「こばと。」#11【…探偵 花戸小鳩。】チロルのケーキは美味そうだ。
チロルのケーキ、いおりょぎさんのお墨付きだし、美味しそうですねっ。
丁度この間、ケーキの話をここでした所なので、タイムリーだわ。
…って、この感想もケーキ話題も一週間以上遅れなんですけどね…。
すんごい遅れてしまったので、どうしようかと思ったけど、
年末で「こばと。」も一週間飛ぶことですし、
自分の記録の為にも書いておきます。
なんといっても、ケーキを美味しそうに食べてるいおりょぎさんが
可愛くて~っ
(そこかよ)
これは書かないわけにはいかないでしょう。
そうですね、今回の当ブログでのタイトルは、
【いおりょぎさん、ケーキ三昧の巻】ってところ?
活躍はあんまりしなかったので、ちょっと寂しかったよ。
ちくちく縫いシーンとか、美味しいところはあったけど。
丁度この間、ケーキの話をここでした所なので、タイムリーだわ。
…って、この感想もケーキ話題も一週間以上遅れなんですけどね…。

すんごい遅れてしまったので、どうしようかと思ったけど、
年末で「こばと。」も一週間飛ぶことですし、
自分の記録の為にも書いておきます。
なんといっても、ケーキを美味しそうに食べてるいおりょぎさんが
可愛くて~っ

これは書かないわけにはいかないでしょう。
そうですね、今回の当ブログでのタイトルは、
【いおりょぎさん、ケーキ三昧の巻】ってところ?
活躍はあんまりしなかったので、ちょっと寂しかったよ。
ちくちく縫いシーンとか、美味しいところはあったけど。

あらすじは公式HPより。
あらすじ
よもぎ保育園のお手伝いを終えた小鳩は、藤本の机の上に
置いてあった、アルバイト雑誌を見つける。藤本のように
保育園を助けるため、小鳩もアルバイトを探すことに―――。
千歳に相談したところ、『チロル』の店長・植田弘康を紹介
してもらった小鳩。『チロル』は店員の大村裕美がケガをし
てしまい、人手不足で困っていたのだ。なんとか働かせても
らえるようになった小鳩は―――。
夕方、園児達を見送った小鳩は、戻ろうとして藤本にぶつかる。
「お前は毎度毎度!」
藤本の呆れ口調は相変わらず。
謝る小鳩に構わず、遅刻するからと急いで背を向ける。
それでも、またバイトかと訊く小鳩に、
「まぁな」
と返す声が、なんかほんのり違ってる気がします。
気のせい?いや…ちょっと身内的な匂いというかね。
あ…私、今、
あれ?後ろの三つ編みって二本?一本じゃなかった?っと思っちゃったよ。
しかも真剣に。
…いかんなぁ引きずってるなぁ。
同じ花澤さんで、髪の色も同系っちゃ同系だからな。あっちのが濃いけど。
彼女は今創られた世界で幸せに暮らしてるんですよ。
ちょっと納得はいかないけどさ。
いかんいかん、小鳩ですよ、小鳩。
清花はまた電卓叩いて難しい顔。
借金っていくらあるのかしらね。
仕事終わって、もう帰っても良いよと言われて
しょんぼりするのは小鳩くらいのもの。
私達なら、やったぁ~お先に~っ
て即行会社飛び出すけどね。
藤本の机の上に置いてあるアルバイト誌を見つけて、

こんな輝かしい笑顔になるって、素晴らしい。
この顔は可愛いと思ったぞ。
いおりょぎさんばっかり眼で追ってしまう、さすがの私も。
家に戻って借りてきたアルバイト誌を眺めて、
こんなに色々あるんだと感心してる小鳩。
おおーっ!いおりょぎさんが自分の腹を縫ってます!!

盲腸ですか?(違います)
そのぬいぐるみの手で、どうやって針に糸通したのっ?
いやその前に、この家に裁縫箱がある事が不思議だ。
藤本みたいにバイトしたいという小鳩。
少しでも借金を返したいから。
でも第三者の貴女がバイトしたお金を、
清花が受け取るとは思わないけどなぁ。
藤本は養子縁組までしてるかどうか分かんないけど、
清花の父が引き取った身だから、
自分の家の事、になるわけでしょうけどね。
で、自分のバイトする姿を色々思い浮かべる小鳩ですが、
新聞配達は、毎朝寝坊の小鳩には無理。
ピザの宅配は、絶対迷子になるから不可。
いやその前に免許ないだろ、キミ。
引越しの手伝いは、壷割ったりしてドジ踏みそうで却下。
うんうんうん。
どんなバイトも小鳩には無理だと思うよ。
よもぎ保育園のバイトだって、皆さんが良い人だから
やっていけてるのよね。園児にまで面倒見てもらってるわけだし…。
「ええ~っ!じゃあどんなアルバイトすれば良いんですかぁ~」
泣き入る小鳩に、
「俺に訊くなぁ~っ!!」
と怒鳴ったいおりょぎさん。
ブチッ!!
勢い余って縫ってた糸切れちゃった。

