「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#11【あの夏に咲く花】もちっとゆっくり見たかった。
終わってしまいましたねぇ…。
ぶっちゃけ、最終回はちょっと駆け足な感じで
1回見た時は、そんなに感情移入が出来なかった。
感想書くために、2,3回見た今では
ぼろぼろ泣きましたけどね。
2話分ぐらいの内容だった気がする。
せめてこれ、もう1話分、尺が欲しかった。
まぁほんとは2クールでやって欲しかったと
思ってるけどね、せめてあと1話。
心理描写をとても丁寧にやってた作品なので、
そこが橘的にもツボだったのよね。
今回の、鉄道や知利子のビックリ告白を
最終回の1話手前でやって欲しかったなと
思うのです。
それも最終回に詰め込んだから、
気持ちが育つ時間が無いというかね。
本来この作品なら、そこも丁寧に見せてく筈なので
やっぱり、描きたくても尺が無かったって
所なのかな。
Blu-ray&DVDで、11話を2話分に
分けてやってくれないかしらねぇ。
それでもやっぱ、この作品は良かったです。
毎回泣かせて貰ったし、
キャラも皆、魅力的で
作画も10話でちょっと変なとこあったけど
ほぼ良かったし画も良く動いてた。
声優さんの演技も光ってて、
毎回感動させられたよなぁ。
三ヶ月楽しませてもらいました。
ありがとう、「あの花」。
ぶっちゃけ、最終回はちょっと駆け足な感じで
1回見た時は、そんなに感情移入が出来なかった。
感想書くために、2,3回見た今では
ぼろぼろ泣きましたけどね。
2話分ぐらいの内容だった気がする。
せめてこれ、もう1話分、尺が欲しかった。
まぁほんとは2クールでやって欲しかったと
思ってるけどね、せめてあと1話。
心理描写をとても丁寧にやってた作品なので、
そこが橘的にもツボだったのよね。
今回の、鉄道や知利子のビックリ告白を
最終回の1話手前でやって欲しかったなと
思うのです。
それも最終回に詰め込んだから、
気持ちが育つ時間が無いというかね。
本来この作品なら、そこも丁寧に見せてく筈なので
やっぱり、描きたくても尺が無かったって
所なのかな。
Blu-ray&DVDで、11話を2話分に
分けてやってくれないかしらねぇ。
それでもやっぱ、この作品は良かったです。
毎回泣かせて貰ったし、
キャラも皆、魅力的で
作画も10話でちょっと変なとこあったけど
ほぼ良かったし画も良く動いてた。
声優さんの演技も光ってて、
毎回感動させられたよなぁ。
三ヶ月楽しませてもらいました。
ありがとう、「あの花」。
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あらすじは公式HP↓より。

