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LaLa11月号付録「夏目友人帳」夏目音物語集、付録で良いのかコレ!!豪華すぎて眩暈するぜ。(その2)

記事が長くなりそうでしたので、
外見の紹介と、中身の紹介で記事を分けることにしました。

こちらは中身の感想です。
外見の画などを貼った、その1があります。
そちらをご覧になってない方は、そちらからご覧下さい。

LaLa11月号付録「夏目友人帳」夏目音物語集、付録で良いのかコレ!!豪華すぎて眩暈するぜ。(その1)

夏目音物語集

Track.1 「夏目、文化祭に参加する」 25分28秒
Track.2  「ニャンコ捕物帳」 10分01秒


Cast(敬称略)

夏目貴志:神谷浩史
ニャンコ先生(斑):井上和彦
名取周一:石田彰
田沼 要:堀江一眞
多軌 透:佐藤利奈
西村 悟:木村良平
北本篤史:菅沼久義
藤原塔子:伊藤美紀
柊 :雪野五月
三篠 :黒田崇矢
ヒノエ:岡村明美
ちょび:チョー
子狐:矢島晶子
中級妖怪隻眼:松山鷹志
中級妖怪牛顔:下崎紘史
おばあさん:本井えみ


※注意:感想はネタバレです。
   あらすじ、たっぷり舐めてます。
   原作と比較も入れちゃってます。
   これから視聴予定の方、
   原作未読の方で。
   ネタバレ避けたい方は、
   この先に進まないで下さいませ。

    

ちなみに橘の原作-文化祭の章-の感想は、こちらです。
コミックス「夏目友人帳」8巻 -文化祭の章-北本&西村に泣かされたっ。

今回このドラマCDの感想に原作比較もちょこちょこ加えてますが、
実は8巻はただいま友人に貸し出し中
手元に無いんですよねぇ。
だから細かい部分は正確な事が言えなかったりします…。
残念っ。

あ、原作比較部分は、色を変えておきます。






Track.1 「夏目、文化祭に参加する」


「もうすぐ文化祭か。
夏目と西村の組は何をやるんだ?」
三人で下校途中、北本が二人に訊く。
明日のホームルームで決まるらしい。
西村としては、バニー喫茶をやりたいらしいよ。
バニーは無理だろと突っ込む北本ですが、
せめて妖精って…北本よ、どこから出てきたその発想。
「やぁだ、バニーがいーい」
駄々っ子な西村がちょっと可愛いとか思ってしまった…。
あわわ。 

喋ってる最中に夏目は何故か川べりに近づき、ドボン。
誰かに足を引っ張られたらしい。

原作では西村と北本が一緒に下校してて、
夏目は一緒じゃないんですよね。
夏目は橋の所で妖に迫られてたんだけど、
妖の見えない彼らには、欄干に上がってる夏目を
少し離れた所から見て、
何してるんだろう落ちたら危ない…と思う。
そしたらドボンと落ちてしまい、
慌てて服のまま飛び込んで助けに行くんだよね。

ドラマCDだと画が無いので、動かす人物は、
出来るだけくっつけておく必要がありますよね。
だから夏目は二人と一緒に下校し、
そっちの組は何をやるんだ?っていう
原作では彼ら二人で交わしていた話に夏目も加わってる。


西村と北本が「「夏目!!」」と叫んで
川に飛び込み、二人で力を合わせて夏目を引き戻しました。
「…ったく!何やってんだ夏目!」
おわわっこれ西村だ。 
原作読んだ時、
この台詞は北本かと思ってたよ私。
(顔出てないコマで台詞だけなので不確かだった)
修行が足りないなぁ。 

-妖に絡まれて川に落ちた、なんて…言えない。

「まったく…」
これは北本だな。呆れ声なんだけど、
ゴメンと謝る夏目に、
「怪我、しなかったか?」
と訊く声は、あったかいんだよなぁ。
うふふ。久ちゃん、北本の時は大人っぽいねぇ。 

今骨折でもしたら文化祭出られなくなっちゃうぞと
西村がぼやく。
あれーっ西村のくしゃみー。
『へぶしっ』が良かったのに…。
もっと本当のくしゃみっぽいくしゃみだね。
残念。

「あ、あのさ…。
風邪引いたらいけないから…
良ければウチで風呂でも入って
温まっていった方が…」
「「いいの?」」


夏目の言葉を最後まで聞かずに
二人の声が被る。
待ってましたって感じだねぇ、お二人さん。
ふふふふふ。
行って見たかったんだよね、
あんた達。

きっと随分前から思ってたでしょ。
それがありありと分かるよ。

がらららっと玄関を開けて、
「こんにちは!」
元気に叫んで一歩踏み入れたのは西村。
「たっ…ただいま…塔子さん」
夏目が既に遠慮気味な声になってるよ。
勝手に連れて来ちゃったけど良かったかな…なんて
心の声が聞こえそうよね。

「お帰りなさ…あら皆どうしたの?
びしょぬれじゃない」
自分のせいで…もごもご説明しようとする夏目ですが
「良いから早くあがって。風邪引いちゃうわ。
お風呂沸いてるから、ほら、入って入って」
あ、塔子さん既に声が嬉しそう。
「はぁい♪お~邪魔しまぁす」(西村)
「お邪魔します~」(北本)
はしゃぐ西村をおい走るなとたしなめる北本。
うふふー。いいね、いいね。