「あ…」
可愛いなぁもぉ♪
「あ~もぉヤメだぁ」
ヤケになって針を放ったりして、危ないよぉ。
でも大の字にゴロンッて可愛い♪(何をしても可愛いらしい)
あわあわと慌てた小鳩は、千歳の部屋へ。
おぉちくちくと綺麗に縫ってくれてます。
大人しくぬいぐるみモードになってるいおりょぎさんですが、
心なしか視線が手元に飛んでる気がしたり、しなかったり。
破けちゃったんだ、かわいそうと覗き込む千帆&千世が、
可愛いですね。
そして千歳にバイト先の相談までしちゃう小鳩。
まぁ良い選択かもしれません。
小鳩の性質を多少知ってる千歳なら、どういうのが無理っぽいか
想像つくだろうし。
ん?…チロルですか。なるほど。
店長、人が良さそうだからここなら大丈夫かも。
チロルの制服、メイド喫茶みたいだね。
でも可愛い。
今のところ店長と裕美の二人できりもりしてるらしいチロル。
裕美が指に怪我をしているので、忙しい週末だけでも
手伝ってもらえると嬉しいと店長。
小鳩が制服に着替えましたが、あれれっ。
色も雰囲気も裕美が着てるのと全然違うのね。
可愛いから良いけど。
早速お客様ですが、オーダーを全部覚えきれない小鳩。
そうけっこう大変だよな、販売員とかって。
まぁその場で伝票に書き込んで、それ見て包めば良いとおもうけどね。
ショートケーキを箱に入れようとして、早速上に乗ってるイチゴを落としてる。
それを見て、落ち着いてと穏やかに言える裕美は、良い先輩だな。
小鳩~っなんか見てる方がハラハラしますね。
お客さんも不安にならないかな。
店も店長もほんわかしてるから、従業員の裕美もこんなで、
お客さんも人が良いってところですかね。
でもなかなか無いよ、そんな店。
小鳩、良い店でバイトさせてもらえて良かったね。

「出来ましたぁ」
満面の笑みと嬉しそうな声。これでは裕美もお客も苦笑するしかない。
許せちゃうんでしょうねぇきっと。
最後にシールを貼って…。おっシール貼る手の動きが良い感じだ(細かいな)。
小鳩はお客様を出口で見送ってありがとうございましたと頭を下げる。
「どうも、元気な店員さん」
うん、結局こういう事なんだよね。
多少ドン臭くても、一生懸命さと明るさと元気な声。
それが気持ち良ければ、客は許してしまう。ほほえましく見てしまう。
そんなもんですね。
次のお客様はなんと満里奈ちゃん。
今日は彼女のお誕生日で、誕生日ケーキを取りに来たらしい。
ホールのケーキなんて落っことしやしないかと、ハラハラしたよ。
なんかすんなり渡していたので、あれ?と思ったら、
ケーキ違いというオチ。あはは。
「満里奈ちゃあああん!!」
ドア開けてすぐにスッ転ぶ小鳩。ある意味器用だよキミ。
でもおかげで満里奈が駆け戻ってきてくれました。
引き止めるのは、成功してますな、うん。
その後もドジの嵐だったようですが、裕美は根気よく付き合って
あげたのね。尊敬するわー。私ならキレそう。
「はぁぁ…疲れましたぁ」
裕美はもっと疲れただろうにね、ご苦労様。
ええーっ店長、お土産まで上げちゃって~。
つうかバイト代、現物支給?小鳩の働きぶりなら、それでも良さげ。
「ありがとうございますっ。いおりょぎさんが喜びます!」
た、確かにそうですが、今ここで彼の名は…。
「いお…?」
「人前ではぬいぐるみさんです」
言っちゃった…。まぁ変な子と思われるだけだと思うが。
明日も手伝ってOKだって。
大丈夫かしらねぇ小鳩。慣れればマシになるのだろうか。
裕美も帰って良いと言われて、寂しい顔。
帰り道で溜息ついてしまう裕美を、小鳩が心配する。
店長が何か悩んでいるようで、裕美は気に掛かっているようです。
一度訊いてみたけど、「何でも無い」と言われたらしい。
店は順調だし、何を悩んでいるのか。
「借金ですかね?」
「えっ」
「よもぎ保育園はそれで大変なんです」
ちょっ!!小鳩~っ!
そんな話、誰でも彼でもしちゃダメだってばぁ。
でも小鳩の少しでも力になれればって言葉に、裕美も反応する。
彼女も力になりたいと思ってる人がいる。
傍から見ていれば、けっこう裕美の店長への思いはバレバレだと思うが
店長は気づいてないのでしょうね。
持ち帰ったケーキをいおりょぎさんがむしゃむしゃ凄い勢いで食べてる。
「相当美味いな、こりゃ」
お~いおりょぎさんにそこまで言わせるとは。
チロルのケーキ、私も食べてみたいよ。
あの店長さんの作ったケーキなら、優しい味がしそうだしね。
力になりたいのになれないって、辛い。
「私が店長さんの悩み事を調べてみます!」