第11話 「あの夏に咲く花」
花火を上げても「めんま」は消えなかった。その事実に
呆然とする「じんたん」。うなだれる超平和バスターズ
の面々。何も知らない聡史は、「じんたん」たちに今日
のことに対して感謝を告げる。
花火が上がっても、芽衣子は消えなかった。
芽衣子がふっと笑う口元が映る。
なんだか大人っぽくて
ドキッとしたよ。
OPはないのね。
最終回だもんな。
「花火、マジで凄かったです。
誘ってくれて、ありがとうございました」
きちんと頭下げる聡志、良い子だ。
お、鳴子がお辞儀してる。
知利子、松雪、鉄道は、ちょっと呆然状態かな。
違う方向見てるわ。
「あと、姉ちゃんの為に頑張ってくれて
ありがとうございました」
ほんときちんとした子だなぁ。
もともとしつけは厳しそうな家庭だよね本間家。
芽衣子の言葉使いとか、子供の頃から
他の子と違いましたしね。
クラクションが鳴って…おや、本間夫妻。
車に駆け寄って
「なに?迎えに来てくれたの?」
っていう聡志が、嬉しそうだね。
ここの家族はもう大丈夫そうだ。
良かった良かった。
芽衣子もそんな彼らを見て涙ぐんでる。
帰宅した芽衣子は、カントリーマアムを
むしゃむしゃ。
「残念だったねぇ、なんか違うお願い
だったのかもね」
ひとごとみたいだなぁ芽衣子。
でもちょっと良かったかもという芽衣子。
その理由がTV番組ですか。
ははは。
-めんまが成仏しなかったのは、
願いが
違ったからじゃなくて
もしかして…
仁太が風呂からあがると
芽衣子はテーブルに突っ伏して
寝てました。
そこに松雪から電話が入る。
今から出て来い、と。
芽衣子に気づかれないように。
言われて出かけてみれば、
…全員揃ってました。
なぜ芽衣子が成仏しなかったのか。
花火が芽衣子の本当の願いじゃなかったからだと
知利子。
それはまず、そうだと思うよ。
願いは花火では無いでしょう。
でも鳴子は違う意味で、
"違う"と言う。
「ねぇ、私達、本当に
めんまの事考えてた?
ちゃんとめんまのお願いが
叶いますように、って」
これにはハッとする仁太。
「私は!自分の事しか考えてなかった。
めんまの事考え続けるじんたん、
見てたくなかったから!!」
芽衣子に成仏して欲しかった。
彼女の為じゃなく、自分の為に。
「そういうの神様に見抜かれてた。
だから…」
正直だね鳴子。
真っ先にキミはそうやって吐露する。
良い子だ。
松雪が自分も同じだと続ける。
「俺は、めんまが好きだ。
あの頃から時間が経ったって
ビックリするぐらい
少しも変わらずに、好きだ!」
うん、
ほ~んとビックリするよね、
キミの執着具合には。
仁太にだけ芽衣子が見える、
今の状況が耐えられなかったと
打ち明ける松雪。
それはそうでしょうね。
目覚めた芽衣子は、仁太が居ない事に気づき
動こうとしますが、身体が上手く起こせない。
見れば右手が透けかけています。
原因は、コレのようで。
「ありゃ…」
芽衣子がさ、こんな可愛いのに性格がけっこう
三枚目なのが良いよなぁ。
松雪の続きです。
仁太だけの芽衣子になんてしたくなくて
それなら願いを叶えて貰って
成仏してくれた方が良いと
彼は思ったわけだ。
「最っ低ー」
知利子が思わず口を出す。
「あぁ最低だよ」
そう叫ぶ松雪を庇うように
「つるこも最低だよ!」
鳴子が立ち上がるのがまた男前。
「本音隠すのやめなよ!
ゆきあつに言いたいことある…」
うわ、知利子がガシッと鳴子に掴みかかって
止めたよ…。
この間の芝居は、あの日と同じ。
鳴子と松雪は結託して
仁太の気持ちを確かめようとした?
…って、
ええーっあの日のアレがそもそも
二人の計画だったわけ?
あの頃から利害が一致する"同士"の関係が
成り立っていたのか。
芽衣子の事、妬んでばかりだった。
それは鳴子だって、分かってる。
でも知利子だって同じ。
「ゆきあつが好きだから、
めんまが羨ましいからって、
めんまを成仏させようとしたくせに!」
あーあ、言っちゃった。
「……え?」
その反応、笑えるわー松雪ぃ。
キミにしてみりゃ、
ほぉんと寝耳に水だよねぇ。
違うと否定した知利子。
芽衣子の事をうらやんだりはしていない。
最初から芽衣子に叶わないのは分かっているのだから。
「私は貴女と違う。
叶わない夢なんて見ない」
ここの早見さんの言い回し、良かったなぁ。
前に知利子は鳴子に言った。
芽衣子が成仏しても、代わりは鳴子だと。
自分は代わりで構わないのに、
でもその代わりでから、
鳴子に奪われるってことですか。
「私がずっと、昔からずっと
羨ましかったのは
貴女よ!あなる!!」
ええーっ昔からずっとですか!?
最近の二人を見て…じゃなく?
うわー年季はいってるな。
知利子は、なんでもいちいち年季入ってるよね。
まぁ鳴子とか松雪とかも、そうか。
「あの頃だって今だって
貴女はゆきあつの理解者で
悔しくて…だから私、告げ口したの
めんまに」
えっ…。
「あの日貴方達が、
じんたんの気持ち確かめようと
してるって」
そっ、そうだったのーっ?
芽衣子、知ってたの?
でも…じゃあ、あの時、
何故彼女は何も言わなかったのか。
「めんまは…」
その、告げ口した時のこと。
ちび芽衣子&ちび知利子可愛い。
『うーん…どうしようねぇ…』
『どーしよう、じゃないよ。
じんたんの事、呼んじゃったんだよあの二人!
めんまは内緒ってゆったのに!』
えーと、整理させてくださいね知利子さん。
あの日、
芽衣子が亡くなったあの日。
本当は芽衣子が、
仁太に内緒で相談したい事があるからと言って
仁太以外のメンバーに招集をかけた。
でも松雪と鳴子が、仁太の気持ちを
確かめるため一芝居うつ計画を立て、
仁太も呼んでしまった、と。
で、それを知利子が、芽衣子に告げ口した、
こういう流れなのですね。
『う~ん…』
『酷いでしょ?怒りにいこうよ!』
必死に訴える知利子ですが、
芽衣子は困ったように小首かしげ
『めんまは…じんたんだけじゃなくて、
みぃんなが大好きだからなぁ』
天使だな芽衣子。
出来すぎだわキミ。
「やっぱり、敵わないって思った」
うん、マジ思うね。
こりゃレベル違いすぎるかも。
芽衣子亡き後、時間は掛かったが、
やっと知利子は松雪の理解者になれた。
「もうそれだけで満足だったの」
松雪の隣を歩く為に、必死に勉強したんだものね。
でもやっぱり今も松雪の隣には鳴子が居る。
「めんまが成仏して、あなるが
じんたんとくっついてくれれば
私がまた…最低よ…私は…」
やっぱりこんな気持ちで芽衣子を成仏させるなんて
無理だったんだと松雪が俯く。
ずっと黙ってた鉄道が、突然そこで口を挟む。
「良いじゃねぇか、
どんな気持ちだって。
何もしねぇより、
よっぽど良いじゃねぇかよ!!」
ぽっぽ?
「あ、ど……どうしたの?ぽっぽ…」
鳴子の、ちょっと恐る恐るっぽく訊く声が
良いね。
芽衣子の願い叶えてやらなきゃ、
成仏させてやらなきゃ、でなきゃ、
「めんまは、俺を許してくれねぇんだよぉ」
え…ええーっ。
「俺、見たんだ、あの日。
めんまが逝っちまうトコ…」
うわっ…だっくすんさん(9話でコメ下さった方)、
大当たりでしたね。
私、読みが甘かったなぁ。
「俺…怖くてよ。
ここに居るの、怖くて逃げ出したいのに
なんかどーしても出ていけなくて。
皆の基地に住んじゃったりしてよ」
高校行かずに世界を転々としていたのも
遠くへ行けば変わると思ったから。
「でも!戻って来ちまうんだよ!
この場所に!…頼むよ。
頼むから!お前ら
めんまを成仏させてやってくれよ!」
自分勝手だと分かってる。
こんな気持ちじゃ成仏なんか
させられないのかもしれない。
だけど…。
目の前で流されて、
どんどん遠くなって行く芽衣子が
脳裏から離れない…。
うわ、キツイ。
キツ過ぎる。
ねぇ、鉄道。
あの頃キミは、身体だって一番小さくて
現場の、間近に居たとしても、
溺れた同級生助けるのなんて
無理だったと思うよ。
ましてやキミ、上の山道に居たんじゃん、
そこから駆け下りたとして、間に合うはずもないし
足がすくんで動けないのも当たり前。
それでも…
自分だけが見てしまったわけで、
一生自分を責めたくなる材料ではありますね。
しっかし…もっとも重いトラウマを持っていて
良く今までこんな明るく、彼らの前で振舞って来たね。
仁太にだけ見える芽衣子の事も、一番早く受け入れてさ。
いや…抱えてる物が大きかったからこそ、
ずっと苦しんで、戦ってきたからこそ、
そこまでの事が出来るぐらいになっていた…とも言えるか。
皆がそれぞれ、芽衣子の成仏に
自分勝手な気持ちを持っていた。
-めんまの願いを真剣に
考えてやれなくて…。
めんま、
ごめんな。
…ごめんな。
「もーいーかーい、まーだだよー」
芽衣子は仁太を待って、居間にいる。
身体が、だるんとしてるね。
もうしんどいのかな。
あ、父ちゃんが帰ってきた。
電気付いてるから仁太が居るかと思ったのに居ない。
父ちゃんにも、芽衣子は見えていないんだよなぁ。
父ちゃんは塔子に仁太の事を報告してる。
仁太が昼間、超平和バスターズの皆と一緒に居た、と。
