文部の報告にあったように、最後にハヴォックは能力が戻っていた。
「貴方が彼女をそんなに恐れているとは思いませんでした」
ノーベンバー11のハッとした顔。にやりだね。
「冗談です」
カッコいいー!!霧原!良いぞっ。

一発ガツンとお見舞いだね。
今後、こっちの2人もなかなか見ものになりそう。
ハヴォックの死に顔、穏やかで少し微笑んでいるようにも見える。
彼女は最後は幸せだったと思う。
黒(ヘイ)の言葉に救われて、生きることも許されると思いかけてた。
実際は、このまま生きていてもどこかの組織に殺されるか、
パンドラの研究資料にされるだけだったろうから、
切ないけど、この「死」でよかったのだと思う。
霧原は何か感じたのかもしれない。
能力を使わなかったことと、死に顔に。
そしてノーベンバー11が彼女を殺したことも、
冗談ではなく、確信しているのだろうね。
黒(ヘイ)を助けた黄(ホァン)ですが、怒鳴り散らしてます。
自分の首も危ないから、今回のことは報告しないつもりみたいですが。
「契約者はただ殺してりゃいい」
この人の言い方、ほんとムカつくよ。
うおっ

銀(イン)が黒(ヘイ)の手をぎゅって握ったよっ!!
それを黒(ヘイ)ってば、振りほどいたー!

かわいそうじゃねーかー。
銀(イン)ってさ、絶対黒(ヘイ)に気があるよね。
なんか、今回、確信しちゃったよ。

次回はえらく…あの…その…

大丈夫?
スポンサーサイト