「急に、すみません」
謝る夏目にふふふと塔子が笑う。
「ワンパクで困っちゃうわね」
くふふふー、聴きたかったよその台詞。
困っちゃうと言いつつ塔子はホッとしたような
嬉しそうな顔だったんだよね。
付いた声も、語尾が少し跳ねてる。
うん、良いな。塔子の気持ちが出てるよー。

この街で出会えた心優しい人たち。
ここに怖いものを持ち込みたくない。
夏目は切にそう思うんだよね。

「じゃあな、夏目」
「またいらっしゃいね」
「はい!」「はぁい♪」
良いね、ほんとに息子の友達に声掛けてる感じだよ塔子。
あ、でもシチュー食べてない…。
腹減ったなぁー、何か食べて行くか…みたいな会話が
西村と北本の間で小さく交わされてる。
シーンはカットとしても、食べた事にして欲しかったかな。

-この人達に、妖が見える事は、絶対に秘密だ。

「たーだ、い、まぁ~」
うわーん、ニャンコ先生!!
会いたかったよー。
…って会ってるわけじゃないか。
聴きたかったよ~声!
もんのすごく酒臭くなって帰ってきたようです。先生。

あー、原作では先生、この頃は怪我を癒す為に
ぷーぷーと、寝っぱなしなんだよねー。
でもそれではドラマ上寂しいから、変えましたね。
ドラマCD単品で聴く分には、その方が良いですものね。


こちらでは先生、相変わらず飲み歩いてる事になってます。

「出迎えご苦労~くるしゅーない、うふぅ~ヒック」
夏目が先生の説明してる間も、後ろでなんかぶつぶつ言ってるから
気になってしょうがないよ。
まだ肉球がぷりちぃピンクだから大丈夫だそうで。
どういう判断よそれ。
どれだけ酒入っても、肉球は変化しないと思うぞ。
「今日のお前の部屋コレ、
ぐーにゃぐにゃだぞコレ」

カカシ先生が木の葉丸化してる…。

それにしても凄い酔っ払いぶりだね。
ぐにゃぐにゃなのは部屋じゃなく先生ですよ。

その時コロリと音がした。
夏目のポケットから何か落ちたようです。
拾うとそれは石ころ。
川に落ちた時、ポケットに入ったのかなと思った夏目が
ふと気づく。
石には顔のような模様がありました。

その石…何かぶつぶつと喋ってます。
あれ…この声ってエフェクター掛けてあるせいなのか
和彦さんのニャンコ先生声にちょっと似てる…。

何言ってるんだうっとおしいと、先生は石を蹴っちゃった。

ははは、原作ではヒノエが蹴るんだけどね。

「石なんぞと会話をするな!
そんなものの相手をするぐらいなら
ん~っ私の晩酌に付き合えぇ~~ヒック」
夏目はまだ未成年ですよー先生。

明日から文化祭の準備で忙しくなるからもう寝るという夏目。
「なに、祭り?」
すばやい反応!
酔っ払っててもそこは外さないね、さすが先生。

「イカ焼きはあるんだろうな!イカ焼き!」
夏目はどうかなと曖昧に返しますが、
いひひーと嬉しそう。

-それにしても…なんだか嫌な感じだったな
 さっきの石ころ…


あう…夏目の独白の後ろで先生がなんか言ってるのが気になるよ。
「…ぷー…ぷー」
あ、寝た。

文化祭の準備が始まって学校中が活気付いている。
結局、夏目と北本のクラスはバザーをやる事になったようです。
バニーに未練がある西村は、祭りなんだから賑やかな方が
良いよなと夏目に同意を求める。
「賑やか…か」
それは夏目にとって、少し前までは苦手だったもの。

[からだ…寄越せ…]
奇妙な声と女の子の笑い声。
昨日の石ころの声のようです。
女の子は身体ごと妖に操られているのか?
夏目がそちらに意識を取られている間、
西村は何度も夏目を呼んでいます。
「夏目!!」
ついに声を荒げる西村の声に、夏目もハッとする。

夏目は販売接客係りに決まったらしい。
そういうの向いてないと慌てますが、もう決まったものは
しょーがないようで…。 

シーン変わって、多軌にその報告をしたらしい夏目。
意外な役割に多軌も笑います。
多軌のクラスは、男装女装喫茶。
「お互い、お祭りごとは性に合わないけれど、
こういうのは、楽しんだもの勝ちだと思うの。
腹くくって楽しみましょう!」
「ああ…そうだな」
そこに…
「夏目ー」
田沼が夏目を見かけて近づいてきた。

原作では田沼と多軌はここで初めて顔を合わせるんだよね。
同学年だから見かけた事はあったでしょうけど、
夏目の友人として、初めて互いを紹介される。
照れくさくてギクシャクするのが面白かったんですが、
アニメ版では既に彼らは見知った仲。
ここはアニメ版に合わせたんですね。


