「夏目友人帳 肆」#1【とらわれた夏目】エロいよ諏訪部さん…いいけどさ(笑)。
夏目4期、お待ちしていましたぁ~っ!!
ほんっと楽しみにしていました。
年末年始、体調不良で丸つぶれで、
胃腸風邪なので、ご馳走も食べれずに最悪でしたが、
これだけが楽しみでしたよ。
その体調不良のせいで、感想もすっかり遅れて
今日になってしまいました。
待っていてくださった方が居たら、
申し訳ないです。
あぁでも、これもねー、今日、一日がかりで
書いたんですよね。
夏目の感想は、やっぱ時間が掛かる。
だからやっぱり感想は、
休みの日になってしまう可能性大
かもしれません。
いずれにしても、夏目だけは飛ばす事無く
全話の感想が書けるよう努力しますね。
待ちに待った4期の1話目、しかも的場回とあって
感想にリキが入ってしまいました。
半端なく長いです。
長文苦手な方はご無理なさらぬよう願います。
※注意
思い切りネタバレしてます。
感想書くにあたり、あらすじをほとんど
舐めつつ進んでます。
更に原作比較も
入れてしまってます。
原作比較部分は、文字をこの色に
変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
そこを避けてお読みください。
また、目の端に入るのも困るという方は、
読み進まれませんよう、ご注意ください。
ほんっと楽しみにしていました。
年末年始、体調不良で丸つぶれで、
胃腸風邪なので、ご馳走も食べれずに最悪でしたが、
これだけが楽しみでしたよ。
その体調不良のせいで、感想もすっかり遅れて
今日になってしまいました。
待っていてくださった方が居たら、
申し訳ないです。
あぁでも、これもねー、今日、一日がかりで
書いたんですよね。
夏目の感想は、やっぱ時間が掛かる。
だからやっぱり感想は、
休みの日になってしまう可能性大
かもしれません。
いずれにしても、夏目だけは飛ばす事無く
全話の感想が書けるよう努力しますね。
待ちに待った4期の1話目、しかも的場回とあって
感想にリキが入ってしまいました。
半端なく長いです。

