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「うさぎドロップ」#8【おじいちゃんのだいじ】彼氏案外まともで良いヤツだね…。

今回はねぇ、理解できなかった正子が
ちょっとだけ分った回でした。
今でも好きではありませんが。

りんと大吉のやりとりは、
相変わらず見てて和むし、
時々、うるっとさせてくれるねぇ。

二人の生活に、
コウキがちょくちょく加わる。
当たり前のように
大吉が一緒に接してる。
コウキも家族っぽくなってて
なんか良いなと思う。

大宙さんの彼氏っぷりも
気に入ってます。

今回は、なんだか見てて自分の環境と
シンクロする部分が多くて、
たびたび脱線して、
自分の話をしちゃってます。
それで感想UPが、
遅くなっちゃったんだよね…。
午前中にあげるつもりだったのに…。
こら!ですね。

で、ちょっとうざかったら御免ちゃい。

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あらすじ 第8話「おじいちゃんのだいじ」
りんの夏休みが始まった。大吉とりんは宗一のお墓参りに行く
ことに。そして、宗一の墓石にはインク瓶に差したりんどうが。
りんの母親・正子がついさっきまで来ていたのだ。走り出す大吉。
正子に追いついた大吉はある意外なことを提案する。


♪みーん、みんみんみーん
あぁ音を聞いてるだけで暑くなるねぇ大吉。
でもアンタのその家って木造平屋で庭もあるから
アパート、マンションよりはかなりマシな筈。
私も去年まではそんな家だったので、
差を実感してますわ…。

大吉はまだ寝苦しそうにごろごろしてますが
りんは起きて、ちゃっちゃと着替え、
寝巻きを洗濯機に放り込む。
顔を洗ったら冷蔵庫の日めくりを破って…。
これ、りんの日課なのね。ふふ。

ぞうさんのじょうろに水を入れて庭に出ると
今日も夏の暑い日ざし。
一瞬眩しそうに眼を細めたりんですが、
快晴の空を見て、わぁって笑顔になる。

あぁ…夏の  青空見て笑顔になれるって
素晴らしい…。
我々ならば、まず暑さにげっそりし、
次いで、日焼け対策におおわらわですよ。

いいな、若いって。


OP~♪
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ん?正子の職場?
あらららー。
大宙さんは、ここのアシだったの?
正子は盛大に舟こいでる。

大宙さんのキャラ、EDでも未だ"彼氏"なんだよね。
名前出してくれよー。
書き難いじゃないか。

「西園寺先生、少し寝てください」
へぇ、人前ではちゃんとアシの立場キープなんだ。
今寝るともう無理だという正子を
外へ連れ出す。

正子、カレンダーを見てハッとしてる。
彼氏はそれを締め切りまでの日にち確認だと
思ったようだが、違うんだよね…。

りんは金木犀と枇杷に水をやってる。
夏は日が昇る前か、
落ちてからの方が良いけどね。
根が吸う前に土から蒸発しちゃうからさー。

りんどうのつぼみを指で押さえて顔をしかめる。
まだ硬いんだね。
咲くまでに時間が掛かりそう。

この間ね、お盆で墓参りに行った時、
お墓の花を取り替えたんだけど、
前に挿してあった中で
りんどうだけは、しゃんとしてたんだ。
自分達の持って来た花の中にりんどう無くて、
それ見た母が、
「りんどう残して!りんどう好きなんだ~」
とか言うので、おや、と思った。
りんどうと言うと、つい、りんを思っちゃって私。

ちなみに甥っ子が、
「え?ばーちゃん、もう捨ててきちゃったよ」
…うーん、ノリがちょっとコウキかも。

こちらは正子&彼氏。
ふらふらする正子の手を彼氏が握ったら
氷のように冷えていた。
クーラー切るとアシの男達の汗で原稿が
よれよれになる…か。
男性の方が暑がりですしね。
彼氏はスリムだし
汗かかなさそうなキャラだけど。