田沼にも何をやるのか訊かれ、
バザーで接客係りをやると話す。
「へぇ楽しそうだな。買いに行くよ」
そこに西村が夏目を呼ぶ声。
店員の衣装の事で打ち合わせらしい。

二人にゴメンと謝り
「また今度ちゃんと話そう」
この二人と過ごす時間も、
夏目は心地よくなってるんだよね。 

あ…ここで西村の嫉妬が入るはずが、
入りませんでしたね。


夏目が行ってしまってから、田沼と多軌が会話する。
夏目が接客係というのは、田沼もピンと来ないわよね。
妖相手なら、夏目は饒舌だったりあけすけだったりする。
でも人間相手だと気を使ってばかり。
「ちょっと心配」
そうだなと田沼も同意する。
夏目は妖がはっきり見えすぎて、
人と同じように接する事が出来るらしいから。
田沼には見えないから、らしいと表現するしかない。

見れる事を望むわけではないのだけど、
自分が夏目の力になれない事をはがゆく思い、
田沼は時に、見たいとすら思ってしまうんだよね。
それが8巻のこの後に収録されてる-銅鏡の章-では
表に出てくるわけですが。
キュンキュンしますねぇ。


ああーっもぉほんと!
アニメ化して欲しいんです!!
文化祭の章も、銅鏡の章も!
堀江さんの中に居る田沼を、
発散させてあげて。


「へぇ…夏目が接客係か」
北本にも話したのね。
「頑張れよ」
「ニコニコするんだぞ、夏目」
「いつもニコニコしてるぞ」
どこがーっ!? 

北本のクラスは劇だそうだ。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」。
えらくまたちゃんとしたのをやるんだな。
妖精の王様役だそうだ。
「白タイツですかぁ~王様?」
「はかんぞ!」

そんな二人のやりとり見て、
「んっふ」
と笑う夏目の声が色っぽ過ぎです!神谷さんっ!!

今日は機材貸し出しの話し合いで西村は居残り、
北本も通し稽古が始まるから、夏目に先に帰るよう告げる。
二人に頑張れよと言う夏目ですが、
「夏目こそ!体調悪いなら早く寝ろよ」
夏目の調子がおかしいのを、西村は気にしてますね。

二人と別れた夏目に、
「夏目君」
女子生徒が近づいて来た。
「えっ?…と誰?」
「はい、これあげる」
渡されたのは例の石ころのようです。
「次はふっとばさないで貰いたいものだ」
[次はふっ飛ばさないで貰いたいものだ]
女の子の声と石ころの声が二重で聞こえる。

夏目は女の子を追いかけるが見失ってしまった。
石が女の子を操り、夏目の手に渡るようにしたようです。
それほど強い妖、どうすれば良いのか。
捨てて周りら被害が出たら大変だし、
砕くとかすればなんとかなるのだろうかと
夏目は頭を巡らす。

[よ~こせ、からだぁ~よ~こせぇ~]
そうこう言ってる間に石から妖が抜けた?
[よーこせぇぇ!!]
夏目、押し倒されちゃいました…。

「今…夏目の声がしたような…」
ちゃんと田沼が気づくのが凄い。
「私も聞こえた。苦しそうな声で上の方から」
君達まだ外に居るのにね。
守護霊さんが手助けしたかな。

原作ではこれ、たまたま襲われてる教室の前を
通りかかって、漏れ聞こえた夏目の声に気づくんですけどね。


「あそこだ!3階の窓の所!
影のような物に突き落とされそうになってる!」
田沼は影の状態で見たり感じたり多少出来るから、
ここは役に立ちましたね。

二人は非常階段から3階目指して駆け上がる。
「夏目!」
「夏目君!!」
妖は唸り声を上げて上へと上がって行ったようです。
「どうしたらいい?!」
「目で追っては駄目!妖に意識されてしまう」
そういう部分は、多軌が勉強してますからね。
田沼に忠告します。

激しくむせ始めた夏目に
「大丈夫?」
駆け寄る多軌。
「夏目、すまない。何もしてやれなくて。
中途半端に見えるだけなのが歯がゆいよ」
あらあら、田沼の本音を吐かせちゃいましたね。
田沼もけっこう寡黙タイプで余計な事は口にしないから
これはおおっぴらには言わないかと思ったんだけど。

まぁ画がないドラマCDだと、表情で読み取れないから、
余分に喋らせないと気持ちが伝わらないってのはあるかも。

「いや…助かったよ。来てくれて…ゲホッ
…すまない…巻き込んでしまって…ゴメン…」
あまり気を使うなと多軌が言う。
自分達はただ力になりたいだけなのだから。

ふふ…KAZ-Bの作った歌を思い出すねぇ。

そこに西村と北本が駆けつけてくる。
「あ!やっぱり夏目だった」
「夏目、先に帰ったんじゃなかったのか?
体調、大丈夫か?」
「あのさ…お前色々大変なんだしさ、
それに今日、凄く顔色悪かったじゃないか。
無理してるんじゃないのか?」

二人は真剣ですが、夏目はちょっときょとん…のようで
「ああ…えっと…ゴメン…何の話だ?」
「バザーの接客係の事!訊きそびれちゃったけど、
ほんとはやりたくないんじゃないか?」
あの時勢いで決まってしまったからね。

「お前が楽しくなかったら
しょうがないだろ?
せっかくなんだし、
お前が楽しいのが良いんだ」

きたきたきたーっ!! 
待ってたよ西村、その言葉!!