長文苦手な方はご無理なさらぬよう願います。
※注意
思い切りネタバレしてます。
感想書くにあたり、あらすじをほとんど
舐めつつ進んでます。
更に原作比較も
入れてしまってます。
原作比較部分は、文字をこの色に
変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
そこを避けてお読みください。
また、目の端に入るのも困るという方は、
読み進まれませんよう、ご注意ください。
![]() | 夏目友人帳 肆 1【完全生産限定版】 [Blu-ray] (2012/02/22) 神谷浩史、井上和彦 他 商品詳細を見る |
![]() | 夏目友人帳 肆 1【完全生産限定版】 [DVD] (2012/02/22) 神谷浩史、井上和彦 他 商品詳細を見る |
今回のお話はHC9巻に掲載されてる
原作34~36話【東方の森の章】です。
橘の原作感想は、こちら。
コミックス「夏目友人帳」9巻-3 -東方の森の章-
【前編】妖よりも危険な人。
コミックス「夏目友人帳」9巻-4 -東方の森の章-
【中編】的場も声で聴こえてくるんだけどね…。
コミックス「夏目友人帳」9巻-5 -東方の森の章-
【後編-1】すいません、後編更に分割(汗)
コミックス「夏目友人帳」9巻-6 -東方の森の章-
【後編-2】もう時間の問題…。
ただし、今回の話は次回とセットで前後編ですので
原作感想読むとネタバレになってしまうので
ご興味お持ちの方も、次週の後編見てからの方が
良いと思われます。
また、次週もリンクは貼りますので、
宜しければ、またその時にでも…。
あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第一話「とらわれた夏目」
小さな頃から、妖怪と言われるものの類をみることができ、
周囲から疎まれてきた夏目貴志。祖母レイコの遺品「友人帳」
に書かれた妖怪達の名前を返す日々を送るうち、たくさんの
友人や大切な場所を手にしていた。
しかし、多くの妖怪を統べることのできる友人帳を狙う妖怪
は多く、ある日、猿面の妖怪達に襲われ、彼らの住む森へと
連れ去られてしまう。
用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共にその森から去ろうとする
夏目だったが…
OP~。
「今、このとき。」ひいらぎ
アマゾンも画はまだですね。
まずは曲から。
私はね、悪くないと思いましたよ。
夏目のOPって、カッコイイ系な曲は絶対合わないと思うの。
ポイントは素朴さ。
むしろちょっと素人臭いくらいでいい。
夏目の住むあの町の空気、風景、
彼を取り巻く環境、彼自身を思えば
アコギ弾きつつ街頭で歌ってる
ストリートミュージシャンの音は合う。
洗練されてない、不器用で、がむしゃらで
でも暖かくまっすぐな歌。
ストリートの方たちの歌って、そうですよね。
夏目のOPには、それが似合う。
ひいらぎって、メジャーデビューはしてるけど
ストリート出だよね?
HOW MERRY MARRYもそんな感じでしたよね。
歌詞を拾ってみました。
耳で拾ったものなので、違っているかもしれませんが
そこは、ご容赦を。
君がどうして泣いているのか
僕には何も分からない
「分かるよ」なんて言葉
軽々しく口に出来ない だから
教えて 君が苦しむ訳を
僕に 出来る精一杯のこと
君にしてあげたいから
今、時を生きる
君にこの歌を贈ろう
精一杯生きる君に
この歌を贈ろう
今日までこんなに
苦しんだから
明日からは楽しく
過ごせるよきっと
だから君よ、一人で
苦しまないで
夏目を意識して書いた詞だろうと思います。
一般の、不器用さん達にも向けて書いた、
と言っても通じますけどね。
夏目のすぐ傍で、何も出来なくて悔しがってる
田沼や多軌、なんとなく感づいてるだろう藤原夫妻
西村、北本達の心境ですよね。
ひいらぎのお2人が、夏目を知って、
彼らが夏目に対して思ったことかもしれませんが、
それイコール、夏目を大事に思う人たちの
心境ですからね。
3期のOP、HOW MERRY MARYの「僕にできること」が
夏目視点で、夏目から皆への思いも綴られていたので
対になってるなぁなんて思いました。
ただ、ちょっと気になったのは、
同じ言葉が何度も出てくること。
「苦しむ」って言葉がね、3度も出てくるんだよね。
OPで使われてるのがフルサイズじゃなく、
切り張りになってるから、たまたま目立って
しまうのかもしれませんが、
同じ言葉の乱用はくどく感じるんですよね。
別の表現も使えなかったのかな、と少し思いました。
映像の方は、ちび夏目からのスタートで、
可愛い~っ!
と喜んでしまいましたよ。
妖に追われ、怯え逃げ回る日々。
北本達と通学中の夏目の横を、
ちび夏目が通り過ぎていく。
振り返り立ち止まった夏目に、
「夏目くん?どうかしたのー?」
笹田が振り返って声を掛ける。
「悪い、なんでもない」
夏目はまた皆と歩き出す。
※台詞は想像です。
多分、こんな感じだと思う。
口は読めません(笑)。
名を返すシーンはやっぱり入れますよね。
綺麗だから。
斑の飛ぶ姿もね。綺麗だから。
って、
うわー白ブタが降ってきたーっ!!
先生が落下してくるトコは結構、衝撃。
犬の会のちんどん行列~。
道路を歩く夏目は同級生と一緒。
でも平行する山道の片側には、
子狐、中級二匹、河童、
反対側には、ヒノエ、三篠、ちょび、小者妖怪が
夏目を見守るようにして
同じように歩いてる。
それを見て夏目は微笑んでる。
人間の友人達と妖怪の友人達
共に夏目には大切な仲間で、
こうして一緒に歩いて行くんだよね。
ちび夏目が河原で一人、沈む夕陽を見ている。
そこに、とてとて…とニャンコ先生が
近づいてきましたよ。
腕の隙間から潜り込む描写が良いねぇ。
猫っぽくて、でもデブだから突っかかって
うんしょって感じで動きが良い。
ちび夏目は驚きつつも嬉しそうに膝に迎え、
抱きしめてまた夕陽を見る。
夏目がちぴの頃に、こんな風に先生に会えていたら
少しは変わったんでしょうかね。
親戚たらい回しの状況は変わらないし、
今までの親戚なら猫を飼うことなんて許さなかったろうから
今のようには行かなかったでしょう。
やはり出会うタイミングってのは、決まっていたんでしょうね。
夏目が家へ戻ると、門の所で塔子と滋が立ち話をしている。
「ただいま」
と駆け寄った夏目に、二人は
「あら貴志くん、お帰りなさい」
「お帰り貴志」
と笑顔を向ける。
※台詞は想像ですよ。
そこにニャンコ先生が走ってきて、
夏目の肩にジャーンプ!
皆、笑顔になって、画が止まる。
家族、ですねー。
家族の図ですよ。
三人と一匹の、ね。
OPにちび夏目が出てくるのは、
彼が子供時代を振り返り
過去を清算するというか、
決別するというか、
まぁそんな話が
11巻に収録されているのですが
それをやるからってのもあるでしょうね。
(当然やるだろうと勝手に思ってます)
…って、おーい、OPだけで、
どんだけ語ってるんだおまへ。
確か3期の時も、似たようなことやってましたな。
しょうがないわねぇ。
「夏目友人帳」ですもの。
さて、本編。
今度の土曜あたりから流星群が見えるのだと
笹田が誘う。
「願い事の練習しとかないとなぁ」
西村の願い事は、"生涯の伴侶がみつかりますように"。
高校生の君が生涯の伴侶ってさ…。
ちなみに原作では夏なので、流星群ではなく祭り。
笹田は当然居ませんので、西村、北本と三人での
下校時の会話です。
生涯の伴侶云々は原作のまま。
祭りで生涯の伴侶を見つけようと
思ってるんですよ西村ったら。
人が多いほうが楽しいから、もう少し誘っても良い。
「田沼とか…多軌さんとか」
くふふ、照れくさそうな西村の顔が可愛いわね。
良いけどと夏目に言われて、
「よっしゃ燃えてきたーっ!」
西村はガッツポーズ。
相変わらず多軌らぶなんだから。
「良かったな、西村」
「にひひー」
アニメの北本は、西村に優しいわね。ふふ。
皆と別れて一人になった夏目に、
「夏目様」
声を掛ける和服の小柄な男。
夏目様なんて呼ぶんだし
ま、妖怪ですわね。
お助けくださいとすがりつき、夏目を揺さぶる。
友人が岩に足を挟まれて動けない。
急がなければ足が!と妖怪は必死です。
見える事が以前ほどは嫌ではなくなった
と感じてる夏目。
でもこうした厄介ごとが多いのも
考え物ですよねぇ…。
足を挟まれているのは牛と犬が混ざったような妖怪。
確かに大きな岩の下で半泣き顔。
でも夏目は非力なのよー。
頼む相手間違えてるわよー、と
原作読んだ時も思った。
やっと外れた足をぺろぺろ舐めてる牛犬妖怪が
ちょっと可愛い。
そうよね、動物系なら傷ついた所、
こうして舐めるよね。
「それで…あの…
夏目様ということは、友人帳をお持ちでは」
おや、こんな小者も友人帳に名が?
「名を!名をお返しくださいーっ!!」
あー、名を返すシーンは人気だし、
最近少ないから見せておきたかったんだね、きっと。
4期から見始める人だって居るからね。
原作ではここで名前返すシーンは
ありません。
名を返して貰い、お礼を言って頭下げた妖怪たち。
「夏目様…早くお逃げくださいっ!!」
言い終えるや否や脱兎のごとく逃げていく。
つまりは…罠なんですよね。
「どうやら本物の友人帳のようだな」
背後からそんな声が落ちてきた。
「お前が友人帳の夏目か」
振り向くと猿面の妖怪が見下ろしている。
「ほうこれが噂の夏目か」
ん?黒田さん兼役?
でも4人ちゃんとクレジットされてるよね。
「ぬら孫」の方の一つ目モードな松山さんかな。
似てたな。
「随分弱そうだな」
「いいことじゃないか。早く片付く」
あっという間に囲まれてしまいました。
友人帳を渡せと夏目につかみかかる猿面妖怪。
そこに…空から声が…。
夏目囲んだ猿面達が一斉に上向くと
万華鏡みたいで笑えるー。
原作はただ「ぼたっ」と落ちてくるだけなんだ。
これは面白いですね。
「迎えに来てみれば世話の焼ける。
いちいち構うな夏目」
ニャンコ先生のいつもの光で、猿面達は退散です。
よしよし、役に立ってるね。
「ありがとう。助かったよ先生」
「まったく!せっかくのホロ酔い気分が
吹っ飛んだわ!」
そうそう、何故か木の枝にぶら下がってるのよね。
斑になって、少し離れた所に飛んだ感じなのかしらね。
「明るいうちからアルコール入れるなよ、用心棒」
ほんとだよー。
飲んでて夏目のピンチに間に合わなかったとか
許しませんよ、先生。
それで、奴等は何者なのかと先生が問う。
友人帳目当てなのは確かね。
「多分…でもあんな一団で来るなんて…」
二つ折りに干されたまま
顔だけ少し向けて応える夏目の顔が美人さんねぇ。
友人帳の説明入りました。
4期から見てる方の為にも、一応入れないとね。
原作ではここで、
「やっぱり祭りに行くのはやめたほうが
よさそうだな」と夏目がぼやき、
それを聞いた先生が、
「何!?祭り!?いつだ!?どこでだ!?」
食いつきまして、
「全身全霊でお前を守るから
イカ買ってくれ」
と迫ります。(笑)
先生ったら、どんだけイカが大事なんでしょうね。
うわ、夏目の入浴シーン。
サービスですか?
猿面達からは、いつもの妖怪達からは感じられない
陰湿さがあって嫌な感じだったと思う夏目。
そう、仲間の妖怪も居るけど、
こういう輩も居るんだから、油断はしちゃだめよ。
「あいつら、小さな妖ものを脅して
(ぐいっ)ふ~っ♪…
お前をおびき出させたようだな」
うわー飲んでる先生の
身体の丸みが凄いことになってるー。
先生、どんどん太ってきてるよねぇ。
手足が異様に細く見えるよ。
足の指開いてるのは妙に可愛いが。
-1つでも多くの名を妖怪に返したい。
その為にも、おかしなヤツに渡すわけには
いかないんだ。
翌日。
夏目は学校の廊下を多軌、田沼と歩いてる。
話題は流星群を見に行く話。
西村は多軌を自分で誘ったようですね。
二人とも楽しみにしてくれてるようです。
「あぁ…でも…」
口ごもる夏目に
田沼と多軌が振り向いて足を止める。
「もしかしたら、
俺は行けなくなるかもしれない。
その時は西村達を頼めるか?」
「また…妖怪がらみか?」
少し気になることがあって、と告げた夏目に
教室移動だと西村が叫ぶ声が飛んでくる。
じゃあ…と西村の方へと走ってく後姿を見て
多軌が苦笑する。
「…少しは頼ってくれるように
なったってことかな」
相変わらずどんなやっかい事に巻き込まれそうなのか
内容までは教えてくれないけど、少しは進歩してますよね。
「一度訊いた事がある。
どうして見える事を話さないんだって」
藤原夫妻なら、聞いてくれる。
田沼もそう感じてる。
「直球ね、それで…何て?」
そう、田沼はまっすぐな男ですよ。
そこが好きです♪
「笑っていて欲しいからって」
最初は田沼も分からなかった。
けど一度、夏目が妖怪に食われる夢を見て
こういうことか、と分かったのだと言う。
「たとえば、夏目が遅刻してくる。
俺はひやっとする。
もしかしたら、夢の時のように
妖怪に食われているんじゃないかって思う」
でも西村達は笑って待っていられる。
きっと寝坊したんだって。
もし話せば、服を汚すたびに、
塔子達も青ざめることになる。
笑っていられなくなってしまう。
「夏目はそれが嫌なんだ。
きっと、一番怖いことなんだ」
うん、そんな夏目の思いも、十分分かるんだよ。
でもね夏目、君を大切に思う人たちはきっと、
あえてその心配を買うと言うと思うの。
話してくれないことの方が、辛いと思うのよ。
ここは視界が少し滲みますよね。
夏目のそんな気持ちが切なくて、
でも田沼がそんな風に理解してくれてるのが
嬉しくてねぇ。
田沼、好きだぁ。
授業が終わって伸びをする西村。
たい焼きでも食べて帰ろうと夏目を誘う。
そうだなと同意した夏目ですが、
教室の入り口に立ってる猿面妖怪にハッとする。
次の瞬間にはもう夏目の後ろに回り、羽交い絞め。
急に苦しみだした夏目に、西村はきょとん…です。
そうだよねぇ…。
なんとか振り払った夏目は、
御免、先に帰ると西村に叫びつつ、
もう教室を飛び出して行く。
こんな所まで来られたら
ほんと今後、学校も行けなくなっちゃいますよね…。
丁度校門を出ようとしてた笹田の横を
夏目が通り過ぎていく。
笑顔で声掛けようとした笹田ですが
「お先に!」
「えぇ~っ!?」
あははは、笹田、残念でした。
そんな笹田の両脇を飛ぶように駆け抜けていく猿面達。
笹田には見えてないけど、風は受けたかもね。
