「夏目友人帳 参」#3【偽りの友人】すみません、我が侭言います。
はい、3話はHC10巻に収録されてる
「偽りの友人」でした。
これは原作読んだ時、泣けましてねぇ。
でも緑川先生だから、いつまでも、
じくじく泣かされるんじゃなくてね、
最後は爽やかな気で終われるから、凄いんだ。
そんなお気に入りの章を早速アニメで見れて
嬉しいのだけど…
良かったことは良かったけど…
でも少し、残念でもありました。
原作では前・後編で2ヶ月に渡って掲載されてたんだ。
アニメでは丁度、AパートBパートがその境目。
分かるんだよ、アニメで前後編60分にするほどは
長くない。
アニメで前後編やるとなると多分、原作では
前中後編になってたような作品かなと思う。
これは、60分ほどは無い、でも30分じゃ短い。
難しい所だけど、それなら30分に詰め込むよね。
うん、頭では理解してるんだけどさ…。
もともとこの作品って、
いや緑川作品全般、大抵そうだけど、
作品の中で、時間がけっこう
ゆっくり流れてる。
台詞の無いコマとか間とかあって、
空気が出来るんだ。
キャラ達の気持ちも、そんな演出で
じっくり伝わってくる。
今回のコレでも、それぞれのキャラの気持ちが
作中に育っていくのが、ひしひしと伝わってきて
読んでるこっちの気持ちも育つんだ。
だけどアニメでは、
色々短縮しちゃってるので、
育たないまま進んでしまうから、
感動も涙も、弱くなる気がしました。
あと、柴田の性格が違っていたので…
そこも少し、寂しかったかな。
あぁもう他の、
「なにしてくれるねん!」
と画面叩きたくなるような
原作壊しのアニメと比べたら
全然仏なんですけどね。
すみません、好き過ぎるゆえ、
我が侭になります。
贅沢になります。
ご理解くださると嬉しいです。
「偽りの友人」でした。
これは原作読んだ時、泣けましてねぇ。
でも緑川先生だから、いつまでも、
じくじく泣かされるんじゃなくてね、
最後は爽やかな気で終われるから、凄いんだ。
そんなお気に入りの章を早速アニメで見れて
嬉しいのだけど…
良かったことは良かったけど…
でも少し、残念でもありました。
原作では前・後編で2ヶ月に渡って掲載されてたんだ。
アニメでは丁度、AパートBパートがその境目。
分かるんだよ、アニメで前後編60分にするほどは
長くない。
アニメで前後編やるとなると多分、原作では
前中後編になってたような作品かなと思う。
これは、60分ほどは無い、でも30分じゃ短い。
難しい所だけど、それなら30分に詰め込むよね。
うん、頭では理解してるんだけどさ…。
もともとこの作品って、
いや緑川作品全般、大抵そうだけど、
作品の中で、時間がけっこう
ゆっくり流れてる。
台詞の無いコマとか間とかあって、
空気が出来るんだ。
キャラ達の気持ちも、そんな演出で
じっくり伝わってくる。
今回のコレでも、それぞれのキャラの気持ちが
作中に育っていくのが、ひしひしと伝わってきて
読んでるこっちの気持ちも育つんだ。
だけどアニメでは、
色々短縮しちゃってるので、
育たないまま進んでしまうから、
感動も涙も、弱くなる気がしました。
あと、柴田の性格が違っていたので…
そこも少し、寂しかったかな。
あぁもう他の、
「なにしてくれるねん!」
と画面叩きたくなるような
原作壊しのアニメと比べたら
全然仏なんですけどね。
すみません、好き過ぎるゆえ、
我が侭になります。
贅沢になります。
ご理解くださると嬉しいです。
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あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 参」公式サイトより。
あらすじ 第三話「偽りの友人」
西村、北本との帰宅途中、妖怪が見えるという夏目の秘密を
知っているかのような口ぶりで声をかけて来た柴田という少年。
かつて夏目と同じ小学校だったことがあるという柴田に連れられ、
隣町の公園にやって来た夏目は、そこで村崎という女子高生に会う。
どうやらその村崎という女の子に思いを寄せている柴田は、その子が
本当に人間か、と夏目に尋ねる。そんな柴田を笑い飛ばす夏目だった
が、その夜、村崎が妖怪だという夢を見てしまい…
OP~。
「ケーキですか?」
今日は滋の誕生日なのよね。
「貴志くん、帰りに買ってきてくれない?」
塔子の台詞が、原作とちょいと違います。
アニメの方が、塔子→夏目の遠慮が薄い感じ。
夏目の台詞も、原作の方が大人びてるんだよな。
お誕生日だから苺のショートケーキ。
それは一般的よねー。
「それを三っつ」と、塔子。
玄関先で、
「四つだ」
と訂正する招き猫が居ますよ。
「ネコは甘いもの食べちゃ
いけないんだぞ」
夏目ったら何を今更。
先生は、七辻屋の常連でしょう?
「猫ではない!
スィーツを愛する招き猫だ!」
招き猫で良いのか?先生。
美しい大物妖怪じゃなかったの?
クスッと笑って玄関の戸を開ける。
ちゃんと買ってくるつもりですね、夏目。
-騒がしくも、穏やかな日々。
おー、今日の押し花も素敵ねスタッフさん。
「パティシエがフランスで修行して来たとかで
けっこう美味しかったわよ」
原作ではとっくに居ない笹田ですが
アニメではしっかり居るので
こういう時に絡めなきゃね。
"かわいいの森"。
原作読んだ時、
「おい、
緑川先生…適当に付けたな…」
と思ったケーキ屋の名、
そのまま採用ですね。
ま、そらそうだよな。
そういう所も含めて、緑川ワ~ルドなんだもんな。
で、外装は原作より、物凄くパワーアップしてました。
童話のお菓子の家みたい。
苺ムースのケーキ、
トップにココアパウダー掛けって感じ。
こりゃ原作以上にハードル高いわ。
ここの三人の3段落ち台詞も変えたか。
漫画だから笑えるって所もあるしな。
「…だめだ。俺にはハードルが高い」
ガックリうな垂れて帰ろうとする夏目に、
「普段ニャンコ抱いてるお前が、
なぁに恥ずかしがってるんだ、い、け、よ」
いやあれ、ニャンコじゃないし…、
可愛いモノって訳でも無いですけど西村。
「滋さん達に美味いケーキを
食わせたいんだろ?」
アッチャー!
これ北本の台詞だったのかー。
原作では夏目がハッとする画のコマに
この台詞があるので、言ってる本人の顔は無いのよ。
その前の台詞が西村だったんで、
そのまま西村かと思ってた…。
「あっ…。そうだな、ヨシ」
拳握る夏目。
ここらは原作の夏目の方がコミカルですね。
そこに…
「ナツメ」
聴きなれぬ声が夏目を呼んだ。
「お前、夏目貴志だろ?
…やっと見つけた」
夏目は心当たりが無いようで戸惑う。
「おっ夏目の知り合い?」
「この辺じゃ、見ない制服だな」
うーん、この台詞があまりそぐわないね。
原作では季節が秋~冬で、夏目達は学ランの上にコート
夏目はマフラーまでしてるんだ。
で、声掛けて来た彼はブレザーにネクタイだから
ひと目で他校の生徒って分かるんだよね。
アニメでは季節が夏で、
夏服だから、半そで白シャツは変わらない。
ネクタイは締めてるけど、北本のこの台詞の時は
彼は視聴者には背中向けててネクタイ見えないしね。
「へぇ~こっちでは友達出来たんだ」
これにはギクリとした夏目ですが、西村が噛み付く。
「おい、どういう意味だよ」
彼は榊西高の柴田。
夏目とは小学校が同じだったことがあるのだと
打ち明ける。
「覚えてないか?俺は覚えてるぞ。
お前ちょっと変わり者だったから」
少し付き合ってくれないかという柴田。
カチンと来ている西村は、
「夏目、行こうぜ」
夏目の肩に手を掛けますが、
「俺はここで話してもいいけど?」
にんまり笑う柴田。
「悪い、北本、西村、またな」
「「え?」」
これは二人、ショックだったと思うんだ~。
「おい、夏目」
夏目へと伸びた西村の手が可哀想。
ゴメンね西村。
でもこれも、キミ達を大切に思うがゆえなのよ。
キミ達の眼には、今、逆に見えるかもだけど…。
「ふふん♪」
柴田が勝ち誇ったように、
振り返って西村北本に手を振る。
これはオリジナル。
柴田の性格が、ちびっと違う感じです。
原作の柴田はもう少し意地悪というかツン。
声が細谷さんなんですねぇ。
この雰囲気なら細谷さんでも合うかも。
原作のもちっとツンな柴田では、
ちょっと違う気がするんだ。
細谷さんといえば、最近では№6のネズミ。
アレはカッコ良い声ですよね。
橘にとっての細谷さんは
アニメ「会長はメイド様!」のクロタツが
お初だったのです。
クロタツはドラマCDでは悠一さんで、
あの印象が強かったんで、細谷さんのクロタツは
ちょいとアクが取れたクロタツだなぁって
感じでした。
良い声は良い声なので、そこは間違いないのだけど。
その後はレベルEの雪隆で…
けっこう聞いてるクセに、
まだ橘が声で当てれない方です…。(汗)
「お前さぁ、昔変なこと言ってたよな。
皆には見えないものが見えるって…。
あれ…本当?」
あらま…訊き方が柔らかいのね。
当時の事を思い出す夏目。
く~っちび夏目が可愛い~。
嘘つきと苛めてる子供達の中に柴田ってぽいのが
いますね。
ちなみにここもオリジナル。
「まさか…」
「顔色が変わった…マジか」
「小さい頃の冗談を、
何、本気に取ってんだ。俺は帰る」
背を向けて歩き出した夏目に、
また会いに行くと柴田は言う。
「今のオトモダチに知られたくないのは
本当のことだからなんだろ?」
これまた訊き方優しいな…。
随分嘘をつくのが下手になったと夏目は思う。
嘘をつくのなんて、上手くなくて良いんだよ、夏目。
あぁでもここは赤くなるんじゃなくて、
青くなる筈なんだが…。
「そうだ…お前、金持ってる?」
「え?」
切符、320円ですか。
けっこうな距離ありそう。
夏目がお金持ってなかったから柴田が買ってくれました。
アニメ柴田は普通に人が良さそう。
原作じゃ舌打ちしてたんですけどね。
あー、電車に乗るまでの3段落ちもナシか…。
確かにあれも漫画だから
笑えるってのもあるかもだけど…。
何処に行くんだと訊いても
黙って付いて来いって言うだけ。
夏目もさすがにムッとしています。
どこかの駅に降りて街中を…
あれー、これって熊本の市電?
熊本、一回だけ旅行で行ったことあるの。
長崎+熊本の大忙しの旅で、
