「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」#12 その一言の重み。

＊6/23修正追記しました。

橘は寡黙な男性に弱いです。
口の上手い男性は、どこか軽薄に見えてしまうし、
口数少ない男の人が、ボソッとこぼす言葉に
どきっとしちゃったりするのです。
まぁ実世界では、そういう男性とお付き合いするのもまた、
大変ですけどねぇ。
会話が成り立たないとか、問題も出てくるだろうし。
でも物語の世界では、問題ないわけで
だから「いろは」の耀次郎とか、めためたハマったわけですよ。

そして黒(ヘイ)。
外見とか好みじゃないし、彼にハマることは無いだろうと
思っていたんですけどねぇ。
今日は彼のたった一言に、ずきゅんと来ました。
やっぱ普段あまり余計なこと言わない男の
ふとした一言って、重みがあるんだよね。
今回の話は、また切なさたっぷりだったけど、
最期のアレにもっていかれた感じ。

前振り長くなりましたが、
ぼちぼち行きます。

第１２話　「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…　後編」

アバンでいきなり、ちび黒(ヘイ)＆ちび白（パイ）。
ううっかわゆいのぉ～。
あっでも白（パイ）の声はちょっと違和感。
あの外見の割りに声が幼すぎません？
ちび黒(ヘイ)は小狼だね～入野自由くん。
こっちは悪くないね。
面倒見の良い優しいお兄ちゃん声ですわー。

流れ星は神様が天の蓋を開けた時にもれる光…？
おいおい黒(ヘイ)　そんな子供の頃から
たらし要素あったんかい君は。
そうだな、天然だもんな。
ん？いきなりデカくなりました。
星に願いをささげている白（パイ）は子供の姿のままです。
慌てて近寄り、肩に手を掛けようとすると彼女の姿は消えて、
周囲の風景はそのままに、赤色に染まっている。
愕然とする黒(ヘイ)…。

おい、と声をかけられて正気に返る。
掃除機かけてる最中にトリップしてたようで。
研究員たちの邪魔だよ。
業務用の掃除機、音大きいしね。
菊地に叱られて去っていく黒(ヘイ)をミーナが気にしてるよ～。

ＣＭあけがいきなり男子トイレマークのアップっていうセンス、
笑えた～。いや…良いよ、うん。
…って、ミーナ！！あんた男子トイレに何平気で入ってきてるのーっ。
大人しいくせに、好きな男のためなら恥も外聞もなくなるって…
大原さん、また？
日傘クルクル回してたどっかの誰かもそうですよね。
黒(ヘイ)の「なんだ」って訊く声が素敵だわー。
ものすごく感情のなさそうな冷ややかな声なんだけど。
よくこんな「なんだ」って声が出せるな、木内さん。
それにしてもミーナよ、菊地相手に色じかけですかー？
いやぁ、声はもったいなくも桐井さんなんだけども、
（桐井さんはオボロ（うたわれ）が好き～）
なんかすげー小者だよねぇ、こいつ。

ニックが「流星の欠片」の回収班に任命された。
ますます怪しいぃ～。
大切な望遠鏡を李に一台進呈。
趣味つながりで、李に気を許してるのは、
演技じゃなさそうなんだけどね。
それに応えてる李もさ…。

菊地に近づいたのは情報を得る為でしたか。
黒(ヘイ)のために頑張ったのよね、ミーナ。
でもそれは危険な行為。
危険なのは彼ではなく、それを見てる他の誰かだ。
「そんなこともわからないのか」
声を荒げる黒(ヘイ)。
ほんと、感情ありまくりですな、ダンナ。

「流星の欠片」らしき反応を捕らえた研究班が送り込んだ
ニックたち調査隊に異変が起こる。
応援を要求する連絡が入るも、なぜか映し出されているゲート内の
映像で、文字が反転している。
そして道路にきちんと置かれた靴。
カリーナ殺害の犯人、靴を裏返しに置く対価を持つ契約者が
やったことだろうが、調査隊たちの靴はブーツというかゴム長
みたいのだから、逆さに置くと、奇妙な光景ですねぇ。
ニックの加わった調査隊がこのような目に遭い、ニックだけが生き残った。
彼も被害者のごとく、いかにも弱って戻って来ましたけど、
もう彼がこの度の犯人、契約者であると決定です。

