「テガミバチ REVERSE」#13【紅緋色の旋律】漫才コンビ誕生♪
もんのすごぉく遅くなりました。すいません。
元旦の放送が無いのを良いことに、
後回しにしてたら、どんどん遅くなっちゃったよ。
簡易にしとこうと思ったんだけど、
アリアとニッチの漫才シーンは、
お気に入りなので
やっぱ押さえておきたくて…。
いっぱい笑えて、でもボルトとアリアとの絆には
泣かされて…良いバランスの話です。
アニメは基本は原作を進めてますが、
色々と順番変えたり、それによりつじつま合わないことが
前回あったりして、少々この先不安になっていたりも
するのですが、
原作で好きなシーンとか、アニメで動いて喋ってるのを
見られるのはやはり嬉しいもので、
あまりオリジナルが酷くない限りは
感想は書き続けようかなとは思ってます。
新年の挨拶で書いたようにこの二ヶ月の間に
引越しが入るので、途中、抜けることもあると
思いますが…出来る範囲、ということで。
※ブロガーの皆様、遅いTBですみません。
読ませていただいた足跡代わりにTBさせて頂きました。
TB返しはお気遣いなく。
※注意:感想は原作比較及び原作語りが
入っています。
一応原作話部分は色を変え、
黄緑色の文字で書いていますが
ちらっとでも眼に触れるのを避けたい方は、
読み進まれませんよう、お願いいたします。
元旦の放送が無いのを良いことに、
後回しにしてたら、どんどん遅くなっちゃったよ。
簡易にしとこうと思ったんだけど、
アリアとニッチの漫才シーンは、
お気に入りなので
やっぱ押さえておきたくて…。

