橘の部屋2 「うたの☆プリンスさまっ♪マジＬＯＶＥ1000％」#10【さぁ、Let's song!!】そう来たか…。

「うたの☆プリンスさまっ♪マジＬＯＶＥ1000％」#10【さぁ、Let's song!!】そう来たか…。

てっきりアニメはトキヤルートなのかと思いきや
今回はタイトルからして、
「さぁ、Let's song!!」ですからね。
もう見る前から想像つくよね。

そうか、そういうことにしたのか、と。

乙女ゲームのアニメ化は、
誰かのEDにしちゃうと、
そのキャラ以外が好きなファンから
不平が出ちゃいますものね。
難しいところです。

「うた☆プリ」はゲームやってないので
私はそこまでピリピリしてませんけどね。

でもこの展開で良いのではないかと思います。

あー、マジでPS3で出しなおしてくれないかな。
PS3も持ってないわけですが、
それならなんとかPS3本体買うよって話。
PSPはねぇ、今後も私、可能性は超低いと思うので。

もう凄くやりたいのです。
「うた☆プリ」ゲーム。
アニメになってファンも増えたことだし…
なんとか作ってくれませんかね、PS3で!!
ここで叫んでおくと、けっこうな確率で
願いはかなうので、
とりあえず叫ぶだけ叫んどくよ、うん。

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000％　１ [DVD]
(2011/09/21)
七海春歌(沢城みゆき)、一十木音也(寺島拓篤) 他

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今日も音也に癒された。
大好きだよ、音也～。

きっと、落とすのは別のキャラだけど。(あ)

今回もアバンなしで、OP～♪

オルフェ
(2011/07/13)
宮野真守

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春歌が回廊を歩けば、そこに居る生徒達が皆、
あの子だとそれぞれ反応している。
作曲家コースで一番。
6人からペアの申し込みがあった、
有り得ない子。
すっかり有名人ですねぇ。

…って友千香が居るじゃん、噂してる子の中に。

今井さんの声だったよね。

こんなケースは前代未聞。
もはや春歌が誰を選ぶか、
学園中の生徒が注目してる。
そら、そーだよなぁ。
ただの6人じゃなく、あの6人ですからねぇ。

逃げるように廊下を走って、人のいない所まで来ると
立ち止まって息を吐く。
脳裏に浮かぶのは、林檎先生から言われたこと。
トキヤも希望を出して、これで6人になった。

－一ノ瀬さん…。

トキヤが希望してくれた事は、
春歌はもちろん凄く嬉しい筈。
だけど、先に打ち明けてきた5人の
それぞれの真剣な思いが、
春歌の胸に落ちている。

－一人を選ぶなんて…　
　そんなの出来ないよ。

ここまでやってこれたのは、
皆のお陰ですものね。
彼らも皆、春歌に救われて、
変わって行ったわけですが、
春歌だって彼らに助けられ、
刺激も受けたからこそ、今があるわけで。
片方だけじゃないんだよね。

「はーるちゃん。どうしたの?」
林檎先生が声を掛けた。
「ぼーっとしちゃって」
その理由は、林檎先生も十分知ってると
思うけどね。
にっこり笑顔。
今日も美人さんね、林檎先生。

ペアの相手を決める締め切りは明日。
そして棄権は認められない。
「逃げずに試練に立ち向かいなさい」
まぁそうですよね。
逃げるのは駄目ね。

「あの子達は、誰を選ぶか
待ちわびてる。
一刻も早く答えてあげるのが
貴女の役目よ」

春歌は重い表情で頷いて歩いて行く。
提出しなければ、春歌だけじゃなく、
彼らも失格になるのか。

でも1人選んだら残った5人は、
もう卒業オーディションを受けれないって
話なわけよね。
魅力ある5人が選考にもあがらなくなるのは
痛いよなぁ。

その夜、ベッドの中で春歌は悶々としてました。

－おばぁちゃん…
　私、どうしたらいいの?