熊本では市電は乗ってないのだけど。
(長崎ではけっこう乗り倒した)
柴田が連れて来たのはこの街の公園。
なんで茂みに隠れなきゃいけないのか。
夏目は訳わかんないよね。
そうか、夏だから蚊が居るのね。
向こうから女子学生が歩いてくる。
「何か、見える?」
「…女の子」
「どんな女の子だ!」
髪の長い普通の女子高生ですね。
大人しそうな、なかなかの美人さん。
「本当か?
本当に人間なんだな?」
あらー…柴田、ほんとに言い方大人しいね。
切羽詰ってないね…。
夏目なら本当に人間かどうか分かる筈。
いやー、却って夏目に訊くのは不正解だよ柴田。
夏目はね、この間だって道で転んでた婆さんを
人間だと思って助けてしまったんだよ。
人も妖も同じように見えちゃうんだから。
「柴田?」
気づかれて彼女が茂みを覗き込む。
「村崎…」
「そんな所で何してたの?
こっちの人は友達?」
夏目の肩を組んで昔の友達だと笑う柴田に
夏目がぼそり。
「嘘つき」
「お前、話合わせろよ」
そんなやりとりを見て村崎が笑う。
「仲が良いのね」
それからしばらく、村崎は柴田と話をして帰って行った。
-二人は親しげで、
柴田は彼女に思いを寄せているようだった。
変なことばかり言って悪かったと柴田は夏目に謝る。
「助かったよ、夏目」
「何だったんだよ、あの子をお化けとでも
思っていたのか?」
そうなんですよね。
だから夏目にそうじゃないと言って欲しかった。
夏目は馬鹿にしたりしませんよ、そんなことで。
もうすっかり日が暮れてしまいました。
夏目は大事な事を思い出して
「うわぁああああーっ!!
ケーキ!!」
夕空に響き渡るほどの声ね。
そら一大事だよなぁ。
塔子に頼まれた、滋の誕生日ケーキですよ?
学校の宿題とかテストよりも大事
だよね、
夏目の場合は。
立場的にも、気持ち的にも。
いきなり走り出した夏目を、
「なんだ!?
なんだ!?おいっ!?」
追いかけてるらしい柴田が笑えます。
あぁアニメでもビクゥッとなった柴田を見れなかった…。
原作でも見れないのよ。アニメに期待してたけど…残念。
買ってきたケーキは、苺のショートケーキでは
ありません。
苺ショートって、多分、基本早く無くなるよね。
そのケーキは小洒落た感じの…
多分、オレンジムースのケーキ。
下のスポンジとムースの間には、果肉+クリーム。
トッピングは、いちぢくとブルーベリーとラズベリー。
私が買いそうなケーキだ。
多分私が買うなら、オレンジじゃなくてカシスムースとか
だろうけど。
塔子はケーキを見るなり、
「まぁ~綺麗♪」
なんて声を上げている。
「このケーキで大丈夫ですか?」
「えぇありがとう」
良かったね、夏目。
あれから近くのケーキを回ったけど苺ショートは売り切れで
夏目一人だったら見つけれなかったかもしれません。
柴田が一緒に探してくれた。
根は良いヤツなんですよね、コイツ。
「おぉ?美味いな」
滋が一口食ってそんな事を言う。
食べてすぐ感想言ってくれる人って良いよな。
何も言わずに黙々と食われると、
ちょっとなんか言ってよ!って思う派です、橘。
「貴志君がね、買ってきてくれたのよ、ね?」
「ありがとう、貴志」
夏目はテレテレな顔。
あ…誕生日おめでとう…は言わないのか。
先生もしっかりケーキ、食ったみたい。
フォーク舐めて余韻に浸ってますよ。
「スィーツと塩モノを
交互に食べるとまた格別だな」
いやー先生、甘い物と辛いものを交互にってのは
分かるんですよ。
でもスルメはいくらなんでも生臭いし、
日本酒も置いてありますよね。
日本酒とケーキは合わんだろーっ。
「夏目!もう一枚あぶって来い!」
夏目はもう畳に突っ伏してますよ。
お疲れなんです。
ケーキ探しで走り回ったからかな。
眼が開かないと眠そうな声で答えてる夏目の傍に寄り
先生は匂いをかいでいる。
夏目がまた妖ものの匂いを付けてると言う。
-妖?
いや、女の子だったよ。
そんな事をぼんやり思いながら眠りに落ちた夏目は
妙な夢を見る。
公園の林…何か荒々しい息遣い。
村崎が何かの上に馬乗りになり、むさぼるように
食べている…。
柴田を…。
うわー
アニメで動いてるの見ると更にホラーね。
驚いて夏目が飛び起きると…、
先生は煎餅食ってるし…。
先生…食ってない時ってあるのか?
「何故また来た」
あれ…先生のキャラデザが…変。
というか原作寄り?
先生が変な事を言うから気になって、
夏目はあの公園に来ています。先生連れて。
昨日は気づかなかったが、気味の悪い公園だと
夏目が感じる。
多分、自然の林をそのまま残して公園にしたような
公園だと思うのよ。
実家の方にもあったんだけどさ、
そういう公園の林ってうっそうとしていて、
何か居そうな雰囲気なのよねぇ。
何かカリカリと言う音が聞こえて夏目が足を進める。
バサリと落ちたのは食いかけの生魚。
夏目の後ろで座り込んで、村崎が食ってました。
怖いよーっ!!
神谷さんと生魚といえば、荒川ネタですが、
原作の感想で既にそれ書いてしまったので、
こちらでは省略ね。
村崎の口元がニヤリと笑い、夏目の肩と腕を掴んで
木の上へと連れ込んだ。
「美味そうな匂いだ」
別に柴田を食わなくても
夏目を食えばいいのだと気づいた村崎。
少し顔を引きしめた夏目でしたが、
「あ…」
視線が上へと動く。
「♪にゃんにゃにゃあ~ん
(くるくるくるっ)がぶっ」
先生、回転技が余分に付いたわね。
にゃんにゃにゃあん♪は和彦さんオリジナルかな?
「うわああっ白ブタっぽいものに噛まれたぁ」
村崎的にもコレはショックでしょうね。
正体を誰かに話したら何処までも追って
必ず食ってやるという村崎に、
「なまいきなっ!
これは私の非常食だぞっ!」
夏目は、ニッチのステーキと同等か。
しっかし、ここの先生のポーズが可愛いな、おい。
原作じゃ頭だけだったからね。
村崎が飛び立って風が起きた時に、
顔をキュッてするのも
可愛いっ!!
先生によると村崎はこの辺りのの花の木の妖。
人に化けて、たぶらかして食うつもりのよう。
「じゃあ柴田は…たぶかされ中か」
あははは。
がっついてる妖ものはボロが出やすいから
柴田も村崎に何か人とは違うものを感じたからこそ
夏目の所に相談に来たのかもしれないと
ニャンコ先生がまともな事言ってます。
あらら、柴田のクラスにも沢城さん居るんだね。
笹田の一言台詞だけでは勿体ないもんね。
でも、その辺の子に使うには個性ありすぎるよ
沢城さんは。
モブが光っちゃ困るだろ。
校門の所に違う学校の生徒が立ってるという
女子の話を耳にしてすっ飛んで行く柴田。ぷぷぷ。
やっぱ根は良いヤツだよねー、こいつ。
「やっぱりお前か…そんな所で何して…ん?」
「にゅん…」
「うわ、ぶっ細工な猫!」
言われた瞬間先生の背中の毛が逆立ってらー。あはは。
追い払おうとする柴田、先生は威嚇し…
「あぁ柴田、この不細工な猫は
ウチのニャンコだ」
あわわ、先生が柴田に飛び掛ったよ。
絆創膏だらけになってるけど…
柴田、原作より災難だね。
隣で先生缶コーヒー飲んでるけど
大丈夫なの?そんな飲み方してるとこ見せて。
夏目は村崎は妖だって事を伝えに来たのだけど、
柴田は二人の馴れ初めとか、話し出してしまうのよね。
柴田は、村崎とはあの公園で会って、
ちょこちょこ会うようになったのだけど、
彼女は住所も電話番号も通ってる学校も教えてくれない。
「嫌われているかもと思ったけど、
やっぱり、あの眼は俺の事を思っているようで…」
あぁ…ギャグにはしなかったのね、ここ。
「あのな…柴田…あの女の子は…」
言いにくそうに夏目が口を開くと、
「冷たいんだ」
話していても花や夕陽を見ようと手を引くと
その手は酷く冷たい。
出合った時も村崎は、
『私がお化けだったらどうするの?』
と言った。
ばかばかしいと思いながらも不安になる。
それで夏目の事を思い出して確かめてもらったというわけ。
「柴田…あの子は、人間じゃない…。
ダメなんだ、あの子は…」
「…何言い出すんだ」
「違ったんだ、あの子は人間じゃなくて…」
「じゃあなんだって言うんだ。
お前、この前、普通の女の子だって言ったじゃないか!」
本当は柴田だって分かってるよね。
分かってるけど、認めたくないから…。
「もういい黙れ」
「柴田!」
「…嘘つき…
やっぱりお前は嘘つきなんだ!!」
あぁ…。
アイキャッチの先生、
チョウチョ捕まえようとして転んで、きゅう~。
ぷははは!この腹が良いよね。
ウチの抱き枕と、よう似てるわー。
最近、足がだるいので、足に挟んで寝たりしてるのですが
なにしろ私くしめ、寝相が悪いもので、
今朝起きたら、丁度ひっくり返ったこんなポーズで
布団の横でヒクヒクしてたよ。
夏目は風呂で落ち込んで…
あんまり落ち込んでないねアニメ夏目。
原作じゃ、ぶくぶくしてましたが。
緑川先生独特のギャグ部分は、
割とアニメでは削ってるかなぁ。
今更嘘つきといわれたからって躓いてる場合じゃない。
今はやれることをやるんだと自分にハッパかける夏目。
そこに…
ぷか~と浮いたどざえもん…じゃなくて、先生の半顔。
「安心しろ、数日は姿を見せれれん…」
語尾がちゃんとぶくぶくモードだわ、和彦さん素晴らしい。
あーでも…ここもちょっと変えましたね。
柴田を心配する夏目も見たかったんだが…。
「うわーっ!!」
この先生の出方、怖いよね。うん。
って、洗面器で殴った?ひょっとして…。
あらら、頭に絆創膏。
「今日はケーキは無いのか」
「ない」
「♪ん~~ん」
夏目がドライヤーを先生に向けて、
先生が体起こしていい気分になってるのが笑えるー。
ところで数日姿を見せれないとはどういうことか。
「あ~私のような高級妖と違って、
あれは小者だからなぁ~ん♪。
再び人の姿になって現れるだけでも
三日は必要だろう、♪う~ん」
熱風に当たって語尾が揺れてる~。
和彦さん芸細かいぃぃ。
で、ドライヤーの当たりすぎで先生がえらいことに…。
ぶははははははっ!!
監督…何遊んでるんですか。
ちなみにドライヤーはオリジナルです。
夏目はまた柴田の学校に行きますが、
柴田は裏口から帰ったそうで。
こっちの学校の沢城さんが教えてくれました。
友達は猫じゃらしで先生を遊んでくれてるぞ。
って、柴田はまだ教室に居るじゃんか。
頼んで夏目を帰らせたってことですか。