いっぱい笑えて、でもボルトとアリアとの絆には
泣かされて…良いバランスの話です。
アニメは基本は原作を進めてますが、
色々と順番変えたり、それによりつじつま合わないことが
前回あったりして、少々この先不安になっていたりも
するのですが、
原作で好きなシーンとか、アニメで動いて喋ってるのを
見られるのはやはり嬉しいもので、
あまりオリジナルが酷くない限りは
感想は書き続けようかなとは思ってます。
新年の挨拶で書いたようにこの二ヶ月の間に
引越しが入るので、途中、抜けることもあると
思いますが…出来る範囲、ということで。
※ブロガーの皆様、遅いTBですみません。
読ませていただいた足跡代わりにTBさせて頂きました。
TB返しはお気遣いなく。
※注意:感想は原作比較及び原作語りが
入っています。
一応原作話部分は色を変え、
黄緑色の文字で書いていますが
ちらっとでも眼に触れるのを避けたい方は、
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テレビ東京 あにてれ 「テガミバチ REVERSE」公式HP
原作の公式HP「テガミバチ」
あらすじ 第十三話「紅緋色の旋律」
カベルネの一件を重く見た政府からの要請で、カベルネ追跡と
討伐にテガミバチたちがかりだされることになった。
人員不足もあり、ハチノス副館長、アリア・リンクも
通常業務の配達に出かけることになる。その配達先は
ホーダイ・フランクリン。「瞬きの日」に飛行船に乗
っていて、事故にあった人物だった。久々の配達となる
アリアにニッチがディンゴとして同行することになったが、
初コンビを組むふたりはなかなかかみ合わない。
「飛行形体の鎧虫は
カベルネと呼ばれていました。
東南の海岸沿いを調べましたが
行方は分からず…
ラグ達が羽根を撃ち落したことで
飛行ルートが変わった為と
思われます!」
キリッと報告するザジが、
カッコ良いんだよねー。
原作でもここ、顔つき違ってて。
空から首都アカツキを襲撃する"リバース"の策略。
首都の人工太陽を落とすことが目的だと
ラルゴにも伝わりました。
「AGを完全な暗闇の世界に…か。
それで格差社会が消滅すると
本気で思っているのか?
想像以上の浅はかさだな」
ラルゴも普段とは別人のように、
ここ、カッコ良いよね。
コニたんの二枚目声だ~。
政府はこの一件を重要視していて
ハチノスは政府の要請でカベルネ討伐にも
人員を割くことことになる。
「君もすぐ、東へ調査に出てもらうよ」
あれ?あれれっ。
ここのザジの顔、
岸尾さん本人と似てませんか?
うひひひ。
やっぱキャラと声優さんのシンクロ度高いと
こんな現象が。(違うと思うぞ
)
「はい!失礼します」
おや、思った以上に大人っぽいね、ここの声。
原作ではほんとはここで、
この件で首都から監査役が派遣されてくるわけですよ。
カリブス達がね。
アニメでは随分早く登場させてますけど、
原作では彼らがハチノスに来るエピソードは
ここに入ります。ヘイズルとニッチのバトルもね。
あぁそれから…
ここでザジは東への調査を命じられ、
ラグは人手が足りないので、ニッチが居なくても
配達に行かなくちゃいけないってことで、
職業斡旋所で日雇いディンゴを雇うんです。
前回の感想でも書きましたけど。
ここでそのディンゴとの配達の話が入ります。
ラオラオの襲撃に合うのは、その途中。
ニッチが戻ってきたのもそのシーンです。
「さて、アリア君。
ちょっと配達を頼まれて欲しいんだけど」
「えっ!?私がですか?」
ラグは検診中だし人手が足りないって事で、
アリア現場復帰のようです。
ラグは過労に寄る発熱ってことで、
ゴーシュと並んで治療室のベッド。
博士の治療を受けています。
「"こころ"と身体が著しく消耗している。
倒れるわけだ」
確かにノワールに心弾とテガミ弾を撃ったりして
"こころ"は使いすぎてはいましたが、
それだけで倒れるってのは、ちょっと身体弱い印象に
なっちゃいますよね。
本当は、ゴーシュ連れてハチノスに戻ってから
これに至るまでに、原作ではラグはもっと働いているし、
過労と"こころ"の使いすぎになる原因がちゃんと
あるんですよ。
そんな弱ってる所に風邪菌拾っちゃったってことで、
熱も風邪による発熱なんだ。
そこら辺飛ばしてるから、ラグが弱っちょろく
見られてしまいますよねぇ。うーん。
心弾も相変わらず撃ちすぎてると博士に叱られる。
「加減しろと言った筈だが?」
うふふふ。博士の声聴けるの嬉しいなぁ。
石川さん声も、時々無いと駄目な感じだ、私。
ラグはしばらく安静にしているよう言われました。
アリアは現場を退いて随分経つしと乗り気じゃなかったけど
ラルゴが差し出した一通のテガミの届け先を聞いて
やる気になりました。
ホーダイ・フランクリン。飛行船の元乗組員。
ラルゴがそこまで調べてるってのは…
ちょっと引っかかるわね…。
アリアが現場復帰をするのも、原作では自分から、
なんだよね。
もうこの時点で副館長でもなくなってるし。
もっと厳しい状況下に置かれてるのよね、彼ら。
流れを変えてしまっていると、
この任務につくアリアの覚悟みたいなものも
違ってくるじゃないですか。
そういうのがなぁ…。
自宅でキツくなった昔のズボンをはくアリア。
ここらは原作に忠実ですが、
男性視聴者にはサービスカットになるかしら。
踏ん張って無理矢理はこうとする姿は、
ひとごとじゃないですよー。
私も正月太りでズボンきつくて…。
正月って、なんかだらだと食い続けてしまうんですよねぇ…。
明日から、ちょっと調整しなくちゃだわ。
アリアが無理矢理ズボンはくと、犬の吼える声。
彼女のディンゴ、ボルトです。
アリアがBEEの制服を着た事が分かるんだねぇ。
眼はもう見えないはずなのに。
アリアが配達に行く事を知らされて
ラグはビックリ。
「そ、ちょっと行ってきてもらおうと思ってねぇ。
人手不足だし」
「いや…行ってきてもらおうって…」
博士も困惑気味です。
えらく心配しているので、ラグが不思議に思い訊ねると
ラグはアリアの現役時代は知らないと思うがと前振り
した後、
「彼女は…運動神経がほぼ無いのだよ」
「ほぼ無い!?」
「解剖に値するほどに」
よくそれで現役時代やってこれたよねー。
うふふ、博士のアップが嬉しい。
ディンゴもつけてないって事で、ラグはニッチに
アリアに付いていって守ってやれないかと相談する。
ニッチは即行拒否。そうだよね…。
「アリアさんにはディンゴが居ないんだよ」
ラグの弱り声にもニッチはツンと横を向く。
「ニッチはラグのディンゴなのだぞ!
ラグのディンゴしかディンゴらん!」
くふふ。この「ディンゴらん」が可愛くて
良いよねぇニッチ。
そんなこと言わないで…という声色で、
アリアは自分の代わりの配達なのだからと
ラグはニッチを諭す。
「ニッチは…僕の配達のアリアさんを…
アリ…アリアさんはディンゴの
僕のニッチとして…
ニッチのディンゴの
アリアさんを守って…
ディンゴのニッチとして…」
へろへろになって、訳の分からない事を口走り
コテリと倒れるラグ。
沢城さん、ここのへろへろ具合、良い感じですわー。
ツバ飲み込む所とか臨場感出てるー。
それでニッチはアリアの仮ディンゴとして同行することに。
ラグに付いてなくて良いのかと訊かれたニッチは、
腕を組んで難しい顔をしている。
「あわれびと。
ニッチのなまえも
わからぬほどのほどに」
ぷぷぷっ。ほぉんと藤村さんのニッチっぷりって良いなぁ。
原作のイメージ通り過ぎるっ。
それならラグの所へ戻った方が良いとアリア。