「まっ良いけどな。余計な事してバイト、クビになるなよっ。
この美味いケーキが食えなくなる」
あっやだいおりょぎさん、そのポーズ可愛いっ。
でもいおりょぎさん、ふと閃きました。
色んなところで働けば、色んなものが食えるかもと考えたようです。
いやいや、ケーキ屋だからお土産くれたのであって、
どこでもそんなにくれるわけじゃ…。
そういえば"くるくる寿司"でバイトしていると言ってた知人の娘さん(大学生)。
時々余り物貰って帰ってくるとか言ってましたっけ。
賞味期限のあるものは、けっこうアリなのかな。
私はそういう店でバイトとかしたことないのでね。分かんないけど。
「こばと~今度はどのバイトにするんだ?」
もうその気になって、よだれ垂れんばかりのいおりょぎさんが笑えます。
翌日もチロルへ出勤する小鳩。
店に入って早々、店長から仕事を頼まれた小鳩ですが、
店長は裕美をチラリと見て溜息。むむむ?
しかも裕美がそれ、気づいてしまいました。
これはショックだよねぇ。
店長の悩みとは自分に関係ある事なのかと、落ち込んでしまう。
まぁキミに関係ある事には間違いないけど、
じれったいねぇお二人さん。もう付き合っちゃいな。
「私が店長さんの悩み事を訊いてみます!任せてください」
小鳩が張り切ってしまいました。嫌な予感がします。
さげなく訊いてと言われたのに、さりげなくと言葉でくっつけただけで、
思い切り直球です。影で聞いてた裕美も、さすがに唖然ですね。
しかも裕美が言ってた事まで言っちゃって…あーあ。
でもいまどき直球って、必要なのかもしれませんね。
清花が店にやってきました。
ここで小鳩と鉢合わせってまずくない?と思ったけど、
裕美が自分の指の怪我を見せて、直るまで手伝ってもらってると
上手く言ってくれました。気が回る子ですね。
ところで清花はチロルのケーキは久しぶりだそうで、
「確か、ご主人のお誕生日ケーキ、ご注文頂いた事がありましたよね」
あら、あの人と一緒に誕生日を祝った時期もあったんだね。
でもその言葉に、清花は気まずそうな顔をして、
小鳩はそれが気に掛かったようです。
「清花先生のご主人って…」
「結婚して旦那が居るってことだなぁ!」
うはっ。今日も豪快に食べてますねーっ。いおりょぎさんっ!
ちゃんとケーキに巻いてあるフィルムを外してポイッとして
食べてるんだよー。芸細かい。可愛い~。
「でもお目にかかったことありません}
「じゃあ別れちまったのかもなぁ」
清花の暗い表情を思い出し、寂しそうだったと心配声な小鳩。
「この事、直接訊くんじゃねぇぞ」
ちゃんと釘刺しておくところが良いね。さすが保護者。
人には話したくない事もある。
そこら辺のこと、小鳩はわかんないからね。
チロルの店長もそうなのだろうかと思う小鳩。
でも裕美は知りたがってる。そういう時はどうしたら良いのか。
こっそり調べたりとか、といおりょぎさん。
「どばとには向かねぇ作業だと思うが」
あ~んもいおりょぎさん、そんな美味しそうにケーキ食べたら、
私も食べたくなるじゃないのーっ。
翌日夕方。多分月曜日ですね。小鳩はチロルのバイトは無くて、
よもぎ保育園が終わった後、チロルに偵察に来ています。
「あっ小鳩さんだ」「何してるの?」
早速見つかったよ。まぁ千帆&千世ですが。
こっそり調べていると聞いた二人が、探偵さんみたい!なんて言うもんだから
小鳩、本屋で探偵とは何かを調べます。

