「DARKER THAN BLACK 黒の契約者 外伝」#2-2 おいおいイザナミも黒(ヘイ)らぶ?
※注意:こちらは外伝2話の後半感想になります。
最初から見てくださる方は、前半の方からどうぞ。
前半感想はこちら。
「DARKER THAN BLACK 黒の契約者 外伝」#2-1大変遅くなりました…(汗)
「DARKER THAN BLACK」公式HP
最初から見てくださる方は、前半の方からどうぞ。
前半感想はこちら。
「DARKER THAN BLACK 黒の契約者 外伝」#2-1大変遅くなりました…(汗)
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はい外伝2話後半感想参ります。
小姐(シャオジー)から逃げる黒(ヘイ)、銀(イン)、陳(チン)。
「そっちじゃねぇ!右へ」
陳(チン)がそう叫んだ時、壁が内側から崩され…
えっと、水色服に"天"の文字だから…ローが現れた。
崩れた壁の砂埃が収まってローが周囲を見ると黒(ヘイ)達の姿は無い。
ワイヤーで上へと逃げたらしい。
建物上部の開いてるスペース(廊下というか通路?)から
中にするりと入る黒(ヘイ)の残像をローが捉えた。
ローが黒(ヘイ)を追う為動くと、陳(チン)は銀(イン)の手を引っ張って
反対方向へと走る。
黒(ヘイ)は囮だったんだな。
それをクロードが上から見ていました。
黒(ヘイ)は一旦入った建物の反対側の窓を突き破って、

ワイヤーで地上へと降りる。
アクションシーンはカッコ良いけど、動き早いから
上手く止めれず良いショットが撮れなくて苦労するよ…。
黒(ヘイ)が降りた先は不法廃棄物が山積みになってる場所。
降り立ったとたん、積まれてた冷蔵庫やら自転車やらが
浮かび上がる。つまりローに見つかったんですね。
対峙する2人。黒(ヘイ)もローも動きが良いですね~っ。
まさにカンフーアクション!
でもここでローが、先ほど持ち上げといた冷蔵庫達を
黒(ヘイ)の上に落します。
潰せたかと思った?残念でした。
立ち上がった埃が収まって見ると黒(ヘイ)の姿は無い。
またワイヤーで建物へと逃げ込んだようです。
適度な位置にある開いた窓を見上げ、ローがアタリを付ける。
走る黒(ヘイ)の横顔が凛々しくて素敵だ~。
一方陳(チン)と銀(イン)は建物の中で身を縮めていました。
こちらには黄緑色服に"地"の文字、ユンが近づきつつあります。
傍にあった洗面器の水に手を入れた銀(イン)が呟く。
「あの子が居ない…」
あの子ってさ…イザナミの事で良いんだよね?
あの子=人型の観測霊=イザナミ。
最初は観測霊として傍に居る形を取っていたけど、
居ない、つまり外じゃなく、もう内側にいるから?
あ、違う…そうじゃないや。
そうか、そういうことか。
この時もうイザナミは離れて、
黒(ヘイ)の方に移動してたってことなんだな。

声出しちゃいけないと思い、口押さえてるけど、
漏れそうで涙目な陳(チン)が笑える。
銀(イン)達の居る方向へと足を進めるユン。
陳(チン)はほんとに叫んでしまいそうで、
うーうー言いながら首をイヤイヤと振る。
と、突然靴音が止まりました。
何か気配を感じてたユンは振り向き、
そこに立つ男を見て不可解な顔をする。
「兄者」
ローの方が兄さんなのね。
兄が立っているのが銀(イン)達とは逆の方向だったので、
ユンは歩を戻す形でローへと近づきます。
「おかしい。今、確かに兄者とは異なる者の気を…」
言いかけたユンは最後まで言葉を続けることが出来なかった。
ザクッという音と共にユンの胸に剣が刺さり、
血がみるみる滲み出て来ている。
「あ…あに…」
刺した剣をずぶずぶと更に奥深くユンの身体に押し込む。
「じゃ…ぶふっ!!あ…う…」
ユンの口から大量の血が吐き出され、
前のめりに崩れた彼は地に蹲る。
剣は身体を貫いています。
これで意識を失わない所が凄いや。
呻きながらユンが顔を起すと、そこに立っているのはクロード。
幻覚を使ったんですね。ユンには彼がローに見えていた。
でもきっと陳(チン)がひょいと顔を出してこの現場を見ていたら、
華奢な青年がやすやすと大男に剣をつきたてている不思議な光景が
見れたのでしょうね。
そして更にクロードは彼の本来の能力を発動する。
「俺を…操るだと?」
上部に固定してあった…これは、プロパンガスかな。
それをユンの上に落下させる。
クロードの顔や身体にユンの血が飛び散り付着する…。ううう。
先ほどまで銀(イン)と陳(チン)が隠れていた場所を
クロードが覗きますが既に2人の姿は無い。
「観測霊が消えた…?」
ん?この言葉の意味が今ひとつ分からない。
クロードは契約者だから観測霊は見ることは出来る。
でも扱えるわけじゃないよね。
自分達の仲間にもドールが居て見張ってたってこと?
1話に居たドールは組織のドールだよね。
クロードは組織とはまた別なんだし…あれ?
黒(ヘイ)がある部屋へと入ってきた。
周囲を見回していると、
「待ち合わせか?」
小姐(シャオジー)の声が後ろから掛かる。
黒(ヘイ)はナイフ付きワイヤーを彼女に向けて放つが、
小姐(シャオジー)は剣でそれを弾く。
この剣って剣舞とかに使うような幅も広くて重そうな剣なんだよね。
それを二本、両手で巧みに扱うのが凄いね。
ローやユンならいざ知らず、彼女は細腕なのに。
小姐(シャオジー)の能力で黒(ヘイ)は天井に押し付けられ、
今度はそこにあった木製テーブルへと落ち、更に負荷をかけられて
テーブルも押しつぶす形で床へと押し付けられる。