自分にはディンゴは必要ないと背を向けて歩きかけます。
ニッチのつるつるデコに青筋立ちました。
「アリアのディンゴではない!」
髪をぶるんぶるん振り回して訴えます。
「ニッチはラグのディンゴとして
ラグのはいたつのアリアを
ラグのニンゴのディッチとして
ディンゴのはいたつをラグとして…」
あー、ニッチ?
貴女も言葉が"あわれびと"になってるぞ。
原作+αエスカレートしてるな。
ステーキが眼を回してるー。
「はいはいはい。いいわいいわ、いらっしゃい。
貴女が居ない方がラグもゆっくり休めるかも」
確かにねぇ…。
ニッチはぴょこぴょこ飛ぶから落ち着かない。
手をつないで歩こうとするアリアですが、
ぼよん♪と動いた彼女の胸に、思い切り対抗心持つニッチ。
ここの顔が良いねぇ。
可愛いやら面白いやら。
原作では、ぼよん♪の後、すぐにふんっと飛び跳ねて
しまうので、ここは表情見れて良かったです。
あれ?馬車で行くんですか?
わーピコピコが歩いてる。やっぱ可愛いよ。
こんな可愛いやつ、美味しいと聴いても私は食えんぞ。
届け主は、アストルからグッバイ・アムステルダムに
引越していた。
鎧虫出現のリスクはあるが、ブラック・チェリー・プールの
沼路を行く事にします。近道になるからね。
受け取り拒否に転居、ちょっとやっかいかもと呟くアリアですが
すかさずニッチが、ラグなら、やっかいでも必ずテガミを
届けると胸を張る。
「ニッチのラグが一番のBEEだ」
二人の信頼関係は素晴らしいね。
「ニッチはラグが好きで仕方ないのね。
でもシルベットがライバルだと手ごわいぞ」
ライバルって意識は、あるのかしら、お互い…。
「シルベットがきけんなおんななのは
しっている。
ラグのひゃくばいつよさがつよい。
ゲボマズスープは、
くるおしくゲボい」
ぶはははは。ここの台詞、だぁい好き。
危険な女って、ニッチ…。
確かに別の意味で危険だけどな。
ここの声の調子とかも、ほぉんとばっちりイメージ通りだよ。
嬉しいな。
あー、でもここでシルベットがくしゃみするのも、
ちよっと見たかったな。
原作ではここでもコマとコマの隙間に登場してるんだ。
ブラック・チェリー・プールの沼…色が凄いね。
落ちたら身体が溶けそうやん。
でも確かにそうだな、ブラックチェリーって言うぐらいだ。
こんな色なんだな。
運動神経ゼロの方が沼の飛び石渡るなんて無理じゃない?
ニッチに気をつけないと!なんて忠告する必要は微塵もないだろ。
言ってる傍からアリアが落ちた。
「ニッチ!気をつけて歩くのよ」
「お前だけ気をつけろ」
…ほんとだよ。
「その邪魔くさなの持ってやる」
ニッチは髪をアリアの所まで伸ばし、
アリアのヴァイオリンを持ってやろうとします。
「ニッチのやさしみとして。かせっ」
やさしみねぇ。
自分は全然大丈夫だから自分の身を守る事に
集中しろとアリア。
「ラグのディンゴのニッチとして
アリアをまもるとニッチはラグに
やくそくったのだ。
まもらんでどうするか!ばかっ!」
ここも好きー。
なんだかんだいって、ニッチったら責任感強いんだもの。
「ばかとはなんですかっ!
私はあの子以外のディンゴには
守られたくないのよ!余計なお世話なの!!」
「アリアのディンゴ…」
ニッチはそこに反応し、ハッとする。
アリアはしまった…とでも言いたげに手で口を押さえました。
その時、突然すさまじい音が背後でしたかと思ったら
沼の水が高波のように持ち上がり、
沼から鎧虫が姿を現しました。
いやぁーん、イモ虫ぃぃぃぃ。
名前は、テキーラ・サンライズなんていう
美味しそうなカクテルの名ですけども。
いちいちテキーラ・サンライズって書くの長いから
今回は鎧虫で行かせて頂きますね。
あ、背後の音にキッと振り返ったアリアの顔が素敵♪
「ニッチ」
「みなまでいうな、わかっている」
キリッとした顔のアップの後、
「ぜっ全速力でさがって逃げますよっ」
「なんでか!?しんだんどこいった!?」
ここの漫才も大好きー。
原作でも笑いまくったんですけどね。
アリアの心弾は特殊だし、
BEEの仕事は鎧虫倒すことではなく
テガミを届けることですからね。
無理して戦うことはないのです。
そーっと全速力で…と言ってる傍から
沼ぽちゃなアリア。
「もぉいい!」
ニッチは一人で鎧虫に向かう。
「ラグとはいつも、こうやって、こうで、こうやる!」
素敵だニッチ。
でもアリアは怒らせると危険だと言って、ハラハラしてる。
うげー、鎧虫が口から吐く液体って
こんな血みたいな色だったの?
原作では白で、トーンも貼ってないから
白っぽい胃液みたいの想像してたんだけど…。
ニッチが髪を傘にするのが面白いよねーここ。
おっステーキの眼がキラーン。
「ヌニヌ!ヌニニー」
(訳:あそこっ!スキマー!)←ほんとか…。
頭の後ろの網々の所がスキマらしい。
心弾で早く倒せとニッチはアリアに言うが、
アリアの心弾は、作動するまでに時間かかるんだよねぇ。
アリアはヴァイオリンを弾きかけますが、
コンペイトウが途中ではじけちゃいます。
原因はテンポが速いから。
落ち着いて集中して弾かないとダメなんですね。
なかなか大変だ。
気をとりなして再チャレンジするアリアに、ニッチが
「ひびけ、アリばり」
ぷーっ!!
ちょっ!ニッチー。
「そっそんな名前じゃありません!」
ほぉんと漫才だよこの二人、良いコンビだ。
「ラグのように純粋に"こころ"を放てる歳じゃ
ないんだから…」
あー、それもあって、BEEは10代の少年なのかな。
心弦楽器は、完璧な旋律で弾かないと
鎧虫の中には届かないそうで。
スクランブルダッシュでとニッチは急かすが
それは逆効果だよ。
焦らされたら余計テンポが狂う。
鎧虫は触手を伸ばしてニッチを捕える。
ステーキが尻尾で地味に”寄るな攻撃”してるのが笑える。
アリアの所にも触手が伸びてきた、
演奏途中で放たれていたアリアの"こころ"が散る。
そして彼女の記憶が、ニッチの前に広がった。
『私が名づけて良いの?
ありがとうお父さん』
子供時代のアリアが、一匹の子犬を前にはしゃいでいる。
子犬の額には稲妻型の傷があり、
アリアは彼をサンダーボルトのボルトと名づけた。
アリアがBEEになると、ボルトは彼女のディンゴとなった。
体力の無い彼女が坂道でへばれば、彼は鼻先で背中を押し、
野宿の時は毛布代わり、いつも二人は一緒だった。
アリアのヴァイオリンにあわせて尻尾を
ぱた…ぱた…と振るボルトが可愛いっ!
アリアはよく配達ルートを開拓した。
それはBEEにとっては助かる話なのだけど
手柄はアリアというよりボルトだったようで、
『ボルトのおかげ、の間違いだろ?
アリアはディンゴに恵まれたな』
そんな風に陰で言われていた。
…ってその仲間のBEEの声は、岸尾さんだよね。
と…もう一人は誰だろ。
水溜りを飛ぼうとして転んだアリア、
背中から水溜りに倒れるはずが、
ぽふっといい具合に支えられて地にも水にも着かずに済んだ。
ナイスタイミングだよボルト。
君が人間の男だったら、これはお姫様だっこして
助けたってところだね。
ディンゴでありナイトでもあったんだね、君は。
アリアディンゴに恵まれた。
それは彼女自身も痛感していたこと。
『ボルトもそう思ってるんでしょう』
あ、思い切り首振ってる…。
『ボルト…御免ね、駄目な雇い主で…ごめんなさい』
『うぉぉぉんっ』
『でもね、私は貴方に頼るしかないから。
だから…頼らせてねボルト』
じっとアリアの眼を見詰めたボルトが、
『わぉーーーーーーーーーん!!』
ひときわ高く鳴く。
そしてずっとわんわん吼え続けた。
それはさ、どう見ても抗議でしょ。
私はニッチみたいに動物の言葉はわかんないけど
