「夏目友人帳 肆」#6【硝子のむこう】夏目型先生の弾けっぷりが原作以上で吹いた。
今回のお話はHC12巻に掲載されてる
原作の第49~51話【硝子のむこうの章】です。
LaLa掲載中は、前中後編3回に渡って掲載され
100Pほどあるので、これを半々ぐらいにして
前後編で行くだろうと思ったんですが…
今話、余分に膨らませていて
ほとんど原作の49話。
50話部分は6P分ぐらいしか消化してない…。
51話のボリュームが一番多いんだけど
次回残り全部大丈夫かな。
そんないらん心配すんなと言われそうですが。
これは原作読んだ時から、
絶対アニメで見たいと思ってた話です。
いや、それいうなら、
どれもこれも全部アニメで見る気だけどさ…。
これは田沼が凄い頑張る話なので、
もう堀江さんに、演って欲しくて
演らせてあげたくて…。
後半、田沼はもっと見せ場あるので
そこらの話は、全部終わってから
また語りますね。
※注意
この先の話のネタバレは、基本しないつもりですが
今回の話については、感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでますので、
これから視聴されるという方は、ご注意ください。
原作ファンですので原作比較も
入れてしまってます。
原作比較部分は、文字をこの色に
変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
そこを避けてお読みください。
また、目の端に入るのも困るという方は、
読み進まれませんよう、ご注意ください。
原作の第49~51話【硝子のむこうの章】です。
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100Pほどあるので、これを半々ぐらいにして
前後編で行くだろうと思ったんですが…
今話、余分に膨らませていて
ほとんど原作の49話。
50話部分は6P分ぐらいしか消化してない…。
51話のボリュームが一番多いんだけど
次回残り全部大丈夫かな。
そんないらん心配すんなと言われそうですが。

これは原作読んだ時から、
絶対アニメで見たいと思ってた話です。
いや、それいうなら、
どれもこれも全部アニメで見る気だけどさ…。

これは田沼が凄い頑張る話なので、
もう堀江さんに、演って欲しくて
演らせてあげたくて…。
後半、田沼はもっと見せ場あるので
そこらの話は、全部終わってから
また語りますね。
※注意
この先の話のネタバレは、基本しないつもりですが
今回の話については、感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでますので、
これから視聴されるという方は、ご注意ください。
原作ファンですので原作比較も
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変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
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あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第六話 「硝子のむこう」
妖怪によって小さな瓶の中に捕らわれてしまった夏目。
どうやら持ち主を探す以外、開ける方法はないらしい。
周囲の人に心配をかけないよう、ニャンコ先生が夏目の
姿に化けることにするのだが、その夜、持ち主の妖怪が
瓶を取り戻しに現れ…
OP~。
「ほらまた~飛車ばかり気にするからだぞ」
おや、ここを先に見せますか。
原作では今話のラストシーンの少し後で、
田沼が回想してます。
ここに入れるのと、そこに入れるのでは
ちょっと意味が違ってくるな…。
田沼に将棋を教えてもらってるんだよね。
でも会話の途中で、夏目は庭に視線を向けている。
田沼には見えない何かを、
夏目は見ている。
それは田沼を複雑な気持ちにさせる。
普通の人には見えないモノが見える。
それは決して、素敵な事、ではなくて、
見たいと願ってる訳じゃない。
でも…ね…。
そして学校の放課後。
夏目は将棋で北本から初勝利~。
「案外ツメが甘いんだな、北本」
おいおい初勝利で態度デカいぞ夏目。
ほんと、こんなこと言うようになったんだもんねぇ。
先週、中学時代見た後だから、しみじみクルね。
「んじゃ、約束通り焼きもろこしな。
俺はリンゴ飴にするかなぁ」
西村におごる義理はございません。
でもここらの西村、表情もよく動いて作画、良いね。
どうだった?と田沼がやってきた。
「あぁ、勝てたよ、田沼のおかげだ」
原作では田沼は合流してなくて、
田沼に習った甲斐があった、という夏目の台詞
だけなんですよね。
アニメではキャラ達をなるべく絡めてますな。
田沼にコーチして貰ったと知った後、
苦い顔してこっち向く北本が面白い。
ここの構図、良いね。
こんな時期にお祭り。
北本は小規模だっていうけど、
屋台も出て、結構賑わってます。
「オミバシラ様とかってのを祭ってるんだっけ?」
「違う、オミバシラ様は裏山のアレだろ?」
裏山の、アレ、ね。
焼きもろこし二本、北本が買いました。
夏目はすぐに割って、田沼に半分差し出します。
「はい、コーチ代」
「ぁ…じゃあ、遠慮なく」
むふふー、半分こなんて…なんか良いわねぇ。
もの欲しそうに西村が北本の焼きもろこし見てるよ。
一口ぐらいあげたら?