その黒(ヘイ)の手に剣を突き刺す小姐(シャオジー)。
呻き声をあげ苦しむ黒(ヘイ)を放置して、
彼女は机の上に腰掛けると、おもむろに身につけているものを
外し始めた。
「ドールはどこだ?どこに隠した」
外したイヤリングを指で弾いて黒(ヘイ)の方へ飛ばす。
腕輪もどんどん外して、全部黒(ヘイ)の傍へと放る。
あのね…
そこ、ゴミ箱じゃないんだから…。
「今更無駄な事はするな?あれが本物であるという事は、
お前の強さが証明した。…黒の死神?」
ええーっストッキングもそんなポーズで外すのか。
どうやら身に付けてる物を外すのが対価のようだが、
そんなにいっぱい外したら裸になっちゃうぞ。
口ぶりからして、黒(ヘイ)の事を知っていたわけではなさそう。
特別な客から、人型の観測霊を持つ女とそれを守護する男の契約者が
居ると情報を得ていたそうで。
「その契約者は高い身体能力を有し、電撃を操る。場合によっては
私と対等に渡り合う力を持ち、だがそれこそが、黒の死神であるという
証明にもなると」
どーでも良いけど喋りながらもぞもぞとパンツを外してるから
なんか動きも声もエロいよ~。
んで外した紐パンを摘んで、もっと対価を用意しとくべきだったと
一応後悔してるらしい小姐(シャオジー)。
ほんとだよー、元々露出の多い服着てるんだもの。
身に付けてる点数少ないよね。
ま、あんまり後悔してる声でもなかったけど。
もう少し力を強めると、黒(ヘイ)のアバラは完全に潰れる。
「時間をやる。合理的に判断しろ。お前はもはや私達には勝てな…」
そこまで言いかけた小姐(シャオジー)が、突然床に突っ伏す。
逆に黒(ヘイ)は解放され、彼は手に突き刺さってた剣を抜いて
痛みに耐える声を漏らしつつ起き上がった。
何故急に形勢逆転したのか。
黒(ヘイ)の脳裏にアンバーの姿を取っていたクロードの自殺が蘇る。
実際は死んでませんが、黒(ヘイ)は死んだと思ってるので、
ここは"自殺"ときます。
『あり…え…ない…くっ…ドールの…分際でっ』
あの時、人型の観測霊がクロードの横に立っていた。
つまりは銀(イン)がやった事。
(ほんとはイザナミだけど黒(ヘイ)にしてみれば)
そして今のこれも同じならば…。
黒(ヘイ)がふと気付くと銀(イン)が立っていた。
「お前は…一体…何…を…っ!」
グシャッ…。
クロードの時と同じですよね。
紛れも無い、イザナミの能力。
その契約者本人の力を使って自殺のごとく死に至らしめる。
剣で刺されて血の滴る黒(ヘイ)の左手に
銀(イン)が自分の右手を絡ませ
もう片方の手が蓋をするように重ねて包む。
手を掴むのになんの躊躇いも失敗もない。
見えていない銀(イン)なら、
こんなにすんなり黒(ヘイ)の手を取れるはずがないですよね。
そういう意味でも、これは銀(イン)じゃなく、イザナミ。
「抗っても無駄なのに」
瞳は冷たいけど、身体はまるで火照ってるようだね。
銀(イン)よりずっと積極的なイザナミ。
身体を黒(ヘイ)に摺り寄せるようにして彼の前へと回り込み、