「たくさん調べるんですねぇ。動機とかアリバイとか証拠とか。
それで捜査とか聞き込みとか尾行とかするんですねぇ」
千帆&千世も手伝うと言い出しますが、探偵は一人でするもの!と
なんだか小鳩、燃えてます。ははは。
-なんか…違う方向行ってるっつぅの。
バッグの中で冷や汗たらりないおりょぎさんが可愛いっ。
ちょっ!小鳩~っチロルの客捕まえて、
今日は探偵ですなんて名乗って、聞き込みするなんてぇ。
変人扱いされるぞ普通。
付き合ってあげるこのカップル、良い人たちだねぇ。
こんなの付き合いきれないから、自分は自分の捜査網でやると
いおりょぎさんは別行動を決め込みました。
あっ、また力也さんトコ行くんですねー。
あそこ行くと、私がバームクーヘン食べたくなって困るよ~。
「なぁにぃ~そんな事受けられるか!」
あっ却下された。
すいません、玄琥です。つい力也さんって言っちゃいます。
ちゃっかり食って、お土産まで貰ってさっさと帰るいおりょぎさん。
実はバームクーヘン食べたかっただけでした。
チロルのケーキ、土日二日間で10個くらい食べてますよね。
甘いもの好きなんだなぁ。
裕美が仕事を終えて店から出ると、小鳩ったら声掛けちゃう。
「何してるの?」
と聞かれ、
「探偵さんです」
って答えちゃうもんなぁ。
でも小鳩が聞き込みした相手は皆さん良い人だったようで、
それなりに情報は掴んでます。
悩みに関しては収穫ゼロですが、小さいお子さんにチョコをおまけで
あげたり、お年寄りは身体を気遣ってくれたりと、店長はほんと良い人のようで、
客さんたちはみんな、そんな店長の作るケーキが大好きだと言ってるみたい。
店長が出てきました。店を閉めて帰るところです。
これから尾行!って張り切ってるなぁ小鳩。
店長は喫茶店に入り、女性と会っていました。
デートかもしれないと思う裕美。
どうしようとうろたえる裕美に、店長に気づかれるからと
言ってる小鳩の声の方がデカくて笑えた。
しっかり店長にも声聞こえちゃって、逃げる裕美、追う小鳩。
「待って!」
店長の声に振り返ろうとした小鳩、
ぶはっと顔面スライディング…。
どうしてこうこの子は…。
でも小鳩が転んだことで、前を走ってた裕美と後ろから来た店長が
ここで小鳩に駆け寄ったのだから、役には立ったな。
店長が会ってた女性は新しいバイトの子で、面接でした。
裕美にお休みをあげたくて、バイトを増やそうとしていたようです。
裕美が指を怪我したのも、疲れてるんじゃないかと思ったらしい。
「裕美ちゃんは本当に良く働いてくれて、僕は…その事に甘えていて。
申し訳ないと…」
店長と働くのが楽しいから、お休みなんて無くて良いんだと訴える裕美。
早く結婚しちゃいなよ、もう。
指の怪我は自宅でケーキ作りの練習をしていたからでした。
少しでも店長の手助けをしたいと思ったらしい。
もうだから早くくっついちゃいな。
コンペイトウも増えたみたいですね。くふふ。
「なんだよ解決しちまったのかよ」
あ~バームクーヘン~。いおりょぎさん一人で食ってる~。
「そのバームクーヘンはチロルのじゃありませんね」
あっ小鳩がまだ探偵モードです。
「うっ」
いおりょぎさん、固まった。冷や汗たらり。
「そして~以前にもお土産に持って来たことがありますねぇ」
ずずいと身を乗り出す小鳩がおもろい。
「いおりょぎさんの捜査網と関係があるのでしょうか」