これは、
『馬鹿いってんじゃねー、俺は、んなことちっとも
思ってやしねー、勝手に決めつけんな』
って、怒ってるように見えた、聞こえましたよ。
アリアも触手に捕えられ、
それは更に"こころ"を吸い取ろうと伸びてきている。
ニッチはそれを金の剣でばっさりと斬りその剣で
アリアの身体を巻いて地上に着地。
アリア…ジェットコースター気分だね…。
あ、でもニッチったら
アリアの身体はほわりと下ろしてて優しいな。
「どんなにニッチがつよくとも
がいちゅーはたおせない。
あいつをたおせるのはアリアだけ。
ラグのディンゴのニッチでも
おまえのしんだんにたよるほかのほかはない」
言葉がおかしいからぷっと和むけど、
良いこと言ってますよねニッチ。
「ボルトもそういっていた」
あ、やっぱりニッチにはボルトが言ってた言葉
ちゃんと理解してるんだね。
ニッチはアリアの両足に髪を絡めて、
上空へとどんどん上げていく。
「それいがいは、
たよれ!!たよれ!!たよれ!!
アリアのぜんぶ。
まもるぞ!!まもるぞ!!
ゆっていたぞ」
ここは…原作読んで泣けちゃった所です。
ニッチの言い方がこんな風だから、
余計ボルトの気持ちが刺さるんですよ。
「おまえのディンゴも
なかなかの、なかなかだ」
これは名言だね。ニッチ。
もっと信頼しなくちゃいけなかったとアリアは反省し
気を引き締めてヴァイオリンを弾く。
「響け!!紅緋色ノ旋律!!」
空に放たれたそれは三つに分かれて落下し、
鎧虫三体のスキマに的確にヒット。
素晴らしい…一気に三体同時!!
放つまでに時間はかかるけど放つ事が出来れば
威力は凄いわけだ。
つまり…ボルトはアリアがちゃんと放てるまで
鎧虫をひき付けておく役目もやってたんだな。
原作のアリアの過去回想で、ボルトはまた傷を負ったそうだ
という仲間BEE達の声があったんだよね。
こういう理由で、他のディンゴより生傷耐えなかったのかも
しれませんね。
放った後はだいぶ疲れるみたいで、意識を失うアリア。
落下する彼女の身体をほわりとしたものが受け止めた。
その感触に、アリアはボルトが支えてくれたのだと
一瞬誤解する。
これも、ちょっとうるっと来ましたねぇ。
はっと気づくとそれはボルトの背ではなく
ニッチの髪なんだけど…
ニッチ~、それさぁ、
ツルとかサギとかコウノトリとかの巣みたい…。
「おまえもなかなかだ。
ぜんぶいっはぺんにやっつけるのは
ラグにもできない」
そうだよね。
褒めどころをちゃんと知ってるな。
偉いぞニッチ。
地上に下ろされたアリアは、
ニッチも凄いディンゴだと褒め返す。
「でも、私のボルトほどではないけどね」
あはははは。
「おっおまえもニッチのラグほどではない!」
くふふふ。二組とも、信頼厚いねぇ。
おっとアリアとゴーシュのやりとりも上映されちゃってる。
料理を色々作りすぎてしまったから家に来ないかと
誘ってみるも、シルベットに声を掛けてやってくれと
言われてしまいました。
この鈍ちんめ。
ゴーシュって、ほんとにアリアの気持ち、
分かってなかったのかしらね。
残念そうな顔で立ち尽くすアリアに、
わおーんと鳴くボルト。
『残念だったな…。ま、気を落とすな。
俺が居るし』
って感じ?
ゴーシュの解雇が決まった時のこと、
ボルトの眼が見えなくなって引退させた方が
良いと博士に言われた日のこと…。
ボルトを置いて配達に行こうとしたら、
ボルトはバウバウ吼えた。
『配達に行くのか、なんで俺を置いていくんだ。
俺も行くぞ』
そう言ってるみたいに聞こえる。
きっと…そう言ってる。
アリアはその日、BEEを引退した。
ボルト以外のディンゴを見つけてってのは、
彼女の選択肢には無かったわけだ。
ハチノスを辞めるつもりでいたアリアだけど、
ラルゴが引き止めた。
事務処理の方が、アリアは向いていたようで、
ラルゴはそういうとこ、ちゃんと見てたみたい。
"あれでいて"、ね。
アリアもなかなか言いますな。
「ボルトはどうなったか?」
ニッチはやっぱりボルトの事を気にしてる。
「守ってくれてるわ。今もずっと」
そう、最大の敵からね。
これはとても重要なお仕事よっ!
うらやましいわアリア。是非ウチにもボルトを~。
あ、でもボルト?
そこで君の前足でねじねじなんかしたら、
つ…つぶれるよね…う…想像したくない…。
「そうか、今もアリアのディンゴか」
ニッチがね、凄く嬉しそうなんだよねー。
「そうか、そうか」
ボルトの気持ちも垣間見てしまったから、
そんなボルトの事を思いやって…もあると思う。
これまでにも、ヴァシュカとも心通わせていたしねぇニッチ。
でもそれともう一つ、
自分も同じディンゴとして、ひとごとじゃない気分なのかなって
ちょっと思ったりして。
ニッチ姉は、いずれニッチは成長してニッチ姉と同じ仕事を
することになるだろうと読んでいる。
実際成長したら、自分の役目ってものも分かる仕組みの
ようなので、ニッチもそうなるのかもしれないけど
今、それを知らないニッチは、
この先何があっても、ラグから離れないつもりでいるよね。
ラグが例えばBEEじゃなくなって、ディンゴが必要なくなっても
ラグのディンゴを辞めるつもりは無い。
アリアは現役引退の身で、ディンゴは必要なくなっている。
でもボルトは今もアリアのディンゴ。
「そうか、そうか」と何度も言って嬉しそうに笑うニッチの顔。
それはそんなアリアとボルトの現状に、
安心したような、そんな顔のように私には思えました。
「やぁシグナル、ご機嫌うるわしゅう」
あら、このシーンはここに入れますか。
ほんとは9巻のラストなんだけどね。
BEEがヨダカ東に探索に向かった。
それはザジの事ですね。
原作読んだ時、ここでシグナルがこっち側の人だと
知って驚いたんだ。
でも双子の顔の傷のこと考えたら、もっと早くピンと
きてなきゃいけませんでしたね。
カベルネはもうリバースが発見しているらしい。
「政府にそんな姿にされた
君達兄弟の政府への積年の恨みも
もうすぐ果たせるのだ、
シグナル…いや?カミュ」
彼の事を、ラルゴも一度カミュと呼んでいるんですよね。
多分次回、彼とラルゴの関係や彼の兄弟のことなど
はっきりするんだろうな。
原作ではここではカミュとは呼んでません。
恐らく14話への流れとして分かりやすくする為かなと思う。
「カベルネが食い尽くす。
人の"こころ"で創られた
首都の人工太陽を、
全てを食い尽くしてくれるだろう」
次回、エレナとダーウィンにも会えますな。
ちび博士にも会えるかなぁ。
※現在右クリックは利かない設定になってますので、
TBをいただけるようでしたら、
お手数ですがプラウザのコピーを利用してください。
(文字ドラッグして、編集↓コピー)
原作の公式HP「テガミバチ」
あらすじ 第十三話「紅緋色の旋律」
カベルネの一件を重く見た政府からの要請で、カベルネ追跡と
討伐にテガミバチたちがかりだされることになった。
人員不足もあり、ハチノス副館長、アリア・リンクも
通常業務の配達に出かけることになる。その配達先は
ホーダイ・フランクリン。「瞬きの日」に飛行船に乗
っていて、事故にあった人物だった。久々の配達となる
アリアにニッチがディンゴとして同行することになったが、
初コンビを組むふたりはなかなかかみ合わない。
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「飛行形体の鎧虫は
カベルネと呼ばれていました。
東南の海岸沿いを調べましたが
行方は分からず…
ラグ達が羽根を撃ち落したことで
飛行ルートが変わった為と
思われます!」
キリッと報告するザジが、