あ、自分で買えってさ。
西村は、この顔→(>_<)が似合うねぇ。
口の端にとうもろこしの粒付けたまま
大笑いしてる夏目が良いなぁ。
ほんと、笑顔も全然違うよね、あの頃と。
まぁ原作ではこんなに笑ってないけどね。
西村も焼きもろこしゲットしてるし。
自分で買ったのか、無理矢理おごらせたのか
知らないけど。
でもふと、夏目がある声に気付く。
気配も感じるし、
つまりは妖もそこらに居るってことですね。
っと、目の前にチラシを差し出された。
「さぁどうぞ」
文字は毛筆で書かれた崩し文字…に見えなくもないが
文字が揺れてます。
「おい、何をしている!そいつは人間だぞ!」
仲間に止められた鬼猿面の妖怪。
これはうっかり、と返しつつも
こんなに妖力が強いのに人間とは…と
驚かれてる。
原作じゃ、そこそこの大妖かと思った、なんて
言われてましたよ。
でも丁度良いってんで、鬼猿達は、
夏目を持ち帰ろうとする。
頭を押さえつけられてグイグイやられてる所へ
北本と西村が探しに来ました。
おかげで鬼猿達は、去ったようですが
妖達が去る時って突風が起きるよね。
夏目は貧血という事で誤魔化しました。
せっかく買ってもらった焼きもろこしも、
落としちゃったんだよね。
北本に謝りますが、
「何言ってんだ、具合悪いなら帰ろうぜ」
優しいよなぁ北本も西村も。
遅れて駆け付けた田沼だけは、
夏目に起こったことの想像がつく。
「お前…もしかして…」
でも心配顔の田沼に、夏目はにっこり笑う。
「なんでもないんだ」
北本と西村は分からないから、
何かあったのかと、きょとん。
田沼もハッと気付いて何でもないと切り上げる。
そう、北本達に不審に思われないようにね。
…というか、ほんとは北本達にも、
バラしちゃって欲しいんだけどさ。
おーい、焼きもろこし、拾っとけよー。
原作では、焼きもろこしは裸だったから、
確実に土が付いたろうけど、
アニメでは紙を巻いてくれたから、
そんなに酷く汚れてないんじゃないか…とも思う。
いずれにしても、放置はイカンぞ放置は。
-楽しくて、あたたかい日々
それだけに
小さなことで最近は、ひどく
足元が揺らぐようで…
そうだよね。
守りたいものが増えちゃって、
彼らを巻き込まぬように、
気付かれないように、
夏目は、そっちにまず神経を使う。
そりゃさ、相手は妖。
良い奴らより、基本、悪戯したがる奴らの方が
多いでしょうから、危険は危険だよね。
でもね、それでも彼らなら、
きっと知りたいと思うよ。
蚊帳の外に居たくないと思う。
それこそOPの、
♪ひと~りで~くるーしまないでぇ~
だと思います。
帰宅した夏目。
ニャンコ先生は部屋に居ないようです。
窓が開けっ放し?