こんな人目に付く所に居てはまずいと、
道路を横切り、茂みの方へと走っていく。
うっそうとした所に入れば、危険度も増すんだけどね…。
関係ない人達巻き込んでもいけないし、
なにより人目のある所で暴れたら、
気が触れたと思われるだろうしな。
うわー、夏目ピンチ!
もーっこんな時にも先生は何やってんじゃー!!
…三篠と会ってました。
この辺りでは見ない連中だが
友人帳の噂を聞きつけてやって来たらしいという
先生の言葉に、
「ほほう、友人帳の名も妖に
広がりはじめたということか…」
と三篠。
「あの感じ、そこそこ力のある連中だったが
何か知らんか?」
うふ、先生の身体に乗って遊んでる蛙が可愛い。
東方の山にそういう一団が治める森があると
聞いたことがある、と三篠。
人と妖の世の境が曖昧な森、らしい。
「あぁ思い出したぞ」
三篠が大きな首を持ち上げた。
「あそこには近づかぬ方が良い」
「あ?なぜだ?」
「嫌なものが、あるからさ」
「嫌なもの?」
わー、三篠の「嫌なもの」の言い方が
想像通りだったわー。
やっぱ黒田さん、三篠そのものだなぁ。
夏目はその東方の森へと連れてこられて
しまったようですよ。
どのぐらい離れてるか知りませんが
これでは先生も助けにこれないのではと
ヒヤヒヤしたものです。
猿面達が友人帳を狙うのは、
多くの妖を従わせることが出来るそれを
彼らのお頭様に献上するため。
「人のくせに妖怪を操ろうなど、
身の程知らずが」
「俺は操るつもりもないし
操ろうと思っている奴に渡す気も無い!!」
それだけは死守しなくちゃね。
「夏目ー!?どこだー!?」
おや、先生の到着が原作より早い。
先生の声に希望を見出した夏目、
猿面の手を振り払って逃げます。
走って走って、たどり着いた場所には
木々が縄で結ばれていたり
お札が貼ってあったり
ぶら下っていたり…。
「なんだろう…この感じ…なんか嫌な…」
言いかけた夏目の顔に、ジャンボサイズの猫饅頭が
タックル。
「静かに」
「!…ニャンコ先生」
三篠の話が気になって見に来てみたら
夏目が既に捕まっていた、と。
森に入ったらば、夏目の匂いがしたって所でしょうね。
先生も上を見上げて札を気にする。
「んー…罠かもな」
夏目を逃げられなくする為?
いやいや、夏目、よくご覧よ。
これは人間が書いた札だよ?
こんな事しそうな人って、2名頭に浮かぶでしょ?
で、嫌な感じがするなら、キラキラしてる人は
多分除外よね。残るはあの男しかいません。
原作ではこの時、先生は既に彼の気配を
感じ取っていました。
だからこそ、早くここから離れた方が良いと
感じてた。冷や汗もちょいと垂らして。
追ってきた猿面が隠れた夏目の匂いに気づいて
樹の後ろへと手を伸ばした…、とその時!
「来る…あいつが来る!」
急に怯え出す猿面達。
逃げ惑う彼らの元に黒い影が降りてきた。
身体は蛇のように長く、木々の間を猛スピードで
抜けて進み、一匹の猿面を掴んだと思ったら
くるくると巻きつけて壷になった。
中に猿面を閉じ込めたようです。
それがふよふよと宙を漂い、
ある人物の手に、引き寄せられるように届く。
それを手にしてうっすら微笑んでいる男、
「こいつはちっとは、使えるかな」
感情の無い、淡々とした静かな声。
…的場です。
何か気配に気づいて、的場が振り向き
夏目は戦慄する…。
真ん中アイキャッチは、いつものごとく
ニャンコ先生劇場。
一富士、二鷹、三茄子、ですか。
お正月だもんねっ。
「当主、どうでした?」
「一匹捕まえたよ。
使えるかどうか分からないが」
あんまり使い勝手は良くないと思います。(あ)
部下によると、妖怪達にも話が広まったらしく、
ここらはすっかり妖怪が少なくなったらしい。
気配に気づいた的場が樹の後ろを覗きますが
夏目は逃げた後。
「気のせいか…」
ヒヤヒヤするよ、ほんと…。
-祓い屋、的場一門の当主。
妖怪にも人間にも容赦が無い人。
あの人には会いたくない。
「夏目、待て!」
ニャンコ先生が急ブレーキ。
太ってると急に止まれないでしょ先生…。
先生が止めた先にはまた仕掛けがしてあった。
今度は名取も使うような人型にしたような札が
ぶら下っている。
人に効くタイプなのかどうかは分からない。
でも仕掛けたのは間違いなく的場だ。
斑の姿になれば、ひとっ飛びですが、
それでは的場に気づかれます。
「どこか隠れるしかないか」
どうやら三篠の話は本当だったようです。
「このあたりには…」
言いかけた先生の声が突然途切れる。
もーっ
簡単に捕まってるんじゃないわよ!
先生ったら!!
「先生?…ニャンコ先生?」
夏目の声がうっすら不安そうだよね。
微妙な表現上手いですよねぇ神谷さん。
「先生!どこだ?」
先生を探す夏目は、偶然森を抜け、
突然目の前に広がった廃屋のような大きな家に驚く。
こんな森の奥に、誰も住んで居ないような家。
でも表札がありました。
消えかかってるけど、そこには「的場」の文字。
-ここは…的場さんの…。
夏目がそう思った瞬間、後ろから影のような手が
伸びてきました。
原作の連載中、ここで前編が終わりだったので、
もう続きが気になって気になって
仕方なかったんですよー。
夏目がふと気づくと、手首を縄で縛られて
牢屋に繋がれそうになってました。
縄を括りつけようとしているのは的場の式。
両足で思い切り蹴って倒し、
牢から出た夏目は、入り口に鍵をかける。
原作では鍵をかけるアクションはありません。
でも良く考えたら、鍵かけてなかったら
出れちゃいますからね。
アニメで鍵をかけたのは
良かったと思います。
牢屋がこんなにあるなんて、
ぞくっとしますよね。
捕らえた妖怪をこに繋いだりしてるんでしょうかね?
広すぎて、出口がどっちか分かりません。
とにかく友人帳の入ったバッグを取り戻さないとね。
話し声がしたので、夏目は階段の下に隠れる。
どうも的場と部下が話してるのは夏目のこと。
表を見張っていた式が捕まえたのが
少年のようなのだが、
普通の人間がこの屋敷に近づくのは
難しいはずなのだがと部下が不思議がっている。
西側の牢に放り込ませ、
持ち物は桐の間に運んである。
ここの部下の声がかなり小さめなので、
視聴者にちゃんと聞こえたかどうかが心配だわ。
ここで夏目が二人の会話を聞いていたから
向かうべきは桐の間だと分かるわけです。
話しながら降りてきた的場は、壁の鏡を介して、
階段下に誰かが隠れているのを知る。
「何者です?出てきなさい」
着物を被って隠れていた夏目ですが、
的場に近づかれて、走り出す。
剥がれ落ちた着物。
「あれは…」
その後姿は、的場の知る少年だった。
部下が指笛を鳴らし、応援を呼ぶ。
夏目は走り、ある部屋に隠れますが
部屋の前を通った妖怪が、
「ん?なにやら人の子の匂いが…」
原作で見た時、これ、ギンジかと思ったんだけど
クレジット無かったね。
違うのかな。
部屋の入り口に居たのでは匂いで感づかれる。
夏目は奥の部屋へと進みます。
どんどん襖を開けて進んだ先は
妖を祓う為の道具が置かれた部屋で、
夏目はちょっとぞっとする。
更にガサゴソと音までするから怖いよね。
-なんだ…?
いやこの色の配色見たら、分かるだろう…夏目よ。
ゴミ箱の中でもがいてる物の足を掴み引っこ抜く。
「うわっニャンコ先生っぽいものが
ゴミ箱に捨てられてたっ!」
いや本人ですから。
先生っぽいものが、そう世の中に転がってはいまい。
式に捕らえられた先生は、招き猫の振りをして
乗り切ろうと思ったらしい。
でも式はそれで、先生をゴミ箱に放り込んだようです。
想像して、ぷっと笑う夏目が可愛い。
「笑い事か!阿呆!!」
びたーん!
ちょっ!先生、そんな勢い良く頬を叩くな!
ほら、夏目の頬に手跡が付いたじゃないか!
…可愛いからヨシとするけど。(え)
「全く!あんな小者に捕まり、
友人帳を没収されるとは
何たるざまだ!」
「…スミマセン」
可愛いーっ。
この顔も、神谷さんのすみませんも可愛いー。
想像通りの声だー!
でも的場達の会話からすると
友人帳の存在はまだバレて居ないらしい。
もし気づいて入れば、そっちに興味を持ってる筈。
的場はたくさんの妖怪と関わってきている。
その妖怪達からもれていないだろうかと思う夏目ですが
妖怪達も馬鹿じゃない。
的場のような者に友人帳の存在を知られたら
どうなるかぐらい分かっている。
「たやすく漏らしたりはしないものだ」
「そうか良かった」
ここで原作では
むしろ人の口から人の耳に入ることを恐れて
夏目を狙ってくる妖もいるのだと先生が言うんだ。
夏目は名取に話さなくて良かったと思う。
危ない立場に立たせかねないからと気遣うんだよね。
先生の意見はちょっと違ってて笑えるんですが。
安心する夏目を、先生は阿呆と怒鳴る。
「お前が友人帳を持っている限り
やっかいごとに
巻き込まれるのは変わらん!
とっとと見切りをつけて、
この私に譲ってしまえば良いのだ!」
ふふ、先生ったら。
「私が面白おかしく使ってやる」
ニヤリ顔でそんな事を言う先生を
しばしポカンと見ていた夏目が、
「んふ…」
優しい顔で笑うんだよね。
それは先生が、夏目をやっかいごとから
遠ざけたくて言ってるってのが
分かってるからだよね。
でもそれは口にしない。
した所で先生は認めないだろうし。
「ふん!笑い事か、阿呆」
ニャンコ先生の、夏目への「阿呆」は
もはや愛情すら感じるわ。
「騒がしいようですね」
おや、七瀬も来てたんですか。
これも、忘れられないように印象付け、かな。
彼女は2期3期で出てますが、
登場回数は少ないですからね。
ちなみに原作ではこの時七瀬は
ここにきていません。
「屋敷に少年が忍び込んだのですよ。
狩りの方は七瀬に任せます」
おやおや。
今日にもこの森の主が見つかろうってのにと
訝しがる七瀬に
「それより面白そうなのでね」
的場がここまで興味を持つなんて
その少年が誰なのか、七瀬にも想像がつきます。
「ふ…」
意味ありげに笑みを浮かべて的場はさっさと行ってしまう。
「因果かね…」
へぇ…七瀬、貴女がそんな事を言うとは…。
三篠によると、ここは的場家の別邸らしい。
以前はここを拠点に妖怪を狩っていたそうだ。
祓い屋家業が廃れ、ここも余り使われなくなっていたが
「あのご当主は精力的なようだな」
と先生。
-妖怪を狩る…。
夏目の脳裏に猿面達の声がよみがえる。
-ひょっとしてあの妖怪達は、
森を守るために?
自分達の居場所を守りたくて、
力を必要としていたのかもしれない。
自分を襲った連中の気持ちも察してやれるってのは
心が広すぎるわー夏目。
廊下をひた走っていた夏目と先生ですが、
場所が分かってる訳ではなかったのね。
そら他人の家で「桐の間」って言われても
どれが「桐の間」やら、ですよね。
言い争っていた二人…もとい、一人と一匹の耳に
カタカタという音が届く。
音のした小さな物置のような部屋を開けると
壷がいくつも並んでる。
その中の1つは、
さっき猿面が一匹、閉じ込められた壷だ。
放置して行こうとしますが、夏目とてどこへ行けば
良いのか分からない。
そんな彼のぼやきを拾って、
「案内が欲しいのか!?」
壷の中の猿面が食いつく。
この屋敷に一度忍び込んだ事があるらしい。
力になれると言うが、
言われてすぐに信用も出来ません。
試しに桐の間がどこにあるか訪ねて見ると
的場家当主の部屋だと猿面が言う。
だいたい場所は分かるらしい。
「ただし、教える代わりに
私も連れて行け」
「なんだと?小者が取引しようというのか」
「子豚のようなものが何を言う」
ごもっとも。
「子豚ではない!この小者が!
壷猿がっ!うりうり…」
うははは、壷突付いて遊んでるー。
「こら、先生。ジャレちゃダメだぞ」
夏目、冷静やね。
飼い猫をたしなめてる感じだね。ぷぷ。
さてその頃、的場は…。
ニャンコ先生がゴミ箱に捨てられていた
妖祓いの道具が置かれてる部屋に居ました。
夏目達が居たらしい形跡をじっと見つけて
口元をほんの少し緩めてる。
楽しそうだね、的場。
罠のある部屋だとやっかいだからと
桐の間へは先生一人が向かうことに。
「お前はここに隠れていろ」
ほんと、心配なんですねぇ。
「先生も気をつけて」
夏目も、先生のこと、心配ですよね。
さて、残った夏目と壷の中の猿面。
「ありがとう、部屋の場所を教えてくれて」
「礼など要らん!友人帳をよこせ!」
…まだ言ってるよ。
猿面は友人帳を彼らのお頭様に渡せば
森がもとの森に戻ると信じている。
「残念だけど、友人帳はそんな
魔法のような道具ではないよ」
夏目の言い方が少し冷たい。
「森を元に戻したいのは分かるけど」
それでも猿面は、出来るといって聞かない。
お頭様が的場達を追い出して
森を元に戻してくれる、と。
「ダメだよ」
うわ…深い声だなぁ神谷さん。
「友人帳をそんな風に使えば、
そのお頭ってのも、
きっと的場さんと同じような者に
なってしまう」
それは確かにそうですよね。
何か感じてるらしい壷の中の猿面が
「あ…」
声を上げた。
夏目の後ろから伸びた手が、
壷を持つ夏目の手首を掴む。
「久しぶりですね。夏目貴志君」
顔を覗き込んで、
「ふ」と笑う。
…………。
もーっ!!諏訪部さんっ!エロいっ!!
でもイイ!!
(どっちなんだ
)
くはぁ~っもう…諏訪部さんの的場って
どきどきしちゃうわー。
しっかし、ここで切るとはね…やりますね監督。
前編、中編、後編、約90Pの原作をほぼ半分消化。
ここは中編の真ん中よりちょっと進んだあたりですね。
原作をあまりカットすることなく、
逆に付け加えたシーンもあって
上手に収めたなぁと思います。
ED は、
「たからもの」河野マリナ
ちょっとだけ心配してたんだけど、杞憂でしたね。
ほわほわしてて良いんじゃないでしょうか。
ちょっと余りに長くなってしまったので、
EDに関しては、次週語るとします。
…ってこれも3期の時と同じパターンな気が。
ぽりぽり。
次回が楽しみで仕方ありません。
すかーっ!!としますよ!皆さんっ!!
このニャンコ先生は、反則的に可愛いよねっ↑
※現在右クリックは利かない設定になってますので、
TBをいただけるようでしたら、
お手数ですがプラウザのコピーを利用してください。
(文字ドラッグして、編集↓コピー)
原作34~36話【東方の森の章】です。
![]() | 夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS) (2010/01/04) 緑川 ゆき 商品詳細を見る |
橘の原作感想は、こちら。