原作でもここ、顔つき違ってて。
空から首都アカツキを襲撃する"リバース"の策略。
首都の人工太陽を落とすことが目的だと
ラルゴにも伝わりました。
「AGを完全な暗闇の世界に…か。
それで格差社会が消滅すると
本気で思っているのか?
想像以上の浅はかさだな」
ラルゴも普段とは別人のように、
ここ、カッコ良いよね。
コニたんの二枚目声だ~。

政府はこの一件を重要視していて
ハチノスは政府の要請でカベルネ討伐にも
人員を割くことことになる。
「君もすぐ、東へ調査に出てもらうよ」
あれ?あれれっ。
ここのザジの顔、
岸尾さん本人と似てませんか?
うひひひ。
やっぱキャラと声優さんのシンクロ度高いと
こんな現象が。(違うと思うぞ

「はい!失礼します」
おや、思った以上に大人っぽいね、ここの声。
原作ではほんとはここで、
この件で首都から監査役が派遣されてくるわけですよ。
カリブス達がね。
アニメでは随分早く登場させてますけど、
原作では彼らがハチノスに来るエピソードは
ここに入ります。ヘイズルとニッチのバトルもね。
あぁそれから…
ここでザジは東への調査を命じられ、
ラグは人手が足りないので、ニッチが居なくても
配達に行かなくちゃいけないってことで、
職業斡旋所で日雇いディンゴを雇うんです。
前回の感想でも書きましたけど。
ここでそのディンゴとの配達の話が入ります。
ラオラオの襲撃に合うのは、その途中。
ニッチが戻ってきたのもそのシーンです。
「さて、アリア君。
ちょっと配達を頼まれて欲しいんだけど」
「えっ!?私がですか?」
ラグは検診中だし人手が足りないって事で、
アリア現場復帰のようです。
ラグは過労に寄る発熱ってことで、
ゴーシュと並んで治療室のベッド。
博士の治療を受けています。
「"こころ"と身体が著しく消耗している。
倒れるわけだ」
確かにノワールに心弾とテガミ弾を撃ったりして
"こころ"は使いすぎてはいましたが、
それだけで倒れるってのは、ちょっと身体弱い印象に
なっちゃいますよね。

本当は、ゴーシュ連れてハチノスに戻ってから
これに至るまでに、原作ではラグはもっと働いているし、
過労と"こころ"の使いすぎになる原因がちゃんと
あるんですよ。
そんな弱ってる所に風邪菌拾っちゃったってことで、
熱も風邪による発熱なんだ。
そこら辺飛ばしてるから、ラグが弱っちょろく
見られてしまいますよねぇ。うーん。
心弾も相変わらず撃ちすぎてると博士に叱られる。
「加減しろと言った筈だが?」
うふふふ。博士の声聴けるの嬉しいなぁ。
石川さん声も、時々無いと駄目な感じだ、私。
ラグはしばらく安静にしているよう言われました。
アリアは現場を退いて随分経つしと乗り気じゃなかったけど
ラルゴが差し出した一通のテガミの届け先を聞いて
やる気になりました。
ホーダイ・フランクリン。飛行船の元乗組員。
ラルゴがそこまで調べてるってのは…
ちょっと引っかかるわね…。
アリアが現場復帰をするのも、原作では自分から、
なんだよね。
もうこの時点で副館長でもなくなってるし。
もっと厳しい状況下に置かれてるのよね、彼ら。
流れを変えてしまっていると、
この任務につくアリアの覚悟みたいなものも
違ってくるじゃないですか。
そういうのがなぁ…。
自宅でキツくなった昔のズボンをはくアリア。
ここらは原作に忠実ですが、
男性視聴者にはサービスカットになるかしら。
踏ん張って無理矢理はこうとする姿は、
ひとごとじゃないですよー。
私も正月太りでズボンきつくて…。
正月って、なんかだらだと食い続けてしまうんですよねぇ…。
明日から、ちょっと調整しなくちゃだわ。