ちゃんと話した方が良いんじゃないかと
彼女達に言われます。
「友達なんでしょ?」
「違う…アイツは昔信じないで苛めてたヤツ」
時間無いから、ここでてっとり早く言っちゃうか…。
夏目は村崎を見張ることにする。
「面倒臭っ!
あんなガキの為に
そこまでしてやる義理はないぞ」
「嫌なヤツだけど、悪いヤツじゃないぞ…多分」
偉いねぇ夏目。
そうだ、ケーキは柴田の手柄だしな。
あの恩は大きいよな、うん。
「仕方ない…ケーキとスルメで手を打とう」
あらあら…そうきますか。
あ…夏目の良い台詞もカットされちまったか…。
残念。
林に入ると夏目は村崎の匂いに気づく。
彼女は夏目に姿を見せ、食われに来たのかと笑う。
あぁ村崎の身体の線がいかにも緑川先生キャラだな
昨日の夕方、柴田に村崎は人では無いと話したから
彼はもうこないと夏目が告げる。
「アイツの事は諦めるんだな」
しばしの間の後、村崎は嘘だと言う。
そうでなければ信じて貰えなかったのか。
柴田が夏目の言葉を信じたなら、それでよい筈。
「信じてもらえなかったから、
どうにかしようと
こうしてのこのこ
やって来たんじゃないのか?」
鋭いよねぇー。
可哀想にと樹から舞い降りた村崎。
夏目と腕掴んで押し合い。
「おい夏目、そっちに…」
ひょっこり顔出した先生が、この光景を見て瞳キラーン。
そしてどろん。
「そんな小物、私が食えば済む事だ」
きゃーっカッコ良い~っ斑ぁぁ。
でも夏目が村崎の前に立ち、待ってくれと言う。
「どうすれば良いのか、
もう少し…
柴田にとっては、
とても大切な人なんだ」
これには村崎も驚きましたよね。
そう、夏目ってこういうヤツだから。
村崎はまた風を起こして飛び立った。
「夏目!この甘チャンめ!
逃げられたではないか。追うぞ」
あら、夏目をぽかぽか叩いてるー。
これもオリジナルな動き。
先生を可愛く見せることに全力掛けてますな、
スタッフさん。
飛んでいた村崎がボタリと地上に落ちた。
弱ってるようです。
そう長くないと分かっていたから、
先生は放っておいたのだそうですよ。
ほんとにかー?今頃言うなよ、今頃…と
原作読んだ時も思ったけど、
確かに先生くらいの妖ならば、
分かるかもね、そういうの。
それにあの時、村崎の頭を齧ったりもしたもんね。
齧れば…余計分かるんじゃないかと思ったりもします。
「村崎…」
柴田が彼女を思って自分の手を見つめていた頃、
意識を失っていた村崎も手に彼の手の感覚を感じていた。
朽ち掛けた山藤の樹。
これが村崎の正体のようです。
目覚めて起き上がった村崎ですが苦しそうに胸を押さえる。
夏目が心配して手を伸ばしますが、触るなと怒鳴られる。
「下種な人間など、触れたら食ってやる」
食えば元気になるものなのか。
それは村崎にも本当は知らない。
それでもただ消え行くのを待つ位なら
人間でも食えば…と思ったらしい。
だがそう思って人の形を取ったものの、
もう力は弱く疲れてしまい
座り込んでいたら柴田がやって来た。
良いカモが来たと思ったが、
疲れて食いつく力も無かったので
三日後にまた来いと言ったら、
本当に柴田はやってきた。
「けれどアイツは表情がころころと
しかも、とてもとてもお喋りで
まったく食いつく暇が無い。
だからまた会おうって…いつまでも…
何度会っても…楽しくて…ちっとも
食べる暇が無いの」
本当は柴田は昨日の夜、
柴田は来たのだと村崎が打ち明ける。
人の姿を取れなくて、
腕だけ低木から出して彼に応えたようだ。
…手だけっておかしいだろう、どう見ても。
『お化けでも出たらどうするの』
って、アンタのその手が、お化けだろうて。
でも柴田は言うんだ。
「平気だよ」って。
この辺りも原作読んでて、うるっとキタんだよね。
散歩に誘う柴田。
『行きたい』
と即答する村崎の、それは本音。
だけど行ける筈も無く、気分が悪いから
他の日にして欲しいと。
『分かった…約束だぞ村崎』
柴田が村崎の白い手を掴む。
その手はやっぱり、
冷たかったんだよね、柴田。
きっともう柴田は
村崎が人で無い事など分かってる。
ふらついた村崎を夏目が支える。
触れると食われるぞと先生が忠告しますが、
「そうしてやろうかと思ったが、
無理のようだ。
コイツは柴田の友人だ。
食ったりしたら嫌われるな」
この台詞がねぇキュンとクルよね。
咳き込む村崎。
「待ってろ、今、魚を…」
という夏目に、
待って、と村崎が切ない瞳を向ける。
夏目は柴田を見つけて、村崎からの手紙を渡す。
会うと未練が残るからと、村崎は手紙を書いて
夏目に託したのです。
でもその手紙を広げた柴田はわなわなと震える。
「強引に巻き込んだからか。
嘘つきと言ったからか。
お前の言うこと信じなかったから?
だからこんな落書き!」
落書き、じゃあないんだよ、柴田。
友人帳見れば分かりますよね。
妖文字はこんなもんです。
でも柴田は夏目がしかえしの為に、こんな事を
したと思うわけだ。
「もういい!俺が悪かったよ。
だからもう」
柴田は手紙をくしゃっと握る。
それを見て夏目はその手を止めた。
「俺の事は信じなくて良い!
でも!この手紙だけは、持っていてやってくれ!」
夏目のそんな言葉にも、険しい表情をしていた柴田ですが
ドクンと心臓が跳ねた。
指で文字をなぞる。
書いてあることは分からないが、伝わってくるものがある。
「村崎が会いたがってる!」
夏目は笑って、柴田を彼女の元へ連れて行きました。
村崎はもう…足とかも透けてしまってる。
それでも柴田は彼女の名を呼んで駆け寄った。
「ダメね、来ちゃうなんて。
遠くに行くからもう会えないって
書いたでしょ?」
いや、姉さん、
あれは読めませんって、人の子には。
「でも…約束だったわね。
連れて行って柴田…いつもみたいに」
二人は手を繋ぎ走った。
村崎は笑い声を上げて、本当に楽しそうで…。
でも輪郭は揺ら揺らとし、
徐々に彼女は大気に溶けて行く。
「柴田…」ふ
ふふ…と彼女は最後まで笑顔で…
「ありがとう…」
キラキラと夕陽浴びて
光りながら消えていきました。
掴んでいたものを失い、
柴田の手はするりと落ちる。
彼は振り返らずに少し走り続けて…
やがて立ち尽くし、パタリと草むらにうつ伏せに倒れた。
夏目が駆け寄ると
「ごめんな…」
少しくぐもって震えた声がした。
「ごめんな…酷い事言ったのに
最後まで付き合ってくれて…
ありがとう、夏目」
こうして、村崎は遠い所へと登っていきました。
夏目ったら柴田にポカリを奢ってやってる。
泣いた後は水分補給ですか。
汗と一緒で塩分も補給?
「このことは誰にも話すなよ」
「このことって?」
「俺が泣いたって、ことだよ」
あらテレ顔が可愛いわね柴田。
「あぁ…良いよ」
柴田がずいっと顔を近づける。
「なんだよその返事、すげー生意気」
-小さい頃、本当は友達が欲しかった。
人であろうと
妖であろうと
それはこんなにもあたたかく
俺の心に灯るのだ。
妖であろうと…との所で、夏目が先生の頭撫でていて
先生も気持ち良さそうな顔して、
和彦さんも気持ちようそうな、
器用な声をあげている。
ほんと…普段互いの事、言いたい放題言ってる二人だけど
互いの事大切なんだよなぁってのが、
こういう何気ないしぐさに出るよね。
ED
次回は「幼き日々に」
うわーん!これは私が、いつかアニメでやってくれと
訴え続けていたHC4巻収録の夏目観察帳②ではないかーっ。
楽しみだーっ。
「私は酒を飲みたい気持ちでいっぱいだ」
畳の上、ゴロゴロしてる先生が楽しすぎる…。
そうそう、村崎は折笠富美子さん。
折笠さん自体は好きな声優さんなんですが…
そうだなー、村崎役は、ハズレてもないけど、
物凄くピッタリ…でもなかったかな。
すみません、私、どんどん贅沢になっていってるので…。
夏目のキャストって、よくぞこの人をという
キャスティングがけっこうあるものだから。
特に妖は。
柴田は…、文中にも書きましたが
アニメの、この柴田なら、細谷さんは
合ってたと思う。
ただ私としては、原作のツンデレ柴田を
見たかったですね。
原作はもっとツンだし表情も意地悪っぽいし
言い方キツイから、デレた時のギャップが
面白かったんだ。
村崎のことにしても、柴田はもちっと
熱くて激しいのだよ。
カットされたシーン、台詞も多くあります。
良い台詞もカットされてしまってるので、
機会あれば、原作読んで見てください、未読の皆さん。
ちなみに、橘の原作感想はこちらです。
花とゆめコミックス「夏目友人帳」10巻 -偽りの友人の章【前編】-遅くなりました。しかもやっぱり分割です(汗)
花とゆめコミックス「夏目友人帳」10巻 -偽りの友人の章【後編】-終盤から視界が滲んで困るんだよ。
前回の感想
#1
「夏目友人帳 参」#1【妖しきものの名】笑えるぐらい、すんなり自然な第一話。
#2
「夏目友人帳 参」#2【浮春の郷(さと)】オリジナルでもこの安定♪
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テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 参」公式サイトより。
あらすじ 第三話「偽りの友人」
西村、北本との帰宅途中、妖怪が見えるという夏目の秘密を
知っているかのような口ぶりで声をかけて来た柴田という少年。
かつて夏目と同じ小学校だったことがあるという柴田に連れられ、
隣町の公園にやって来た夏目は、そこで村崎という女子高生に会う。
どうやらその村崎という女の子に思いを寄せている柴田は、その子が
本当に人間か、と夏目に尋ねる。そんな柴田を笑い飛ばす夏目だった
が、その夜、村崎が妖怪だという夢を見てしまい…
OP~。
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「ケーキですか?」
今日は滋の誕生日なのよね。
「貴志くん、帰りに買ってきてくれない?」
塔子の台詞が、原作とちょいと違います。
アニメの方が、塔子→夏目の遠慮が薄い感じ。
夏目の台詞も、原作の方が大人びてるんだよな。
お誕生日だから苺のショートケーキ。
それは一般的よねー。
「それを三っつ」と、塔子。
玄関先で、
「四つだ」
と訂正する招き猫が居ますよ。
「ネコは甘いもの食べちゃ
いけないんだぞ」