もー不用心だな。
先生、用心棒の自覚あるのかよー。
窓を閉めようとした瞬間、
瓶が部屋へ投げ込まれました。
妖怪が投げ込んだのかと察し、
少しは警戒しただろう夏目ですが
まさか、触れたらこんな目に合うとは
思わなかったよねぇ。
原作読んだ時も、この発想は面白いなと思ったわ。
「たぁだいまぁー!
お祭りサイコー♪」
イカ焼き咥えて戻ってきた先生。
台詞は原作通りですが、音が付くとこんななのねー。
サイコー♪で首上げたりして。
ほぉんとしっかり出来上がってるなー、
和彦さんのニャンコ先生。
夏目が居ない隙に、一杯やっとこうとする先生。
そりゃイカ焼きがあるなら、酒飲みたいよねぇ。
「先生!」
それでも夏目の声に反応して、一瞬動きを止めるんだな。
「あ?…気のせいか?」
気のせいにするなー。
押入れから一升瓶を取り出した先生。
こんな所に隠してて、塔子が見つけちゃったら!と
思ったけど、よく考えたらこれは妖の酒、妖の一升瓶。
これも、普通の人間には見えないってことなんだろう。
前に犬の会が宴会してた時、
北本達には何一つ見えてなかったものね。
「先生!ニャンコ先生!!」
夏目が更に呼ぶ声を強めると、
「ん?」
先生はハタと止まり、酒とイカ焼きを置いて
「夏目か!?どこに居る!?」
きょろきょろと辺りを見回します。
「ここだ!ここだよ!ニャンコ先生!」
「ここ…?」
酒を置いた場所が絶妙だったのね…。
「ぬおっ!夏目が夏目酒に!?」
夏目のダシが出たら、
さぞや妖には美味い酒になりそう…って
ちがうーっ!!
「違う!こっちだ!」
言われて酒瓶をずらしたら…。
「ぬぁーっ!!どうしたんだそれはっ!」
妖の瓶だと分かった先生、蓋を開けようとしますが
固いのよね。
ちょっと待てと言って、金づちでガンガン。
中に居る夏目は頭に響くだろうなぁ。
くふっ。ここの金づち振る先生、原作まんまだわ。
「これなら…」
夏目まで潰れますって。
というか、どこから持ってきた、その大きな石みたいの。
お湯につけても、どうにもならないよ。
てかどうやって運んだ、タライの湯。
原作では先生がただいまと帰ってから夏目の声に反応して
きょろきょろ、までたった3コマ。
先生が一度、気のせいかと立ち止まるのもなければ
夏目酒もないし、大きな石も、お湯もナシ。
オリジナルで膨らませてます。
石やお湯はどっちでも良いかなと思ったけど
夏目の声に反応して、イカも酒も置いて、
ちゃんと夏目を気にする先生を丁寧に見せたのは
良いなと思ったよ。
「無理だな」
くはー、耳を掻いてる~。
こういう猫っぽいしぐさを、
アニメではしばしば入れてきますね。
原作でもたまにやってるし(多分)
イラストカットにもあったりするけど、
やっぱ動くと更に雰囲気出て、良いね。
そうそう、LaLa3月号の付録は
先生の携帯クリーナーでしたが、
その付録の箱のカットが耳掻いてる画で、
コミックス12巻の空きスペース
(本誌掲載時の前回までのあらすじスペース)
にも載ってました。
先生的には夏目がこのまま
うろちょろしなくて丁度良いってよ。
それはどういう意味でしょうねぇ。
面倒が減るという意味合いに見せてるんでしょうけど
心配しなくて済むってのも、あるんじゃないの?