例のファミレスでまた甘い物を注文してる。
でもパフェとケーキとコーヒーを
順番じゃなくて一度に頼むってどうなんだろ…。
しかもそれらを前にしてもぼんやり…。

新しい仕事を請けようとしてるらしいけど
原稿のクオリティ落としてまで受ける仕事じゃないと
彼氏が意見してる。
「まーちゃん、心も身体も
強い方じゃないし
だいたい、今ちゃんと
食えてんだから
ガツガツすることないって」


ちょっと意外でしたね。
この彼氏って半分ヒモみたいな感じなのかと
思ってたけど、ちゃんとアシやってて、
正子の事好きで
心配もしてるんだな。

今ちやほやされていても
来年になったら分からない。
いくらでも若い子が出てくる。
「あっという間に
そっぽむかれちゃうかも」

「まーちゃん、悪い方に考えすぎ」
ネガティブなのは良くないけど、
確かになんの保障も無いからねぇ
こういう仕事って。
ずっと人気を保ち続けれる作品、作家って
一握りなんじゃないかと思うよ。

正子は、また顔にインク付けてる。
彼氏が正子の隣に行って顔を拭いてやる。
「まーちゃんは女の子なんだからさぁ」
すると正子が急に立ち上がって怒鳴る。
「女の子じゃないもん!漫画家だもん!」
あぁ…。
「帰って働く!!」
そう言って走って出ていってしまいました。
唖然とした彼氏が、
「すみません、お騒がせして」
周囲に謝ってる。
おや…案外大人だこの人。

こういう状況では残った方が恥ずかしいじゃない?
ちょっとあわあわするかと思ったのに、
なんか落ち着いてるし。

ふむ…。それと正子だけどさ…。
自分を追い込むタチなのか。
これまで全く、これっぽっちも
共感出来ないキャラでしたが
ちょっとだけ見えた気がした。

こちらはだらしない格好で台所の縁側に
へばってる大吉。
「あー、もぉ…会社行くのめんどくせー」
分るーっ私もだ。
暑くてだるくて眠くて、夏はほんと出勤が嫌。

じょうろもって戻ってきたりんが
「おはよ…」
「…おはよ」
「さっき呼んだのに」
そうそう、水遣りしてたら虹が出たんだよね。
「ごめーん、暑くて」
「そうすると涼しいの?」
木だからヒンヤリするんだよね多分。

弁当を作るかと台所に下りた大吉、
入れ替わりにりんが縁側に伏せてます。
「こらー、手伝えー」
フライパンをスプーンで叩く。
「はぁい♪」
可愛いなぁ、もお。

そうか夏休みねー。
朝、お弁当を作って、
それ持って学童保育所か。

今度の土曜日、祖父さんの墓参りに行こうと
朝ごはん食べながら大吉が言う。
「えーっ」
何故かりんが嫌そうな声を上げる。
あぁそうか、りんどうの花、
まだ咲いてなかったね。

今回は花屋で買って、
家のが咲いたらまた行けばいい。
そんな提案にもりんの表情は曇ったまま。
「そりゃ、お前が育てたりんどう
持ってってやれば
祖父さん喜ぶさ」
「ね?ね?そうでしょう?」

あ、気持ち分ってもらえて嬉しいね、りん。

「けど、祖父さん、
お前が来てくれんのが
一番嬉しいんだよ。
それが一位だ」

やだ大吉、ちょっとうるっとキタじゃないか。
それにそれは、りんには最高の言葉だったね。
「うん…分った」
りんが、とてもとても嬉しそうな満足な顔してる。
それ見て大吉、照れんでもよろし。

あーでもほんと、良い事言うなぁ大吉。
それもりんを納得させる為に作って言った訳じゃなく
ほんとにそう思って、口から出たのだろうから
凄いなって思う。

りんが居なかったら、祖父さんのことも
こんな風には考えなかったと思う大吉。
そうだね、もう少し距離があったろうね。
お盆や法事で思い出したり墓参りするぐらいの
感じだったでしょうね。