先生は、七辻屋の常連でしょう?
「猫ではない!
スィーツを愛する招き猫だ!」
招き猫で良いのか?先生。
美しい大物妖怪じゃなかったの?
クスッと笑って玄関の戸を開ける。
ちゃんと買ってくるつもりですね、夏目。

-騒がしくも、穏やかな日々。
おー、今日の押し花も素敵ねスタッフさん。
「パティシエがフランスで修行して来たとかで
けっこう美味しかったわよ」
原作ではとっくに居ない笹田ですが
アニメではしっかり居るので
こういう時に絡めなきゃね。
"かわいいの森"。
原作読んだ時、
「おい、

と思ったケーキ屋の名、
そのまま採用ですね。
ま、そらそうだよな。
そういう所も含めて、緑川ワ~ルドなんだもんな。
で、外装は原作より、物凄くパワーアップしてました。
童話のお菓子の家みたい。
苺ムースのケーキ、
トップにココアパウダー掛けって感じ。
こりゃ原作以上にハードル高いわ。
ここの三人の3段落ち台詞も変えたか。
漫画だから笑えるって所もあるしな。
「…だめだ。俺にはハードルが高い」
ガックリうな垂れて帰ろうとする夏目に、
「普段ニャンコ抱いてるお前が、
なぁに恥ずかしがってるんだ、い、け、よ」
いやあれ、ニャンコじゃないし…、
可愛いモノって訳でも無いですけど西村。
「滋さん達に美味いケーキを
食わせたいんだろ?」