「俺的には絶対ダメだ。このままだと人間社会では
警察沙汰というとんでもなく大変なことになってしまう!」
ここのシーンで、じっと見てる先生の顔が可愛いね。
瞬きするしー。なんか可愛いー。
この瓶は持ち主以外開けられないようになっているらしい。
「無理に開けようとすればお前の命が危ない」
瓶の持ち主がどこの誰か分からないのに、
どうやって探すのか。
それに、夏目が帰ってきた事を塔子達は知っている。
ここでね、原作では、
塔子達を悲しませるようなことは…
もし自分が瓶から出れず姿を消すことになったら
あの人達(塔子と滋)は…って、考えて
そんなことは絶対ダメだと、
もっと大きな金槌とかバットとか、
先生に持ってきてくれって必死に頼むのよ。
手荒でも構わないから割ってくれって。
夏目って凄いよね。
こんな所に閉じ込められたら普通パニくるよ。
それでも自分より塔子達のこと考えちゃうんだもん。
手荒なことしたら怪我でもしかねないのに
それでも構わないっていうんでしょ?
本当に、塔子達が大切で仕方ないんだね。
それでねぇ…そんな夏目を
じっと見つめる先生の眼が、また…ね、
意味深というか。
でも考えてることちょっと分かるような気がする眼で、
良いんですよ。
タライの湯とか増やさずに、私としては
これを入れておいてほしかったかな。
このままじゃ…と夏目が言いかけた時、
「貴志くーん、そろそろご飯よー」
塔子の呼ぶ声がした。
はーいと返事をする夏目ですが、
きっとその声は聞こえていない。
瓶の中からだから小さくて、とかじゃなく、
傍にいたとしても聞こえないし、見えないんだよね。
でもこうなると、事故か、失踪か、誘拐か、家出か…
なんて事になっちゃうよね。
瓶の中で青くなる夏目ですが、
先生はくんくんと匂いを嗅いでますよ。
今夜はヒレカツだそうで。
凄い敏感な鼻ね。
「高くつくぞ夏目」
この続きがカットされてるから
原作未読の方はちょっと分かりにくかったんじゃないかな。
高くつくけど、今夜はヒレカツに免じて
力を貸してやるって言うんですよ。
つまりは夏目の代わりに夕飯食ってやるってこと。
本来は得意じゃないが、自分ほどの大妖怪なら…と
先生は夏目をじぃっと見つめ、ボンッと化けた。
くいくいと身体を少し動かして、
「どーよ!」
あら、思ったよりソフトな声ね。
くるっと回って、ポーズ付けて、
「どーよ、どーよー」
なんか、ノリノリ?
原作では最初の親指立てだけです…(汗)。
取ったことないポーズだからわかんないよね。
でもなんか気持ち悪いと感想を言う夏目。
そりゃそーよね。
どれどれ…と先生は鏡を見て、
「うーん、くりそつ」
「えっ!俺ってそんななのか!?」
違うと思うよ~。そんな顔、しないよー。
ちなみにここで先生が鏡見て悪い顔を作ってますが
「くりそつ」の後に、
「このさげずみの目…」という吹き出し外の手書き台詞が
あったりします。
塔子が覚めちゃうわよ~と更に下から声を掛け、
夏目型先生は、
「はいはーい♪
いーま、い~き、まぁす」
夏目の姿で、それって、すごい違和感ー。
「わぁ、晩御飯ではしゃぐな先生!」
ここは原作でも盛大に吹いたよ。
ところでね、この夏目姿の先生の声、
和彦さんじゃなく、神谷さんがやると思ってたんだ。
先生がレイコに化けた時だって、
沙苗さんが声出してたよね?
声が違っていたら、家族や友人は、
おかしいと思うんじゃない?
その瓶は何かと塔子に訊かれて、
「気にすんな…あ、いや、気にしないで下さい」
言い直すのが笑えるー。
滋のビールを冷蔵庫から出してと頼まれて、
「はい、はぁい」
「いちいち語尾を伸ばさなくていい!