コミックス「夏目友人帳」9巻-3 -東方の森の章-
【前編】妖よりも危険な人。
コミックス「夏目友人帳」9巻-4 -東方の森の章-
【中編】的場も声で聴こえてくるんだけどね…。
コミックス「夏目友人帳」9巻-5 -東方の森の章-
【後編-1】すいません、後編更に分割(汗)
コミックス「夏目友人帳」9巻-6 -東方の森の章-
【後編-2】もう時間の問題…。
ただし、今回の話は次回とセットで前後編ですので
原作感想読むとネタバレになってしまうので
ご興味お持ちの方も、次週の後編見てからの方が
良いと思われます。
また、次週もリンクは貼りますので、
宜しければ、またその時にでも…。
あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第一話「とらわれた夏目」
小さな頃から、妖怪と言われるものの類をみることができ、
周囲から疎まれてきた夏目貴志。祖母レイコの遺品「友人帳」
に書かれた妖怪達の名前を返す日々を送るうち、たくさんの
友人や大切な場所を手にしていた。
しかし、多くの妖怪を統べることのできる友人帳を狙う妖怪
は多く、ある日、猿面の妖怪達に襲われ、彼らの住む森へと
連れ去られてしまう。
用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共にその森から去ろうとする
夏目だったが…
OP~。
「今、このとき。」ひいらぎ
![]() | 今、このとき。(初回生産限定盤)(DVD付) (2012/02/15) ひいらぎ 商品詳細を見る |
アマゾンも画はまだですね。
まずは曲から。
私はね、悪くないと思いましたよ。
夏目のOPって、カッコイイ系な曲は絶対合わないと思うの。
ポイントは素朴さ。
むしろちょっと素人臭いくらいでいい。
夏目の住むあの町の空気、風景、
彼を取り巻く環境、彼自身を思えば
アコギ弾きつつ街頭で歌ってる
ストリートミュージシャンの音は合う。
洗練されてない、不器用で、がむしゃらで
でも暖かくまっすぐな歌。
ストリートの方たちの歌って、そうですよね。
夏目のOPには、それが似合う。
ひいらぎって、メジャーデビューはしてるけど
ストリート出だよね?
HOW MERRY MARRYもそんな感じでしたよね。
歌詞を拾ってみました。
耳で拾ったものなので、違っているかもしれませんが
そこは、ご容赦を。
君がどうして泣いているのか
僕には何も分からない
「分かるよ」なんて言葉
軽々しく口に出来ない だから
教えて 君が苦しむ訳を
僕に 出来る精一杯のこと
君にしてあげたいから
今、時を生きる
君にこの歌を贈ろう
精一杯生きる君に
この歌を贈ろう
今日までこんなに
苦しんだから
明日からは楽しく
過ごせるよきっと
だから君よ、一人で
苦しまないで
夏目を意識して書いた詞だろうと思います。
一般の、不器用さん達にも向けて書いた、
と言っても通じますけどね。
夏目のすぐ傍で、何も出来なくて悔しがってる
田沼や多軌、なんとなく感づいてるだろう藤原夫妻
西村、北本達の心境ですよね。
ひいらぎのお2人が、夏目を知って、
彼らが夏目に対して思ったことかもしれませんが、
それイコール、夏目を大事に思う人たちの
心境ですからね。
3期のOP、HOW MERRY MARYの「僕にできること」が
夏目視点で、夏目から皆への思いも綴られていたので
対になってるなぁなんて思いました。