「どうして?怖がってばかりなの?」
こぉんな迫る様な態度取るんですもの…恐れ入っちゃう。
外見は銀(イン)だからねぇ。複雑な気分…。
「貴方からも言っておいて、どうせもう人間じゃないんだから、
早く私の傍に来なさいって」
「お前はっ…!!」

銀(イン)の姿が透明になる。凄いな、人型観測霊から発展して、
丸々そっくりに象れるようになったって事だよね。
どうせもう人間じゃないんだから…その言葉は
イザナミから銀(イン)へ、という事ですよね。
私の傍に来なさいってのは…一体化って事なのかな。
観測霊に戻る瞬間、ニッと笑う顔も怖いし、観測霊に戻った顔も
怖い~っ。
イザナミが消えたとたん、陳(チン)と銀(イン)が入ってくる。
「あっちゃー殺っちまったんですか?」
黒(ヘイ)しか居なくて、死体が転がってたら、
当然、黒(ヘイ)が殺したと思うわな。
銀(イン)の横顔をしばし見つめた黒(ヘイ)がふっとその場に倒れる。
慌てて駆け寄った陳(チン)は、黒(ヘイ)の手を取り流血のせいかと
思ったようだが、黒(ヘイ)の手の血は止まっていた。
さっきイザナミが両手で挟んだのは止める為だったんだな。
だろうと思ったよ。思わせぶりに映してたもんな。
で…そんな事も出来るのね。
とにかくここを出ようと陳(チン)。
視線を動かした陳(チン)は、先ほどのアタッシュケースに入った金が
この部屋に置かれてるのに気付いた。
「どうせ俺も香港には居られねぇ。逃走資金だ」
貰ってっちゃおうと掴んだ瞬間、物音がした。
ローがユンの亡骸を抱えて部屋に入って来たのでした。
ビックリして尻餅をつく陳(チン)。
ローはチラリと陳(チン)を見ただけで部屋の中へと進む。
そこに倒れてる小姐(シャオジー)を見て、
「姉者…」
あ、姉者~っ!?三兄弟だったの?似てないなぁ。
ユンを下ろし、うつ伏せになってる小姐(シャオジー)の身体を
抱き起こす。
彼女自身の能力で殺されてるから、顔も潰れてるんじゃないかと
ちょっと心配になったり…。
「まさか姉者までが…」
ローは剣を取り、黒(ヘイ)の横に座る銀(イン)の元へと近づく。
「災厄は絶つ」
剣を振り上げ、下ろそうとした瞬間、
彼の身体に大小9箇所の穴が開いた。
貫通してて向こう側が見えてしまいます。ううう。
更に彼の身体は誰が触れる事もなく吹き飛ばされ、
叩きつけられた壁に血痕を残しつつずり落ちてくる。
壁に強打したのは頭部らしく、
そこに出来た窪みから壁にひびが広がった。
部屋に入って来たのは3人の男。
黒髪で痩せた体の少年、スキンヘッドで黒い眼帯をした
ずんぐりむっくり体型の男、灰色の髪をオールバックにし、
口髭&顎鬚も生やしてるオジサン。
誰がどの能力なのかは分かりません。
スキンヘッドの男が、静かに銀(イン)を見下ろします。
彼らはどこに所属してる契約者?
あっちからこっちからもそっちもあるもんね。
ん?いやちょっと待って…巻き戻し巻き戻し…。
このスキンヘッドの男って…
この服装の雰囲気とか体型って見覚えが…
ひょっひょっとして雨霧!?生きてたのっ!?
あの時、舞の能力で火だるまになったから、
それで髪が無くなって、こうなったのか。
片目は…そういやぁ元々閉じてたよね。
にしても…風貌変わっちまったなぁ。
頭にいくつもある痣は、火傷痕ってことですね多分。
あー。じゃあさっきローが吹っ飛んだのは、
雨霧の能力、衝撃波だったんだな。
てことはイブニング・プリムローズ(EPR)。
味方という事ですね。
ほっ。
クロードは公衆電話からどこかへ電話をしています。
「あのドールはどうやら本物のイザナミのようです。
ええ、分かっています。とはいえ、ただ殺すだけなど、
あまりに惜しい。だから我々は貴女と袂を分かちます。
マダム・オレイユ。では…」
く、クロードったら!
ま、マダムの指示で動いてたんかいアナタ。
んでなんでここで犬の眼がアップになるのー。
この子の眼、怖いんだよね…。
中身はオバサンのようだけど。
EDです。
ゴルゴと耀子とシュレーダー博士の名がクレジットされていたから、
Cパートで出るんだなと思ったけど、
耀子の最期が即行蘇って来て切なくなったよ。
耀子を決して好きだったわけじゃない。
でもあの最期は余りに不憫で痛かったから。
Cパートです。
「これが対契約者兵器ですかぁ」
ちょっ!
なんちゅう卑猥なポーズしてるんですかっ耀子!!
今ちょっぴりキミを思ってしんみりしてやったのにぃ。
これさえあれば、今度こそ奴らに先を越されることはない、と博士。
あぁ久しぶりだねぇ、そんで相変わらずだねぇ博士。
2期では名前はよく出て来たけど、姿は一度も出てこなかったよね?確か。
いや、別に会いたかったわけじゃないけどさ。
18ヶ月でサターンリングをここまで小さくしたそうです。
これのおかげで黒(ヘイ)は2期早々能力を失っちゃって、
我々が大好きで楽しみにしてた電撃バトルが見れなくなっちまったんだよな!
ぷんぷん。
って博士、今貴方が手に持ってるそれ、マダムが持ってたヤツだね。
「ところでこれを使用するにあたり、
人への影響は考慮すべきでしょうか」
「反ゲート粒子をぶつけるんだ。
あるはずがないっ。契約者なら消えてなくなっちゃうだろうけどね」
逆にゲート粒子をぶつけた場合はどうなるのか?
「簡単だ。より契約者らしくなるんだよ」
今度はおっぱいアピールですかぁ。
ほんとエロ担当だなぁ。
ところでここの2人のやりとりはなかなか重要ですよね。
これを使用すると、契約者なら消えてなくなり、
人間には影響は無い。
黒(ヘイ)は契約者では無く人間ですから影響ない筈ですよね。
だから消えはしなかった。
でも白(パイ)と同化していたわけだから、
これにより白(パイ)及び能力だけが消えたって事だよね…。
で、あの時蘇芳が身に付けていたお守り=流星核に
この対契約者兵器が放ったものが反応したんですよね。
私的には兵器によって弾かれた白(パイ)がこっちに吸い取られて
いたら面白いのにとか思ってたけど、それは無く…。
でもその後の蘇芳の行動とか、変だったんですよね。
あれで蘇芳がより契約者らしくなった?…とか?
う~ん、こんがらがってきた。
なんかまた最初から全部見直したくなってきたね。
でも残念ながらその暇は無い…。
今期のアニメ見るのもアップアップしてるぐらいだし。ぐすん。
シュレーダーと別れて駐車場へと向かう耀子の携帯が鳴った。
ゴルゴからだ。
例のものは実践投入のメドがたちそうだと彼女は報告する。
ならばそれは研究者に任せて、すぐに香港に飛べとゴルゴが指示。
「例のドールの回収に雇った連中が、死体となって発見された」
一番最初見た時は…最後に現れた3人?あの後彼らもイザナミに?
とか思ったんだけど、雨霧を思い出したし、
更に予告も見て3人ともEPRの残党と分かったので、
これは、小姐(シャオジー)達ってことですな。
雇ったという言い方からして、
この目的の為の一時雇いって雰囲気だものね。
「イザナミが覚醒したんですか?」
黒(ヘイ)と東京を発ってから加速度的に事態が進展しているのは
確かだとゴルゴが応える。
「迎えを送った、詳細はその者に聞いてくれ」
ゴルゴのその言葉と同時に耀子の視界に入った水無。