いおりょぎさんったら、汗たらたら流しつつ、今回の点数100点と
言って誤魔化しましたよ。
ケーキ食えたから大甘なのだそうで。
おや隣の部屋の住人が帰ってきたらしい。鍵の音がしています。
「藤本さん!」
「なんだ」
「お土産ですっ」
「はぁ?」
この二人の会話も面白いよねぇ。
あぁ、貰ったチョコを藤本にあげるのね。
バレンタインなら誤解されるところだ。
いや藤本ならそんなことはないか。
小鳩がバイトに行ってる事に驚く藤本。
「私も頑張ります。だから藤本さん、少し、お休みしたり
大学行ったりしてください」
「まっお前が頑張るとロクな事なさそうだけどな」
素直じゃないのぉ。まぁこれ↑も当たってるんだけど。
「意地悪ですぅ…」
ふふっ。私、この小鳩の「意地悪です」を毎回聞くのが楽しみ。
「おい……あんまり無理してぶっ倒れたりすんなよ」
くふふふ。この人ったら。ほんとは優しいんだから。
不器用ですねぇ。
「ひょっとして、心配してくれてるんですかぁ?」
「してねーよ」
「ありがとうございまぁす」
「そんなことより顔の落書きどうにかしろ」
「こ、これは100点です!」
「なぁに言ってんだ。落書きだろ?」
「違います!…藤本さんは意地悪だから50点ですっ!!」
「…意味わかんねーよ」
面白いなぁ、いつも最後のやりとり。
つい拾いたくなっちゃう。
小鳩VSいおりょぎさんも、小鳩VS藤本も、どっちも楽しい。
可愛い人たち。
次回はまた浪川さん、あ、いや銀生が登場のようで嬉しいっ。
楽しみだわ~。
あらすじ
よもぎ保育園のお手伝いを終えた小鳩は、藤本の机の上に
置いてあった、アルバイト雑誌を見つける。藤本のように
保育園を助けるため、小鳩もアルバイトを探すことに―――。
千歳に相談したところ、『チロル』の店長・植田弘康を紹介
してもらった小鳩。『チロル』は店員の大村裕美がケガをし
てしまい、人手不足で困っていたのだ。なんとか働かせても
らえるようになった小鳩は―――。
夕方、園児達を見送った小鳩は、戻ろうとして藤本にぶつかる。
「お前は毎度毎度!」
藤本の呆れ口調は相変わらず。

謝る小鳩に構わず、遅刻するからと急いで背を向ける。
それでも、またバイトかと訊く小鳩に、
「まぁな」
と返す声が、なんかほんのり違ってる気がします。
気のせい?いや…ちょっと身内的な匂いというかね。
あ…私、今、
あれ?後ろの三つ編みって二本?一本じゃなかった?っと思っちゃったよ。
しかも真剣に。

…いかんなぁ引きずってるなぁ。
同じ花澤さんで、髪の色も同系っちゃ同系だからな。あっちのが濃いけど。
彼女は今創られた世界で幸せに暮らしてるんですよ。
ちょっと納得はいかないけどさ。
いかんいかん、小鳩ですよ、小鳩。

清花はまた電卓叩いて難しい顔。
借金っていくらあるのかしらね。
仕事終わって、もう帰っても良いよと言われて
しょんぼりするのは小鳩くらいのもの。

私達なら、やったぁ~お先に~っ

藤本の机の上に置いてあるアルバイト誌を見つけて、

こんな輝かしい笑顔になるって、素晴らしい。
この顔は可愛いと思ったぞ。
いおりょぎさんばっかり眼で追ってしまう、さすがの私も。

家に戻って借りてきたアルバイト誌を眺めて、
こんなに色々あるんだと感心してる小鳩。
おおーっ!いおりょぎさんが自分の腹を縫ってます!!

盲腸ですか?(違います)
そのぬいぐるみの手で、どうやって針に糸通したのっ?
いやその前に、この家に裁縫箱がある事が不思議だ。

藤本みたいにバイトしたいという小鳩。
少しでも借金を返したいから。
でも第三者の貴女がバイトしたお金を、
清花が受け取るとは思わないけどなぁ。

藤本は養子縁組までしてるかどうか分かんないけど、
清花の父が引き取った身だから、
自分の家の事、になるわけでしょうけどね。
で、自分のバイトする姿を色々思い浮かべる小鳩ですが、
新聞配達は、毎朝寝坊の小鳩には無理。
ピザの宅配は、絶対迷子になるから不可。
いやその前に免許ないだろ、キミ。
引越しの手伝いは、壷割ったりしてドジ踏みそうで却下。
うんうんうん。
どんなバイトも小鳩には無理だと思うよ。

よもぎ保育園のバイトだって、皆さんが良い人だから
やっていけてるのよね。園児にまで面倒見てもらってるわけだし…。
「ええ~っ!じゃあどんなアルバイトすれば良いんですかぁ~」
泣き入る小鳩に、
「俺に訊くなぁ~っ!!」
と怒鳴ったいおりょぎさん。
ブチッ!!
勢い余って縫ってた糸切れちゃった。

「あ…」
可愛いなぁもぉ♪
「あ~もぉヤメだぁ」
ヤケになって針を放ったりして、危ないよぉ。
でも大の字にゴロンッて可愛い♪(何をしても可愛いらしい)
あわあわと慌てた小鳩は、千歳の部屋へ。
おぉちくちくと綺麗に縫ってくれてます。
大人しくぬいぐるみモードになってるいおりょぎさんですが、
心なしか視線が手元に飛んでる気がしたり、しなかったり。