「本当に嫌だったらちゃんと言え夏目。
俺が代わってやる」

西村ぁ~。
「お祭りなのに誰かが我慢しているなんて、
嫌だもんな」
夏目はまだ呆けたような声で返す。
「ありがとう…でも…大丈夫だ」
「夏目君…」
多軌が心配そうな声でぼそりと名を呼ぶ。

「本当だよ。
本当に、楽しみで仕方ないんだ」

ああ…原作の泣きそうな夏目の笑顔を思い出します。 

原作ではこのやりとりに多軌と田沼は加わってません。
昼間夏目の顔色が悪かったのを西村と北本が気にして
家へ訪ねて行って吐いた台詞。
これには泣かされましたよ。
このシーンも是非アニメで見たいと切に思ったものです。
ドラマCDで半分願いは叶いましたが、
画付きで見れたらもっと嬉しいんだけどな。


その夜、布団に入っても夏目はなかなか寝付なかった。
西村達の暖かい言葉が嬉しすぎて。

ニャンコ先生の、
ぷーぷー寝てる声が可愛すぎて困りますっ!!

ー幸せなんだ。
 どうしたらいいんだろう。


布団被って、夏目が泣く。
こんな幸せを抱えたことなくて、
嬉しすぎて涙が出る。
西村達は皆、確かに嬉しい事を言ってくれた。
でも実際友達との間で、
こういうことって無くはない。
珍しいことじゃないと思うんだよね。
男同士の真の友情って絆深いし、
学生であっても、命張っちゃったりって、
本当にあったりしますしね。

でも夏目にとってこれは、
信じがたい、嘘みたいな現実なんだろう。
こんな風に夏目の事を思い、心配し、
叱ってもくれる友達なんて持った事ないわけだし。
これだけの事で、
幸せすぎて、どうしたら良いのか分からない、とは、
なんて夏目はこれまで寂しい人生だったのだろうと
そっちで我々は泣けますよね。

ニャンコ先生がそれに気づき、
「やれやれ」
と言ってあくびをする。

原作では身体の回復の為、寝っぱなしだった先生が、
ここではそれも気づくんだよね。
それにまたキュンとキタものです。


さて文化祭当日。
思ったより人が集まってるようです。
保護者や一般の人も随分来てくれるから。
西村、説明ありがとう。
「あっほら夏目!お客さん来たぞ!出番だ出番だ!」
「あっああ…いっいらっしゃいませっ!!」
うはー、おもろいな神谷さん、そのいらっしゃいませ。
西村も笑ってます。
「もっと力抜いて良いのに。夏目らしいな」
ふふふ。なんか愛情感じるわね。
あ、あっちの愛情じゃなくて、ね。

「あれ?あそこでイカ食ってんの、
夏目んとこの猫じゃないか?」
「え…?」

-げっ!

心の声が良いな夏目~。
「悪い西村、俺ちょっと行ってくる」
「おう…」

「先生!なにやってるんだこんな所で!
どうやって入ったんだ!」
「失敬な!保護者が入って何が悪い」
いや保護者と認識するのは無理やろ。
でも何故か先生は保護者シールを貼ってもらっている…。
どーいうこと?
「これで堂々とイカ焼きだって、食えるんだぞっ!」
夏目は入場ゲートがザルなのかと疑うが、
「いくらなんでも猫を保護者と
見間違うなんてあり得ないよな」
そんな真剣に考えないでくださいよ。
ええ、ええ、ありえませんって。

そこに…
きらら~ん音が先に来るから分かっちゃうけど、
「僕が手を貸したんだ。
ここまでの道案内のお礼に」

名取~っ。こんなところにまでっ!! 


「元気そうだな」

柊付きですよー。豪華すぎてクラクラするね。
「夏目、エプロン姿、なかなか似合ってるよ。
リボン、自分でつけたのかい?」

ほーんと、「かい?」って語尾は石田さんの為に
あるような気がするわ。

何してるんですかと夏目は慌てる。
芸能人がうろうろしてたら、この学校の警備じゃ
パニックになってしまう。
「はっはは。煌めいて…ゴメン」
それは視聴者へのサービスだね、名取。

これには返す言葉もなくして夏目はガックリ。
そんな彼に柊が、最近妖に襲われただろうと訊く。
石ころに封印されていた妖が、最近封印が敗れて
人や物に憑依して力を蓄えて更なる強力な寄代を求めて
移動している。
このあたりで足取りが途絶えたのだと名取。
「心当たり、あるかな?」
なるほど…依頼があって名取は動いていてここに
行き当たった設定か。

「それは…俺が悪いんです。
不注意で石ころから妖を出してしまったんです。
どうしよう…大勢人が集まっているのに」
不安を滲ませる夏目に柊が安心しろと声を掛ける。
先に結界を張っておいたらしい。
つまりは学校から外へは出られないって事だけど、
学校内で暴れられたらねぇ…。

力を増幅する前に封印すれば良いと名取。
「その為に来たんだから。
こんな楽しい場所を
荒らさせはしないよ」

なんだよー、名取、良い人みたいだぞ。
いや悪い人…ではないけどさ。
胡散臭さはあるし、黒さもあるよね。
胡散臭さも黒さも石田さんの得意とする所だと思うんで
ここはほんとに良い人モードなんだなきっと。
(どういう納得の仕方よ、それ)

「名取さん…」
ちょっと感動したらしい夏目ですが、
「この圧力鍋、良いなぁ。おまけしてくれる?
カードは使えるかな」
「な…名取…さん」
くはははは。圧力鍋って、アンタそれ使うのかよ。
学校の文化祭でカードって、あり得ませんよ旦那。