最近の仁太は前よりすっごく元気だと嬉しそうに語ってる。
それを聞いて芽衣子も微笑む。
「♪じーんたんの、さいきんはぁ~」
楽しい事ばかりではないよ、芽衣子。
悩んでるし、もやもやもしてる。
でも、引きこもってた頃より、全然良いよね。
ひとしきり泣いた鳴子がいきなり、
「あっ…あたし……謝る!」
「「「え?」」」
「じんたんなんかもうどうでも良い」
あら酷い。
「めんまにちゃんと謝って、そんで!」
「あっ…あなるっ…」
仁太がちょっと慌てる。
それはどうでも良いといわれたからじゃなく
奇妙な物を眼にしてしまったから。
「なによ!」
「睫毛…2つある!」
ぶははははっ。
もぉだいなし。
松雪、即行吹いてるし。
「やっぱ、…あなる目元変わったって
思ったのよね」
知利子、眼鏡当てて確認してるし。ぷくく。
「そんなモサモサ、毛ぇ増やさなくても
いんじゃね?あなるー」
鉄道ったら。
「あなるはそのまんまで良いよ」
おっ松雪ったらサラッと良い事言うじゃん。
「もぉー、ありがと!
でも、あなる、あなる、言うなー!」
ぷぷぷぷっ。
和んだねぇ。
そういえば、皆、アダ名呼びに戻ってる。
良いね。
皆、言いたい事ぶちまけて、
あの頃に戻ったね。
こんな風に本音ぶつけれる仲間が居るって
素敵な事だよ。
松雪の言うとおりだと、仁太も胸の内を打ち明ける。
芽衣子が自分にだけ見えるのは、
やっぱり嬉しかった。
「でも…めんまは違うんだ」
言われちゃったもんね、しっかりと。
それについても、芽衣子はあの頃と変わってない。
そりゃそうだよね。
彼女の時は、あの時止まってるのだから。
「ほんとはさ、成仏なんてしなけりゃ良いって
思ってた。けど、アイツは違ったんだ。
俺だけじゃなく、皆とちゃんと喋りたいって。
だから成仏して生まれ変わりたいって」
芽衣子は、仁太の事だけじゃなく、
皆の事が大好きな、芽衣子のまま。
ちゃんと叶えようと松雪が言いだす。
芽衣子も呼んで、日記使ってちゃんと話して、
「めんまと一緒に、もう一度」
「うん!!」
大きく頷く鳴子。
ここの、「ふ」と「う」の混ざった、鼻息荒い感じの
「うん」が上手かったなー戸松さん。(細かいってアンタ
)
芽衣子抜きで話してたって意味はない。
だって…
「私達六人で、超平和バスターズなんだものね」
「おうっ」
「ちょっ!私の台詞」
ふふふ、良いね良いね。
おおっ松雪が仁太にドカッと肩組んだよ。
「えっ!?」
ぷぷっ、ここの仁太の顔がいいじゃん。
「頼むぜ、リーダー」
おぉリーダーふっかーつ。
「あぁ、すぐめんま連れてくる!
秘密基地で集合だ!」
ほんとに昔に戻ったね、仁太。
-めんま、
やっと俺達、
動き出せた気がするんだ。
お前の願いを叶えて、
今度こそ、ちゃんと胸張って
お前を!
「めんま!」
居間を覗いた仁太の表情が固まる。
「め…めんま…」
芽衣子は床にコロンと寝ている。
でもそれは眠いからとかじゃないのだと
仁太も察したんだね。
芽衣子は寝転んだまま、
少し笑って仁太を迎えた。
「おかえりー」
いままでより、弱々しい声で…。
抱き起こし、なんでと
うろたえ気味の仁太。
「めんまのお願い…ね、
もう叶っちゃってたみたい」
芽衣子は思い出した。
塔子と約束したことを。
『ただね…1つだけ…』
の後ですね。
やっぱり気がかりだったのは、仁太の事。
ここらへんまでは、
橘の勘もそこそこ当たってました。
内容は違ってたけどね。へへ。
『仁太は泣かないの。
多分私がこうなっちゃったから
ずっと気を張ってるんだと思う。
生まれ変わりは楽しみだけど
それだけが気がかりで…』
芽衣子が食べようとしたリンゴを
食べるのやめて考え込むのが可愛いねぇ。
で、塔子も左利きなのね。
仁太の左利きは遺伝ですか。
仁太は我慢してる。
ほんとはもっと、笑ったり、怒ったり
泣いたりして欲しかった。
そんな塔子の寂しい呟きを聞いて、
芽衣子はなんとかしなきゃと思ったんだな。
『分かった!めんま、約束する!
じんたん絶対泣かす』
泣かす、だけですか芽衣子。
それだったらまるで、
しばいたるって言ってるようなもんだが…。
両手グーにして、ふんと気張った顔してる芽衣子が
可愛すぎます。
『ありがとうめんまちゃん。
じゃあ、お願いしちゃおうかな』
塔子に頼まれちゃって、
芽衣子は嬉しそうに頷く。
もう芽衣子の事だから、
これで使命感に燃えちゃったんだろうなぁ。
だけど考えてもどうして良いか
分からなくなった芽衣子は
皆にも知恵を貸してもらおうと、
電話して集まって貰ったというわけか。
皆で苛めて泣かそうとか思ったわけじゃない。
芽衣子は頭良くないから、意地悪じゃない方法で
泣かせる方法が無いか、聞こうと思ったようです。
-めんまが、
ここに戻って来てまで
叶えたかった願いは…
「でも…、
やっぱり上手くいかなかった。
じんたんに内緒にしてた、
罰が当たったのかな」
罰なんかの筈ないよ芽衣子。
キミが仁太の為に、そこまで真剣に
やろうとしてたのに。
内緒とか関係ない、俺は行くんだと仁太。
「いつだって何だって行くんだよ、
あの場所に」
芽衣子が手を上に上げて、仁太の頬に手を当てる。
「じんたん…また泣いた」
こんなしぐさ、大人みたいだね芽衣子。
「でもね、めんま本当は、
じんたんの笑った顔が好き」
仁太の頬に当てた手が保てなくなる。
芽衣子の腕や足が透けかけていること、
仁太も気づきました。
「そろそろ…バイバイの時間かな」
「待て!まだ駄目だ!待ってくれ!
俺だけじゃ駄目なんだ!」
連れて行かなきゃね、秘密基地に。
「俺、会いたかった。
ずっとお前に会いたかった!
お前の名前、呼びたかった!
お前に謝りたかった。
好きだって、言いたかった」
でも皆、それは同じ。
皆、芽衣子の事が好きで、忘れられなくて。
もう一度会って、謝りたくて。
「皆がお前を、俺達を待ってるんだ!
あの、俺達の場所で!」
仁太、背負ってからの動き、早っ!
父ちゃんはもう寝ていたのね。
なにやら騒いでるみたいだから
起きてきたのかな。
アイマスクが笑えるよねー。
眼、動くし。
あれだよね、角度ずらすと画が変わる表面ザラザラの。
仁太の靴は玄関にある。
慌てて戻った時の、すっころんだ状態のまま。
…てことは、父ちゃんの靴でも履いて
飛び出して行ったわけ?
しかも玄関、開けっ放し…。
あ、下駄だ。下駄の方が走りづらいのに。
-めんま…
-じんたん
-お前の願い、
叶えたかった。
-じんたん、大好き。
-でも、こんなに突然…
-めんま、楽しかったの
-俺、お前とずっと!
-ずっと、じんたんとこうしてたいって
思うくらい…
やっと基地に着いた。
間に合ったかと思ったのに、
この瞬間、背中に感触なかったんだね。
仁太が狂ったように芽衣子の名を呼ぶ。
芽衣子は、
直ぐ後ろに、居るのに。
仁太の焦りようが激しい。
「じん…たん…」
声はまだ聞こえるようで…。
「めんま!なんだよ、どこだ?
早く出てこいよ!めんま!めんま!めんま!」
「ちょっとじんたん!」
芽衣子が両手で眼を覆う。
涙が辺りに散ってます。
でも…もう仁太には見えない。
触れることも出来ない。
「か…かくれんぼだよ」
芽衣子…。
自分も悲しくてたまらないのに、
仁太の為に、
そんな嘘をつくんだねキミは。
「な…かくれんぼって何だよ
おい、めんま!」
「じんたん…?
めんま、かくれんぼしてんのか?」
鉄道が真剣に訊いてるよ。
仁太は半狂乱で外へ飛び出していく。
皆もそれに続く。
そこに立つ、泣いてる芽衣子を残して。
「まだ…まだだよ…
まだ…ちゃんとお別れしなきゃ…」
皆、ほんとに狂ったように叫んで
辺りを探してる。
芽衣子は、それを聞いて、
「まーだーだよー」
と返してる。
もう駄目だ…泣けてきた。
芽衣子はもう上手く動かない右手を
左手で押さえながら、
日記帳の紙に何かを書いている。
「まだ…もう、ちょっと…」
芽衣子が超平和バスターズと彫られた柱にも
眼を向ける。
「もう…少しだけ…」
仁太ったら素足で走り回っていたの…。
下駄は走りにくいよな。
空が明るくなって来てる。
もう夜明けなんですね。
やっぱりもう芽衣子は成仏して消えてしまったのか。
誰もがそう思い、仁太がクッと眼を閉じた時、
鳴子がある物に気づきました。
草の上に咲いた白い花。
あの日記帳を破って書いた、芽衣子の手紙です。
動かぬ手で無理矢理書いた文字は、随分ヨタってます。
でもそこにはちゃんと五人の名がそれぞれ書いてあった。
五人それぞれに宛てた、芽衣子の気持ちがそこには
つづられている。
知利子が開くと…
つるこへ。
やさしいつるこが
だいすきです。
♪君と夏の終わり…
ここでED被りますかぁ~っ。
うわーん。
ゆきあつへ。
がんばりやさんの
ゆきあつが
だいすきです。
こんなの見たらこの子達、
泣けて泣けて仕方ないよね。
ぽっぽへ。
おもしろいぽっぽが
だいすきです。
ほら鉄道。
芽衣子はキミの事、恨んでなんかいませんよ。
芽衣子の事、よく知ってるでしょキミは。
例え川沿いに居たキミを死ぬ前に見ていたとしても