破けちゃったんだ、かわいそうと覗き込む千帆&千世が、
可愛いですね。
そして千歳にバイト先の相談までしちゃう小鳩。
まぁ良い選択かもしれません。
小鳩の性質を多少知ってる千歳なら、どういうのが無理っぽいか
想像つくだろうし。

ん?…チロルですか。なるほど。
店長、人が良さそうだからここなら大丈夫かも。
チロルの制服、メイド喫茶みたいだね。
でも可愛い。
今のところ店長と裕美の二人できりもりしてるらしいチロル。
裕美が指に怪我をしているので、忙しい週末だけでも
手伝ってもらえると嬉しいと店長。
小鳩が制服に着替えましたが、あれれっ。
色も雰囲気も裕美が着てるのと全然違うのね。
可愛いから良いけど。
早速お客様ですが、オーダーを全部覚えきれない小鳩。
そうけっこう大変だよな、販売員とかって。
まぁその場で伝票に書き込んで、それ見て包めば良いとおもうけどね。
ショートケーキを箱に入れようとして、早速上に乗ってるイチゴを落としてる。
それを見て、落ち着いてと穏やかに言える裕美は、良い先輩だな。
小鳩~っなんか見てる方がハラハラしますね。
お客さんも不安にならないかな。
店も店長もほんわかしてるから、従業員の裕美もこんなで、
お客さんも人が良いってところですかね。
でもなかなか無いよ、そんな店。
小鳩、良い店でバイトさせてもらえて良かったね。

「出来ましたぁ」
満面の笑みと嬉しそうな声。これでは裕美もお客も苦笑するしかない。
許せちゃうんでしょうねぇきっと。
最後にシールを貼って…。おっシール貼る手の動きが良い感じだ(細かいな)。
小鳩はお客様を出口で見送ってありがとうございましたと頭を下げる。
「どうも、元気な店員さん」
うん、結局こういう事なんだよね。
多少ドン臭くても、一生懸命さと明るさと元気な声。
それが気持ち良ければ、客は許してしまう。ほほえましく見てしまう。
そんなもんですね。

次のお客様はなんと満里奈ちゃん。
今日は彼女のお誕生日で、誕生日ケーキを取りに来たらしい。
ホールのケーキなんて落っことしやしないかと、ハラハラしたよ。
なんかすんなり渡していたので、あれ?と思ったら、
ケーキ違いというオチ。あはは。
「満里奈ちゃあああん!!」
ドア開けてすぐにスッ転ぶ小鳩。ある意味器用だよキミ。
でもおかげで満里奈が駆け戻ってきてくれました。
引き止めるのは、成功してますな、うん。

その後もドジの嵐だったようですが、裕美は根気よく付き合って
あげたのね。尊敬するわー。私ならキレそう。

「はぁぁ…疲れましたぁ」
裕美はもっと疲れただろうにね、ご苦労様。
ええーっ店長、お土産まで上げちゃって~。
つうかバイト代、現物支給?小鳩の働きぶりなら、それでも良さげ。

「ありがとうございますっ。いおりょぎさんが喜びます!」
た、確かにそうですが、今ここで彼の名は…。
「いお…?」
「人前ではぬいぐるみさんです」
言っちゃった…。まぁ変な子と思われるだけだと思うが。
明日も手伝ってOKだって。
大丈夫かしらねぇ小鳩。慣れればマシになるのだろうか。
裕美も帰って良いと言われて、寂しい顔。
帰り道で溜息ついてしまう裕美を、小鳩が心配する。
店長が何か悩んでいるようで、裕美は気に掛かっているようです。
一度訊いてみたけど、「何でも無い」と言われたらしい。
店は順調だし、何を悩んでいるのか。
「借金ですかね?」
「えっ」
「よもぎ保育園はそれで大変なんです」
ちょっ!!小鳩~っ!