子供みたいだろ!」
ぷぷぷ。
そして冷蔵庫からビールを出した夏目型先生は、
手にもったまましばし固まり、ゴクリと生唾を飲む。
「ダメだぞ先生!絶対にダメだ!!」
ぷぷぷぷーっ。
神谷さんの言い方、真に迫ってる~っ。
原作では滋がまだ帰宅していないので、
ビールや滋の台詞はオリジナルです。
夏目型先生が面白いので、
ここを膨らませたのは正解だと思います。
そして…
「あらまぁ…お腹空いてたのね」
塔子と滋が唖然とする食べっぷり。
これはどう見ても別人でしょ…。
お茶碗やお箸持つ手も変ですし…。
ご飯かっこんで食べてるよー。
「んま!いや…美味しい」
瓶の中で、ガックリうなだれてる夏目が
気の毒でならないわ。
「がっつかないでくれ…先生ぇ…」
泣きはいってるよ。
「晩酌無いのがいささか寂しいが、
ま、いつものメシに比べれば100倍もマシだ」
な、なんてこと言うんだ、先生ーっ!!
いつも、猫にしては上等過ぎる夕飯、食ってるだろーっ!!
いつもは不味いと思っていたのかと
塔子が落ち込んだら、どーしてくれるっ!?
「だから!!余計なこと喋るな!!」
「おかわり」
「おかわらないでくれっ!!」
ちょっ!そんな日本語あるのかっ!?
おもろーい。
明日は二人が家を空ける話、ここに入れたのね。
遅くなるという塔子に、
「そうか」
口の端にご飯粒付いてる。
さっきの夏目のとうもろこしと対にしてる?
付いてる位置が逆だしね。
「そうですか!!」
「そうですかっ」
夏目に言い方直されて、オウム返しにする夏目型先生が
笑えるー。
塔子と滋が世話になった方のお通夜ということで
手伝いに行くそうだ。
はいと渡された茶碗を、そんな待ちきれないような動きで
むんずと掴まないでくれよー。
んで早速、がっついて食べようとしてるし…。
先生ったらー、もぉ、みぐるしー。
恥ずかしいよぉ。
先生の姿でやるなら全然構わないけど
今は、夏目の代理なんだぞー。
「待て!先生!話が終わってからだ」
明日の分のグラタンを作っておくから、
温めて食べるよう言われて、
「はいっ!じゃあ」
もう食ってるし…。
そら夏目、魂抜けるってもんだ。
「ふぅ~食った食ったぁ」
食・い・過・ぎ・だっての!!
明日、塔子達が居ないのは不幸中の幸いですな。
なんとか明日中に、瓶から出なきゃね。
「明日のグラタンは何時頃出来上がる?」
こらーっ!グラタンより、夏目をなんとかしろー!!
っとにもぉ、食い意地張ってるんだから。
ところで瓶の中では空腹も感じず、
トイレにも行きたくならないそうな。
それは良かった。
困っちゃうよね、特に後者。
瓶の中は妖の世とつながってるんだって。
じゃあ妖怪はお腹空かないのかって話よね。
空腹というものに気付かなければ
食わずに済むものもいるそうな。
根本的に人間とは違うんだって。
「今日はもう遅い。寝てしまえ」
先生ったら、飛んで器用に電気消したわね。
「安心しろ、策はちゃんと考えてある」
あら、そうなの。
でも夏目は不安だよね。
瓶の持ち主が、どんな妖怪かも分からないのに、
見つけれるのか…と。
夏目がうとうとし始めた頃、物音がして…
「おお良かった、ちゃあんと捕れとる」
夏目がびっくりして起きると、
「ではこれを持ち帰ろう」
祭りの時の鬼猿が、瓶に手を伸ばしていました。
「先生!」
「やはりな!」
押入れの襖をガラリと開けて仁王立ちの先生。
ちょっと時代劇みたい。ぷぷっ。
「いずれ捕りに来ると思っていたぞ」
良く考えたら、そうなんだよね。
瓶は、仕掛けなんだからさ。
仕掛けに引っかかった獲物を、
持ち主は捕りに来るよね。
先生はポンッと斑姿になり、
「その瓶の中に居るのは私の獲物だ。
さっさと出してもらう」
うわー、先生の口臭…なんか臭そうだな。(え)
鬼猿は、これはオミバシラ様への土産にするのだと言う。
オミバシラという名には、聞き覚えがありますよね。
斑が瓶を足でおさえると、鬼猿は諦めて
窓から逃げて行きました。
「逃げ足の速いヤツめ」
って、斑姿だから窓から出られないんじゃんかっ!