アリアが無理矢理ズボンはくと、犬の吼える声。
彼女のディンゴ、ボルトです。
アリアがBEEの制服を着た事が分かるんだねぇ。
眼はもう見えないはずなのに。
アリアが配達に行く事を知らされて
ラグはビックリ。
「そ、ちょっと行ってきてもらおうと思ってねぇ。
人手不足だし」
「いや…行ってきてもらおうって…」
博士も困惑気味です。
えらく心配しているので、ラグが不思議に思い訊ねると
ラグはアリアの現役時代は知らないと思うがと前振り
した後、
「彼女は…運動神経がほぼ無いのだよ」
「ほぼ無い!?」
「解剖に値するほどに」
よくそれで現役時代やってこれたよねー。
うふふ、博士のアップが嬉しい。

ディンゴもつけてないって事で、ラグはニッチに
アリアに付いていって守ってやれないかと相談する。
ニッチは即行拒否。そうだよね…。
「アリアさんにはディンゴが居ないんだよ」
ラグの弱り声にもニッチはツンと横を向く。
「ニッチはラグのディンゴなのだぞ!
ラグのディンゴしかディンゴらん!」
くふふ。この「ディンゴらん」が可愛くて
良いよねぇニッチ。
そんなこと言わないで…という声色で、
アリアは自分の代わりの配達なのだからと
ラグはニッチを諭す。
「ニッチは…僕の配達のアリアさんを…
アリ…アリアさんはディンゴの
僕のニッチとして…
ニッチのディンゴの
アリアさんを守って…
ディンゴのニッチとして…」
へろへろになって、訳の分からない事を口走り
コテリと倒れるラグ。
沢城さん、ここのへろへろ具合、良い感じですわー。

ツバ飲み込む所とか臨場感出てるー。
それでニッチはアリアの仮ディンゴとして同行することに。
ラグに付いてなくて良いのかと訊かれたニッチは、
腕を組んで難しい顔をしている。
「あわれびと。
ニッチのなまえも
わからぬほどのほどに」
ぷぷぷっ。ほぉんと藤村さんのニッチっぷりって良いなぁ。
原作のイメージ通り過ぎるっ。

それならラグの所へ戻った方が良いとアリア。
自分にはディンゴは必要ないと背を向けて歩きかけます。
ニッチのつるつるデコに青筋立ちました。
「アリアのディンゴではない!」
髪をぶるんぶるん振り回して訴えます。
「ニッチはラグのディンゴとして
ラグのはいたつのアリアを
ラグのニンゴのディッチとして
ディンゴのはいたつをラグとして…」
あー、ニッチ?
貴女も言葉が"あわれびと"になってるぞ。
原作+αエスカレートしてるな。
ステーキが眼を回してるー。
「はいはいはい。いいわいいわ、いらっしゃい。
貴女が居ない方がラグもゆっくり休めるかも」
確かにねぇ…。
ニッチはぴょこぴょこ飛ぶから落ち着かない。
手をつないで歩こうとするアリアですが、
ぼよん♪と動いた彼女の胸に、思い切り対抗心持つニッチ。
ここの顔が良いねぇ。
可愛いやら面白いやら。
原作では、ぼよん♪の後、すぐにふんっと飛び跳ねて
しまうので、ここは表情見れて良かったです。
あれ?馬車で行くんですか?
わーピコピコが歩いてる。やっぱ可愛いよ。
こんな可愛いやつ、美味しいと聴いても私は食えんぞ。
届け主は、アストルからグッバイ・アムステルダムに
引越していた。
鎧虫出現のリスクはあるが、ブラック・チェリー・プールの
沼路を行く事にします。近道になるからね。
受け取り拒否に転居、ちょっとやっかいかもと呟くアリアですが
すかさずニッチが、ラグなら、やっかいでも必ずテガミを
届けると胸を張る。
「ニッチのラグが一番のBEEだ」
二人の信頼関係は素晴らしいね。
「ニッチはラグが好きで仕方ないのね。
でもシルベットがライバルだと手ごわいぞ」
ライバルって意識は、あるのかしら、お互い…。

「シルベットがきけんなおんななのは
しっている。
ラグのひゃくばいつよさがつよい。
ゲボマズスープは、
くるおしくゲボい」
ぶはははは。ここの台詞、だぁい好き。
危険な女って、ニッチ…。
確かに別の意味で危険だけどな。
ここの声の調子とかも、ほぉんとばっちりイメージ通りだよ。
嬉しいな。
あー、でもここでシルベットがくしゃみするのも、
ちよっと見たかったな。
原作ではここでもコマとコマの隙間に登場してるんだ。
ブラック・チェリー・プールの沼…色が凄いね。
落ちたら身体が溶けそうやん。
でも確かにそうだな、ブラックチェリーって言うぐらいだ。
こんな色なんだな。
運動神経ゼロの方が沼の飛び石渡るなんて無理じゃない?
ニッチに気をつけないと!なんて忠告する必要は微塵もないだろ。
言ってる傍からアリアが落ちた。
「ニッチ!気をつけて歩くのよ」
「お前だけ気をつけろ」

「その邪魔くさなの持ってやる」
ニッチは髪をアリアの所まで伸ばし、
アリアのヴァイオリンを持ってやろうとします。
「ニッチのやさしみとして。かせっ」
やさしみねぇ。
自分は全然大丈夫だから自分の身を守る事に
集中しろとアリア。
「ラグのディンゴのニッチとして
アリアをまもるとニッチはラグに
やくそくったのだ。
まもらんでどうするか!ばかっ!」
ここも好きー。
なんだかんだいって、ニッチったら責任感強いんだもの。
「ばかとはなんですかっ!
私はあの子以外のディンゴには
守られたくないのよ!余計なお世話なの!!」
「アリアのディンゴ…」
ニッチはそこに反応し、ハッとする。
アリアはしまった…とでも言いたげに手で口を押さえました。
その時、突然すさまじい音が背後でしたかと思ったら
沼の水が高波のように持ち上がり、
沼から鎧虫が姿を現しました。
いやぁーん、イモ虫ぃぃぃぃ。