時間が経てばそれだけ危険が増すってことで、
夏目と名取は手分けをして妖を封印することにした。
名取は先に空き教室を見つけておいたらしく
そこに陣を用意してあるらしい。
名取はそこで待機するので夏目はそこに追い込む役目。
って、ええーっ夏目一人に危険な方やらせるのか。
ニャンコ先生が付いていれば大丈夫かもしれんけど…。

「夏目!ベビーカステラ買ってくれ」
守る気全然なさそうだぞこの用心棒。
「柊が先に動いているから
君は無理しなくて良い」

あ、そゆこと。ビックリした。
そうだった柊も居たね。
 「ベビーカステラッ!ベビーカステラッ!!」
「むしろ他の者や生徒に異変があったら…」
 「ベビーカステラぁぁ!!」
「すぐに知らせてくれ」
 「ベビー……」
「そうします」
 「もういいっ!!お前にゃ頼まん!!」

完全無視されてるニャンコ先生が笑える。

夏目は名取から、妖を見つけた時に使うよう式神を預かる。
動きを封じることが出来るようだ。
「君の力ならたやすい筈だ。後はこちらて引き受ける」
「分かりました」
そう、他人が作った式神って、
誰でも使えるってもんじゃないよね。
夏目は凄いよな。

「よし、先生!行くぞ!!」
そう声を掛けましたが、先生は居ません。
「あ、あれ…?先生?!」
周囲を見回してる感じの夏目。
「カステラ…買いに行ったみたいだね」
名取はちゃんとアレ、聞こえてたのね。

全ての教室、廊下、トイレも見回り探したが
妖の姿は見つからなかった。
既に誰かに憑依してるとも考えられる。
ひょっとしてまたあの女の子に…?

「その通り…寄越せ、力みなぎる貴様の身体を」
[その通り…寄越せ、力みなぎる貴様の身体を]
柊が式神を飛ばせというが夏目は出来ないと返す。
女の子に憑依している以上、妖を彼女の身体から追い出さないと
憑依されたまま封じたら、彼女はどうなるんだ、と。
「なんとか身体から追い出してやらないと」

このまま名取の所まで追い込もうと柊。
追いかけている内に妖の憑依した女の子は窓に近づこうとしていた。
ここは3階、飛び降りたら彼女はタダでは済まない。
「寄せ!やめろぉぉぉぉ!!」
そこに一陣の風!…と体当たりする音。
コロリと石が廊下に転がり、
妖は彼女の身体から抜けたようです。

「先生!」
「やれやれベビーカステラは
売り切れてるし
妖の匂いに誘われて来てみれば、
元が石では食うにはマズそうだし…」

斑声だぁぁぁ~、
美味しすぎるぅぅぅ。

その声でベビーカステラってのがどーにも似合わなくて
笑えますが、嬉しいなぁ、斑声~。

「うううううううう…」
あ、妖、不味そうって言われて怒ってるのかしら。
「去れ石ころ、弱きものよ!」

「夏目!」
そこに駆けつけてきた名取。
「主さまっ!」
「柊、下がっていなさい」
陣を張る時間はないので、名取は魔封じの壷を使うことにする。
「夏目、手伝ってくれ」
「はいっ」

「…出でよ、我はその手を求む」
「「掴め…闇を守りし者よ…」」

見事、妖は壷に取り込まれていきました。

「やい名取!私まで封印される所だったろうが!」
そんなドン臭くては困りますよ先生…。
「おわっ…た…」

そこに様子を見に来た西村の声。
「夏目?窓にぶつかったって?
おい大丈夫か?夏目」
ああ、さっきの。
斑だけじゃなく、
タックルしたのは、夏目だったんだな。
でもそれを見てて誰かが西村に知らせたんだよね。
それこそ夏目=変なヤツって、また思われませんか?
その誰かに。

「あれ…お前夏目んトコのぶさ猫か?」
そうか北本はニャンコ先生来てる事知らないもんね。
ドサッ。
夏目の倒れた音です。
「おい夏目!!」
「大丈夫かよ!」
口々に叫び続ける西村と北本。
彼らの声が遠くなり、夏目は意識を手放した。

そして落ちた眠りの中、夏目は
『夏目…おい転入生』
自分を呼ぶ声へと意識を向ける。 
それはこの学校に転入した頃の記憶…。
最初に声を掛けてくれたのが、この二人だったんだよね。

『お前いい加減塔子さん達に
自転車くらいおねだりしてみろよ。
一緒に遠出も出来ないじゃないか』

『ゴメン、俺は気にせず行ってくれ』
夏目の声が今以上によそよそしい感じだね。
『俺…自転車乗れないんだ』
『おぅぇっ!?なんで?』
驚く西村に夏目は淡々と何の感情も乗らない声で返す。
『なんでって…ああいうのは、
後ろを押えてくれる人が居ないと、乗れないだろ』

そう言われた西村と北本がどう思ったか、
そこは表現されてませんけど、
クルものがあったでしょうね。
だから…次のシーンが存在する。

『こげ!夏目!大丈夫だ、ちゃんと後ろ持ってるから!』
『行けぇ!ほぉら、そのままそのまま!こげこげこげっ!』
もぉ泣けるぅぅぅ~。 
ここは夏目の心理になっちゃいますね。
『良いぞ夏目~っ!乗れてる、乗れてるよ』
えっと振り向いた夏目、前見てないからぶつかってコケちゃいました。
転んで、三人で大笑いした。
きっとこんな大笑い、今まで夏目はしたことなかったでしょう。

後ろを押えてくれる人が、夏目にはもう居る。
西村と北本だけじゃない、田沼も多軌も、
塔子、滋も、名取だって。

-あぁ…ここに怖いものを持ち込みたくないな。
 身勝手だろうか。
 そういうの。

 大切なんだ。
 どうすればいい?
 