ニャンコ姿になって、追いかけろよーっ!!
あ…でも、ひょっとしたら…
夏目の安全を優先した?
先生が追いかけてる内に、別のヤツが部屋に侵入すれば
持っていかれちゃうから、ここに残すの心配だよね。
持って走れない大きさだし。
って、…そこまで頭回らないかな。(あ)
助かったと夏目が先生に礼を言う。
結局、瓶からは出られませんでしたが、
瓶の持ち主と目的が分かりましたから
少しは進歩です。
夏目は西村達の会話、ちゃんと聞いてたんだよね。
「裏山のアレ…とかなんとか」
「裏山?何処のだ。アレって何だ」
ここの先生の言い方が良いよな。
ほ~んとに先生だわ。
そこまでは聞いてないという夏目に、
何故そこを聞かんのだと先生。
いいけど、瓶を転がすなよ~。
夏目が瓶の中で面白い恰好になってるぞ。
…これはこれで、ちょっと楽しいか。(酷)
西村達に訊けば多分分かる…筈。
「確か学校に行く時は、弁当とかいうヤツを渡されて
いた筈だなぁ。それで手を打とう」
こらーっ!なんでも食いモンと交換かよ!
もちっと、見返りなしに働けーっ!
ちなみに弁当で手を打つってのはオリジナル。
全体的に、アニメの先生の方が食い意地は張ってますね。
食ってばっかだし、執着心強いし。
でも確かになんか食ってる時の先生は、可愛かったり
面白かったりするからねぇ。
せっかく動くアニメですから、そういうトコ、
作ってる方も見せたいだろうし
視聴者も見たいだろうから、いいんだけどね。
真ん中アイキャッチは、「続夏目友人帳」の再放送見てる先生、
の、続き。(笑)
お、これは名取だね。
名取が出たとたん、寝ちまうって、どーなのよ…。
おや、翌朝も鏡見て、「どーよ」をやってるー。
お弁当のおかずは唐揚げのようですよ。
「昼まで食べちゃダメだぞ」
保護者みたいで面白いね、夏目。
塔子達は昼には出るから、帰ったらちゃんと食べて
戸締りしっかりしてねという塔子に
「おう!」
「おう?」
ひゃーっ、
先生ーっ!
「あ、いや…はいっ!じゃあ行ってきまーす」
ううう…言い直しても、やっぱり別人だよ、先生。
「♪べんとべんと。♪べんとべんとー」
これはアドリブじゃないからね、皆さん。(笑)
確かに、玄関出た夏目型先生は、べんとーべんとーと
嬉しそうな顔で出かけていくの。
でも音は和彦さんのセンスよね。
凄い楽しみにしてるのが伝わってくる節だわ。
校門近くで西村が来るのを待つ。
先生から見たら、生徒達は
どれも似たように見えるようで、
ちょいとイラついてますよ。
西村に要件聞いたら夏目はすぐ帰るつもりね。
そうよね、授業受けるのも不味いよな。
西村は朝から大あくび。
これは原作通りですが、アニメでは笹田が西村に突っ込んで
横を通り過ぎて行く。
なんかちょっと、パラレルワールドな気分だ。
「西村!」
夏目型先生は西村の名を呼んで足を止めさせて
「ちょっと来い」
おーまいがーっ!!