名前は、テキーラ・サンライズなんていう
美味しそうなカクテルの名ですけども。
いちいちテキーラ・サンライズって書くの長いから
今回は鎧虫で行かせて頂きますね。
あ、背後の音にキッと振り返ったアリアの顔が素敵♪
「ニッチ」
「みなまでいうな、わかっている」
キリッとした顔のアップの後、
「ぜっ全速力でさがって逃げますよっ」
「なんでか!?しんだんどこいった!?」
ここの漫才も大好きー。
原作でも笑いまくったんですけどね。
アリアの心弾は特殊だし、
BEEの仕事は鎧虫倒すことではなく
テガミを届けることですからね。
無理して戦うことはないのです。
そーっと全速力で…と言ってる傍から
沼ぽちゃなアリア。
「もぉいい!」
ニッチは一人で鎧虫に向かう。
「ラグとはいつも、こうやって、こうで、こうやる!」
素敵だニッチ。
でもアリアは怒らせると危険だと言って、ハラハラしてる。
うげー、鎧虫が口から吐く液体って
こんな血みたいな色だったの?
原作では白で、トーンも貼ってないから
白っぽい胃液みたいの想像してたんだけど…。
ニッチが髪を傘にするのが面白いよねーここ。
おっステーキの眼がキラーン。
「ヌニヌ!ヌニニー」
(訳:あそこっ!スキマー!)←ほんとか…。
頭の後ろの網々の所がスキマらしい。
心弾で早く倒せとニッチはアリアに言うが、
アリアの心弾は、作動するまでに時間かかるんだよねぇ。
アリアはヴァイオリンを弾きかけますが、
コンペイトウが途中ではじけちゃいます。
原因はテンポが速いから。
落ち着いて集中して弾かないとダメなんですね。
なかなか大変だ。
気をとりなして再チャレンジするアリアに、ニッチが
「ひびけ、アリばり」
ぷーっ!!

ちょっ!ニッチー。
「そっそんな名前じゃありません!」
ほぉんと漫才だよこの二人、良いコンビだ。
「ラグのように純粋に"こころ"を放てる歳じゃ
ないんだから…」
あー、それもあって、BEEは10代の少年なのかな。
心弦楽器は、完璧な旋律で弾かないと
鎧虫の中には届かないそうで。
スクランブルダッシュでとニッチは急かすが
それは逆効果だよ。
焦らされたら余計テンポが狂う。
鎧虫は触手を伸ばしてニッチを捕える。
ステーキが尻尾で地味に”寄るな攻撃”してるのが笑える。
アリアの所にも触手が伸びてきた、
演奏途中で放たれていたアリアの"こころ"が散る。
そして彼女の記憶が、ニッチの前に広がった。
『私が名づけて良いの?
ありがとうお父さん』
子供時代のアリアが、一匹の子犬を前にはしゃいでいる。
子犬の額には稲妻型の傷があり、
アリアは彼をサンダーボルトのボルトと名づけた。
アリアがBEEになると、ボルトは彼女のディンゴとなった。
体力の無い彼女が坂道でへばれば、彼は鼻先で背中を押し、
野宿の時は毛布代わり、いつも二人は一緒だった。
アリアのヴァイオリンにあわせて尻尾を
ぱた…ぱた…と振るボルトが可愛いっ!

アリアはよく配達ルートを開拓した。
それはBEEにとっては助かる話なのだけど
手柄はアリアというよりボルトだったようで、
『ボルトのおかげ、の間違いだろ?
アリアはディンゴに恵まれたな』
そんな風に陰で言われていた。
…ってその仲間のBEEの声は、岸尾さんだよね。
と…もう一人は誰だろ。
水溜りを飛ぼうとして転んだアリア、
背中から水溜りに倒れるはずが、
ぽふっといい具合に支えられて地にも水にも着かずに済んだ。
ナイスタイミングだよボルト。
君が人間の男だったら、これはお姫様だっこして
助けたってところだね。
ディンゴでありナイトでもあったんだね、君は。
アリアディンゴに恵まれた。
それは彼女自身も痛感していたこと。
『ボルトもそう思ってるんでしょう』
あ、思い切り首振ってる…。
『ボルト…御免ね、駄目な雇い主で…ごめんなさい』
『うぉぉぉんっ』
『でもね、私は貴方に頼るしかないから。
だから…頼らせてねボルト』
じっとアリアの眼を見詰めたボルトが、
『わぉーーーーーーーーーん!!』
ひときわ高く鳴く。
そしてずっとわんわん吼え続けた。
それはさ、どう見ても抗議でしょ。
私はニッチみたいに動物の言葉はわかんないけど
これは、
『馬鹿いってんじゃねー、俺は、んなことちっとも
思ってやしねー、勝手に決めつけんな』
って、怒ってるように見えた、聞こえましたよ。
アリアも触手に捕えられ、
それは更に"こころ"を吸い取ろうと伸びてきている。
ニッチはそれを金の剣でばっさりと斬りその剣で
アリアの身体を巻いて地上に着地。
アリア…ジェットコースター気分だね…。
あ、でもニッチったら
アリアの身体はほわりと下ろしてて優しいな。
「どんなにニッチがつよくとも
がいちゅーはたおせない。
あいつをたおせるのはアリアだけ。
ラグのディンゴのニッチでも
おまえのしんだんにたよるほかのほかはない」
言葉がおかしいからぷっと和むけど、
良いこと言ってますよねニッチ。
「ボルトもそういっていた」
あ、やっぱりニッチにはボルトが言ってた言葉
ちゃんと理解してるんだね。
ニッチはアリアの両足に髪を絡めて、
上空へとどんどん上げていく。
「それいがいは、
たよれ!!たよれ!!たよれ!!
アリアのぜんぶ。
まもるぞ!!まもるぞ!!
ゆっていたぞ」
ここは…原作読んで泣けちゃった所です。
ニッチの言い方がこんな風だから、
余計ボルトの気持ちが刺さるんですよ。