「りーん、ちゃん、りーん、ちゃん」
コウキは相変わらずだなー。笑える。
りんが動いてしまったから、
せっかく髪を縛るのに梳いていたのに
やり直しです。
ふふ、りんの髪を縛るのも、
すっかり日課ですか大吉。

「だいたい、なんでお前の毛はそんな細いんだよ」
「さぁ」
母親譲りでしょう。
正子も細いもんねぇ。
髪質は完全に正子の遺伝だろ。

神社の前でコウキが立ち止まり、
ちょっと待っててと入っていく。
お、盆踊り大会が近々あるのですね。
見つけたとコウキが戻ってきました。
蝉の抜け殻ですかー。
って、そんなに集めてどうするんだー。
揺するなーっ。

蝉ね…。
前の家の庭、秋はコウロギが良く鳴いてましたが
夏はどうってことなかったのに、
枇杷の木が育ってからは、蝉の木になっちゃって、
それこそ抜け殻がゴロゴロ転がってたし、
私の自転車のカゴに捕まり、今出てきましたってのに
遭遇したこともあった。
朝も早よから、みんみんと鳴かれて大変でね。
年々増えて、去年なんて耳の横で鳴いてるかと
感じるくらいで…。

なんかほんとこのアニメ、自分の経験と
シンクロするトコ多いな…。

コウキがいたずらで大吉の背中に
一個くっつけるのが、
凄く男の子っぽいなと思った。

さて話は飛んで土曜日のようです。
りんと大吉は墓参り。
りんは来た事があるらしい。
婆さんの墓参りってとこかな。

大吉から婆さんの説明聞いて、大吉の母親が
祖父さんの娘だと理解したりん。
「でも…そしたら私、
おばちゃんと兄弟になるねぇ」


-ぬかったー。
 触れて欲しくない方向へー。


あはははは。
りんは頭の回転早いねー。
でもほんと、子供ってけっこう鋭いからさ、
ウチも甥っ子達がちびの頃、
ちょくちょくドキドキさせて貰ったよ。

りんったら、よく覚えてましたね。
墓の位置。
あ、でも子供って
変なところで記憶力良かったりするよなー。

墓には水がかけてあり、
りんどうの花がインク入れに挿してあった。
で、手前にGペンって、どこまで自己主張~。
私が来ましたって、そこまでアピールかよ正子。

「その花瓶、正子さんも持ってた」
いや、りん、それそもそも花瓶じゃないから。

-なんだよ、葬式には出なかったくせに。

「りん、すぐ戻るから。
ちょっとここに居てくれ」
真面目声はやっぱ男前声だよ土田さぁん。

「草むしっといて!」
「はぁい」
正子を追いかける、その理由が、
想像つくよ大吉。
ほんと貴方ってお人よし。

案外すぐに正子発見。
男連れなの見て、やっぱ驚いてるな。
追いかけたは良いが、さてどうする。
悩んだ挙とった策が、
「ぅ゛…わん…わん♪」
ぶははははははっ。
もぉーだいきちー。

正子は彼氏に耳打ちしてその場に残し
大吉へと歩を進める。
危ない人かと思ったというここの正子の感想は
否定できませんな。

墓参りにだと告げ、
一応知らせておこうと思って、と大吉。
「今、りんも来てます。
祖父さんの墓に」


りんが可愛いから正子の事はよく思っていない。
正子の事情も知ったことではないし
りんが望まぬ限り、これからも会わせる気はない。

「そんなの…分ってます!
わざわざ付いてきて、何が言いたいんですか」
正子はまた髪を触る。
大吉とりんの事を話す時はいつもそうだ。
前にもここで書いたけど、これは心理的に
自信が無かったり、落ち着かない時などに
自分を守る為にに取る行動…の筈。