これ北本の台詞だったのかー。
原作では夏目がハッとする画のコマに
この台詞があるので、言ってる本人の顔は無いのよ。
その前の台詞が西村だったんで、
そのまま西村かと思ってた…。
「あっ…。そうだな、ヨシ」
拳握る夏目。
ここらは原作の夏目の方がコミカルですね。
そこに…
「ナツメ」
聴きなれぬ声が夏目を呼んだ。
「お前、夏目貴志だろ?
…やっと見つけた」
夏目は心当たりが無いようで戸惑う。
「おっ夏目の知り合い?」
「この辺じゃ、見ない制服だな」
うーん、この台詞があまりそぐわないね。
原作では季節が秋~冬で、夏目達は学ランの上にコート
夏目はマフラーまでしてるんだ。
で、声掛けて来た彼はブレザーにネクタイだから
ひと目で他校の生徒って分かるんだよね。
アニメでは季節が夏で、
夏服だから、半そで白シャツは変わらない。
ネクタイは締めてるけど、北本のこの台詞の時は
彼は視聴者には背中向けててネクタイ見えないしね。
「へぇ~こっちでは友達出来たんだ」
これにはギクリとした夏目ですが、西村が噛み付く。
「おい、どういう意味だよ」
彼は榊西高の柴田。
夏目とは小学校が同じだったことがあるのだと
打ち明ける。
「覚えてないか?俺は覚えてるぞ。
お前ちょっと変わり者だったから」
少し付き合ってくれないかという柴田。
カチンと来ている西村は、
「夏目、行こうぜ」
夏目の肩に手を掛けますが、
「俺はここで話してもいいけど?」
にんまり笑う柴田。
「悪い、北本、西村、またな」
「「え?」」
これは二人、ショックだったと思うんだ~。
「おい、夏目」
夏目へと伸びた西村の手が可哀想。
ゴメンね西村。
でもこれも、キミ達を大切に思うがゆえなのよ。