耀子、一目ぼれしたんだね。頬染めたりして。
「ご期待にそえるよう、努力します」
携帯をたたんだ耀子が、気持ちを飲み込むように咳払い。
いくら素敵な人でも、仕事よ仕事、とか
自分に言い聞かせているのかしらね。
水無へと歩を進め、右手を出した。
「沢崎です、宜しく」
黙ってその手を握った水無の視線がゆっくりと足へと降り、
また顔へと戻ってくる。おいおいおい、水無~っ。
「あの…手…」
耀子の身体は引き寄せられ、抱きしめられた。
「…んっ」
ちょっ!その漏れた声って…。
初対面でキスですかー水無ぁ。
対価じゃないよねー対価は男にキスしなきゃイカンのよねー。
でさ、やっぱ感じるものなのかしらね。
互いが同じ性癖だっていうのはさ。
あぁでもやっぱり、結末を先に見てるから、
この2人の始まりのシーンを見るってのは、辛いですね。
EPRの残党に拾われた俺達に訪れた
つかの間の安息。
だがそれも長くは続かなかった。
ジャングルに降る雨は、
岩をうがつ楔のように
俺達を打つ。
1話の時は公式サイトで見れる予告編の感想もついでに書いてましたが、
今回はもう来週DVD発売で見れちゃう話なので
はしょります。
にしても、意外だったわ。
前半は反抗期の娘みたいに黒(ヘイ)に突っかかってたくせに、
最後の登場では、身体摺り寄せたりして、イザナミ…。
それが公式の予告ではあんな台詞まで吐いてて…
まさかイザナミまで黒(ヘイ)にメロメロになるとはね。
黒(ヘイ)ってどんだけタラシ…。
3話感想はなるべく早く書きたいと思いますが、
月末月初って大抵バタバタするもので、
やはりすぐには無理かもしれません。
ご了承くださいませ~。
小姐(シャオジー)から逃げる黒(ヘイ)、銀(イン)、陳(チン)。
「そっちじゃねぇ!右へ」
陳(チン)がそう叫んだ時、壁が内側から崩され…
えっと、水色服に"天"の文字だから…ローが現れた。
崩れた壁の砂埃が収まってローが周囲を見ると黒(ヘイ)達の姿は無い。
ワイヤーで上へと逃げたらしい。
建物上部の開いてるスペース(廊下というか通路?)から
中にするりと入る黒(ヘイ)の残像をローが捉えた。
ローが黒(ヘイ)を追う為動くと、陳(チン)は銀(イン)の手を引っ張って
反対方向へと走る。
黒(ヘイ)は囮だったんだな。