 分からない事ばっかりだ。
 不安なこと…ばっかりだ。


「夏目…夏目」
「………うわぁああっ…って…先生か…」
原作から補完すればここは保健室。
倒れた夏目はここへ運ばれて、眠っていたんだよね。
「用心棒かつ保護者であるこの私に向かって、
わぁっーとは失礼千万だな」
あんな妖程度に大立ち回りして…と先生は小言を言いますが
だったら、さっさと片付けといてくれよっ!!

なぁんてほんとは原作ではあの妖を始末するのは斑なんだよな。
さっきの「弱きものよ、去れ」でピカーッとやって終了なんだ。
名取と柊は原作では出てこないからね。
先に話したように先生は療養中なので、
前半は石の件で協力してくれてたのはヒノエですし、
かなり変えてます。



封印は成功し、名取は壷を持って帰ったようです。
物凄い量の女子供と警備員に囲まれてね。ははは。

「ニャンコ先生…俺、何も出来なかったよ。
一人では…何も出来なかった」
「人とは…そういうものだろう」
「でも…何かが見えかけたよ」

-何か凄く、大事な事。

保健室のドアによっかかるような音がして、
「ああっ!夏目!気が付いたか!」
ちょっと恨みがましいような声の西村が入ってきた。
「夏目!何やってんだ!危ないことばっかりして!」
北本も本気で怒ってる。
「いっつもいっつもお前は!
何考えてんだアホ!俺達に言えないことか?」
そこに多軌も加わる。
「夏目君!倒れたって大丈夫!?」

「多軌…それ…男装か?」
そうそう、男前になってるのよねここの多軌。
「良かった夏目、元気そうだな」
田沼も入ってきた。
「お、ポン太も来てたのか」
すっかり田沼にはポン太と呼ばれてる先生。ふふふ。

「うおっ5組の無口でおしとやかな多軌さん!
それと…田沼…だっけ…?」
西村西村、前半と後半の
テンションの差が激しすぎ


「ああっ!つるふかな猫ちゃん!来てたのーっ!?」
あらー多軌に見つかっちゃったよ先生。
あ、こりゃ抱きしめられて撫で回されてるな。ふふ。

-こうして、初めての文化祭が終わった。

「おさがわせしました」
しおらしく謝る夏目に苦笑した田沼、
「ほんとだよ」
「多軌の男装や、田沼のクラスの劇も、
もっと、ちゃんと見たかったな」
「そうだな。でも今回で終わりじゃないだろ?
次は、きっともっと上手くいく」

良いこと言うよね、田沼。

「そうかな」
なんていう夏目に、
そうそうと頷いた多軌が北本の妖精の王様役、
上手だったと教えている。
田沼は舞台裏で寝てたら出番終わってたらしい。
はははは。
次は、きっともっと上手くいくってのは、
自分に向けても、だね田沼!

-慣れない事を、積み重ねて進んでいく。
 小さいとしても、一歩ずつ。


「おーい!」
遠くから西村が呼んでます。
「釣り行こうぜ。自転車乗って来~い!」
あんたらタフだなぁ。
文化祭ってけっこう疲れませんか?
それに後片付けは?
…って突っ込みは、なしってことで。

-暖かい人達に、囲まれながら。



Track.2  「ニャンコ捕物帳」


とある昼下がり、夏目がニャンコ先生と散歩をしていると、
これはミケちゃんだと言ってきかないおばあさんと遭遇。
ミケちゃんというのは、おばあさんが飼ってるペット
のようですが、三日前に居なくなって探していたらしい。
夏目は困り果てています。

「今日はミケちゃんの大好きな、トリュフ鍋にしましょうねぇ」
「にゃん?ニャン、ニャン、ニャアン」
分かりやすいな先生。
猫なで声でおばあさんに擦り寄ってるもよう。
トリュフ鍋に釣られたな。

「夏目、トリュフ鍋だぞトリュフ鍋。
ちょっと味見しに行くだけだ」
ははは。
「さぁミケちゃん、帰りますよ。
それではごきげんよう」

…って事で、ニャンコ先生、連れて行かれちゃいました。
いや自ら望んで、付いていってしまいました。

ホー、ホー。
ふくろうが鳴いてるから夜になったってことかな。
「…というわけなんだ」
夏目が相談しているのはヒノエたち。
わーいヒノエ~っ!
会いたかったよー。

「あの猫ダルマを連れて帰ろう。ましてや飼おうだなんて!」
ふぅ~と息を吐く。あぁヒノエはキセルで煙草吸ってるもんね。
「変わった人間も居るもんだねぇ」
「ヒノエ…それは俺のことか」
ははは、そうとも取れるよね。