確かに、これは困るわよねぇ。
1人選べば残り5人の可能性をつぶすことにもなり
大げさに言えば、彼らの人生が肩に掛かってるとも
言えるもんね。

セシルに言われた言葉を思い出す。
迷いの日々は続くが、豊かで美しい物を
紡ぎ出すための試練だと彼は行った。
予言みたいな感じだったよね、あれ。

ひとつの幹から命を授かり
見事に花を咲かせている。
春歌の生み出すものは、
やがて奇跡を起こす。
セシルにあの時言われた言葉が、
ヒントになるわけだ。

春歌は机に向かって黙々と、何かを書き始めた。
曲が浮かびましたか?
それもあるけど、
それだけじゃなかったようで…。

翌朝、翔ちゃんが郵便受けを開けると
一通の手紙が入っていた。
「おおおーっ」
驚いた翔ちゃんが、すっごい笑顔になる。
「やったぁぁ～!!!
七海が俺を指名してくれたぁ!」
翔ちゃんったら中身も見ずに浮かれて
廊下走ってますよ。
もう可愛いったらないね。

途中、那月と出くわしましたが、
相手してる暇ない、なんて
春歌の手紙を見せて自慢げ。
でも那月はそれを見て、行き先は一緒だと
冷静に告げる。

春歌は6人に手紙を書いて、第3レッスン室に
呼び出したようです。
皆、同じ手紙を手を持っている。

何故この6人が集められたのか。
そらペア候補の6人だからに決まって
…って
そうか、6人の内訳を皆が皆
知ってるわけじゃなかったか。
同室同士の二人は互いの指名を知ってても
そうじゃないメンツにはわざわざ言わないもんね。
って、同室でも、トキヤの指名を
音也は知らなかったわけですが。

「別に言う必要はないでしょう」
「うっ!トキヤがちべたい…

　」
よしよし、いいこいいこ。（頭なでなで）

呼び出した張本人がまだ来てません。
全員集まったのだから、春歌が来る前に
決着つけようと言い出すレン。
「いいぜ、決着の方法は何にする？」
ヤル気満々なのが翔ちゃんってのが笑える。
前半春歌とそんなに良い雰囲気じゃなかったのに
ここに来て一番イケイケな気が。

レンは自信あるようで、何でも構わないと言う。
真斗は、勝負は時の運だと言い…。
一速触発？とか思ったら、春歌が入ってきました。

ぎりぎりまで掛かってしまって…という彼女に、
「ギリギリ？」
訝しがる真斗のここの顔が綺麗。
あと、後ろの壁にディスプレイしてある
レスポールが綺麗だ。

かなりちゃんと描き込んであるっ。

「これです！見てください！」
春歌が差し出したのは楽譜。
眼を通したレンが気づいた。
これは一人で歌う曲ではない。
6人で歌う歌。
「私は、グループの曲を作りたいんです！」
皆が自分とペアを組みたいと思ってくれた事は
本当に嬉しかった。
だけど1人を選ぶことなんか出来ない。
結局答えは出なかった。

「1人を選べないからこの曲を作ったのか」
真斗に言われて違うと春歌は否定する。
「不思議だけど、こんな素敵な出会い、
もう二度と無いかも」
夢で終わっちゃいけないと春歌は思った。
「一緒に歌えばきっと
心が温かく元気になれる。
そんな奇跡のようなハーモニーが
生まれるはずです」
確かに、この6人が歌ったら、
なかなかキラキラワクワクしますよね。
ED聞きつつ、いつもニヤケてますもん。

「俺…やってもいい」
やはり最初に認めるのは音也だね。
春歌の良き理解者で、
物事をややこしく考えないヤツだから。
「だって、七海の歌、歌いたいから」
1人選ばれたわけじゃないという事で
プライド的にも受けれないって思う所だろうけど
さすが音也だよ。
春歌の才能認めてて、春歌の歌を自分が歌えるなら
それでいいというこのストレートさ。
好きだよ君のそういうとこ。

「俺は…」
翔ちゃんがちょっと沈んだ声で続く。
「手紙を見て、みっともなく舞い上がっちまった。
俺を選んでくれたと思ったからなぁ。
けど…俺1人じゃなかった」
「翔くん…」
がっかり顔の翔ちゃんに、春歌が瞳を揺らす。
「でもいい。お前の歌が歌えるなら、
それでいい」
おっとこまえやなぁ～翔ちゃん。
そうそう、顔に似合わず、
男臭い設定てしたよねアナタ。

那月はグループという事に驚き、
考えさせて欲しいと言う。
真斗も同感。
即答は出来ないと那月に連なる。
「なんだよ!せっかく七海が
一緒に歌おうって言ってるのに」
音也ったら…。
君の気持ちは嬉しいが、皆、そんな簡単じゃないんだよ。
君みたくまっすぐじゃないからねぇ。
それぞれ背負ってるものもあることだし。