それをクロードが上から見ていました。
黒(ヘイ)は一旦入った建物の反対側の窓を突き破って、

ワイヤーで地上へと降りる。
アクションシーンはカッコ良いけど、動き早いから
上手く止めれず良いショットが撮れなくて苦労するよ…。

黒(ヘイ)が降りた先は不法廃棄物が山積みになってる場所。
降り立ったとたん、積まれてた冷蔵庫やら自転車やらが
浮かび上がる。つまりローに見つかったんですね。
対峙する2人。黒(ヘイ)もローも動きが良いですね~っ。

まさにカンフーアクション!
でもここでローが、先ほど持ち上げといた冷蔵庫達を
黒(ヘイ)の上に落します。
潰せたかと思った?残念でした。

立ち上がった埃が収まって見ると黒(ヘイ)の姿は無い。
またワイヤーで建物へと逃げ込んだようです。
適度な位置にある開いた窓を見上げ、ローがアタリを付ける。
走る黒(ヘイ)の横顔が凛々しくて素敵だ~。

一方陳(チン)と銀(イン)は建物の中で身を縮めていました。
こちらには黄緑色服に"地"の文字、ユンが近づきつつあります。
傍にあった洗面器の水に手を入れた銀(イン)が呟く。
「あの子が居ない…」
あの子ってさ…イザナミの事で良いんだよね?
あの子=人型の観測霊=イザナミ。
最初は観測霊として傍に居る形を取っていたけど、
居ない、つまり外じゃなく、もう内側にいるから?
あ、違う…そうじゃないや。
そうか、そういうことか。
この時もうイザナミは離れて、
黒(ヘイ)の方に移動してたってことなんだな。

声出しちゃいけないと思い、口押さえてるけど、
漏れそうで涙目な陳(チン)が笑える。
銀(イン)達の居る方向へと足を進めるユン。
陳(チン)はほんとに叫んでしまいそうで、
うーうー言いながら首をイヤイヤと振る。

と、突然靴音が止まりました。
何か気配を感じてたユンは振り向き、
そこに立つ男を見て不可解な顔をする。
「兄者」
ローの方が兄さんなのね。
兄が立っているのが銀(イン)達とは逆の方向だったので、
ユンは歩を戻す形でローへと近づきます。
「おかしい。今、確かに兄者とは異なる者の気を…」
言いかけたユンは最後まで言葉を続けることが出来なかった。
ザクッという音と共にユンの胸に剣が刺さり、
血がみるみる滲み出て来ている。
「あ…あに…」
刺した剣をずぶずぶと更に奥深くユンの身体に押し込む。
「じゃ…ぶふっ!!あ…う…」
ユンの口から大量の血が吐き出され、
前のめりに崩れた彼は地に蹲る。
剣は身体を貫いています。

これで意識を失わない所が凄いや。
呻きながらユンが顔を起すと、そこに立っているのはクロード。
幻覚を使ったんですね。ユンには彼がローに見えていた。
でもきっと陳(チン)がひょいと顔を出してこの現場を見ていたら、
華奢な青年がやすやすと大男に剣をつきたてている不思議な光景が
見れたのでしょうね。