でも小鳩の少しでも力になれればって言葉に、裕美も反応する。
彼女も力になりたいと思ってる人がいる。
傍から見ていれば、けっこう裕美の店長への思いはバレバレだと思うが
店長は気づいてないのでしょうね。
持ち帰ったケーキをいおりょぎさんがむしゃむしゃ凄い勢いで食べてる。
「相当美味いな、こりゃ」
お~いおりょぎさんにそこまで言わせるとは。
チロルのケーキ、私も食べてみたいよ。
あの店長さんの作ったケーキなら、優しい味がしそうだしね。

力になりたいのになれないって、辛い。
「私が店長さんの悩み事を調べてみます!」

「まっ良いけどな。余計な事してバイト、クビになるなよっ。
この美味いケーキが食えなくなる」
あっやだいおりょぎさん、そのポーズ可愛いっ。

でもいおりょぎさん、ふと閃きました。
色んなところで働けば、色んなものが食えるかもと考えたようです。
いやいや、ケーキ屋だからお土産くれたのであって、
どこでもそんなにくれるわけじゃ…。
そういえば"くるくる寿司"でバイトしていると言ってた知人の娘さん(大学生)。
時々余り物貰って帰ってくるとか言ってましたっけ。
賞味期限のあるものは、けっこうアリなのかな。
私はそういう店でバイトとかしたことないのでね。分かんないけど。
「こばと~今度はどのバイトにするんだ?」
もうその気になって、よだれ垂れんばかりのいおりょぎさんが笑えます。
翌日もチロルへ出勤する小鳩。
店に入って早々、店長から仕事を頼まれた小鳩ですが、
店長は裕美をチラリと見て溜息。むむむ?
しかも裕美がそれ、気づいてしまいました。
これはショックだよねぇ。
店長の悩みとは自分に関係ある事なのかと、落ち込んでしまう。
まぁキミに関係ある事には間違いないけど、
じれったいねぇお二人さん。もう付き合っちゃいな。

「私が店長さんの悩み事を訊いてみます!任せてください」
小鳩が張り切ってしまいました。嫌な予感がします。
さげなく訊いてと言われたのに、さりげなくと言葉でくっつけただけで、
思い切り直球です。影で聞いてた裕美も、さすがに唖然ですね。
しかも裕美が言ってた事まで言っちゃって…あーあ。
でもいまどき直球って、必要なのかもしれませんね。
清花が店にやってきました。
ここで小鳩と鉢合わせってまずくない?と思ったけど、
裕美が自分の指の怪我を見せて、直るまで手伝ってもらってると
上手く言ってくれました。気が回る子ですね。
ところで清花はチロルのケーキは久しぶりだそうで、
「確か、ご主人のお誕生日ケーキ、ご注文頂いた事がありましたよね」
あら、あの人と一緒に誕生日を祝った時期もあったんだね。
でもその言葉に、清花は気まずそうな顔をして、
小鳩はそれが気に掛かったようです。
「清花先生のご主人って…」
「結婚して旦那が居るってことだなぁ!」
うはっ。今日も豪快に食べてますねーっ。いおりょぎさんっ!
ちゃんとケーキに巻いてあるフィルムを外してポイッとして
食べてるんだよー。芸細かい。可愛い~。

「でもお目にかかったことありません}
「じゃあ別れちまったのかもなぁ」
清花の暗い表情を思い出し、寂しそうだったと心配声な小鳩。
「この事、直接訊くんじゃねぇぞ」
ちゃんと釘刺しておくところが良いね。さすが保護者。
人には話したくない事もある。
そこら辺のこと、小鳩はわかんないからね。
チロルの店長もそうなのだろうかと思う小鳩。
でも裕美は知りたがってる。そういう時はどうしたら良いのか。
こっそり調べたりとか、といおりょぎさん。
「どばとには向かねぇ作業だと思うが」
あ~んもいおりょぎさん、そんな美味しそうにケーキ食べたら、
私も食べたくなるじゃないのーっ。

翌日夕方。多分月曜日ですね。小鳩はチロルのバイトは無くて、
よもぎ保育園が終わった後、チロルに偵察に来ています。

「あっ小鳩さんだ」「何してるの?」
早速見つかったよ。まぁ千帆&千世ですが。
こっそり調べていると聞いた二人が、探偵さんみたい!なんて言うもんだから
小鳩、本屋で探偵とは何かを調べます。

「たくさん調べるんですねぇ。動機とかアリバイとか証拠とか。
それで捜査とか聞き込みとか尾行とかするんですねぇ」
千帆&千世も手伝うと言い出しますが、探偵は一人でするもの!と
なんだか小鳩、燃えてます。ははは。
-なんか…違う方向行ってるっつぅの。
バッグの中で冷や汗たらりないおりょぎさんが可愛いっ。

ちょっ!小鳩~っチロルの客捕まえて、
今日は探偵ですなんて名乗って、聞き込みするなんてぇ。
変人扱いされるぞ普通。
付き合ってあげるこのカップル、良い人たちだねぇ。
こんなの付き合いきれないから、自分は自分の捜査網でやると
いおりょぎさんは別行動を決め込みました。
あっ、また力也さんトコ行くんですねー。
あそこ行くと、私がバームクーヘン食べたくなって困るよ~。