「我ら中級妖怪~、夏目様のしょーもない悩みや
おせっかい!に付き合う為、呼び出しあらば犬の様に
馳せ参じる!犬の会っ!」
「わん」
「♪ちっからぁのかぎりぃ~夏目ぇ様を応援致しまぁすぞぉ」
「おーえん、おーえん」
おもろいなぁ中級AB。

ブックレットのキャストでは、隻眼と牛顔になってたけど、
隻眼ってのはアレだよ?
BASARAの東西兄貴みたいな風じゃなきゃいけないの!
こいつは元々一つ目妖怪でしょう。
奴良組にいる一つ目入道トコの下っ端ってとこ?
アイツは嫌いだけどね。
こいつは好き。
(なんか色々ごっちゃになってるな、お前…)

「んー、つまり…あの短足中年プープーぶさ猫ダルマ、
巨顔、顔デカ狸、加齢臭猫…によく似た化け物を
探せば良いのでありますか?」
ちょびぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
すっ凄い嬉しいぃぃ。


「左様な無茶苦茶な化け物。あのぶた猫以外に居ないのでは?」
三篠~っ相変わらずの美声ですぅぅ。

「ちょび、三篠、化け物じゃなく生き物を探してくれ」
ミケと言ってたし、多分かなり大きな
三毛猫だろうと夏目は推測。
よほど可愛がっていたのだろうから見つけてあげたい。
優しいよねぇ夏目は。
理由が先生取り戻すため、じゃない所が良いよね。
ツンデレでごまかしてるわけじゃなく、
ほんとに心配してなさそう。
クールな所はクールですものね夏目って。

「ミケ、きっと見つかるよ。僕、たくさん探すね」
かっ可愛いぃぃぃぃ。
可愛すぎるぞっ子狐!!
頭撫でてやりたいぃぃ。

~こうしてニャンコ先生を取り戻すため、
  ミケ探しが始まった。


あれっ夏目夏目!一応取り戻す目的ってことにするわけ?

「夏目、見つけたぞ」
早速ヒノエが見つけたようです。
「ヒノエ!ありがとう!…ってこれ、ぬいぐるみだから。
しかも狸だから。せめて猫にしてくれ」
ぶははははっ。せめて、かよ。
「夏目どの?」
と、ちょび。
「見つけたか」
「はい。これ」
「これ…錦鯉だから!」
確かに色は三色ですけどね。
今探してるのは魚じゃなく猫。
いや…それがそもそも間違ってたわけですけどね…。

「なっつめっさまぁ~い!おお大福持って参りましたぁ~」
「おお!大福ぅ!大福ぅっ」
中級やっぱおもろい。
「ありがとう。けどお前達、もはや三毛猫探す気ないな」
こいつらはいつもこんな感じですよね。
そんなことない良く見てくださいと反論する一つ目。
特注でネコ型に作ってもらったそうな。

「あっほんとだ。凄いなこれ。…けど、なんか違うんだ」
ぷぷぷっ台詞の前半と後半の温度差が凄い。
じゃあこれは酒のつまみにって事になると、
「お~や夏目、ついに酒が飲めるようになったのかぁい?
嬉しいねぇ…」
ヒノエったら、色気むんむんだ~。
「いや、俺は飲まないぞ。未成年だからな」
ほんとは駄目だけど…田舎の方だとこのぐらいの歳だと
飲んじゃってたりしますよねぇ。

「でーはー、犬の会のますますの発展を祈願して!」
「「「「「かんぱぁい」」」」」
こらアンタ達、 ミケ探しもまだ終わってないのにー。

猫が行きそうな場所はほとんど探したが、
ミケは見つからなかった。
犬の会の連中は、すっかり酒宴へと目的を変えている。

-やっぱり探す気無いな。
 ニャンコ先生…今頃どうしてるかなぁ。


あら、心配してるんだ。ふふ。

どーしてるかって…食ってました。 
そうだよねぇ、トリュフ鍋に釣られて付いて来たわけだし。
「ミケちゃん、もっと食べて良いのよ。
いつもみたいにドンドン食べてね」
おばあさんにミケはもっと良い声だったのにと突っ込まれて
一瞬斑っぽい声出すのには笑った。

ガッついて食べてましたが、さすがにお腹が苦しくなってきた先生。
その時、トントンと窓か玄関のドアを叩く音が…。
「この音は…」
本物が帰ってきたかな?

ぐいぐいと酒をくらっていたヒノエ、
「あの猫饅頭が居ないと酒が進むねぇ、なぁつぅめぇ~」
嬉しそう。
「夏目さまぁ皆飲みつくされてしまいましたぁ~ん」
「そこなし~とこなつぅ~」
おいおいお前ら~。
「ぬっふほほっ面白いであります、ほほほほほほっ。
あ~楽しい、面白い。酔ったであります」
ちょび迄なんたるざま…。
「わたくし、飲みすぎました。おや?夏目殿が二人に見える」
ひぃぃぃーっ三篠が酔っ払うなんてっ!!
私、貴方だけはどれだけ飲んでも酔いつぶれないと思ってましたよ。
黒田さんだし。(え)

「みんなして!べたべたくっつくな!」
あら…
あらららら。
やだ、みんな、べたべたくっついてたんだ。
画が無いから分かんなかったよ。
へぇ~そう。
皆、夏目のこと好きなんだなぁ。 