「お断りします」
一番ばっさり切ったのがトキヤ。
ま…そうだよね、トキヤの場合は、そもそも
立場がややこしいわけで、
グループでというのは、マズイよね。
「そんな卒業オーディション、
聞いたことがありません」
まぁ、そっちの問題もあるが、
それは曲の出来が良ければ、
学園長を動かせるのでは?と
この時思ったよ。

「では何故、そのような提案が
出来るのですか?
ここに居る誰もが、
自分1人を選んで欲しかった筈。
なぜなら、貴女の曲を
一番上手く歌えるのは
自分だと思っているからです」

皆で歌えばきっと…と訴える春歌ですが、
それでは自分の気持ちに
嘘を付くことになる。
「自分自身に嘘をついて…
私には出来ません」

ショックを受けている春歌に、
「俺も、イッチーの意見に賛成だ」
レンが追いうちをかける。
って、イッチーって何やねん。
いきなり呼び名ついてるし…。

「せっかくのレディの申し出だが、
選ぶ時は、俺1人を選んでもらいたい」
レンはそうだよね。

その時、ドアが乱暴に開いて、
「あっはっはっはっは」
学園長ですよ。立ち聞きしてたようで。
「ごめんねぇ、はるちゃんが心配で
学園長に報告しちゃったぁ～」
林檎先生ったら、もぉ。
楽しんでるな、アナタ。

なかなか面白いアイディアだが
認められない、と学園長。
「ペ～アの意味分かってるぅ～?
一対一なのヨ!」
それは分かってますけどもー。
「6人を選ぼうなんて、
欲張り過ぎのこんこんちき
ミスななぁ～み」
こんこんちきってアナタ…。

問答無用のようですね。
案外融通利かないのな、学園長。

数ある中からオンリーワンを選ぶ。
残酷のようだけど、業界、人生を
生き抜くには当たり前、か。
まぁそれは言えてるっちゃ言えてるけどね。

解散してちゃんとペアを決めろ、
じゃないと全員失格と言われちゃいました。
学園長にそう言われちゃね。
ここでは彼がルールだし…。

皆と別れてから、
春歌は1人ぼんやりとしてる。
またしても音也が優しい言葉、掛けていたのね。
春歌のやろうとしている事は分かると。
でも春歌も我侭な事だという自覚はあって…。

おっ那月がブラームスの楽譜見てるよ。
この表紙のデザイン、懐かしい。
もう少し薄黄緑色みたいな色だけど
これ、シリーズであるよね。
合唱団で使ってたのも、このデザインのだ。

翔ちゃんが那月にこのままでいいのかと訊く。
「あの曲!良い曲だっただろう?」
心が温かく…はどうか分かんないけど
明るくてPOPで楽しい曲だよね。
元気にはなれそう。

那月も良い曲なのは認めてる。

音也も自室でなにやら考え込んで、
ペン走らせている。
多分、詩を考えたんだなと思った。

真斗も春歌の夢で終わっちゃいけないという言葉を
思い出してる。
レンは春歌が拾い集めてくれたメモを見つめ…。
皆、それぞれどうするべきか、考えている。

春歌はレッスン室を再度訪れ、鍵盤を指でなでる。
と…ドアが開いて、音也が入ってきた。
ドア閉める直前の苦笑に、キュンとキタよ～。

「俺さ、グループでも何でもいい。
七海じゃないと駄目なんだ!」
音也ったら、もー。

春歌は走って近づき、頭を下げる。
「ごめんなさい。いつも一十木君に甘えて
迷惑ばかり掛けて」
これには音也も声を荒げる。
「迷惑なんていうなよ」
言って欲しく…ないよね、迷惑なんて。

「俺は!七海のことが!」
その先言っちゃうと、退学だよ音也。
「…心配…なんだよ…」
瞳が揺れる。
心配、だけじゃない自覚はあるよね、音也。
「だから…」

音也が差し出したのは楽譜。
歌詞が書かれてる。
頭のサビ部分だけみたいですけど…。

そこに…
「コラ音也!油断もすきもねぇな」
ぷぷぷっ。翔ちゃんったら。
那月も一緒です。
「貴女の曲は素晴らしい。一瞬しか見てないのに
心から離れない」
そりゃ凄いな。

それで那月は決めた。
「歌い手として、協力したいんです」
ヤッタ、那月ゲット。
那月は入ってくれないとね。
歌唱レベル的に。

「皆に聞かせたいんだよ、七海の曲をよ!
誰かさんだけ良い顔させたくないしなー」
翔ちゃん、顔おもろい。
誰かさん…当の本人は、おめめぱちくりで
分かってませんが。
「ほえ?」
声可愛いな、音也。