「流星の欠片」探しは、これ以上の犠牲を出すわけにいかないと
いう理由で打ち切られた。
おや、カークが焦ってます。
うはは、やっぱ彼の上司は三木眞さーん。
というかエリック西島ね
先週電話でやりとりしてるの見たときに、そうかなって思ってた。
ところでカーク、ここで「流星の欠片」をゲットしないと、
もう後がないそうです。クビになっちゃうのか…何かヘマをしでかして
汚名返上しなくちゃいけないってとこですかね。
＊昨夜書いた時点ではリンゼイと書いておきましたが、ファーストネームが
　カークのようなので、カークに訂正しました。カーク・リンゼイ、ですね。
　ＤＴＢのＥＤのキャストって見えにくくてさー。ＨＰも主要キャラしか
　出してないし…。

病み上がりのニックは、ここを出てＮＡＳＡに復帰するつもりなんだとか。
つまりはアレを持ってここから出るってことかい。
初めて李と会った時から他人のような気がしてなかった。
もう一人の自分を見ている気がしていたというニック。
色々共通点あるもんね、この２人。

あーあ、またミーナが黒(ヘイ)に叱られてる。
ニックが怪しいって…いや多分それ黒(ヘイ)だって
わかってると思うよ。
「貴方に会ってから私…」
研究命のミーナをここまで変わらせておいて、
酷だねぇ黒(ヘイ)。その態度、つれないよ…。

さて、ニックが動きました。
その後をつけるカーク。
その彼をまたつける黒(ヘイ)。
コインロッカーに隠していたの…。
カークはニックに銃を向け、奪おうとするも、
ニックの能力であっけなくさようなら。
殺した後はちゃんと靴を脱がして裏返します。

ニックもまた、契約者としては変わり者だよな。
人間らしいし。
黒(ヘイ)…いや李のことは、本気で気に入っていて、
気を許していたのだと思う。
李に殺害現場を見られて焦ったり、信じて欲しいと言ったり
やはり李の存在は、大切なのでしょう。
ニックはＣＩＡに雇われた契約者。
運び屋カリーナを殺したのは、任務を遂行せず、
パンドラにブツを渡そうとしているのがわかったから。
同じＣＩＡの組織の中での処分だったに過ぎない。

南米にあった「流星の欠片」（同様のもの）を知っている黒(ヘイ)。
自ら制御出来ないくらいに能力が高まり、契約者たちは殺し合い、
死んでいったそうだ。
ニックが「李」に語ったこと、夢も、全て否定する黒(ヘイ)。
「契約者が夢を見るはずない」
あ…契約者は夢を見ないって、そっちの夢（願望）だったの？
予告で聞いた時、私はまた、てっきり寝て見る夢の方かと…。

同じ能力同士は、能力が相殺されるのか、互いに使っても
何も影響も出ないのね。
黒(ヘイ)はまた白（パイ）の幻影を見る。
仕事モードなコスチュームだねぇ、白（パイ）
仕事人っぽいわー。
あ～それにしても、ここらあたりで流れてる曲がまた…
せつなーい！！

「巻き込みたくなかったよ、君だけは」
やっぱ相当心を許してたな、こりゃ。
李に接してた時の彼は、計算ナシだったんだ。
彼が契約者だなんて、微塵も思ってなかったようだしな。
うーん、ニック、今までの契約者の中で、一番感が鈍いのでは？