なポーズの夏目。
ご愁傷様。
あー、でもここ、アングルは引きなのね。
「ちょっと来い」のインパクトは
原作の方があるかも。
「ぐすぐすするな、いいからさっさと来い」
わー西村、完璧に眠気が飛んだね。
「先生!もっとソフトに、笑顔で!」
夏目型先生は、
「いちいち煩いなぁ」
視線を瓶に落としてぼそり。
もしかして何か怒ってるのかとおずおず近づく西村に
「ちょっと待て」
手でストップかける夏目型先生。
「はいっ」
緊張気味の西村が笑える。
「ちょっと聞きたいことがあるんだ。
来て、来て~」
…変わり過ぎだっちゅうの。
足を進めた西村は、視線が斜め上へ行ってます。
手を夏目の額に当てて、
「夏目…保健室へ行くか?」
保健室に行っても、良くなりませんから。
「あー、めんどくさい」
西村の腕掴んでぐいぐい引っ張っていきます。
「先生丁寧に!丁寧に扱え!!」
大変だねぇ、夏目。
しかしなんだね…、斑ほど男前じゃなく
ニャンコ先生ほど潰れてない声だと、
やっぱカカシになるね、和彦さん。ふふふ。
「オミバシラ?」
「そーだ、どこにある?」
「裏山」
「裏山のどこだ。アレとか言ってたのは
なんなのだ?」
聞き方が夏目じゃないよねぇ、仁王立ちだしなぁ。
一応、努力してソフトにはしてるようですが。
うーんと唸って、詳しくは知らないという西村。
頭を掻いた夏目型先生、視線を瓶に落として
「こいつはアホか」
おーい!!本人を前にして言うてやるなー。
その呟きには反応せず、
北本なら知ってると思う…と西村。
ここの西村の作画、良いよね。
なんか凄いカワイイ。
いやここらへんの作画自体が良いな。
だいたい夏目型先生に、気合はいってるわ。
続いて北本に会いに行く先生。
でも北本もよく知らず、
夏目型先生の頭に特大の怒りマークが…。
原作では西村はちゃんと知ってて
アホじゃなかったんですけどね。
アニメでは、夏目型先生を見せびらかしたくて
余分に同級生キャラと絡めてるみたい。(笑)
いや同級生キャラの出番を増やしたかったってのも
あるかもしれませんけどね。
西村は犠牲になりましたね、可哀想によしよし。
北本は女子が噂していたのを聞いたのだそうで。
笹田なら知ってそうってことになりましたが
笹田って誰だっけ…な反応の先生。
しばし考えて、思い出したようですが
「あいつか…」
凄い嫌そうなどんより顔してるよ。
目立つ行動は避けて…と夏目が言ってるのに、
ガラッと教室の戸を開けて、
「笹田!笹田純は居るか!」
教師みたいな口調だね、それ。
夏目が、瓶の中で絶叫してるよ…。
ご愁傷様。
笹田は図書室に行ったとのことで、
夏目型先生の頭にまた怒りマークが一つ、二つ。
でもそこから更にたらい回しだよ。
図書室→理科室→職員室→3年のクラス→自分のクラス
結局、動かずに教室で待ってれば良かったのね。
もう夏目型先生はイライラがピークです。
「あ、夏目君、私のこと探していたんだって?」
ちょっと自慢げ?笹田ったら。
夏目がまた丁寧にだぞと注意するので
先生は笹田に近づきつつも、すぐに言葉を発しない。
その隙に、笹田ったら
「今朝ね、ブサイクちゃんにそっくりな猫を見たの。
もうぶっくぶくのブサイクで」
本人前にして言ってやるな。
「話がある」
真面目な声でそんな台詞吐くと、周囲は誤解するぞ。
丁寧なのは良いが、別の流れになりそう…。
「今すぐにだ!」
きゃーっ腕掴んで引っ張っていっちゃったよー。
こりゃ完全に噂になるぞ!
笹田もその気になってるし…。
もともとアニメでは笹田は夏目を好きなんだからさー。
罪だなぁ、先生ってば。
笹田の肩に手を置き、
「すぐに答えろ、オミバシラというのは…」
そこまで言ってなぜか先生は止まる。
うううわっ!顔近いっ顔近いっ。
匂い嗅いでるしーっ!
カグラですかアナタ!臭いとか糞女とか言わないでよ。
「え?…あの…夏目君?」
声が震えてるわ~笹田。
「お前…美味そうだな」
ひゃあああああああっ!!