大吉からの攻撃を受けても
ちゃんと立っていられるよう髪をいじる。

「だから、せめてこっそり、
りんの姿を覗いてみませんか?」

正子の手が止まった。
大吉のそれが攻撃ではなかったから。

これから墓の掃除して
線香上げて帰る。
時間はそこそこある。
勝手に見る分には構わない、と。

ほんと、良いヤツ過ぎるわ、大吉。

「りん…悪りぃ、待った?」
走ってきた大吉が声を掛けると、
りんが振り向いた。
りんどうを1本持って感情の落ちたような顔。
祖父さんの葬儀の時、初めて会ったりんと
シンクロする。

ドクンと大吉の心臓が跳ねた。
「あ…え…と…
大丈夫か?えーと…俺…ちょっと…」
動揺した大吉は、りんの肩に手を置き、
待ったか、寂しくなかったかと訊く。

りんは笑った。
「へんなの、
なんでそんなに慌ててるの?」

あぁりん、良い笑顔だ。
大吉に置いていかれるかもなんて
これっぽっちも思ってない顔だね。
心配なんかしてない。
だから待つ時間も長く感じないし
寂しいとも思わない。

幸せそうな顔だ。
ドキッとしちゃうね、大吉。
「へんじゃねぇよ」
照れて頭かいてる大吉が可愛い。

りんどうを花立てに挿してるりんを
木に隠れて見つめる正子。
「あぁ…もう、幼児じゃなくなっちゃったんだ」
子供はすぐに大きくなるよ。
半年で全然変わっちゃうからビックリだよ。
(なんで半年かというと私が経験してるのは
甥っ子達なので、盆と正月しか会わないからさ)

「血のつながりって凄い…」
「だよね、まーちゃんそっくりじゃん」
あ、やっぱ似てるのか。
「あの後姿…」
「普通に可愛いんだけど」

-あの距離感…
 宋一さんとそっくり。


そっちかーっ!! 

彼氏はりんと正子の血のつながりを思い、
正子は大吉と宋一の血のつながりを
思っていたわけね。

「…良かった」

りんが笑ってるから。
りんが大好きだった宋一と
とてもよく似いてる大吉と
楽しそうにやってるから、
ほっとした、そんな感じですね。

正子の事は、やっぱり好きじゃないけど、
でも、ちょっとは分ったかも。
彼女がこれでも彼女なりに
りんを愛してはいるのだということを。

りんは今日で7歳ですか。
命日でもなく、お盆よりはちょっと早いこの時期に
大吉も正子も、墓参りに来たってのは偶然。
でもそこには、
りんの誕生日だからってのが互いにあったわけだ。

「娘さんにもビックリだけど、
まーちゃんの元彼かと思った」
苦笑する彼氏。ま、疑うよね。
「まさか…あんなの、知性もまるで感じられないし」
じゃあ今の彼には知性があるんかい…。

でも正子、足を止めて宋一を思い出す。
「あと、半世紀ぐらいしたら
わかんないけどね」
ジジ好きですか、アンタ…。

りんと大吉が手を繋いで歩いてる。
りんって色白いよね~。
髪の色もこんなだし、色素薄いよなぁ。

大吉は正子が連れてた男のことを思い出してる。
普通に考えたら彼氏。
うん、名前も無くて彼氏になってるぐらいだしね。

-まぁ悪いとは言わんけどさ…
 世の中の人って、
 案外すぐに恋人が出来んだなぁ。


ひょっとして大吉って、
彼女居ない歴30年?
良い男なのにねぇ見た目で損してる?