「夏目、僕一生懸命探したんだけど、
見つからなくて…」

居た!ここに超真面目なヤツがっ。
更にまだ酒飲めないしねっ。
べそかいちゃって…可愛いなぁ子狐。

これじゃあもう捜索は続けれない。
夏目は一旦戻っておばあさんの家に寄ってみることにする。

-もしこのままミケが見つからなかったら…
 ニャンコ先生は…


困るっちゃあ困るよね。

そして訪ねたおばあさんの家。
「ごめんなさい、私が間違えていたわ」
おばあさんも夏目を探しに行きたいと思ってた所で
丁度良かったようです。
「あの後、ミケ帰ってきたのよ」
「…え?」
呆けたような夏目声が良いですね神谷さん。

「あっほんとだ。ニャンコ先生が二匹いる」
先生は必死に否定してますけどね。
おばあさんの前だから喋れないので、
ニャンニャン言葉で怒る怒る。

「あ、そうそう。これがウチのミケ。
ねっ本当にそっくりでしょ?」
鼻鳴らしてるその声はまさに…。
「可愛いでしょ?ミニブタの、
ミケランジェロよ」
「ぶたぁぁぁ!?」


ぷぷーっ!!
とんだオチですね。

帰り道で大笑いする夏目に、笑い事かと怒る先生。
「物凄い量のメシを食わされたんだぞ!」
それは、自業自得でしょー?
食い物に目がくらんで付いて来たくせに。
「こっちがブタになるとこだったわ」
いや、もう既にブタかと。

「ふんっ貴様が、
ブタもどきである事は、
すでに周知の事実であります」

あら皆、付いてきていたのね。
ぞろぞろ付いてても、おばあさんには見えなかったわけか。
「なっ!なんだとちょび髭!なまずもどきっ!!」
「なんですとっ!!ふんっこのブタ猫!」
あははは、始まった~二人のけなし合いが。

「でも良かったじゃないか。ブタ猫はともかく、
本物が見つかって」
とヒノエ。
途中から飽きて酒盛りしてましたが、
夏目がなんとかしたいと思ってる気持ちは汲んでいる。
「そうだな…みんな、ありがとな」
「犬の会一同!お役に立てて何よりですっ!」
「なにより、おたより…」
「いつ呼んでくれても構いませんぞ。
かような珍事が見られるなら」
ははは。三篠らしい。
「珍事だと?」
ははっ先生、ちゃんと聞こえてら。
「ありがとう、三篠」

「ねぇ夏目」
「ん?」
「その猫…本当の、
本当に本当は…ブタなの?」

くはははっ
子供の素直な疑問は、痛いねぇ。
「ブタではないと、言っておろうがぁ~」

ぶっと噴出す夏目に、ぽそりと
「ブタですか」
小さくちょびの声。
また大爆笑で、みんなそれぞれ先生をからかう。
良いなぁ、犬の会のメンバー。
大好きだ。


いやはや、長くなってしまいました。
久々に夏目ファミリーの声を聴いて、ちょっと胸いっぱいに
なりましたよ。

文化祭の章は、西村北本の出番も台詞も多いので、
木村さんも久ちゃんもやりがいがあったと思う。
これまではちょっとしか出てこない事、多かったものね。
妖怪とのやりとりが中心の回では、どうしてもそうなるから。
私も西村北本の声がいっぱい聴けて嬉しかった。

あぁ本当に3期、やって欲しいです。
また彼らに会いたい。
こうして声聴けただけでも嬉しいけど、
やっぱり聴くとますます見たくなりますよね。

上でも少し触れましたが、
この文化祭の章以降、銅鏡の章はまるまる田沼編ですし、
藤原夫妻に引き取られる事になるまでを書いた話もあるし
もう良い話が盛りだくさんで
もっと色んな人に見て欲しいのですよ。
それにはやはり、アニメかなと。

キャストの皆さんも、夏目友人帳のこと
大切に思ってくださってるみたいですしね。
もっと演じて頂きたいですよ。

ドラマCDの収録は7/29だったようで…。
和彦さん、久ちゃん、堀江さんが、
それぞれのブログで、
その日の記事にこんなのUPしてます。

井上和彦さんのブログ「風まかせ」
タイトル「久しぶり」
収録時の様子が分かりますな。
楽しそう&仲良さそうで、
同窓会気分という和彦さんの言葉が嬉しいですね。

久ちゃんのブログ「スガ・ブロ」
タイトル「夏目友人帳」
こちらもとても仲良さそう。

堀江さんのブログ「true eyes」
タイトル「夏メン」
堀江さんは久ちゃんと同じ画だけ上げてますね。
仕事内容については触れてません。

良い関係は、ドラマ聞いていても伝わってくるもの。
役者さん達の、キャラへの愛情もね。
勿体無いですよ。
こんな良い作品で、こんな素敵なキャスト。
もっともっと膨らませて欲しい。

ここで叫んでると大抵願いは叶うので、
信じて待ってますよ。
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橘 瑞来

Author:橘 瑞来
ここ数年、仕事と体調が
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ブログ更新はまばらです💦
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本宅notresは
2014年5月8日を持ち
閉鎖いたしました。


音楽、アニメ、ゲーム、
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あと、進撃の巨人、黒執事
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黒バス等も好きです。

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