「あ~ぽっぽだ…」
で終わってたと思う。
そこで助けてとか、そんな事、この子思わないと思うよ。
あなるへ。
しっかりものの
あなるが
だいすきです。
皆、大泣きだ。
そして仁太のは…。
じんたん だいすきです。
じんたんへのだいすきは
じんたんのおよめさんに
なりたいなっていう
そういうだいすきです。
仁太宛てだけ長いね、気持ち深いね。
仁太だけじゃなく、皆の事が好き。
だけど、仁太はやっぱり芽衣子にとって、
特別でした。
塔子に頼まれた事を、黄泉帰りまでして叶え様と
思ったのだって、約束だからってだけじゃなく
仁太の事がそれほどに好きだから、
芽衣子自身、気がかりだったからなのでしょう。
-まに…あった。
今度はちゃんと…
お別れできたよ。
一度めの時は、訳分からぬ内に死んじゃって
皆にお別れ、言えなかったもんね。
-もう…。
「なんだよこれ…
なんなんだよ、めんま!
かくれんぼなんだろ?
だったら!お前見つけなきゃ!
終われねーだろぉおお!!」
仁太…。
「じんたん…」
「もーいーかーい!
もーいーかーい!」
仁太の叫び声に、鳴子が、皆が、続く。
ハタから見たら、気が狂ったかと思うかもしれない。
でも彼らは必死なんだ。
声優さんも必死。
そんな彼らを笑ったりは出来ないよ。
辛くなって涙する芽衣子。
「もーいーよー」
その声は、皆に届いた。
そして…
「…めんまっ!?」
「ほんとに…めんま…」
「めんま…めんまだ!」
「見える!」
「めんま~!」
最後に皆に見えなんて、奇跡だね。
でも良かった。
見えて欲しかったんだ。
ほんの少しでも。
芽衣子は涙を拭いて立ち上がった。
「こういう時は、
お名前言うのと違うよ。
めんま、かくれんぼ下手っちょだな。
ね、じんたん。ちゃんとゆって」
「何…」
「それで、ちゃんと、
おしまいでしょ?」
もう身体は透けてきているから…。
意味を察して固まってしまった仁太。
こんな時、やっぱり鉄道は反応早い。
「手紙!読んだぞ!
俺も大っ好きだぜ!めんま!」
「私も!だーい好きよ!」
「めんま、大好き!」
「俺も、もちろん大好きだー!」
うんうん、松雪は言わなくても皆
嫌と言うほど知ってるけどね。
「お別れってよ、
どっちか片っぽが
言うもんじゃねぇだろ?
な?じんたん!」
仁太は鉄道に背中を押され、
やっと現実を受け止める。
「願い、叶えてくれて
ありがとな。
大好きだ、めんま」
仁太に言われて、芽衣子はもう眼が涙で
うるうるです。
ふと皆の姿が、あの頃の彼らに戻る。
『あー!じんたんまためんま泣かしたぁ!』
『じんたん!』
『こらじんたん!』
『ええっ?』
『泣ーかした、泣ーかした。
せーんせいにゆってやろ』
あの頃も皆、いつもこんな風で…。
芽衣子の涙腺崩壊です。
「めんまねっ!」
仁太が後ろ向いてるってことは、
その、昔みたいなやりとりを今、してたんだな。
先生にゆってやろ、は無かったかもですが。
「もっと…皆と…一緒に居たい!!
遊びたいよ…だから…
生まれ変わりする…
皆と…また…一緒になるの
…だから!
じんたん…泣いたよ、
お別れしたよ、
だから!」
仁太は肩を震わせギュッと眼を閉じて
決心する。
「せーの!」
「「「「「めんま!みーつけた!」」」」」
「見つかっちゃっ…た…」
うわぁぁぁーっ。
行ってしまったぁー。
芽衣子~。
この後、きっとみんな、
泣き崩れたのでしょうね…。
-めんまは、
やっぱり笑った。
ここでOP曲。
そしてその後の彼らですね。
仁太は学校へ登校し…
って、ちょっと…
学ランの下にそういうTシャツって
不良みたいじゃないか。
借りたハンカチを返そうと
仁太が、鳴子に差し出す。
鳴子はそれ見てうるっと来たわけですが、
春菜に鞄で殴られたよ。
亜紀がばい菌から守るみたいに
鳴子をガードしてるしさ。
いやー意外でした、この二人。
案外素は良い子だったの?
鳴子のラブホの事とか、絶対こいつらが
チクッたんだと思ったのに。
鳴子が途中で男と抜けた時、鳴子は意味分かって
なかったけど、この子ら分かってたよね。
-俺達は大人になって行く。
どんどん通り過ぎる季節に
道端に咲く花も
移り変わっていく。
あの季節に咲いた花は
なんて名前だったんだろう
小さく揺れて
触れればチクリと痛くて
鼻を近づければ
わずかに青い
ひなたの匂いがした。
松雪が電車の中で知利子にポッキー…
いやロッキーを差し出し、
断られたようです。
ふふっ。松雪の顔が面白い。
どう接して良いか、松雪も戸惑ってる感じ?
知利子の方がふっきれてるわね。
あの髪留めもしてるし。
鉄道はなんか資格取ろうとしてるみたいね。
でも高校認定と自動車の大型・中型免許と
TOEICと…欲張ってるなー。
いっぺんにって無理じゃないの?
-次第に、あの香りは薄れていく。
俺達は、大人になっていく。
だけど…
あの花は、きっとどこかに咲き続けている。
仁太が基地の柱を見つめていましたが
ふと気づくと表に皆、来てました。
-そうだ、俺達は、
いつまでも…。
芽衣子が基地で手紙書いてる時、
最後にこの柱を見上げていたものね。
書き加えていたんだね。
超平和バスターズ は ずっとなかよし
そうだね、芽衣子。
-あの花の願いを、
叶え続けていく。
テーブルの上に、破った日記の紙が一枚。
芽衣子から私達にも
バイバイ
だってよ。
あの花、とは
芽衣子のことだったんですね。
"あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない"
幽霊と呼ぶには奇妙な存在で、
この世の物では無いと言っても
明るくて華やかで楽しい少女。
あれはあの夏に咲いた花だった、と。
なんで自分達が見ることが出来たのか
あれをなんと呼んで良いか、分からない。
だから、
"あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない"
なのかな。
勝手に想像してみました。
遅れ気味な上、いつも長くなってしまってた
「あの花」の感想でしたが、
それでもTB下さったブロガー様、
感想を読みに来て下さった読者様に感謝しています。
ありがとうございました。
またこの先も何かの作品でご縁がありましたら
宜しくお願い致します。
◆グッズ
なぁんかグッズが続々作られてますよ。
アニメはこれで終わりなのに。
じわじわキテるな、「あの花」人気。
私もメイトで「あの花」のクリアファイル見つけて
買おうかと思った。
ちび時代の画で可愛くて。
これまでの感想
#1
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#1
【超平和バスターズ】最後の数分間にヤラれたよ。
#2
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#2
【ゆうしゃめんま】 ぽっぽが良いね。
#3
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#3
【めんまを探そうの会】めんまの願いは…。
#4
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#4
【白の、リボンのワンピース】ぽっぽに、めっさ泣かされた~っ。
#5
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#5
【トンネル】暴落株が終盤一気に高値付けたっ!!
#6
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#6
【わすれてわすれないで】じんたん、つぇ~よ。
#7
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#7【ほんとのお願い】
うん、かっけぇんすよ、じんたんは。
#8
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#8【I wonder】
塔子の言葉がキー?
#9
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#9【みんなとめんま】
このままで居させてやりたくなるよ。
#10
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#10【花火】まだ…だとは思ったけどさ。
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第11話 「あの夏に咲く花」
花火を上げても「めんま」は消えなかった。その事実に
呆然とする「じんたん」。うなだれる超平和バスターズ
の面々。何も知らない聡史は、「じんたん」たちに今日
のことに対して感謝を告げる。
花火が上がっても、芽衣子は消えなかった。
芽衣子がふっと笑う口元が映る。
なんだか大人っぽくて
ドキッとしたよ。
OPはないのね。
最終回だもんな。