アニメイトで貰ってきた「声優きゃらびぃ」に
春子役の植田佳奈さんのインタビューが
載ってたけど、大吉のこと、旦那さんにしたいって
言ってましたよ。理想的な父親だって。
「顔はめちゃくちゃ地味なんですけど(笑)」
って最後に付け加えてましたけどね。ふふふ。

「大吉ってば!!」
ずっとりんが呼んでたのに、
考え込んでた大吉は
気づいてませんでした。

「お祖父ちゃん家行っていい?
ここから近いよね」
りんとしては思い出の家だから、
近くへ来たなら行きたいよね。
だけどもうあの家は、祖父さんの家ではない。
まだ誰も住んでないけど、
伯父が相続したようですね。
となると勝手に入るわけにはいかない。

「そっか」
寂しそうなりんに、大吉は庭に入れるよう
伯父に聞いてやると言う。
りんの寂しい顔は、もう見たくないよね大吉。

彼氏と歩いていた正子が立ち止まり、
この間言ってた仕事、やってみると言う。
「私、仕事の為に一人になったんだもん。
もっと仕事しなきゃ」
「今もしてんじゃん!人よりしてるって、絶対!」
正子がまた髪をいじる。
「まだダメ。昨日のご飯も思い出せないくらい
やんなきゃ」
彼氏はいつも忘れてるらしいが、
そらちょっと記憶力無さすぎ。

「そうしないと…色々忘れないと…私…」
りんの事も…ですか?

仕事の為に、りんを捨てた。
捨てたんだから、りんに思いを残しちゃいけないし
仕事ももっとやらなきゃもなんの為に捨てたのかって
ところですか。
この人って、精神的に幼いってだけじゃなく
もともと不器用なんだな。
融通利かないんだ。
でもそんなに自分追い込むと、壊れるよ。

りんと大吉は祖父さんの家に到着。
嬉しそうだなぁ、りん。
でも庭に駆け込んだ彼女の眼に映ったのは、
草一つない一面の砂利。

音が止むのがまた切ないな。
りんは帽子を取って、ガックリと膝を付く。
「なくなっちゃった!りんどう!
土もなくなっちゃった!
りんどう…お祖父ちゃんの大事なのに」


そんなりんに、大吉が告げる。
抜くつもりは無かったんだろうって。
伯父も祖父さんの好きな花くらい知ってる。
でも冬になれば枯れてしまうから、
また春になれば芽が出てくることを
知らなかったのかもしれない。

花には一年草もあれば多年草、宿根もある。
りんどうは多年草。
ちょっと花好きなら、分りそうなもんだが
興味の無い人だと分からないものよね。
職場の人(40代主婦)が、多年草って言葉も知らなくて
びっくりしたのは今年の事。
そこで、誰でも知ってる常識じゃなかったのかと
知ったんだよ私も。

「石もさ、こうやって
敷き詰めておかないと
雑草がすぐ生えてきて
大変なんだよ」

伯父を庇うわけではなく、でも
彼の立場も考慮して、
事実を事実として伝えてる。
えらいなと思ったよ。
頭ごなしに、管理が大変だから仕方ないだろ、って
それだけで終わらせず、りんの気持ちも汲んで、さ。

これがまた自分の経験とシンクロしちゃうんだ。
脱線ばっかでごめんなさい。
ウザイと思ったら飛ばしてね。

前の家の庭がね、丁度広さも似たようなものだった。
引越して来た時はジャングルみたいに草ぼうぼうでね。
それを綺麗にして、当時建築系の会社に居たので
工場の子に頼んで、砂利運んでもらって敷き詰めたんだ。
植木のある部分を避けてね。
それでも5年も持たなかったんじゃないかな。
砂利の隙間から雑草が出てくるようになってさ。
もう草むしりが大変で。
夏は取っても取っても生えてくるし、
草むしりやってて日射病になりかけたり
蚊に数十箇所刺されてぶくぶくに腫れちゃったり
そら大変でしたよ。

伯父さんが本当はどういう思いで居たかは
分りません。
多分大吉だって正確にはわかってない。
でも、こうせざるを得なかったのは分る。
りんの気持ちを考えると可愛そうだけど
責めれないと思います。