ただ、ちょっと気になったのは、
同じ言葉が何度も出てくること。

「苦しむ」って言葉がね、3度も出てくるんだよね。
OPで使われてるのがフルサイズじゃなく、
切り張りになってるから、たまたま目立って
しまうのかもしれませんが、
同じ言葉の乱用はくどく感じるんですよね。
別の表現も使えなかったのかな、と少し思いました。
映像の方は、ちび夏目からのスタートで、
可愛い~っ!

妖に追われ、怯え逃げ回る日々。
北本達と通学中の夏目の横を、
ちび夏目が通り過ぎていく。
振り返り立ち止まった夏目に、
「夏目くん?どうかしたのー?」
笹田が振り返って声を掛ける。
「悪い、なんでもない」
夏目はまた皆と歩き出す。
※台詞は想像です。
多分、こんな感じだと思う。
口は読めません(笑)。
名を返すシーンはやっぱり入れますよね。
綺麗だから。
斑の飛ぶ姿もね。綺麗だから。

って、

先生が落下してくるトコは結構、衝撃。
犬の会のちんどん行列~。
道路を歩く夏目は同級生と一緒。
でも平行する山道の片側には、
子狐、中級二匹、河童、
反対側には、ヒノエ、三篠、ちょび、小者妖怪が
夏目を見守るようにして
同じように歩いてる。
それを見て夏目は微笑んでる。
人間の友人達と妖怪の友人達
共に夏目には大切な仲間で、
こうして一緒に歩いて行くんだよね。
ちび夏目が河原で一人、沈む夕陽を見ている。
そこに、とてとて…とニャンコ先生が
近づいてきましたよ。
腕の隙間から潜り込む描写が良いねぇ。
猫っぽくて、でもデブだから突っかかって
うんしょって感じで動きが良い。
ちび夏目は驚きつつも嬉しそうに膝に迎え、
抱きしめてまた夕陽を見る。
夏目がちぴの頃に、こんな風に先生に会えていたら
少しは変わったんでしょうかね。
親戚たらい回しの状況は変わらないし、
今までの親戚なら猫を飼うことなんて許さなかったろうから
今のようには行かなかったでしょう。
やはり出会うタイミングってのは、決まっていたんでしょうね。
夏目が家へ戻ると、門の所で塔子と滋が立ち話をしている。
「ただいま」
と駆け寄った夏目に、二人は
「あら貴志くん、お帰りなさい」
「お帰り貴志」
と笑顔を向ける。
※台詞は想像ですよ。
そこにニャンコ先生が走ってきて、
夏目の肩にジャーンプ!
皆、笑顔になって、画が止まる。
家族、ですねー。
家族の図ですよ。
三人と一匹の、ね。
OPにちび夏目が出てくるのは、
彼が子供時代を振り返り
過去を清算するというか、
決別するというか、
まぁそんな話が
11巻に収録されているのですが
それをやるからってのもあるでしょうね。
(当然やるだろうと勝手に思ってます)
…って、おーい、OPだけで、
どんだけ語ってるんだおまへ。

確か3期の時も、似たようなことやってましたな。
しょうがないわねぇ。
「夏目友人帳」ですもの。

さて、本編。
今度の土曜あたりから流星群が見えるのだと
笹田が誘う。
「願い事の練習しとかないとなぁ」
西村の願い事は、"生涯の伴侶がみつかりますように"。
高校生の君が生涯の伴侶ってさ…。