「なぁにぃ~そんな事受けられるか!」
あっ却下された。
すいません、玄琥です。つい力也さんって言っちゃいます。

ちゃっかり食って、お土産まで貰ってさっさと帰るいおりょぎさん。
実はバームクーヘン食べたかっただけでした。
チロルのケーキ、土日二日間で10個くらい食べてますよね。
甘いもの好きなんだなぁ。
裕美が仕事を終えて店から出ると、小鳩ったら声掛けちゃう。
「何してるの?」
と聞かれ、
「探偵さんです」
って答えちゃうもんなぁ。
でも小鳩が聞き込みした相手は皆さん良い人だったようで、
それなりに情報は掴んでます。
悩みに関しては収穫ゼロですが、小さいお子さんにチョコをおまけで
あげたり、お年寄りは身体を気遣ってくれたりと、店長はほんと良い人のようで、
客さんたちはみんな、そんな店長の作るケーキが大好きだと言ってるみたい。
店長が出てきました。店を閉めて帰るところです。
これから尾行!って張り切ってるなぁ小鳩。
店長は喫茶店に入り、女性と会っていました。
デートかもしれないと思う裕美。
どうしようとうろたえる裕美に、店長に気づかれるからと
言ってる小鳩の声の方がデカくて笑えた。
しっかり店長にも声聞こえちゃって、逃げる裕美、追う小鳩。
「待って!」
店長の声に振り返ろうとした小鳩、
ぶはっと顔面スライディング…。
どうしてこうこの子は…。

でも小鳩が転んだことで、前を走ってた裕美と後ろから来た店長が
ここで小鳩に駆け寄ったのだから、役には立ったな。
店長が会ってた女性は新しいバイトの子で、面接でした。
裕美にお休みをあげたくて、バイトを増やそうとしていたようです。
裕美が指を怪我したのも、疲れてるんじゃないかと思ったらしい。
「裕美ちゃんは本当に良く働いてくれて、僕は…その事に甘えていて。
申し訳ないと…」
店長と働くのが楽しいから、お休みなんて無くて良いんだと訴える裕美。
早く結婚しちゃいなよ、もう。

指の怪我は自宅でケーキ作りの練習をしていたからでした。
少しでも店長の手助けをしたいと思ったらしい。
もうだから早くくっついちゃいな。

コンペイトウも増えたみたいですね。くふふ。
「なんだよ解決しちまったのかよ」
あ~バームクーヘン~。いおりょぎさん一人で食ってる~。
「そのバームクーヘンはチロルのじゃありませんね」
あっ小鳩がまだ探偵モードです。
「うっ」
いおりょぎさん、固まった。冷や汗たらり。
「そして~以前にもお土産に持って来たことがありますねぇ」
ずずいと身を乗り出す小鳩がおもろい。
「いおりょぎさんの捜査網と関係があるのでしょうか」

いおりょぎさんったら、汗たらたら流しつつ、今回の点数100点と
言って誤魔化しましたよ。
ケーキ食えたから大甘なのだそうで。
おや隣の部屋の住人が帰ってきたらしい。鍵の音がしています。
「藤本さん!」
「なんだ」
「お土産ですっ」
「はぁ?」
この二人の会話も面白いよねぇ。

あぁ、貰ったチョコを藤本にあげるのね。
バレンタインなら誤解されるところだ。
いや藤本ならそんなことはないか。
小鳩がバイトに行ってる事に驚く藤本。
「私も頑張ります。だから藤本さん、少し、お休みしたり
大学行ったりしてください」
「まっお前が頑張るとロクな事なさそうだけどな」
素直じゃないのぉ。まぁこれ↑も当たってるんだけど。
「意地悪ですぅ…」
ふふっ。私、この小鳩の「意地悪です」を毎回聞くのが楽しみ。

「おい……あんまり無理してぶっ倒れたりすんなよ」
くふふふ。この人ったら。ほんとは優しいんだから。
不器用ですねぇ。
「ひょっとして、心配してくれてるんですかぁ?」
「してねーよ」
「ありがとうございまぁす」
「そんなことより顔の落書きどうにかしろ」
「こ、これは100点です!」
「なぁに言ってんだ。落書きだろ?」
「違います!…藤本さんは意地悪だから50点ですっ!!」
「…意味わかんねーよ」
面白いなぁ、いつも最後のやりとり。
つい拾いたくなっちゃう。
小鳩VSいおりょぎさんも、小鳩VS藤本も、どっちも楽しい。
可愛い人たち。

次回はまた浪川さん、あ、いや銀生が登場のようで嬉しいっ。
楽しみだわ~。

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