そして更にクロードは彼の本来の能力を発動する。
「俺を…操るだと?」
上部に固定してあった…これは、プロパンガスかな。
それをユンの上に落下させる。

クロードの顔や身体にユンの血が飛び散り付着する…。ううう。
先ほどまで銀(イン)と陳(チン)が隠れていた場所を
クロードが覗きますが既に2人の姿は無い。
「観測霊が消えた…?」
ん?この言葉の意味が今ひとつ分からない。
クロードは契約者だから観測霊は見ることは出来る。
でも扱えるわけじゃないよね。
自分達の仲間にもドールが居て見張ってたってこと?
1話に居たドールは組織のドールだよね。
クロードは組織とはまた別なんだし…あれ?
黒(ヘイ)がある部屋へと入ってきた。
周囲を見回していると、
「待ち合わせか?」
小姐(シャオジー)の声が後ろから掛かる。
黒(ヘイ)はナイフ付きワイヤーを彼女に向けて放つが、
小姐(シャオジー)は剣でそれを弾く。
この剣って剣舞とかに使うような幅も広くて重そうな剣なんだよね。
それを二本、両手で巧みに扱うのが凄いね。

ローやユンならいざ知らず、彼女は細腕なのに。
小姐(シャオジー)の能力で黒(ヘイ)は天井に押し付けられ、
今度はそこにあった木製テーブルへと落ち、更に負荷をかけられて
テーブルも押しつぶす形で床へと押し付けられる。

その黒(ヘイ)の手に剣を突き刺す小姐(シャオジー)。
呻き声をあげ苦しむ黒(ヘイ)を放置して、
彼女は机の上に腰掛けると、おもむろに身につけているものを
外し始めた。
「ドールはどこだ?どこに隠した」
外したイヤリングを指で弾いて黒(ヘイ)の方へ飛ばす。
腕輪もどんどん外して、全部黒(ヘイ)の傍へと放る。
あのね…

「今更無駄な事はするな?あれが本物であるという事は、
お前の強さが証明した。…黒の死神?」
ええーっストッキングもそんなポーズで外すのか。
どうやら身に付けてる物を外すのが対価のようだが、
そんなにいっぱい外したら裸になっちゃうぞ。

口ぶりからして、黒(ヘイ)の事を知っていたわけではなさそう。
特別な客から、人型の観測霊を持つ女とそれを守護する男の契約者が
居ると情報を得ていたそうで。
「その契約者は高い身体能力を有し、電撃を操る。場合によっては
私と対等に渡り合う力を持ち、だがそれこそが、黒の死神であるという
証明にもなると」
どーでも良いけど喋りながらもぞもぞとパンツを外してるから
なんか動きも声もエロいよ~。

んで外した紐パンを摘んで、もっと対価を用意しとくべきだったと
一応後悔してるらしい小姐(シャオジー)。
ほんとだよー、元々露出の多い服着てるんだもの。
身に付けてる点数少ないよね。
ま、あんまり後悔してる声でもなかったけど。
もう少し力を強めると、黒(ヘイ)のアバラは完全に潰れる。
「時間をやる。合理的に判断しろ。お前はもはや私達には勝てな…」
そこまで言いかけた小姐(シャオジー)が、突然床に突っ伏す。
逆に黒(ヘイ)は解放され、彼は手に突き刺さってた剣を抜いて
痛みに耐える声を漏らしつつ起き上がった。
何故急に形勢逆転したのか。
黒(ヘイ)の脳裏にアンバーの姿を取っていたクロードの自殺が蘇る。
実際は死んでませんが、黒(ヘイ)は死んだと思ってるので、
ここは"自殺"ときます。
『あり…え…ない…くっ…ドールの…分際でっ』
あの時、人型の観測霊がクロードの横に立っていた。
つまりは銀(イン)がやった事。
(ほんとはイザナミだけど黒(ヘイ)にしてみれば)
そして今のこれも同じならば…。
黒(ヘイ)がふと気付くと銀(イン)が立っていた。
「お前は…一体…何…を…っ!」
グシャッ…。
クロードの時と同じですよね。
紛れも無い、イザナミの能力。
その契約者本人の力を使って自殺のごとく死に至らしめる。
剣で刺されて血の滴る黒(ヘイ)の左手に
銀(イン)が自分の右手を絡ませ
もう片方の手が蓋をするように重ねて包む。
手を掴むのになんの躊躇いも失敗もない。
見えていない銀(イン)なら、
こんなにすんなり黒(ヘイ)の手を取れるはずがないですよね。
そういう意味でも、これは銀(イン)じゃなく、イザナミ。

「抗っても無駄なのに」
瞳は冷たいけど、身体はまるで火照ってるようだね。

銀(イン)よりずっと積極的なイザナミ。
身体を黒(ヘイ)に摺り寄せるようにして彼の前へと回り込み、

「どうして?怖がってばかりなの?」
こぉんな迫る様な態度取るんですもの…恐れ入っちゃう。
外見は銀(イン)だからねぇ。複雑な気分…。

「貴方からも言っておいて、どうせもう人間じゃないんだから、
早く私の傍に来なさいって」
「お前はっ…!!」

銀(イン)の姿が透明になる。凄いな、人型観測霊から発展して、
丸々そっくりに象れるようになったって事だよね。
どうせもう人間じゃないんだから…その言葉は
イザナミから銀(イン)へ、という事ですよね。
私の傍に来なさいってのは…一体化って事なのかな。
観測霊に戻る瞬間、ニッと笑う顔も怖いし、観測霊に戻った顔も
怖い~っ。

