「喰霊-零-」#8【復讐行方（ふくしゅうのゆくへ）】生きながらにして鬼と化す。

いや～な方向へと、どんどん転がっていきましたね。
黄泉の手から全てのものが零れ落ちていく。
愛する義父、奈落を失ったばかりなのに
追い討ちをかけるように、降りかかる不幸。
継ぐ筈だった家督も叔父のものとなり、馴染んだ部屋も冥のものに。
獅子王まで取り上げられて、神楽まで追い出され…
それに…紀ちゃんとの婚約も破談ですね、これは。
ほんと、これでもかと容赦なく大切なものが奪われていく。
さすが喰霊だわ。

こちらの地域では、水曜深夜なので本日見たのですが、
５分遅れを知らなくて
ＥＤ後のＣパートが切れてしまっていたよ。
それも李胡さんトコ遊びに行くまで気づかなかったんだ。
ＥＤの後半でブチリと切れたので、喰霊は次回予告も無いし、
よっしゃ、ぎりぎり見れたなと思っていたのよ。
Ｃパートがあったなんて…。うるる。
帰宅してからネットで確認致しました。

救いのない感じですね。
でも意外だったのが、冥にまだ葛藤があったこと。
時々、我に返ったように白冥になる。
これってもともと彼女の中に、二つの心があったから
なんだろうな～とか思ったり。
黄泉さえいなければ、自分が受け継ぐはずだった。
それが諌山の血でもないものに奪われた悔しさ、憤り。
でも黄泉を憎む気持ちを、それでも飲み込んで
深く沈めていたのも冥自身。
白冥と黒冥。
殺生石を取り込むには、怒りが弱く不安定だったようね。
彼女の中には良心があるから。
そして同じ立場になる黄泉は、冥よりあっさりしてるでしょう。
彼女に迷いなどない。
憎しみの塊と成り果てる。
もう彼女は失うものを何も持っていないのだから。

黄泉、神楽抜きで現場に向かった処理班ですが、
対象の火車に防衛省のヘリが空中から霊水を撒布。
お、いよいよバッティング？
やった！トオルたちに会える？と一瞬思ったけど、
よく考えたらトオルたちがヘリに乗ってることは
ないですよね。シーカー付けた方たちでした。がっくり。
でも、彼らが出てくるなら、四課もそろそろかなぁと思えました。

それにしても奈落の死因。
命乞いして泣き叫べばなかった為に、
苦しんで死ぬように臓腑を抉られたなんて…。

ほんと容赦ない。
黄泉が鬼になるさね、そりゃ。
でも、「それ以上、口を利くな!」と冥を一刺しした黄泉は、
まさしく1,2話のまんまだった。
まだ悪霊になってないのに。

黄泉の前に姿を現した三途川少年。
冥はコイツに惑わされたのだと、すぐに察するとは流石ね。
でも黄泉も少年の手にかかってしまいました。
冥の串刺しより、黄泉の滅多刺しの方が惨い。
一瞬で散った黄泉ですが…
このタイミングで殺生石を与えられるのか?
まだ神楽のことは「宝」と口にしたままで、
彼女への憎しみは表面に出てないのですが…。

また次週も頑張って見ます。