ちなみに原作では夏なので、流星群ではなく祭り。
笹田は当然居ませんので、西村、北本と三人での
下校時の会話です。
生涯の伴侶云々は原作のまま。
祭りで生涯の伴侶を見つけようと
思ってるんですよ西村ったら。
人が多いほうが楽しいから、もう少し誘っても良い。
「田沼とか…多軌さんとか」
くふふ、照れくさそうな西村の顔が可愛いわね。
良いけどと夏目に言われて、
「よっしゃ燃えてきたーっ!」
西村はガッツポーズ。
相変わらず多軌らぶなんだから。
「良かったな、西村」
「にひひー」
アニメの北本は、西村に優しいわね。ふふ。

皆と別れて一人になった夏目に、
「夏目様」
声を掛ける和服の小柄な男。
夏目様なんて呼ぶんだし
ま、妖怪ですわね。
お助けくださいとすがりつき、夏目を揺さぶる。
友人が岩に足を挟まれて動けない。
急がなければ足が!と妖怪は必死です。
見える事が以前ほどは嫌ではなくなった
と感じてる夏目。
でもこうした厄介ごとが多いのも
考え物ですよねぇ…。
足を挟まれているのは牛と犬が混ざったような妖怪。
確かに大きな岩の下で半泣き顔。
でも夏目は非力なのよー。
頼む相手間違えてるわよー、と
原作読んだ時も思った。

やっと外れた足をぺろぺろ舐めてる牛犬妖怪が
ちょっと可愛い。
そうよね、動物系なら傷ついた所、
こうして舐めるよね。
「それで…あの…
夏目様ということは、友人帳をお持ちでは」
おや、こんな小者も友人帳に名が?
「名を!名をお返しくださいーっ!!」
あー、名を返すシーンは人気だし、
最近少ないから見せておきたかったんだね、きっと。
4期から見始める人だって居るからね。
原作ではここで名前返すシーンは
ありません。
名を返して貰い、お礼を言って頭下げた妖怪たち。
「夏目様…早くお逃げくださいっ!!」
言い終えるや否や脱兎のごとく逃げていく。
つまりは…罠なんですよね。

「どうやら本物の友人帳のようだな」
背後からそんな声が落ちてきた。
「お前が友人帳の夏目か」
振り向くと猿面の妖怪が見下ろしている。
「ほうこれが噂の夏目か」
ん?黒田さん兼役?
でも4人ちゃんとクレジットされてるよね。
「ぬら孫」の方の一つ目モードな松山さんかな。
似てたな。
「随分弱そうだな」
「いいことじゃないか。早く片付く」
あっという間に囲まれてしまいました。
友人帳を渡せと夏目につかみかかる猿面妖怪。
そこに…空から声が…。
夏目囲んだ猿面達が一斉に上向くと
万華鏡みたいで笑えるー。

原作はただ「ぼたっ」と落ちてくるだけなんだ。
これは面白いですね。
「迎えに来てみれば世話の焼ける。
いちいち構うな夏目」
ニャンコ先生のいつもの光で、猿面達は退散です。
よしよし、役に立ってるね。
「ありがとう。助かったよ先生」
「まったく!せっかくのホロ酔い気分が
吹っ飛んだわ!」
そうそう、何故か木の枝にぶら下がってるのよね。
斑になって、少し離れた所に飛んだ感じなのかしらね。
「明るいうちからアルコール入れるなよ、用心棒」
ほんとだよー。
飲んでて夏目のピンチに間に合わなかったとか
許しませんよ、先生。

それで、奴等は何者なのかと先生が問う。
友人帳目当てなのは確かね。
「多分…でもあんな一団で来るなんて…」
二つ折りに干されたまま
顔だけ少し向けて応える夏目の顔が美人さんねぇ。
友人帳の説明入りました。
4期から見てる方の為にも、一応入れないとね。
原作ではここで、
「やっぱり祭りに行くのはやめたほうが
よさそうだな」と夏目がぼやき、
それを聞いた先生が、
「何!?祭り!?いつだ!?どこでだ!?」
食いつきまして、
「全身全霊でお前を守るから
イカ買ってくれ」
と迫ります。(笑)
先生ったら、どんだけイカが大事なんでしょうね。
うわ、夏目の入浴シーン。
サービスですか?
猿面達からは、いつもの妖怪達からは感じられない
陰湿さがあって嫌な感じだったと思う夏目。
そう、仲間の妖怪も居るけど、
こういう輩も居るんだから、油断はしちゃだめよ。
「あいつら、小さな妖ものを脅して
(ぐいっ)ふ~っ♪…
お前をおびき出させたようだな」
うわー飲んでる先生の
身体の丸みが凄いことになってるー。
先生、どんどん太ってきてるよねぇ。
手足が異様に細く見えるよ。
足の指開いてるのは妙に可愛いが。
-1つでも多くの名を妖怪に返したい。
その為にも、おかしなヤツに渡すわけには
いかないんだ。
翌日。
夏目は学校の廊下を多軌、田沼と歩いてる。
話題は流星群を見に行く話。
西村は多軌を自分で誘ったようですね。
二人とも楽しみにしてくれてるようです。
「あぁ…でも…」
口ごもる夏目に
田沼と多軌が振り向いて足を止める。
「もしかしたら、
俺は行けなくなるかもしれない。
その時は西村達を頼めるか?」
「また…妖怪がらみか?」
少し気になることがあって、と告げた夏目に
教室移動だと西村が叫ぶ声が飛んでくる。
じゃあ…と西村の方へと走ってく後姿を見て
多軌が苦笑する。
「…少しは頼ってくれるように
なったってことかな」
相変わらずどんなやっかい事に巻き込まれそうなのか
内容までは教えてくれないけど、少しは進歩してますよね。
「一度訊いた事がある。
どうして見える事を話さないんだって」
藤原夫妻なら、聞いてくれる。
田沼もそう感じてる。
「直球ね、それで…何て?」
そう、田沼はまっすぐな男ですよ。
そこが好きです♪
「笑っていて欲しいからって」
最初は田沼も分からなかった。
けど一度、夏目が妖怪に食われる夢を見て
こういうことか、と分かったのだと言う。
「たとえば、夏目が遅刻してくる。
俺はひやっとする。
もしかしたら、夢の時のように
妖怪に食われているんじゃないかって思う」
でも西村達は笑って待っていられる。
きっと寝坊したんだって。
もし話せば、服を汚すたびに、
塔子達も青ざめることになる。
笑っていられなくなってしまう。
「夏目はそれが嫌なんだ。
きっと、一番怖いことなんだ」
うん、そんな夏目の思いも、十分分かるんだよ。
でもね夏目、君を大切に思う人たちはきっと、
あえてその心配を買うと言うと思うの。
話してくれないことの方が、辛いと思うのよ。
ここは視界が少し滲みますよね。
夏目のそんな気持ちが切なくて、
でも田沼がそんな風に理解してくれてるのが
嬉しくてねぇ。
田沼、好きだぁ。

授業が終わって伸びをする西村。
たい焼きでも食べて帰ろうと夏目を誘う。
そうだなと同意した夏目ですが、
教室の入り口に立ってる猿面妖怪にハッとする。
次の瞬間にはもう夏目の後ろに回り、羽交い絞め。
急に苦しみだした夏目に、西村はきょとん…です。
そうだよねぇ…。
なんとか振り払った夏目は、
御免、先に帰ると西村に叫びつつ、
もう教室を飛び出して行く。
こんな所まで来られたら
ほんと今後、学校も行けなくなっちゃいますよね…。

丁度校門を出ようとしてた笹田の横を
夏目が通り過ぎていく。
笑顔で声掛けようとした笹田ですが
「お先に!」
「えぇ~っ!?」
あははは、笹田、残念でした。
そんな笹田の両脇を飛ぶように駆け抜けていく猿面達。
笹田には見えてないけど、風は受けたかもね。
こんな人目に付く所に居てはまずいと、
道路を横切り、茂みの方へと走っていく。
うっそうとした所に入れば、危険度も増すんだけどね…。
関係ない人達巻き込んでもいけないし、
なにより人目のある所で暴れたら、
気が触れたと思われるだろうしな。
うわー、夏目ピンチ!
もーっこんな時にも先生は何やってんじゃー!!