イザナミが消えたとたん、陳(チン)と銀(イン)が入ってくる。
「あっちゃー殺っちまったんですか?」
黒(ヘイ)しか居なくて、死体が転がってたら、
当然、黒(ヘイ)が殺したと思うわな。
銀(イン)の横顔をしばし見つめた黒(ヘイ)がふっとその場に倒れる。
慌てて駆け寄った陳(チン)は、黒(ヘイ)の手を取り流血のせいかと
思ったようだが、黒(ヘイ)の手の血は止まっていた。
さっきイザナミが両手で挟んだのは止める為だったんだな。
だろうと思ったよ。思わせぶりに映してたもんな。
で…そんな事も出来るのね。
とにかくここを出ようと陳(チン)。
視線を動かした陳(チン)は、先ほどのアタッシュケースに入った金が
この部屋に置かれてるのに気付いた。
「どうせ俺も香港には居られねぇ。逃走資金だ」
貰ってっちゃおうと掴んだ瞬間、物音がした。
ローがユンの亡骸を抱えて部屋に入って来たのでした。
ビックリして尻餅をつく陳(チン)。
ローはチラリと陳(チン)を見ただけで部屋の中へと進む。
そこに倒れてる小姐(シャオジー)を見て、
「姉者…」
あ、姉者~っ!?三兄弟だったの?似てないなぁ。
ユンを下ろし、うつ伏せになってる小姐(シャオジー)の身体を
抱き起こす。
彼女自身の能力で殺されてるから、顔も潰れてるんじゃないかと
ちょっと心配になったり…。
「まさか姉者までが…」
ローは剣を取り、黒(ヘイ)の横に座る銀(イン)の元へと近づく。
「災厄は絶つ」
剣を振り上げ、下ろそうとした瞬間、
彼の身体に大小9箇所の穴が開いた。
貫通してて向こう側が見えてしまいます。ううう。
更に彼の身体は誰が触れる事もなく吹き飛ばされ、
叩きつけられた壁に血痕を残しつつずり落ちてくる。
壁に強打したのは頭部らしく、
そこに出来た窪みから壁にひびが広がった。
部屋に入って来たのは3人の男。
黒髪で痩せた体の少年、スキンヘッドで黒い眼帯をした
ずんぐりむっくり体型の男、灰色の髪をオールバックにし、
口髭&顎鬚も生やしてるオジサン。
誰がどの能力なのかは分かりません。
スキンヘッドの男が、静かに銀(イン)を見下ろします。
彼らはどこに所属してる契約者?
あっちからこっちからもそっちもあるもんね。
ん?いやちょっと待って…巻き戻し巻き戻し…。
このスキンヘッドの男って…
この服装の雰囲気とか体型って見覚えが…
ひょっひょっとして雨霧!?生きてたのっ!?
あの時、舞の能力で火だるまになったから、
それで髪が無くなって、こうなったのか。
片目は…そういやぁ元々閉じてたよね。
にしても…風貌変わっちまったなぁ。
頭にいくつもある痣は、火傷痕ってことですね多分。
あー。じゃあさっきローが吹っ飛んだのは、
雨霧の能力、衝撃波だったんだな。
てことはイブニング・プリムローズ(EPR)。
味方という事ですね。
ほっ。
クロードは公衆電話からどこかへ電話をしています。
「あのドールはどうやら本物のイザナミのようです。
ええ、分かっています。とはいえ、ただ殺すだけなど、
あまりに惜しい。だから我々は貴女と袂を分かちます。
マダム・オレイユ。では…」
く、クロードったら!
ま、マダムの指示で動いてたんかいアナタ。

んでなんでここで犬の眼がアップになるのー。
この子の眼、怖いんだよね…。
中身はオバサンのようだけど。

EDです。
ゴルゴと耀子とシュレーダー博士の名がクレジットされていたから、
Cパートで出るんだなと思ったけど、
耀子の最期が即行蘇って来て切なくなったよ。

耀子を決して好きだったわけじゃない。
でもあの最期は余りに不憫で痛かったから。
Cパートです。
「これが対契約者兵器ですかぁ」
ちょっ!