「花火、マジで凄かったです。
誘ってくれて、ありがとうございました」
きちんと頭下げる聡志、良い子だ。
お、鳴子がお辞儀してる。

知利子、松雪、鉄道は、ちょっと呆然状態かな。
違う方向見てるわ。
「あと、姉ちゃんの為に頑張ってくれて
ありがとうございました」
ほんときちんとした子だなぁ。
もともとしつけは厳しそうな家庭だよね本間家。
芽衣子の言葉使いとか、子供の頃から
他の子と違いましたしね。
クラクションが鳴って…おや、本間夫妻。
車に駆け寄って
「なに?迎えに来てくれたの?」
っていう聡志が、嬉しそうだね。
ここの家族はもう大丈夫そうだ。
良かった良かった。
芽衣子もそんな彼らを見て涙ぐんでる。
帰宅した芽衣子は、カントリーマアムを
むしゃむしゃ。
「残念だったねぇ、なんか違うお願い
だったのかもね」
ひとごとみたいだなぁ芽衣子。
でもちょっと良かったかもという芽衣子。
その理由がTV番組ですか。
ははは。
-めんまが成仏しなかったのは、
願いが
違ったからじゃなくて
もしかして…
仁太が風呂からあがると
芽衣子はテーブルに突っ伏して
寝てました。
そこに松雪から電話が入る。
今から出て来い、と。
芽衣子に気づかれないように。
言われて出かけてみれば、
…全員揃ってました。
なぜ芽衣子が成仏しなかったのか。
花火が芽衣子の本当の願いじゃなかったからだと
知利子。
それはまず、そうだと思うよ。
願いは花火では無いでしょう。
でも鳴子は違う意味で、
"違う"と言う。
「ねぇ、私達、本当に
めんまの事考えてた?
ちゃんとめんまのお願いが
叶いますように、って」
これにはハッとする仁太。
「私は!自分の事しか考えてなかった。
めんまの事考え続けるじんたん、
見てたくなかったから!!」
芽衣子に成仏して欲しかった。
彼女の為じゃなく、自分の為に。
「そういうの神様に見抜かれてた。
だから…」
正直だね鳴子。
真っ先にキミはそうやって吐露する。
良い子だ。
松雪が自分も同じだと続ける。
「俺は、めんまが好きだ。
あの頃から時間が経ったって
ビックリするぐらい
少しも変わらずに、好きだ!」
うん、

キミの執着具合には。
仁太にだけ芽衣子が見える、
今の状況が耐えられなかったと
打ち明ける松雪。
それはそうでしょうね。
目覚めた芽衣子は、仁太が居ない事に気づき
動こうとしますが、身体が上手く起こせない。
見れば右手が透けかけています。
原因は、コレのようで。
「ありゃ…」
芽衣子がさ、こんな可愛いのに性格がけっこう
三枚目なのが良いよなぁ。

松雪の続きです。
仁太だけの芽衣子になんてしたくなくて
それなら願いを叶えて貰って
成仏してくれた方が良いと
彼は思ったわけだ。
「最っ低ー」
知利子が思わず口を出す。
「あぁ最低だよ」
そう叫ぶ松雪を庇うように
「つるこも最低だよ!」
鳴子が立ち上がるのがまた男前。
「本音隠すのやめなよ!
ゆきあつに言いたいことある…」
うわ、知利子がガシッと鳴子に掴みかかって
止めたよ…。
この間の芝居は、あの日と同じ。
鳴子と松雪は結託して
仁太の気持ちを確かめようとした?
…って、

二人の計画だったわけ?
あの頃から利害が一致する"同士"の関係が
成り立っていたのか。
芽衣子の事、妬んでばかりだった。
それは鳴子だって、分かってる。
でも知利子だって同じ。
「ゆきあつが好きだから、
めんまが羨ましいからって、
めんまを成仏させようとしたくせに!」
あーあ、言っちゃった。
「……え?」
その反応、笑えるわー松雪ぃ。
キミにしてみりゃ、
ほぉんと寝耳に水だよねぇ。

違うと否定した知利子。
芽衣子の事をうらやんだりはしていない。
最初から芽衣子に叶わないのは分かっているのだから。
「私は貴女と違う。
叶わない夢なんて見ない」
ここの早見さんの言い回し、良かったなぁ。

前に知利子は鳴子に言った。
芽衣子が成仏しても、代わりは鳴子だと。
自分は代わりで構わないのに、
でもその代わりでから、
鳴子に奪われるってことですか。
「私がずっと、昔からずっと
羨ましかったのは
貴女よ!あなる!!」

最近の二人を見て…じゃなく?
うわー年季はいってるな。
知利子は、なんでもいちいち年季入ってるよね。
まぁ鳴子とか松雪とかも、そうか。
「あの頃だって今だって
貴女はゆきあつの理解者で
悔しくて…だから私、告げ口したの
めんまに」