…三篠と会ってました。
この辺りでは見ない連中だが
友人帳の噂を聞きつけてやって来たらしいという
先生の言葉に、
「ほほう、友人帳の名も妖に
広がりはじめたということか…」
と三篠。
「あの感じ、そこそこ力のある連中だったが
何か知らんか?」
うふ、先生の身体に乗って遊んでる蛙が可愛い。
東方の山にそういう一団が治める森があると
聞いたことがある、と三篠。
人と妖の世の境が曖昧な森、らしい。
「あぁ思い出したぞ」
三篠が大きな首を持ち上げた。
「あそこには近づかぬ方が良い」
「あ?なぜだ?」
「嫌なものが、あるからさ」
「嫌なもの?」
わー、三篠の「嫌なもの」の言い方が
想像通りだったわー。
やっぱ黒田さん、三篠そのものだなぁ。
夏目はその東方の森へと連れてこられて
しまったようですよ。
どのぐらい離れてるか知りませんが
これでは先生も助けにこれないのではと
ヒヤヒヤしたものです。
猿面達が友人帳を狙うのは、
多くの妖を従わせることが出来るそれを
彼らのお頭様に献上するため。
「人のくせに妖怪を操ろうなど、
身の程知らずが」
「俺は操るつもりもないし
操ろうと思っている奴に渡す気も無い!!」
それだけは死守しなくちゃね。
「夏目ー!?どこだー!?」
おや、先生の到着が原作より早い。
先生の声に希望を見出した夏目、
猿面の手を振り払って逃げます。
走って走って、たどり着いた場所には
木々が縄で結ばれていたり
お札が貼ってあったり
ぶら下っていたり…。
「なんだろう…この感じ…なんか嫌な…」
言いかけた夏目の顔に、ジャンボサイズの猫饅頭が
タックル。
「静かに」
「!…ニャンコ先生」
三篠の話が気になって見に来てみたら
夏目が既に捕まっていた、と。
森に入ったらば、夏目の匂いがしたって所でしょうね。
先生も上を見上げて札を気にする。
「んー…罠かもな」
夏目を逃げられなくする為?
いやいや、夏目、よくご覧よ。
これは人間が書いた札だよ?
こんな事しそうな人って、2名頭に浮かぶでしょ?
で、嫌な感じがするなら、キラキラしてる人は
多分除外よね。残るはあの男しかいません。
原作ではこの時、先生は既に彼の気配を
感じ取っていました。
だからこそ、早くここから離れた方が良いと
感じてた。冷や汗もちょいと垂らして。
追ってきた猿面が隠れた夏目の匂いに気づいて
樹の後ろへと手を伸ばした…、とその時!
「来る…あいつが来る!」
急に怯え出す猿面達。
逃げ惑う彼らの元に黒い影が降りてきた。
身体は蛇のように長く、木々の間を猛スピードで
抜けて進み、一匹の猿面を掴んだと思ったら
くるくると巻きつけて壷になった。
中に猿面を閉じ込めたようです。
それがふよふよと宙を漂い、
ある人物の手に、引き寄せられるように届く。
それを手にしてうっすら微笑んでいる男、
「こいつはちっとは、使えるかな」
感情の無い、淡々とした静かな声。
…的場です。
何か気配に気づいて、的場が振り向き
夏目は戦慄する…。
真ん中アイキャッチは、いつものごとく
ニャンコ先生劇場。

一富士、二鷹、三茄子、ですか。
お正月だもんねっ。
「当主、どうでした?」
「一匹捕まえたよ。
使えるかどうか分からないが」
あんまり使い勝手は良くないと思います。(あ)
部下によると、妖怪達にも話が広まったらしく、
ここらはすっかり妖怪が少なくなったらしい。
気配に気づいた的場が樹の後ろを覗きますが
夏目は逃げた後。
「気のせいか…」
ヒヤヒヤするよ、ほんと…。

-祓い屋、的場一門の当主。
妖怪にも人間にも容赦が無い人。
あの人には会いたくない。
「夏目、待て!」
ニャンコ先生が急ブレーキ。
太ってると急に止まれないでしょ先生…。
先生が止めた先にはまた仕掛けがしてあった。
今度は名取も使うような人型にしたような札が
ぶら下っている。
人に効くタイプなのかどうかは分からない。
でも仕掛けたのは間違いなく的場だ。
斑の姿になれば、ひとっ飛びですが、
それでは的場に気づかれます。
「どこか隠れるしかないか」
どうやら三篠の話は本当だったようです。
「このあたりには…」
言いかけた先生の声が突然途切れる。
もーっ

先生ったら!!
「先生?…ニャンコ先生?」
夏目の声がうっすら不安そうだよね。
微妙な表現上手いですよねぇ神谷さん。
「先生!どこだ?」
先生を探す夏目は、偶然森を抜け、
突然目の前に広がった廃屋のような大きな家に驚く。
こんな森の奥に、誰も住んで居ないような家。
でも表札がありました。
消えかかってるけど、そこには「的場」の文字。
-ここは…的場さんの…。
夏目がそう思った瞬間、後ろから影のような手が
伸びてきました。
原作の連載中、ここで前編が終わりだったので、
もう続きが気になって気になって
仕方なかったんですよー。
夏目がふと気づくと、手首を縄で縛られて
牢屋に繋がれそうになってました。
縄を括りつけようとしているのは的場の式。
両足で思い切り蹴って倒し、
牢から出た夏目は、入り口に鍵をかける。
原作では鍵をかけるアクションはありません。
でも良く考えたら、鍵かけてなかったら
出れちゃいますからね。
アニメで鍵をかけたのは
良かったと思います。
牢屋がこんなにあるなんて、
ぞくっとしますよね。
捕らえた妖怪をこに繋いだりしてるんでしょうかね?
広すぎて、出口がどっちか分かりません。
とにかく友人帳の入ったバッグを取り戻さないとね。
話し声がしたので、夏目は階段の下に隠れる。
どうも的場と部下が話してるのは夏目のこと。
表を見張っていた式が捕まえたのが
少年のようなのだが、
普通の人間がこの屋敷に近づくのは
難しいはずなのだがと部下が不思議がっている。
西側の牢に放り込ませ、
持ち物は桐の間に運んである。
ここの部下の声がかなり小さめなので、
視聴者にちゃんと聞こえたかどうかが心配だわ。
ここで夏目が二人の会話を聞いていたから
向かうべきは桐の間だと分かるわけです。
話しながら降りてきた的場は、壁の鏡を介して、
階段下に誰かが隠れているのを知る。
「何者です?出てきなさい」
着物を被って隠れていた夏目ですが、
的場に近づかれて、走り出す。
剥がれ落ちた着物。
「あれは…」
その後姿は、的場の知る少年だった。
部下が指笛を鳴らし、応援を呼ぶ。
夏目は走り、ある部屋に隠れますが
部屋の前を通った妖怪が、
「ん?なにやら人の子の匂いが…」
原作で見た時、これ、ギンジかと思ったんだけど
クレジット無かったね。
違うのかな。
部屋の入り口に居たのでは匂いで感づかれる。
夏目は奥の部屋へと進みます。
どんどん襖を開けて進んだ先は
妖を祓う為の道具が置かれた部屋で、
夏目はちょっとぞっとする。
更にガサゴソと音までするから怖いよね。
-なんだ…?
いやこの色の配色見たら、分かるだろう…夏目よ。