キミ達の眼には、今、逆に見えるかもだけど…。
「ふふん♪」
柴田が勝ち誇ったように、
振り返って西村北本に手を振る。
これはオリジナル。
柴田の性格が、ちびっと違う感じです。
原作の柴田はもう少し意地悪というかツン。
声が細谷さんなんですねぇ。
この雰囲気なら細谷さんでも合うかも。
原作のもちっとツンな柴田では、
ちょっと違う気がするんだ。
細谷さんといえば、最近では№6のネズミ。
アレはカッコ良い声ですよね。
橘にとっての細谷さんは
アニメ「会長はメイド様!」のクロタツが
お初だったのです。
クロタツはドラマCDでは悠一さんで、
あの印象が強かったんで、細谷さんのクロタツは
ちょいとアクが取れたクロタツだなぁって
感じでした。
良い声は良い声なので、そこは間違いないのだけど。
その後はレベルEの雪隆で…
けっこう聞いてるクセに、
まだ橘が声で当てれない方です…。(汗)
「お前さぁ、昔変なこと言ってたよな。
皆には見えないものが見えるって…。
あれ…本当?」
あらま…訊き方が柔らかいのね。
当時の事を思い出す夏目。
く~っちび夏目が可愛い~。
嘘つきと苛めてる子供達の中に柴田ってぽいのが
いますね。
ちなみにここもオリジナル。
「まさか…」
「顔色が変わった…マジか」
「小さい頃の冗談を、
何、本気に取ってんだ。俺は帰る」
背を向けて歩き出した夏目に、
また会いに行くと柴田は言う。
「今のオトモダチに知られたくないのは
本当のことだからなんだろ?」
これまた訊き方優しいな…。
随分嘘をつくのが下手になったと夏目は思う。
嘘をつくのなんて、上手くなくて良いんだよ、夏目。
あぁでもここは赤くなるんじゃなくて、
青くなる筈なんだが…。
「そうだ…お前、金持ってる?」
「え?」
切符、320円ですか。
けっこうな距離ありそう。
夏目がお金持ってなかったから柴田が買ってくれました。
アニメ柴田は普通に人が良さそう。
原作じゃ舌打ちしてたんですけどね。
あー、電車に乗るまでの3段落ちもナシか…。
確かにあれも漫画だから
笑えるってのもあるかもだけど…。
何処に行くんだと訊いても
黙って付いて来いって言うだけ。
夏目もさすがにムッとしています。
どこかの駅に降りて街中を…
あれー、これって熊本の市電?
熊本、一回だけ旅行で行ったことあるの。
長崎+熊本の大忙しの旅で、
熊本では市電は乗ってないのだけど。
(長崎ではけっこう乗り倒した)
柴田が連れて来たのはこの街の公園。
なんで茂みに隠れなきゃいけないのか。
夏目は訳わかんないよね。
そうか、夏だから蚊が居るのね。
向こうから女子学生が歩いてくる。
「何か、見える?」
「…女の子」
「どんな女の子だ!」
髪の長い普通の女子高生ですね。
大人しそうな、なかなかの美人さん。
「本当か?
本当に人間なんだな?」
あらー…柴田、ほんとに言い方大人しいね。
切羽詰ってないね…。
夏目なら本当に人間かどうか分かる筈。
いやー、却って夏目に訊くのは不正解だよ柴田。
夏目はね、この間だって道で転んでた婆さんを
人間だと思って助けてしまったんだよ。
人も妖も同じように見えちゃうんだから。
「柴田?」
気づかれて彼女が茂みを覗き込む。
「村崎…」
「そんな所で何してたの?
こっちの人は友達?」
夏目の肩を組んで昔の友達だと笑う柴田に
夏目がぼそり。
「嘘つき」
「お前、話合わせろよ」
そんなやりとりを見て村崎が笑う。
「仲が良いのね」
それからしばらく、村崎は柴田と話をして帰って行った。
-二人は親しげで、
柴田は彼女に思いを寄せているようだった。
変なことばかり言って悪かったと柴田は夏目に謝る。
「助かったよ、夏目」
「何だったんだよ、あの子をお化けとでも
思っていたのか?」
そうなんですよね。
だから夏目にそうじゃないと言って欲しかった。
夏目は馬鹿にしたりしませんよ、そんなことで。
もうすっかり日が暮れてしまいました。
夏目は大事な事を思い出して
「うわぁああああーっ!!
ケーキ!!」
夕空に響き渡るほどの声ね。
そら一大事だよなぁ。
塔子に頼まれた、滋の誕生日ケーキですよ?
学校の宿題とかテストよりも大事

夏目の場合は。
立場的にも、気持ち的にも。
いきなり走り出した夏目を、
「なんだ!?
なんだ!?おいっ!?」
追いかけてるらしい柴田が笑えます。
あぁアニメでもビクゥッとなった柴田を見れなかった…。
原作でも見れないのよ。アニメに期待してたけど…残念。
買ってきたケーキは、苺のショートケーキでは
ありません。
苺ショートって、多分、基本早く無くなるよね。
そのケーキは小洒落た感じの…
多分、オレンジムースのケーキ。
下のスポンジとムースの間には、果肉+クリーム。
トッピングは、いちぢくとブルーベリーとラズベリー。
私が買いそうなケーキだ。
多分私が買うなら、オレンジじゃなくてカシスムースとか
だろうけど。
塔子はケーキを見るなり、
「まぁ~綺麗♪」
なんて声を上げている。
「このケーキで大丈夫ですか?」
「えぇありがとう」
良かったね、夏目。
あれから近くのケーキを回ったけど苺ショートは売り切れで
夏目一人だったら見つけれなかったかもしれません。
柴田が一緒に探してくれた。
根は良いヤツなんですよね、コイツ。
「おぉ?美味いな」
滋が一口食ってそんな事を言う。
食べてすぐ感想言ってくれる人って良いよな。
何も言わずに黙々と食われると、
ちょっとなんか言ってよ!って思う派です、橘。

「貴志君がね、買ってきてくれたのよ、ね?」
「ありがとう、貴志」
夏目はテレテレな顔。
あ…誕生日おめでとう…は言わないのか。
先生もしっかりケーキ、食ったみたい。
フォーク舐めて余韻に浸ってますよ。
「スィーツと塩モノを
交互に食べるとまた格別だな」
いやー先生、甘い物と辛いものを交互にってのは
分かるんですよ。
でもスルメはいくらなんでも生臭いし、
日本酒も置いてありますよね。
日本酒とケーキは合わんだろーっ。

「夏目!もう一枚あぶって来い!」
夏目はもう畳に突っ伏してますよ。
お疲れなんです。
ケーキ探しで走り回ったからかな。
眼が開かないと眠そうな声で答えてる夏目の傍に寄り
先生は匂いをかいでいる。
夏目がまた妖ものの匂いを付けてると言う。
-妖?
いや、女の子だったよ。
そんな事をぼんやり思いながら眠りに落ちた夏目は
妙な夢を見る。
公園の林…何か荒々しい息遣い。
村崎が何かの上に馬乗りになり、むさぼるように
食べている…。
柴田を…。
うわー

驚いて夏目が飛び起きると…、
先生は煎餅食ってるし…。
先生…食ってない時ってあるのか?
「何故また来た」
あれ…先生のキャラデザが…変。
というか原作寄り?
先生が変な事を言うから気になって、
夏目はあの公園に来ています。先生連れて。
昨日は気づかなかったが、気味の悪い公園だと
夏目が感じる。
多分、自然の林をそのまま残して公園にしたような
公園だと思うのよ。
実家の方にもあったんだけどさ、
そういう公園の林ってうっそうとしていて、
何か居そうな雰囲気なのよねぇ。
何かカリカリと言う音が聞こえて夏目が足を進める。
バサリと落ちたのは食いかけの生魚。
夏目の後ろで座り込んで、村崎が食ってました。
怖いよーっ!!
神谷さんと生魚といえば、荒川ネタですが、
原作の感想で既にそれ書いてしまったので、
こちらでは省略ね。
村崎の口元がニヤリと笑い、夏目の肩と腕を掴んで
木の上へと連れ込んだ。
「美味そうな匂いだ」
別に柴田を食わなくても
夏目を食えばいいのだと気づいた村崎。
少し顔を引きしめた夏目でしたが、
「あ…」
視線が上へと動く。
「♪にゃんにゃにゃあ~ん
(くるくるくるっ)がぶっ」
先生、回転技が余分に付いたわね。
にゃんにゃにゃあん♪は和彦さんオリジナルかな?