「選べないんじゃない…と言ったな」
おっ真斗も来たか。
「俺も七海の言う、
夢に賭けてみる気になった」
春歌が、じぃ～んと来て、涙ぐんでると
彼女が手に持ってる楽譜見て、
「あれ!?なんだよ、歌詞、途中までかよぉ」
翔ちゃんがぼやく。
「これでも頑張ったんだよぉ」
よしよし、音也、可愛い可愛い。

続きは皆で考えることに。
ふふ。

人数は4人ですが、ま、きっと残りの2人も…。

立場的にも簡単にYesと言えない2人が
夕暮れ時に池のほとりで肩を並べる。
「良い曲だったな」
皆さん、チラリと見ただけで良く頭に残るね。
そもそも学園長が認めないと言ってるのだからと
トキヤは考慮する気がなさそう。
「じゃ、諦めるか?」
その言葉には頷けないわけよねトキヤ。

「以前の俺は
ここに居る理由なんて無かった。
だけど、そんな俺の心を
変えたのが彼女だ」
そうだね。
レンは春歌に大きな借りがあると言う。

「私は、彼女に希望をもらいました。
決して諦めたくない希望を」
うおーっトキヤを見上げるレンの顔が、
めっさ諏訪部さん顔～っ。

(諏訪部さんがいかにも声を当てそうな顔って意味)

「似たもの同士だな、お前と俺は」
春歌に眼を覚まさせてもらって
大事なものを得たのは、皆さん一緒です。
救われたという点では、ここに真斗も入って3人だね。

「諦めるか…それとも…」
諦めるなんて、出来ないでしょ?
貴方たち。

春歌達5人は学園長に直談判するつもり。
林檎先生に彼の居場所を訊くと
フェスティバルの打ち合わせで
ヘリポートだってよ。
さぁ急げ!

走る春歌の手を取る音也。
やっぱ一番近くに居て、春歌への思いが深いのは
音也だよねぇ。

「待ってください!!」
春歌は学園長を呼び止め、
「お願いです!
私達の歌を聴いてください!!」
曲が出来たのだから聞いてくれと那月達も
叫びますが、ルールを破ったら失格と、
あくまでも学園長は認めない。

「失格かどうかは、
俺達の歌を聴いてからにしてくれ」
レンとトキヤがやってきました。
俺達の歌って…君ら2人は完成した曲、
知らない筈よね。
どうやって歌うんだー。
あ、初見で歌えるか、楽譜読めるし。

嬉しそうに駆け寄る春歌に、
「勘違いしないでくれ。
レディは俺を選ぶと、今も思ってる」
もぉレンったら。

「学園長!彼女の才能を
ご存知の筈でしょう?」
「ここで聞かないと、
一生後悔することになるぜ」
遅れてきた2人が、
カッコ良いこと言っちゃってぇ。
美味しいとこ取られたんじゃ、
最初から理解者である
音也と翔ちゃん泣くぞ。

おい…どこから持ってきた電子ピアノ。
あ、そういえば那月が何か背負ってたか?

歌い始めたおなじみの曲。
ピアノだけのシンプルバージョンで
最後まで聞きたかったけど、
バック入っちゃいましたね。
学園長を震えさせるには、パワーも必要か。

くらくらしてる学園長が、ちよっとキモい。
出来れば歌ってる彼らの方に
カメラ向けて欲しかったが…

ここは致し方ないか。

この曲には何回でも聞きたくなる愛がある。
100%ではなく1000%の愛。
タイトルは「マジLOVE1000％」だと学園長が
決めちゃいましたよ。

やりました!
これで皆、卒業オーディションを
受けられます。

「こ、こんなことがあるなんて…」
林檎先生も唖然。
その裏で、

「よぉし!マジ1000%目指そうぜ!」
「おおーっ!」
「そうですね、1000%」
「やってやんぜぇ」
可愛いな音也、翔ちゃん、那月。
那月のしみじみ台詞声が、ちょっと石田さんちっくに
聞こえたわ、紀章さん。

さて一件落着かと思いきや…。

事務所のソファで寝ているハヤト。
思い切り学生服ですね。
携帯に着信の点滅があり、
「女でも出来たのか」
マネージャーが気にして手にとってしまう。
表示を見て彼の表情が険しくなりましたよ。
相手はシャイニング早乙女。
マネージャーも知らぬ名じゃないから
訝しむわな。
「ハヤト…いったい…お前…」

あわわわわ。
やな予感。

ED～♪早くレンタルしてこなきゃ。