ゴミ箱の中でもがいてる物の足を掴み引っこ抜く。
「うわっニャンコ先生っぽいものが
ゴミ箱に捨てられてたっ!」
いや本人ですから。
先生っぽいものが、そう世の中に転がってはいまい。
式に捕らえられた先生は、招き猫の振りをして
乗り切ろうと思ったらしい。
でも式はそれで、先生をゴミ箱に放り込んだようです。
想像して、ぷっと笑う夏目が可愛い。
「笑い事か!阿呆!!」
びたーん!
ちょっ!先生、そんな勢い良く頬を叩くな!
ほら、夏目の頬に手跡が付いたじゃないか!
…可愛いからヨシとするけど。(え)
「全く!あんな小者に捕まり、
友人帳を没収されるとは
何たるざまだ!」
「…スミマセン」
可愛いーっ。

この顔も、神谷さんのすみませんも可愛いー。
想像通りの声だー!
でも的場達の会話からすると
友人帳の存在はまだバレて居ないらしい。
もし気づいて入れば、そっちに興味を持ってる筈。
的場はたくさんの妖怪と関わってきている。
その妖怪達からもれていないだろうかと思う夏目ですが
妖怪達も馬鹿じゃない。
的場のような者に友人帳の存在を知られたら
どうなるかぐらい分かっている。
「たやすく漏らしたりはしないものだ」
「そうか良かった」
ここで原作では
むしろ人の口から人の耳に入ることを恐れて
夏目を狙ってくる妖もいるのだと先生が言うんだ。
夏目は名取に話さなくて良かったと思う。
危ない立場に立たせかねないからと気遣うんだよね。
先生の意見はちょっと違ってて笑えるんですが。
安心する夏目を、先生は阿呆と怒鳴る。
「お前が友人帳を持っている限り
やっかいごとに
巻き込まれるのは変わらん!
とっとと見切りをつけて、
この私に譲ってしまえば良いのだ!」
ふふ、先生ったら。
「私が面白おかしく使ってやる」
ニヤリ顔でそんな事を言う先生を
しばしポカンと見ていた夏目が、
「んふ…」
優しい顔で笑うんだよね。
それは先生が、夏目をやっかいごとから
遠ざけたくて言ってるってのが
分かってるからだよね。
でもそれは口にしない。
した所で先生は認めないだろうし。
「ふん!笑い事か、阿呆」
ニャンコ先生の、夏目への「阿呆」は
もはや愛情すら感じるわ。
「騒がしいようですね」
おや、七瀬も来てたんですか。
これも、忘れられないように印象付け、かな。
彼女は2期3期で出てますが、
登場回数は少ないですからね。
ちなみに原作ではこの時七瀬は
ここにきていません。
「屋敷に少年が忍び込んだのですよ。
狩りの方は七瀬に任せます」
おやおや。
今日にもこの森の主が見つかろうってのにと
訝しがる七瀬に
「それより面白そうなのでね」
的場がここまで興味を持つなんて
その少年が誰なのか、七瀬にも想像がつきます。
「ふ…」
意味ありげに笑みを浮かべて的場はさっさと行ってしまう。
「因果かね…」
へぇ…七瀬、貴女がそんな事を言うとは…。
三篠によると、ここは的場家の別邸らしい。
以前はここを拠点に妖怪を狩っていたそうだ。
祓い屋家業が廃れ、ここも余り使われなくなっていたが
「あのご当主は精力的なようだな」
と先生。
-妖怪を狩る…。
夏目の脳裏に猿面達の声がよみがえる。
-ひょっとしてあの妖怪達は、
森を守るために?
自分達の居場所を守りたくて、
力を必要としていたのかもしれない。
自分を襲った連中の気持ちも察してやれるってのは
心が広すぎるわー夏目。
廊下をひた走っていた夏目と先生ですが、
場所が分かってる訳ではなかったのね。
そら他人の家で「桐の間」って言われても
どれが「桐の間」やら、ですよね。
言い争っていた二人…もとい、一人と一匹の耳に
カタカタという音が届く。
音のした小さな物置のような部屋を開けると
壷がいくつも並んでる。
その中の1つは、
さっき猿面が一匹、閉じ込められた壷だ。
放置して行こうとしますが、夏目とてどこへ行けば
良いのか分からない。
そんな彼のぼやきを拾って、
「案内が欲しいのか!?」
壷の中の猿面が食いつく。
この屋敷に一度忍び込んだ事があるらしい。
力になれると言うが、
言われてすぐに信用も出来ません。
試しに桐の間がどこにあるか訪ねて見ると
的場家当主の部屋だと猿面が言う。
だいたい場所は分かるらしい。
「ただし、教える代わりに
私も連れて行け」
「なんだと?小者が取引しようというのか」
「子豚のようなものが何を言う」
ごもっとも。
「子豚ではない!この小者が!
壷猿がっ!うりうり…」
うははは、壷突付いて遊んでるー。
「こら、先生。ジャレちゃダメだぞ」
夏目、冷静やね。
飼い猫をたしなめてる感じだね。ぷぷ。
さてその頃、的場は…。
ニャンコ先生がゴミ箱に捨てられていた
妖祓いの道具が置かれてる部屋に居ました。
夏目達が居たらしい形跡をじっと見つけて
口元をほんの少し緩めてる。
楽しそうだね、的場。
罠のある部屋だとやっかいだからと
桐の間へは先生一人が向かうことに。
「お前はここに隠れていろ」
ほんと、心配なんですねぇ。
「先生も気をつけて」
夏目も、先生のこと、心配ですよね。
さて、残った夏目と壷の中の猿面。
「ありがとう、部屋の場所を教えてくれて」
「礼など要らん!友人帳をよこせ!」
…まだ言ってるよ。
猿面は友人帳を彼らのお頭様に渡せば
森がもとの森に戻ると信じている。
「残念だけど、友人帳はそんな
魔法のような道具ではないよ」
夏目の言い方が少し冷たい。
「森を元に戻したいのは分かるけど」
それでも猿面は、出来るといって聞かない。
お頭様が的場達を追い出して
森を元に戻してくれる、と。
「ダメだよ」
うわ…深い声だなぁ神谷さん。
「友人帳をそんな風に使えば、
そのお頭ってのも、
きっと的場さんと同じような者に
なってしまう」
それは確かにそうですよね。
何か感じてるらしい壷の中の猿面が
「あ…」
声を上げた。
夏目の後ろから伸びた手が、
壷を持つ夏目の手首を掴む。
「久しぶりですね。夏目貴志君」
顔を覗き込んで、
「ふ」と笑う。
…………。
もーっ!!諏訪部さんっ!エロいっ!!

でもイイ!!

(どっちなんだ

くはぁ~っもう…諏訪部さんの的場って
どきどきしちゃうわー。

しっかし、ここで切るとはね…やりますね監督。
前編、中編、後編、約90Pの原作をほぼ半分消化。
ここは中編の真ん中よりちょっと進んだあたりですね。
原作をあまりカットすることなく、
逆に付け加えたシーンもあって
上手に収めたなぁと思います。
ED は、
「たからもの」河野マリナ
ちょっとだけ心配してたんだけど、杞憂でしたね。
ほわほわしてて良いんじゃないでしょうか。
ちょっと余りに長くなってしまったので、
EDに関しては、次週語るとします。

…ってこれも3期の時と同じパターンな気が。
ぽりぽり。
次回が楽しみで仕方ありません。
すかーっ!!としますよ!皆さんっ!!

![]() | 夏目友人帳 1000ピース 杜の参道 1000-197 (2011/12/25) エンスカイ 商品詳細を見る |
![]() | 夏目友人帳 150ピースミニパズル ニャンコじゃらし 150-343 (2011/12/25) エンスカイ 商品詳細を見る |
このニャンコ先生は、反則的に可愛いよねっ↑
![]() | 夏目友人帳 リキッドカイロ () 不明 商品詳細を見る |
※現在右クリックは利かない設定になってますので、
TBをいただけるようでしたら、
お手数ですがプラウザのコピーを利用してください。
(文字ドラッグして、編集↓コピー)
スポンサーサイト