「あの日貴方達が、
じんたんの気持ち確かめようと
してるって」

芽衣子、知ってたの?
でも…じゃあ、あの時、
何故彼女は何も言わなかったのか。
「めんまは…」
その、告げ口した時のこと。
ちび芽衣子&ちび知利子可愛い。
『うーん…どうしようねぇ…』
『どーしよう、じゃないよ。
じんたんの事、呼んじゃったんだよあの二人!
めんまは内緒ってゆったのに!』
えーと、整理させてくださいね知利子さん。
あの日、
芽衣子が亡くなったあの日。
本当は芽衣子が、
仁太に内緒で相談したい事があるからと言って
仁太以外のメンバーに招集をかけた。
でも松雪と鳴子が、仁太の気持ちを
確かめるため一芝居うつ計画を立て、
仁太も呼んでしまった、と。
で、それを知利子が、芽衣子に告げ口した、
こういう流れなのですね。
『う~ん…』
『酷いでしょ?怒りにいこうよ!』
必死に訴える知利子ですが、
芽衣子は困ったように小首かしげ
『めんまは…じんたんだけじゃなくて、
みぃんなが大好きだからなぁ』

出来すぎだわキミ。
「やっぱり、敵わないって思った」
うん、マジ思うね。
こりゃレベル違いすぎるかも。
芽衣子亡き後、時間は掛かったが、
やっと知利子は松雪の理解者になれた。
「もうそれだけで満足だったの」
松雪の隣を歩く為に、必死に勉強したんだものね。
でもやっぱり今も松雪の隣には鳴子が居る。
「めんまが成仏して、あなるが
じんたんとくっついてくれれば
私がまた…最低よ…私は…」
やっぱりこんな気持ちで芽衣子を成仏させるなんて
無理だったんだと松雪が俯く。
ずっと黙ってた鉄道が、突然そこで口を挟む。
「良いじゃねぇか、
どんな気持ちだって。
何もしねぇより、
よっぽど良いじゃねぇかよ!!」
ぽっぽ?
「あ、ど……どうしたの?ぽっぽ…」
鳴子の、ちょっと恐る恐るっぽく訊く声が
良いね。
芽衣子の願い叶えてやらなきゃ、
成仏させてやらなきゃ、でなきゃ、
「めんまは、俺を許してくれねぇんだよぉ」
え…ええーっ。
「俺、見たんだ、あの日。
めんまが逝っちまうトコ…」
うわっ…だっくすんさん(9話でコメ下さった方)、
大当たりでしたね。
私、読みが甘かったなぁ。
「俺…怖くてよ。
ここに居るの、怖くて逃げ出したいのに
なんかどーしても出ていけなくて。
皆の基地に住んじゃったりしてよ」
高校行かずに世界を転々としていたのも
遠くへ行けば変わると思ったから。
「でも!戻って来ちまうんだよ!
この場所に!…頼むよ。
頼むから!お前ら
めんまを成仏させてやってくれよ!」
自分勝手だと分かってる。
こんな気持ちじゃ成仏なんか
させられないのかもしれない。
だけど…。
目の前で流されて、
どんどん遠くなって行く芽衣子が
脳裏から離れない…。
うわ、キツイ。

ねぇ、鉄道。
あの頃キミは、身体だって一番小さくて
現場の、間近に居たとしても、
溺れた同級生助けるのなんて
無理だったと思うよ。
ましてやキミ、上の山道に居たんじゃん、
そこから駆け下りたとして、間に合うはずもないし
足がすくんで動けないのも当たり前。
それでも…
自分だけが見てしまったわけで、
一生自分を責めたくなる材料ではありますね。

しっかし…もっとも重いトラウマを持っていて
良く今までこんな明るく、彼らの前で振舞って来たね。
仁太にだけ見える芽衣子の事も、一番早く受け入れてさ。
いや…抱えてる物が大きかったからこそ、
ずっと苦しんで、戦ってきたからこそ、
そこまでの事が出来るぐらいになっていた…とも言えるか。
皆がそれぞれ、芽衣子の成仏に
自分勝手な気持ちを持っていた。
-めんまの願いを真剣に
考えてやれなくて…。
めんま、
ごめんな。
…ごめんな。
「もーいーかーい、まーだだよー」
芽衣子は仁太を待って、居間にいる。
身体が、だるんとしてるね。
もうしんどいのかな。

あ、父ちゃんが帰ってきた。
電気付いてるから仁太が居るかと思ったのに居ない。
父ちゃんにも、芽衣子は見えていないんだよなぁ。
父ちゃんは塔子に仁太の事を報告してる。
仁太が昼間、超平和バスターズの皆と一緒に居た、と。
最近の仁太は前よりすっごく元気だと嬉しそうに語ってる。
それを聞いて芽衣子も微笑む。
「♪じーんたんの、さいきんはぁ~」
楽しい事ばかりではないよ、芽衣子。
悩んでるし、もやもやもしてる。
でも、引きこもってた頃より、全然良いよね。
ひとしきり泣いた鳴子がいきなり、
「あっ…あたし……謝る!」
「「「え?」」」
「じんたんなんかもうどうでも良い」
あら酷い。

「めんまにちゃんと謝って、そんで!」
「あっ…あなるっ…」
仁太がちょっと慌てる。
それはどうでも良いといわれたからじゃなく
奇妙な物を眼にしてしまったから。
「なによ!」
「睫毛…2つある!」

もぉだいなし。
松雪、即行吹いてるし。
「やっぱ、…あなる目元変わったって
思ったのよね」
知利子、眼鏡当てて確認してるし。ぷくく。
「そんなモサモサ、毛ぇ増やさなくても
いんじゃね?あなるー」
鉄道ったら。
「あなるはそのまんまで良いよ」
おっ松雪ったらサラッと良い事言うじゃん。
「もぉー、ありがと!
でも、あなる、あなる、言うなー!」
ぷぷぷぷっ。
和んだねぇ。
そういえば、皆、アダ名呼びに戻ってる。
良いね。
皆、言いたい事ぶちまけて、
あの頃に戻ったね。
こんな風に本音ぶつけれる仲間が居るって
素敵な事だよ。
松雪の言うとおりだと、仁太も胸の内を打ち明ける。
芽衣子が自分にだけ見えるのは、
やっぱり嬉しかった。
「でも…めんまは違うんだ」
言われちゃったもんね、しっかりと。
それについても、芽衣子はあの頃と変わってない。
そりゃそうだよね。
彼女の時は、あの時止まってるのだから。
「ほんとはさ、成仏なんてしなけりゃ良いって
思ってた。けど、アイツは違ったんだ。
俺だけじゃなく、皆とちゃんと喋りたいって。
だから成仏して生まれ変わりたいって」
芽衣子は、仁太の事だけじゃなく、
皆の事が大好きな、芽衣子のまま。
ちゃんと叶えようと松雪が言いだす。
芽衣子も呼んで、日記使ってちゃんと話して、
「めんまと一緒に、もう一度」
「うん!!」
大きく頷く鳴子。
ここの、「ふ」と「う」の混ざった、鼻息荒い感じの
「うん」が上手かったなー戸松さん。(細かいってアンタ

芽衣子抜きで話してたって意味はない。
だって…
「私達六人で、超平和バスターズなんだものね」
「おうっ」
「ちょっ!私の台詞」
ふふふ、良いね良いね。
おおっ松雪が仁太にドカッと肩組んだよ。
「えっ!?」
ぷぷっ、ここの仁太の顔がいいじゃん。
「頼むぜ、リーダー」
おぉリーダーふっかーつ。