「流星の欠片」が作用し、凄い光が２人を含む周辺を包む。
そこで何故かニックが退行して行き、子供になっちゃう。
「李くん！星！」
子供なのに、口調が元のままなのが面白いね。
上空に綺麗な星空。
丸く切り取られた一部分だけだけど昔ながらの星空だ。
そしておもちゃみたいなＮＡＳＡのシャトルが打ち上げられる。
歓喜の声をあげるニック。
「やっぱり君は信じてくれていたんだね」
嬉しそうに走り出す。
しかしその声は黒(ヘイ)には聞こえないらしい。
宇宙へと旅立つシャトルの窓に、ちびニックと彼の妹の姿。
幸せそうな顔をしている。
そして切り取られたあの星空に吸い込まれて行った。
目を開けていられないほどの光に包まれて～。
黒(ヘイ)が気づいた時には、レンズを手にしたまま、
新たに出来た巨大窪地の中に居た。
ニックの姿はなく、彼の着ていたジャケットだけが残っている。
わずかに出来た水溜りに観測霊がひょこっと頭を出す。
「銀（イン）…」と呟く黒(ヘイ)。
ちょっと弱ってて、こんな風に名前呼ばれると、
それだけで萌えるわー。（おい）

ブツを得た後の黒(ヘイ)の逃走ルートを用意していたのは、
なんとセルゲイだった。
このアニメってほんとサプライズをちゃんと作ってあるよね。
まさかセルゲイが組織の人間とは…。
ニックが何者かわかっていたが、「流星の欠片」の能力を試す必要が
あったから、わざと泳がせていたということらしい。
怒りを露にする黒(ヘイ)。
ほんと、契約者ではないセルゲイが平気で非情なことをして、
契約者の黒(ヘイ)が怒るなんてね。

ミーナはどうなる？と彼女の今後を気にしてやるなんてのも、
契約者とは思えぬ発言ですよー。
黒(ヘイ)…優しいよ、君は…。

ミーナの日常は変わらない。
失ったものを見つけ、その対価を支払った。
研究以外に興味のなかったミーナが黒(ヘイ)を好きになり、
恋心を味わった。
でもその恋ははかなく終わり、それが対価。
現場を見つめ、涙を流すミーナ。
黒(ヘイ)は死んだと思っているのでしょうね。
セルゲイも、そういうことにするのだろうな。

後日談。
さすがの黄(ホァン)も黒(ヘイ)をしばらく休ませるそうだ。
ほんと、そうしてくださいな。
組織は彼をこき使い過ぎだもの。
「いつか本当の星空が戻ると思うか？」
そんなことを猫(マオ)に訊くなんて。
この２人の関係は、良い感じだぁ～。
この時の猫(マオ)の「ん？」って顔がまた可愛いしーっ！！
大家さんに見つかっておっかけられる姿も可愛いぞ。
猫の動作、上手く描いてるよね。

煙草屋の前を通り、ひょいと覗いた黒(ヘイ)がアメ玉を１つ置く。
「ありがとな」
うきゃあ～っ！！
ドキンと来ました、この一言にっ！
全く表情変わらない銀（イン）だけど、なんか嬉しそうに見えたのは
気のせい？
この黒(ヘイ)の一言…とアメ玉1個。
普段そんな言葉をかけない男の口から聞くから、重みがある。
女性に何かプレゼントしたりするような男じゃないことと、
道具として扱われているドールである銀（イン）に差し出したからこそ、
たった1個のアメでも意味がある。
ここ、ものすごく良かった。
黒(ヘイ)の思いがとても込められた声だった。木内さん

そしてそしてっ！東京タワーから見下ろしてるのは、
アンバーじゃありませんかっ！！
ついに出た～っ！
それにしても、Ｃ.Ｃ.によく似てるー。

次回は銀（イン）の話～。
彼女の過去がわかるみたいで楽しみです。
凱…いや松吉たちも参戦するみたいですが…
まぁ大丈夫でしょう…。
それよりなにより感情がある銀（イン）の表情の可愛さと、
ＴＡＸＩのてっぺんに捕まって振り落とされそうな猫(マオ)に
激しく反応！
わぁん、早くみたいぃぃぃぃ！
…またかよ、ほんとこの番組って、釣るの上手い。

＜6/22に書いた記事に、6/23　修正、追記入れました＞


猫(マオ)アイコン～。
「孤狼Nachtwanderung」玲蘭さん作です。
私も欲しい!って方は、玲蘭さんをお尋ねくださいましね。