「うわああっ白ブタっぽいものに噛まれたぁ」
村崎的にもコレはショックでしょうね。
正体を誰かに話したら何処までも追って
必ず食ってやるという村崎に、
「なまいきなっ!
これは私の非常食だぞっ!」
夏目は、ニッチのステーキと同等か。
しっかし、ここの先生のポーズが可愛いな、おい。
原作じゃ頭だけだったからね。
村崎が飛び立って風が起きた時に、
顔をキュッてするのも
可愛いっ!!

先生によると村崎はこの辺りのの花の木の妖。
人に化けて、たぶらかして食うつもりのよう。
「じゃあ柴田は…たぶかされ中か」
あははは。
がっついてる妖ものはボロが出やすいから
柴田も村崎に何か人とは違うものを感じたからこそ
夏目の所に相談に来たのかもしれないと
ニャンコ先生がまともな事言ってます。
あらら、柴田のクラスにも沢城さん居るんだね。
笹田の一言台詞だけでは勿体ないもんね。
でも、その辺の子に使うには個性ありすぎるよ
沢城さんは。
モブが光っちゃ困るだろ。
校門の所に違う学校の生徒が立ってるという
女子の話を耳にしてすっ飛んで行く柴田。ぷぷぷ。
やっぱ根は良いヤツだよねー、こいつ。
「やっぱりお前か…そんな所で何して…ん?」
「にゅん…」
「うわ、ぶっ細工な猫!」
言われた瞬間先生の背中の毛が逆立ってらー。あはは。
追い払おうとする柴田、先生は威嚇し…
「あぁ柴田、この不細工な猫は
ウチのニャンコだ」
あわわ、先生が柴田に飛び掛ったよ。
絆創膏だらけになってるけど…
柴田、原作より災難だね。
隣で先生缶コーヒー飲んでるけど
大丈夫なの?そんな飲み方してるとこ見せて。
夏目は村崎は妖だって事を伝えに来たのだけど、
柴田は二人の馴れ初めとか、話し出してしまうのよね。
柴田は、村崎とはあの公園で会って、
ちょこちょこ会うようになったのだけど、
彼女は住所も電話番号も通ってる学校も教えてくれない。
「嫌われているかもと思ったけど、
やっぱり、あの眼は俺の事を思っているようで…」
あぁ…ギャグにはしなかったのね、ここ。
「あのな…柴田…あの女の子は…」
言いにくそうに夏目が口を開くと、
「冷たいんだ」
話していても花や夕陽を見ようと手を引くと
その手は酷く冷たい。
出合った時も村崎は、
『私がお化けだったらどうするの?』
と言った。
ばかばかしいと思いながらも不安になる。
それで夏目の事を思い出して確かめてもらったというわけ。
「柴田…あの子は、人間じゃない…。
ダメなんだ、あの子は…」
「…何言い出すんだ」
「違ったんだ、あの子は人間じゃなくて…」
「じゃあなんだって言うんだ。
お前、この前、普通の女の子だって言ったじゃないか!」
本当は柴田だって分かってるよね。
分かってるけど、認めたくないから…。
「もういい黙れ」
「柴田!」
「…嘘つき…
やっぱりお前は嘘つきなんだ!!」
あぁ…。
アイキャッチの先生、
チョウチョ捕まえようとして転んで、きゅう~。
ぷははは!この腹が良いよね。
ウチの抱き枕と、よう似てるわー。
最近、足がだるいので、足に挟んで寝たりしてるのですが
なにしろ私くしめ、寝相が悪いもので、
今朝起きたら、丁度ひっくり返ったこんなポーズで
布団の横でヒクヒクしてたよ。

夏目は風呂で落ち込んで…
あんまり落ち込んでないねアニメ夏目。
原作じゃ、ぶくぶくしてましたが。
緑川先生独特のギャグ部分は、
割とアニメでは削ってるかなぁ。
今更嘘つきといわれたからって躓いてる場合じゃない。
今はやれることをやるんだと自分にハッパかける夏目。
そこに…
ぷか~と浮いたどざえもん…じゃなくて、先生の半顔。
「安心しろ、数日は姿を見せれれん…」
語尾がちゃんとぶくぶくモードだわ、和彦さん素晴らしい。
あーでも…ここもちょっと変えましたね。
柴田を心配する夏目も見たかったんだが…。
「うわーっ!!」
この先生の出方、怖いよね。うん。
って、洗面器で殴った?ひょっとして…。
あらら、頭に絆創膏。
「今日はケーキは無いのか」
「ない」
「♪ん~~ん」
夏目がドライヤーを先生に向けて、
先生が体起こしていい気分になってるのが笑えるー。
ところで数日姿を見せれないとはどういうことか。
「あ~私のような高級妖と違って、
あれは小者だからなぁ~ん♪。
再び人の姿になって現れるだけでも
三日は必要だろう、♪う~ん」
熱風に当たって語尾が揺れてる~。
和彦さん芸細かいぃぃ。

で、ドライヤーの当たりすぎで先生がえらいことに…。
ぶははははははっ!!
監督…何遊んでるんですか。
ちなみにドライヤーはオリジナルです。

夏目はまた柴田の学校に行きますが、
柴田は裏口から帰ったそうで。
こっちの学校の沢城さんが教えてくれました。
友達は猫じゃらしで先生を遊んでくれてるぞ。
って、柴田はまだ教室に居るじゃんか。
頼んで夏目を帰らせたってことですか。
ちゃんと話した方が良いんじゃないかと
彼女達に言われます。
「友達なんでしょ?」
「違う…アイツは昔信じないで苛めてたヤツ」
時間無いから、ここでてっとり早く言っちゃうか…。
夏目は村崎を見張ることにする。
「面倒臭っ!
あんなガキの為に
そこまでしてやる義理はないぞ」
「嫌なヤツだけど、悪いヤツじゃないぞ…多分」
偉いねぇ夏目。
そうだ、ケーキは柴田の手柄だしな。
あの恩は大きいよな、うん。
「仕方ない…ケーキとスルメで手を打とう」
あらあら…そうきますか。
あ…夏目の良い台詞もカットされちまったか…。
残念。
林に入ると夏目は村崎の匂いに気づく。
彼女は夏目に姿を見せ、食われに来たのかと笑う。
あぁ村崎の身体の線がいかにも緑川先生キャラだな
昨日の夕方、柴田に村崎は人では無いと話したから
彼はもうこないと夏目が告げる。
「アイツの事は諦めるんだな」
しばしの間の後、村崎は嘘だと言う。
そうでなければ信じて貰えなかったのか。
柴田が夏目の言葉を信じたなら、それでよい筈。
「信じてもらえなかったから、
どうにかしようと
こうしてのこのこ
やって来たんじゃないのか?」
鋭いよねぇー。
可哀想にと樹から舞い降りた村崎。
夏目と腕掴んで押し合い。
「おい夏目、そっちに…」
ひょっこり顔出した先生が、この光景を見て瞳キラーン。
そしてどろん。
「そんな小物、私が食えば済む事だ」
きゃーっカッコ良い~っ斑ぁぁ。