今ちょっぴりキミを思ってしんみりしてやったのにぃ。

これさえあれば、今度こそ奴らに先を越されることはない、と博士。
あぁ久しぶりだねぇ、そんで相変わらずだねぇ博士。
2期では名前はよく出て来たけど、姿は一度も出てこなかったよね?確か。
いや、別に会いたかったわけじゃないけどさ。

18ヶ月でサターンリングをここまで小さくしたそうです。
これのおかげで黒(ヘイ)は2期早々能力を失っちゃって、
我々が大好きで楽しみにしてた電撃バトルが見れなくなっちまったんだよな!

って博士、今貴方が手に持ってるそれ、マダムが持ってたヤツだね。
「ところでこれを使用するにあたり、
人への影響は考慮すべきでしょうか」
「反ゲート粒子をぶつけるんだ。
あるはずがないっ。契約者なら消えてなくなっちゃうだろうけどね」
逆にゲート粒子をぶつけた場合はどうなるのか?
「簡単だ。より契約者らしくなるんだよ」
今度はおっぱいアピールですかぁ。
ほんとエロ担当だなぁ。

ところでここの2人のやりとりはなかなか重要ですよね。
これを使用すると、契約者なら消えてなくなり、
人間には影響は無い。
黒(ヘイ)は契約者では無く人間ですから影響ない筈ですよね。
だから消えはしなかった。
でも白(パイ)と同化していたわけだから、
これにより白(パイ)及び能力だけが消えたって事だよね…。
で、あの時蘇芳が身に付けていたお守り=流星核に
この対契約者兵器が放ったものが反応したんですよね。
私的には兵器によって弾かれた白(パイ)がこっちに吸い取られて
いたら面白いのにとか思ってたけど、それは無く…。
でもその後の蘇芳の行動とか、変だったんですよね。
あれで蘇芳がより契約者らしくなった?…とか?
う~ん、こんがらがってきた。
なんかまた最初から全部見直したくなってきたね。
でも残念ながらその暇は無い…。
今期のアニメ見るのもアップアップしてるぐらいだし。ぐすん。
シュレーダーと別れて駐車場へと向かう耀子の携帯が鳴った。
ゴルゴからだ。
例のものは実践投入のメドがたちそうだと彼女は報告する。
ならばそれは研究者に任せて、すぐに香港に飛べとゴルゴが指示。
「例のドールの回収に雇った連中が、死体となって発見された」
一番最初見た時は…最後に現れた3人?あの後彼らもイザナミに?
とか思ったんだけど、雨霧を思い出したし、
更に予告も見て3人ともEPRの残党と分かったので、
これは、小姐(シャオジー)達ってことですな。
雇ったという言い方からして、
この目的の為の一時雇いって雰囲気だものね。
「イザナミが覚醒したんですか?」
黒(ヘイ)と東京を発ってから加速度的に事態が進展しているのは
確かだとゴルゴが応える。
「迎えを送った、詳細はその者に聞いてくれ」
ゴルゴのその言葉と同時に耀子の視界に入った水無。

耀子、一目ぼれしたんだね。頬染めたりして。
「ご期待にそえるよう、努力します」
携帯をたたんだ耀子が、気持ちを飲み込むように咳払い。
いくら素敵な人でも、仕事よ仕事、とか
自分に言い聞かせているのかしらね。

水無へと歩を進め、右手を出した。
「沢崎です、宜しく」
黙ってその手を握った水無の視線がゆっくりと足へと降り、
また顔へと戻ってくる。おいおいおい、水無~っ。

「あの…手…」
耀子の身体は引き寄せられ、抱きしめられた。
「…んっ」
ちょっ!その漏れた声って…。
初対面でキスですかー水無ぁ。
対価じゃないよねー対価は男にキスしなきゃイカンのよねー。
でさ、やっぱ感じるものなのかしらね。
互いが同じ性癖だっていうのはさ。
あぁでもやっぱり、結末を先に見てるから、
この2人の始まりのシーンを見るってのは、辛いですね。
EPRの残党に拾われた俺達に訪れた
つかの間の安息。
だがそれも長くは続かなかった。
ジャングルに降る雨は、
岩をうがつ楔のように
俺達を打つ。
1話の時は公式サイトで見れる予告編の感想もついでに書いてましたが、
今回はもう来週DVD発売で見れちゃう話なので

はしょります。
にしても、意外だったわ。
前半は反抗期の娘みたいに黒(ヘイ)に突っかかってたくせに、
最後の登場では、身体摺り寄せたりして、イザナミ…。
それが公式の予告ではあんな台詞まで吐いてて…
まさかイザナミまで黒(ヘイ)にメロメロになるとはね。

3話感想はなるべく早く書きたいと思いますが、
月末月初って大抵バタバタするもので、
やはりすぐには無理かもしれません。
ご了承くださいませ~。
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