「おまえのディンゴも
なかなかの、なかなかだ」
これは名言だね。ニッチ。
もっと信頼しなくちゃいけなかったとアリアは反省し
気を引き締めてヴァイオリンを弾く。
「響け!!紅緋色ノ旋律!!」
空に放たれたそれは三つに分かれて落下し、
鎧虫三体のスキマに的確にヒット。
素晴らしい…一気に三体同時!!
放つまでに時間はかかるけど放つ事が出来れば
威力は凄いわけだ。
つまり…ボルトはアリアがちゃんと放てるまで
鎧虫をひき付けておく役目もやってたんだな。
原作のアリアの過去回想で、ボルトはまた傷を負ったそうだ
という仲間BEE達の声があったんだよね。
こういう理由で、他のディンゴより生傷耐えなかったのかも
しれませんね。
放った後はだいぶ疲れるみたいで、意識を失うアリア。
落下する彼女の身体をほわりとしたものが受け止めた。
その感触に、アリアはボルトが支えてくれたのだと
一瞬誤解する。
これも、ちょっとうるっと来ましたねぇ。
はっと気づくとそれはボルトの背ではなく
ニッチの髪なんだけど…
ニッチ~、それさぁ、
ツルとかサギとかコウノトリとかの巣みたい…。
「おまえもなかなかだ。
ぜんぶいっはぺんにやっつけるのは
ラグにもできない」
そうだよね。
褒めどころをちゃんと知ってるな。
偉いぞニッチ。
地上に下ろされたアリアは、
ニッチも凄いディンゴだと褒め返す。
「でも、私のボルトほどではないけどね」
あはははは。
「おっおまえもニッチのラグほどではない!」
くふふふ。二組とも、信頼厚いねぇ。
おっとアリアとゴーシュのやりとりも上映されちゃってる。
料理を色々作りすぎてしまったから家に来ないかと
誘ってみるも、シルベットに声を掛けてやってくれと
言われてしまいました。
この鈍ちんめ。

ゴーシュって、ほんとにアリアの気持ち、
分かってなかったのかしらね。
残念そうな顔で立ち尽くすアリアに、
わおーんと鳴くボルト。
『残念だったな…。ま、気を落とすな。
俺が居るし』
って感じ?
ゴーシュの解雇が決まった時のこと、
ボルトの眼が見えなくなって引退させた方が
良いと博士に言われた日のこと…。
ボルトを置いて配達に行こうとしたら、
ボルトはバウバウ吼えた。
『配達に行くのか、なんで俺を置いていくんだ。
俺も行くぞ』
そう言ってるみたいに聞こえる。
きっと…そう言ってる。
アリアはその日、BEEを引退した。
ボルト以外のディンゴを見つけてってのは、
彼女の選択肢には無かったわけだ。
ハチノスを辞めるつもりでいたアリアだけど、
ラルゴが引き止めた。
事務処理の方が、アリアは向いていたようで、
ラルゴはそういうとこ、ちゃんと見てたみたい。
"あれでいて"、ね。
アリアもなかなか言いますな。

「ボルトはどうなったか?」
ニッチはやっぱりボルトの事を気にしてる。
「守ってくれてるわ。今もずっと」
そう、最大の敵からね。
これはとても重要なお仕事よっ!
うらやましいわアリア。是非ウチにもボルトを~。
あ、でもボルト?
そこで君の前足でねじねじなんかしたら、
つ…つぶれるよね…う…想像したくない…。
「そうか、今もアリアのディンゴか」
ニッチがね、凄く嬉しそうなんだよねー。
「そうか、そうか」
ボルトの気持ちも垣間見てしまったから、
そんなボルトの事を思いやって…もあると思う。
これまでにも、ヴァシュカとも心通わせていたしねぇニッチ。
でもそれともう一つ、
自分も同じディンゴとして、ひとごとじゃない気分なのかなって
ちょっと思ったりして。
ニッチ姉は、いずれニッチは成長してニッチ姉と同じ仕事を
することになるだろうと読んでいる。
実際成長したら、自分の役目ってものも分かる仕組みの
ようなので、ニッチもそうなるのかもしれないけど
今、それを知らないニッチは、
この先何があっても、ラグから離れないつもりでいるよね。
ラグが例えばBEEじゃなくなって、ディンゴが必要なくなっても
ラグのディンゴを辞めるつもりは無い。
アリアは現役引退の身で、ディンゴは必要なくなっている。
でもボルトは今もアリアのディンゴ。
「そうか、そうか」と何度も言って嬉しそうに笑うニッチの顔。
それはそんなアリアとボルトの現状に、
安心したような、そんな顔のように私には思えました。
「やぁシグナル、ご機嫌うるわしゅう」
あら、このシーンはここに入れますか。
ほんとは9巻のラストなんだけどね。
BEEがヨダカ東に探索に向かった。
それはザジの事ですね。
原作読んだ時、ここでシグナルがこっち側の人だと
知って驚いたんだ。
でも双子の顔の傷のこと考えたら、もっと早くピンと
きてなきゃいけませんでしたね。
カベルネはもうリバースが発見しているらしい。
「政府にそんな姿にされた
君達兄弟の政府への積年の恨みも
もうすぐ果たせるのだ、
シグナル…いや?カミュ」
彼の事を、ラルゴも一度カミュと呼んでいるんですよね。
多分次回、彼とラルゴの関係や彼の兄弟のことなど
はっきりするんだろうな。
原作ではここではカミュとは呼んでません。
恐らく14話への流れとして分かりやすくする為かなと思う。
「カベルネが食い尽くす。
人の"こころ"で創られた
首都の人工太陽を、
全てを食い尽くしてくれるだろう」
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ちび博士にも会えるかなぁ。
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