でも夏目が村崎の前に立ち、待ってくれと言う。
「どうすれば良いのか、
もう少し…
柴田にとっては、
とても大切な人なんだ」
これには村崎も驚きましたよね。
そう、夏目ってこういうヤツだから。
村崎はまた風を起こして飛び立った。
「夏目!この甘チャンめ!
逃げられたではないか。追うぞ」
あら、夏目をぽかぽか叩いてるー。
これもオリジナルな動き。
先生を可愛く見せることに全力掛けてますな、
スタッフさん。
飛んでいた村崎がボタリと地上に落ちた。
弱ってるようです。
そう長くないと分かっていたから、
先生は放っておいたのだそうですよ。
ほんとにかー?今頃言うなよ、今頃…と
原作読んだ時も思ったけど、
確かに先生くらいの妖ならば、
分かるかもね、そういうの。
それにあの時、村崎の頭を齧ったりもしたもんね。
齧れば…余計分かるんじゃないかと思ったりもします。
「村崎…」
柴田が彼女を思って自分の手を見つめていた頃、
意識を失っていた村崎も手に彼の手の感覚を感じていた。
朽ち掛けた山藤の樹。
これが村崎の正体のようです。
目覚めて起き上がった村崎ですが苦しそうに胸を押さえる。
夏目が心配して手を伸ばしますが、触るなと怒鳴られる。
「下種な人間など、触れたら食ってやる」
食えば元気になるものなのか。
それは村崎にも本当は知らない。
それでもただ消え行くのを待つ位なら
人間でも食えば…と思ったらしい。
だがそう思って人の形を取ったものの、
もう力は弱く疲れてしまい
座り込んでいたら柴田がやって来た。
良いカモが来たと思ったが、
疲れて食いつく力も無かったので
三日後にまた来いと言ったら、
本当に柴田はやってきた。
「けれどアイツは表情がころころと
しかも、とてもとてもお喋りで
まったく食いつく暇が無い。
だからまた会おうって…いつまでも…
何度会っても…楽しくて…ちっとも
食べる暇が無いの」
本当は柴田は昨日の夜、
柴田は来たのだと村崎が打ち明ける。
人の姿を取れなくて、
腕だけ低木から出して彼に応えたようだ。

『お化けでも出たらどうするの』
って、アンタのその手が、お化けだろうて。
でも柴田は言うんだ。
「平気だよ」って。
この辺りも原作読んでて、うるっとキタんだよね。
散歩に誘う柴田。
『行きたい』
と即答する村崎の、それは本音。
だけど行ける筈も無く、気分が悪いから
他の日にして欲しいと。
『分かった…約束だぞ村崎』
柴田が村崎の白い手を掴む。
その手はやっぱり、
冷たかったんだよね、柴田。
きっともう柴田は
村崎が人で無い事など分かってる。
ふらついた村崎を夏目が支える。
触れると食われるぞと先生が忠告しますが、
「そうしてやろうかと思ったが、
無理のようだ。
コイツは柴田の友人だ。
食ったりしたら嫌われるな」
この台詞がねぇキュンとクルよね。

咳き込む村崎。
「待ってろ、今、魚を…」
という夏目に、
待って、と村崎が切ない瞳を向ける。
夏目は柴田を見つけて、村崎からの手紙を渡す。
会うと未練が残るからと、村崎は手紙を書いて
夏目に託したのです。
でもその手紙を広げた柴田はわなわなと震える。
「強引に巻き込んだからか。
嘘つきと言ったからか。
お前の言うこと信じなかったから?
だからこんな落書き!」
落書き、じゃあないんだよ、柴田。
友人帳見れば分かりますよね。
妖文字はこんなもんです。
でも柴田は夏目がしかえしの為に、こんな事を
したと思うわけだ。
「もういい!俺が悪かったよ。
だからもう」
柴田は手紙をくしゃっと握る。
それを見て夏目はその手を止めた。
「俺の事は信じなくて良い!
でも!この手紙だけは、持っていてやってくれ!」
夏目のそんな言葉にも、険しい表情をしていた柴田ですが
ドクンと心臓が跳ねた。
指で文字をなぞる。
書いてあることは分からないが、伝わってくるものがある。
「村崎が会いたがってる!」
夏目は笑って、柴田を彼女の元へ連れて行きました。
村崎はもう…足とかも透けてしまってる。
それでも柴田は彼女の名を呼んで駆け寄った。
「ダメね、来ちゃうなんて。
遠くに行くからもう会えないって
書いたでしょ?」
いや、姉さん、

「でも…約束だったわね。
連れて行って柴田…いつもみたいに」
二人は手を繋ぎ走った。
村崎は笑い声を上げて、本当に楽しそうで…。
でも輪郭は揺ら揺らとし、
徐々に彼女は大気に溶けて行く。
「柴田…」ふ
ふふ…と彼女は最後まで笑顔で…
「ありがとう…」
キラキラと夕陽浴びて
光りながら消えていきました。
掴んでいたものを失い、
柴田の手はするりと落ちる。
彼は振り返らずに少し走り続けて…
やがて立ち尽くし、パタリと草むらにうつ伏せに倒れた。
夏目が駆け寄ると
「ごめんな…」
少しくぐもって震えた声がした。
「ごめんな…酷い事言ったのに
最後まで付き合ってくれて…
ありがとう、夏目」
こうして、村崎は遠い所へと登っていきました。
夏目ったら柴田にポカリを奢ってやってる。
泣いた後は水分補給ですか。
汗と一緒で塩分も補給?
「このことは誰にも話すなよ」
「このことって?」
「俺が泣いたって、ことだよ」
あらテレ顔が可愛いわね柴田。
「あぁ…良いよ」
柴田がずいっと顔を近づける。
「なんだよその返事、すげー生意気」
-小さい頃、本当は友達が欲しかった。
人であろうと
妖であろうと
それはこんなにもあたたかく
俺の心に灯るのだ。
妖であろうと…との所で、夏目が先生の頭撫でていて
先生も気持ち良さそうな顔して、
和彦さんも気持ちようそうな、
器用な声をあげている。
ほんと…普段互いの事、言いたい放題言ってる二人だけど
互いの事大切なんだよなぁってのが、
こういう何気ないしぐさに出るよね。
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次回は「幼き日々に」
うわーん!これは私が、いつかアニメでやってくれと
訴え続けていたHC4巻収録の夏目観察帳②ではないかーっ。
楽しみだーっ。
「私は酒を飲みたい気持ちでいっぱいだ」
畳の上、ゴロゴロしてる先生が楽しすぎる…。
そうそう、村崎は折笠富美子さん。
折笠さん自体は好きな声優さんなんですが…
そうだなー、村崎役は、ハズレてもないけど、
物凄くピッタリ…でもなかったかな。
すみません、私、どんどん贅沢になっていってるので…。
夏目のキャストって、よくぞこの人をという
キャスティングがけっこうあるものだから。
特に妖は。
柴田は…、文中にも書きましたが
アニメの、この柴田なら、細谷さんは
合ってたと思う。
ただ私としては、原作のツンデレ柴田を
見たかったですね。
原作はもっとツンだし表情も意地悪っぽいし
言い方キツイから、デレた時のギャップが
面白かったんだ。
村崎のことにしても、柴田はもちっと
熱くて激しいのだよ。
カットされたシーン、台詞も多くあります。
良い台詞もカットされてしまってるので、
機会あれば、原作読んで見てください、未読の皆さん。
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ちなみに、橘の原作感想はこちらです。
花とゆめコミックス「夏目友人帳」10巻 -偽りの友人の章【前編】-遅くなりました。しかもやっぱり分割です(汗)
花とゆめコミックス「夏目友人帳」10巻 -偽りの友人の章【後編】-終盤から視界が滲んで困るんだよ。
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前回の感想
#1
「夏目友人帳 参」#1【妖しきものの名】笑えるぐらい、すんなり自然な第一話。
#2
「夏目友人帳 参」#2【浮春の郷(さと)】オリジナルでもこの安定♪
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