ここに住んでるならいざ知らず、
自分の家はあって、ここを管理するとなると
そんなしょっちゅう来れないだろうし
仮にりんどうを残していたとしても
水遣りにこれないからきっと枯らしてしまうよ。

-りんの金木犀、
 移しといて良かった。
 助かったぜ


大吉が胸中でこっそり思う。
良いタイミングでしたね。

「でも、お祖父ちゃんのりんどう、
ウチに持っていって良かったね。
おかげで助かった」

おやおやおや、大吉の心の声と
対になるようなその台詞。
一緒に暮らしてると
似てくるものかね、やっぱ。

うんでも、大吉はりんの為に、
りんは祖父さんの為に、
良かった、助かったと思うわけだ。
優しい人達だね。

りんの言葉には、ちょいとうるっと来ましたよ。

変わることは嫌な事ばかりじゃ
ないのかもしれないと大吉は思う。
「けど、墓はずっと祖父さんの墓だからな」
そりゃそーだ。

その夜、りんが絵日記描いてますが、
帽子被った大吉に髪の毛ないから、
大吉より祖父さんに似てる気が…。

「りん」
大吉に呼ばれて振り向いたりんが
パッと笑顔になる。
誕生日ケーキですか。
「チョコのやつだー」
なかなか洒落たケーキですね、大吉。
小さいけどちゃんとホールケーキ。

正子はがむしゃらに仕事してる。
あーあー。
頑張り過ぎないようにね。
ま、彼氏君付いてるから、大丈夫かな。
けっこう良い子だよね、この子。

ロウソクに火をつけて、りんが吹き消す。
吹き消す時の顔が可愛いねぇ。
真っ暗になった部屋で、
「「…あっ」」
1本消えきらなくて再燃。
うんうん、あるある。

りんと大吉が、顔見合わせて笑う。
りんがもう一度、
「ふっ」
残ったロウソクを吹いた。

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Cパート。

「大吉ーっ夜店終わっちゃうよー」
「終わらねぇよ!」
きゃーりんの浴衣姿、可愛いっ。
そうか、やっと盆踊り大会の日なのですね。

コウキは相変わらず木の棒で
人ン家の壁をガリガリやってるのね。
大吉んとこは生垣だから竹柵を、だけど。

待ち合わせは現地の筈でしたが
ゆかりの支度が遅いから
来ちゃったようです。

コウキは浴衣着てません。
「ジャンプ出来ねーじゃん」
そういって枇杷を飛び越す。
「すげーだろ」
二人とも「……」なのが笑える。

ゆかりは浴衣を着てくるそうです。
それ聞いて大吉、脳内で想像してデレデレ。

「行こう!夜店!終わっちまうぞ」
「えーっ」
さっき終わらないって
言ってましたよね、アナタ。

「大吉ー!車に気をつけろー」
「わーってるって」
逆に言われてるよ。

りん 「待ってよぉ下駄走りにくいぃ」
大吉 「だっこしてやる」
りん 「いやだぁ」
コウキ「俺、だっこがいいー」
大吉 「いやだぁ!」

ぶはははははっ。
もう昨日、朝から盛大に笑いました。
最高!
なんか息ピッタリだしさー。
良いなぁ、りんと大吉とコウキの会話も。
楽し~。


次回も楽しみだー。

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これまでの感想
#1
「うさぎドロップ」#1【りんどうの女の子】ほんとに30歳かよ大吉。
#2
「うさぎドロップ」#2【ゆび切りげんまん】大吉、凄いねアンタって。
#3
「うさぎドロップ」#3【ダイキチの決めたこと】カッコ良いわ~もぉ~。
#4
「うさぎドロップ」#4【てがみ】祖父さんも、イイ男だねぇ。
#5
「うさぎドロップ」#5【ダイキチはダイキチでいい】名言だね。
#6
「うさぎドロップ」#6【わたしの木】同じ流れの中にって…良いね。
#7
「うさぎドロップ」#7【ないしょで家出】他人事じゃない感じ。


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