「あぁ、すぐめんま連れてくる!
秘密基地で集合だ!」
ほんとに昔に戻ったね、仁太。
-めんま、
やっと俺達、
動き出せた気がするんだ。
お前の願いを叶えて、
今度こそ、ちゃんと胸張って
お前を!
「めんま!」
居間を覗いた仁太の表情が固まる。
「め…めんま…」
芽衣子は床にコロンと寝ている。
でもそれは眠いからとかじゃないのだと
仁太も察したんだね。
芽衣子は寝転んだまま、
少し笑って仁太を迎えた。
「おかえりー」
いままでより、弱々しい声で…。
抱き起こし、なんでと
うろたえ気味の仁太。
「めんまのお願い…ね、
もう叶っちゃってたみたい」
芽衣子は思い出した。
塔子と約束したことを。
『ただね…1つだけ…』
の後ですね。
やっぱり気がかりだったのは、仁太の事。
ここらへんまでは、
橘の勘もそこそこ当たってました。
内容は違ってたけどね。へへ。
『仁太は泣かないの。
多分私がこうなっちゃったから
ずっと気を張ってるんだと思う。
生まれ変わりは楽しみだけど
それだけが気がかりで…』
芽衣子が食べようとしたリンゴを
食べるのやめて考え込むのが可愛いねぇ。
で、塔子も左利きなのね。
仁太の左利きは遺伝ですか。
仁太は我慢してる。
ほんとはもっと、笑ったり、怒ったり
泣いたりして欲しかった。
そんな塔子の寂しい呟きを聞いて、
芽衣子はなんとかしなきゃと思ったんだな。
『分かった!めんま、約束する!
じんたん絶対泣かす』
泣かす、だけですか芽衣子。
それだったらまるで、
しばいたるって言ってるようなもんだが…。

両手グーにして、ふんと気張った顔してる芽衣子が
可愛すぎます。

『ありがとうめんまちゃん。
じゃあ、お願いしちゃおうかな』
塔子に頼まれちゃって、
芽衣子は嬉しそうに頷く。
もう芽衣子の事だから、
これで使命感に燃えちゃったんだろうなぁ。
だけど考えてもどうして良いか
分からなくなった芽衣子は
皆にも知恵を貸してもらおうと、
電話して集まって貰ったというわけか。
皆で苛めて泣かそうとか思ったわけじゃない。
芽衣子は頭良くないから、意地悪じゃない方法で
泣かせる方法が無いか、聞こうと思ったようです。
-めんまが、
ここに戻って来てまで
叶えたかった願いは…
「でも…、
やっぱり上手くいかなかった。
じんたんに内緒にしてた、
罰が当たったのかな」
罰なんかの筈ないよ芽衣子。
キミが仁太の為に、そこまで真剣に
やろうとしてたのに。
内緒とか関係ない、俺は行くんだと仁太。
「いつだって何だって行くんだよ、
あの場所に」
芽衣子が手を上に上げて、仁太の頬に手を当てる。
「じんたん…また泣いた」
こんなしぐさ、大人みたいだね芽衣子。
「でもね、めんま本当は、
じんたんの笑った顔が好き」
仁太の頬に当てた手が保てなくなる。
芽衣子の腕や足が透けかけていること、
仁太も気づきました。
「そろそろ…バイバイの時間かな」
「待て!まだ駄目だ!待ってくれ!
俺だけじゃ駄目なんだ!」
連れて行かなきゃね、秘密基地に。
「俺、会いたかった。
ずっとお前に会いたかった!
お前の名前、呼びたかった!
お前に謝りたかった。
好きだって、言いたかった」
でも皆、それは同じ。
皆、芽衣子の事が好きで、忘れられなくて。
もう一度会って、謝りたくて。
「皆がお前を、俺達を待ってるんだ!
あの、俺達の場所で!」

父ちゃんはもう寝ていたのね。
なにやら騒いでるみたいだから
起きてきたのかな。
アイマスクが笑えるよねー。

あれだよね、角度ずらすと画が変わる表面ザラザラの。
仁太の靴は玄関にある。
慌てて戻った時の、すっころんだ状態のまま。
…てことは、父ちゃんの靴でも履いて
飛び出して行ったわけ?
しかも玄関、開けっ放し…。
あ、下駄だ。下駄の方が走りづらいのに。
-めんま…
-じんたん
-お前の願い、
叶えたかった。
-じんたん、大好き。
-でも、こんなに突然…
-めんま、楽しかったの
-俺、お前とずっと!
-ずっと、じんたんとこうしてたいって
思うくらい…
やっと基地に着いた。
間に合ったかと思ったのに、
この瞬間、背中に感触なかったんだね。
仁太が狂ったように芽衣子の名を呼ぶ。
芽衣子は、
直ぐ後ろに、居るのに。
仁太の焦りようが激しい。
「じん…たん…」
声はまだ聞こえるようで…。
「めんま!なんだよ、どこだ?
早く出てこいよ!めんま!めんま!めんま!」
「ちょっとじんたん!」
芽衣子が両手で眼を覆う。
涙が辺りに散ってます。
でも…もう仁太には見えない。
触れることも出来ない。
「か…かくれんぼだよ」
芽衣子…。
自分も悲しくてたまらないのに、
仁太の為に、
そんな嘘をつくんだねキミは。

「な…かくれんぼって何だよ
おい、めんま!」
「じんたん…?
めんま、かくれんぼしてんのか?」
鉄道が真剣に訊いてるよ。
仁太は半狂乱で外へ飛び出していく。
皆もそれに続く。
そこに立つ、泣いてる芽衣子を残して。
「まだ…まだだよ…
まだ…ちゃんとお別れしなきゃ…」
皆、ほんとに狂ったように叫んで
辺りを探してる。
芽衣子は、それを聞いて、
「まーだーだよー」
と返してる。
もう駄目だ…泣けてきた。

