「喰霊-零-」#4【務大義（つとめのたいぎ）】欠片が生まれたね。

はい、第四話です。すっかり神楽と黄泉の話だよ。
もういい加減諦めろって気もしますが、
これで生前のトオルたちと絡むシーンか全くなかったら、
恨むよ、ほんとー。

ちなみにですね、私は新聞を取ってないので、
ＴＶは月刊テレビジョン頼りなのです。
前もって出版されるため、時間のズレや、
実際の放送が違ってる場合もある。
だから大事なものはネットで確認して録画するようには
してるんですけどね。
そのテレビジョンの番組欄。
第三話も第四話も声：前野智昭になってるのよ？
全く出てこないのに。
ほら、出版物だってこのざまですから。
あの公式ＨＰの二段構えといい、
ほーんと、手の込んだ方法で騙してくれたものです。

今回からはちゃんとＯＰもあり、
ますます普通のアニメです。
黄泉と神楽のらぶらぶっぷりは、ちょっと危なくて、
車の中で、ポッキー巡って「ちゅう」
シートに横倒しで重なり合う身体。
股、足…卑猥です…。
覗いた一騎は叱られて、でも岩端は平気。
実は岩端、そっちの人らしい。
お嬢さん方より、一騎が危険だった。

神楽が学校を早退して向かった任務は、
土蜘蛛退治。神楽はまだ後方支援らしい。
おおっ紀ちゃんのそれ、私はオコジョって書いてたけど、
管狐ですかーっ。管狐というと、四月一日にべったりの、
ヤキモチ焼きで優しい子を思い出しますが、
あの子はもっと狐ぽかったよね。
管状の時も狐顔で。
紀ちゃんの管狐、やっぱり顔はオコジョ風だよ～。
ま、良いけどどさ。この手のもの、橘は大好きです。

黄泉が始末した土蜘蛛の残骸が
その場に居合わせた一般人の上に落ちそうになり
ヒヤリとしたところで神楽が立ちはだかり残骸を斬る。
土蜘蛛が見えたということは、霊感が強い一般人。
そして彼女自身に負のエネルギーがあった。
ここへは自殺しに来たのかもしれない。
すぐに見抜く黄泉。
場数積めば、そんなこともわかるようになるそうで。
持っていた薬（か毒）の瓶を鞄からさっさと回収する黄泉は、
物凄く手馴れてます。

えっとぉ…マイケルさん、なんで裸なんだ…。
そら変質者と間違われるだろーよ。
黄泉の刀を研ぎに出すことになりました。
黄泉はこれでしばらく霊獣が使えなくなります。
神楽が、自分も霊獣を使えたら良いのにとつぶやいた時の
黄泉にかすかな反応がありましたね。
ちりっと小さな火が揺れて、欠片が出来た。
そんな気がします。
「霊獣を使えるようになんか、なってもらいたくない」
なってもらったら困るのよ。
こんな風に少しずつ、欠片が彼女の心に溜まっていったんだろうね。
今はまだ無意識なのだろうけど。

今まで任務の中心は黄泉だった。
前線に出て、霊獣を使い、一番華々しい役割。
今はまだ全てに幼く弱い妹。
私が守ってやらなきゃ、庇ってやらなきゃって
思ってるいられるうちは良かった。
黄泉は優越感に浸りながら、良い姉を演じていた。

神楽を可愛いと思う気持ちも嘘ではないだろう。
彼女が妹のままでいたなら、黄泉は一生神楽を大事にしたかもしれない。
でも神楽は生まれも素質も、黄泉より上だった。
近いうちに黄泉の役割を取って代わるようになるのだろうし、
どのみち彼女の血からして、立場は逆転する運命。
黄泉は生きる場所を脅かされるわけです。

私のとっても苦手な女性心理の一つ。
「私より目立たないで」
「私より可愛がられないで」
「私より下でいて」
職場でうんざりするほど、体験済み。
自分が一番でいたいんですよねぇ。
そして脅かされそうになると、苛々が始まり、
八つ当たりがあり、嫌がらせが始まり…。
女って恐いよ。
こういうの散々見てきたから、黄泉の心理は想像がつくよ。

紀ちゃんはさ、親の決めた婚約者だったのね。
紀ちゃんってば、この間は黄泉にめろめろみたいな態度を
見せていたけど、あれは演技だったのか。
実際は、紀ちゃんより、黄泉の方が思ってるんだな、これ。
そいで、神楽と紀ちゃんけっこう仲良しになっちまうんだろうね。
恋愛モードまで行かなくても、良い関係なのは二話で感じ取れたよね。
つまり黄泉は神楽に何もかも奪われてしまうわけだ。

鬱展開になっていくのは間違いない。
あの最終地点に到達するために、黄泉の中で闇が少しずつ少しずつ
広がっていく。
その過程を、我々はこのあと見ていくのだろうよ。

うーん、私のあまり好きじゃない領域だなぁ。
トオル達が今後どう絡むのか、どの程度絡むのか、
それによって違ってくるかも。
あんまり女のドロドロは見たくないんだ。
オフの時間までさぁ。

死んで過去話に戻るにしても、トオル＆アオイルートが見たかったよ。
それとナツキね。アオイが死んでからトオルを支えてきたんだろうから。
そっちの物語の方が、きっと好みだな。

とりあえず、視聴は続けますけどねー。