芽衣子はもう上手く動かない右手を
左手で押さえながら、
日記帳の紙に何かを書いている。
「まだ…もう、ちょっと…」
芽衣子が超平和バスターズと彫られた柱にも
眼を向ける。
「もう…少しだけ…」
仁太ったら素足で走り回っていたの…。
下駄は走りにくいよな。
空が明るくなって来てる。
もう夜明けなんですね。
やっぱりもう芽衣子は成仏して消えてしまったのか。
誰もがそう思い、仁太がクッと眼を閉じた時、
鳴子がある物に気づきました。
草の上に咲いた白い花。
あの日記帳を破って書いた、芽衣子の手紙です。
動かぬ手で無理矢理書いた文字は、随分ヨタってます。
でもそこにはちゃんと五人の名がそれぞれ書いてあった。
五人それぞれに宛てた、芽衣子の気持ちがそこには
つづられている。
知利子が開くと…
つるこへ。
やさしいつるこが
だいすきです。
♪君と夏の終わり…
ここでED被りますかぁ~っ。
うわーん。
ゆきあつへ。
がんばりやさんの
ゆきあつが
だいすきです。
こんなの見たらこの子達、
泣けて泣けて仕方ないよね。
ぽっぽへ。
おもしろいぽっぽが
だいすきです。
ほら鉄道。
芽衣子はキミの事、恨んでなんかいませんよ。
芽衣子の事、よく知ってるでしょキミは。
例え川沿いに居たキミを死ぬ前に見ていたとしても
「あ~ぽっぽだ…」
で終わってたと思う。
そこで助けてとか、そんな事、この子思わないと思うよ。
あなるへ。
しっかりものの
あなるが
だいすきです。
皆、大泣きだ。
そして仁太のは…。
じんたん だいすきです。
じんたんへのだいすきは
じんたんのおよめさんに
なりたいなっていう
そういうだいすきです。
仁太宛てだけ長いね、気持ち深いね。
仁太だけじゃなく、皆の事が好き。
だけど、仁太はやっぱり芽衣子にとって、
特別でした。
塔子に頼まれた事を、黄泉帰りまでして叶え様と
思ったのだって、約束だからってだけじゃなく
仁太の事がそれほどに好きだから、
芽衣子自身、気がかりだったからなのでしょう。
-まに…あった。
今度はちゃんと…
お別れできたよ。
一度めの時は、訳分からぬ内に死んじゃって
皆にお別れ、言えなかったもんね。
-もう…。
「なんだよこれ…
なんなんだよ、めんま!
かくれんぼなんだろ?
だったら!お前見つけなきゃ!
終われねーだろぉおお!!」
仁太…。
「じんたん…」
「もーいーかーい!
もーいーかーい!」
仁太の叫び声に、鳴子が、皆が、続く。
ハタから見たら、気が狂ったかと思うかもしれない。
でも彼らは必死なんだ。
声優さんも必死。
そんな彼らを笑ったりは出来ないよ。
辛くなって涙する芽衣子。
「もーいーよー」
その声は、皆に届いた。
そして…
「…めんまっ!?」
「ほんとに…めんま…」
「めんま…めんまだ!」
「見える!」
「めんま~!」
最後に皆に見えなんて、奇跡だね。
でも良かった。
見えて欲しかったんだ。
ほんの少しでも。
芽衣子は涙を拭いて立ち上がった。
「こういう時は、
お名前言うのと違うよ。
めんま、かくれんぼ下手っちょだな。
ね、じんたん。ちゃんとゆって」
「何…」
「それで、ちゃんと、
おしまいでしょ?」
もう身体は透けてきているから…。
意味を察して固まってしまった仁太。
こんな時、やっぱり鉄道は反応早い。
「手紙!読んだぞ!
俺も大っ好きだぜ!めんま!」
「私も!だーい好きよ!」
「めんま、大好き!」
「俺も、もちろん大好きだー!」
うんうん、松雪は言わなくても皆
嫌と言うほど知ってるけどね。

「お別れってよ、
どっちか片っぽが
言うもんじゃねぇだろ?
な?じんたん!」
仁太は鉄道に背中を押され、
やっと現実を受け止める。
「願い、叶えてくれて
ありがとな。
大好きだ、めんま」
仁太に言われて、芽衣子はもう眼が涙で
うるうるです。
ふと皆の姿が、あの頃の彼らに戻る。
『あー!じんたんまためんま泣かしたぁ!』
『じんたん!』
『こらじんたん!』
『ええっ?』
『泣ーかした、泣ーかした。
せーんせいにゆってやろ』
あの頃も皆、いつもこんな風で…。
芽衣子の涙腺崩壊です。
「めんまねっ!」
仁太が後ろ向いてるってことは、
その、昔みたいなやりとりを今、してたんだな。
先生にゆってやろ、は無かったかもですが。

「もっと…皆と…一緒に居たい!!
遊びたいよ…だから…
生まれ変わりする…
皆と…また…一緒になるの
…だから!
じんたん…泣いたよ、
お別れしたよ、
だから!」
仁太は肩を震わせギュッと眼を閉じて
決心する。
「せーの!」
「「「「「めんま!みーつけた!」」」」」
「見つかっちゃっ…た…」
うわぁぁぁーっ。
行ってしまったぁー。
芽衣子~。
この後、きっとみんな、
泣き崩れたのでしょうね…。
-めんまは、
やっぱり笑った。
ここでOP曲。
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そしてその後の彼らですね。
仁太は学校へ登校し…
って、ちょっと…

不良みたいじゃないか。
借りたハンカチを返そうと
仁太が、鳴子に差し出す。
鳴子はそれ見てうるっと来たわけですが、
春菜に鞄で殴られたよ。
亜紀がばい菌から守るみたいに
鳴子をガードしてるしさ。
いやー意外でした、この二人。
案外素は良い子だったの?
鳴子のラブホの事とか、絶対こいつらが
チクッたんだと思ったのに。
鳴子が途中で男と抜けた時、鳴子は意味分かって
なかったけど、この子ら分かってたよね。
-俺達は大人になって行く。
どんどん通り過ぎる季節に
道端に咲く花も
移り変わっていく。
あの季節に咲いた花は
なんて名前だったんだろう
小さく揺れて
触れればチクリと痛くて
鼻を近づければ
わずかに青い
ひなたの匂いがした。
松雪が電車の中で知利子にポッキー…
いやロッキーを差し出し、
断られたようです。
ふふっ。松雪の顔が面白い。
どう接して良いか、松雪も戸惑ってる感じ?
知利子の方がふっきれてるわね。
あの髪留めもしてるし。
鉄道はなんか資格取ろうとしてるみたいね。
でも高校認定と自動車の大型・中型免許と
TOEICと…欲張ってるなー。
いっぺんにって無理じゃないの?
-次第に、あの香りは薄れていく。
俺達は、大人になっていく。
だけど…
あの花は、きっとどこかに咲き続けている。
仁太が基地の柱を見つめていましたが
ふと気づくと表に皆、来てました。
-そうだ、俺達は、
いつまでも…。
芽衣子が基地で手紙書いてる時、
最後にこの柱を見上げていたものね。
書き加えていたんだね。
超平和バスターズ は ずっとなかよし
そうだね、芽衣子。
-あの花の願いを、
叶え続けていく。
テーブルの上に、破った日記の紙が一枚。
芽衣子から私達にも
バイバイ
だってよ。
あの花、とは
芽衣子のことだったんですね。
"あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない"
幽霊と呼ぶには奇妙な存在で、
この世の物では無いと言っても
明るくて華やかで楽しい少女。
あれはあの夏に咲いた花だった、と。
なんで自分達が見ることが出来たのか
あれをなんと呼んで良いか、分からない。
だから、
"あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない"
なのかな。
勝手に想像してみました。
遅れ気味な上、いつも長くなってしまってた
「あの花」の感想でしたが、
それでもTB下さったブロガー様、
感想を読みに来て下さった読者様に感謝しています。
ありがとうございました。
またこの先も何かの作品でご縁がありましたら
宜しくお願い致します。
◆グッズ
なぁんかグッズが続々作られてますよ。
アニメはこれで終わりなのに。
じわじわキテるな、「あの花」人気。
私もメイトで「あの花」のクリアファイル見つけて
買おうかと思った。
ちび時代の画で可愛くて。
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これまでの感想
#1
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#1
【超平和バスターズ】最後の数分間にヤラれたよ。
#2
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#2
【ゆうしゃめんま】 ぽっぽが良いね。
#3
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#3
【めんまを探そうの会】めんまの願いは…。
#4
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#4
【白の、リボンのワンピース】ぽっぽに、めっさ泣かされた~っ。
#5
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#5
【トンネル】暴落株が終盤一気に高値付けたっ!!
#6
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#6
【わすれてわすれないで】じんたん、つぇ~よ。
#7
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#7【ほんとのお願い】
うん、かっけぇんすよ、じんたんは。
#8
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#8【I wonder】
塔子の言葉がキー?
#9
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#9【みんなとめんま】
このままで居させてやりたくなるよ。
#10
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」#10【花火】まだ…だとは思ったけどさ。
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塩ラーメンが恋しくて~♪
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