そりゃ先生的には、本当に食った場合の美味い、
だろうけど、人間的には別の意味に取れるんだよー。
「せんせーーーーーーっ!!」
この発言はヤバすぎる。
「えっなっなに…それって…」
どっくん…どっくん…。
夏目型先生は、獣の眼で笹田を見てるし…。
「もしかして、美味そうって…」
あわあわな笹田ですが、良いタイミングで
ぐぅぅううぅぅ~…。
夏目型先生の腹の虫が鳴りました。
これで、言葉通りと思ってもらえたかな。
腹が減って、笹田が食い物に見えた…という風に
取ってもらえたかしら。
外でお弁当を食べましたか。
って、もう昼なの?
アニメでは西村から回答が得られず、
たらい回しされて、時間掛かってるからね。
原作では朝、西村から回答を得てるので
そのまますぐにこの場所へ来てますから
さすがに弁当は食べてません。
夏目は瓶の中で膝抱えて落ち込み中。
瓶から出られたとしても、
今日のことをどう言い訳すればよいのか。
ほんとだよね…。
山で変なキノコでも食べて、錯乱してたことにしたら?
そんなキノコはないかな。
笹田から聞いた所によると、
この裏山にはオミバシラを封じた
祠があるという言い伝えがあり、
最近工事で壊された大きな石が、
その祠だという噂が広まっているらしい。
封印していた妖怪が出て来ちゃったわけね。
ふと、先生が目を向けたモノに、
夏目も視線を追って見る。
傍の木にチラシが止めてありました。
祭りの時に、夏目も渡されそうになったアレですね。
「かのオミバシラ様、復活。庇護を求める下級なる者は
献上物を持って集われたし」
あ、これ、ここに入れたのか。
これだけ大々的に妖モノに広まっているということは
力が戻ればそれなりの妖ということ。
「近づかない方がいい」
夏目が近づくのは危険ですわな。
瓶の持ち主は鬼猿面ですから、
ヤツさえ捕まえればよいこと。
そんな事を言ってたら、
「ここにいたのか」
田沼がやってきました。
「どうしたんだ?西村や北本が
人が変わったようだと話してたぞ」
変わってるんだもん、そりゃそーだ。
ちなみに原作では北本と夏目の将棋勝負→祭り
に田沼は参加してませんので、
ここで、将棋にやっと勝ったんだって?
と話しかけてくるわけです。
「別に」
そっけなく答えた夏目型先生は、さっさと弁当箱を片付け
鞄にしまう。
「ん?その瓶は?」
田沼が目ざとく訊ねますが
なんでもない、具合が悪いから帰ると言って
夏目型先生は、さっさと立ち去ろうとする。
「お前もあまり、裏山には近づかない方が良い」
そう言って背を向ける夏目(←田沼からしたら、夏目)に田沼は、
「待て夏目、その瓶には何が入っているんだ?」
夏目型先生は、ちょっとニヤリ顔で振り向き、
「そうだな、これにはとても面白いものが入ってる」
瓶を目の前に掲げる。
「タヌマには見えないかもしれないがな」
あら、そんな決定的な言い方、しちゃうんだ。
まぁその方が分かりやすいかもですが。
※原作でこのあたりの夏目型先生の台詞、
田沼は、タヌマとカタカナになっていたので
そのようにしておきました。
「お前…夏目じゃないのか…」
「ん?何を言い出すかと思えば…
ちょっとおかしいんじゃないか?タヌマ」
「お前何者だ!夏目はそんなこと言わない!
夏目はどうした!お前は妖怪か!?」
妖怪かもしれないのに(実際妖怪だけど)
勇気あるよねぇ田沼ったら。
「何者なんだ!」
夏目の事となると、田沼は熱くなる。
普段は結構寡黙で、
同級生達はきっと、物静かだと思ってるよ。
彼のこんな必死な姿って、
夏目に何かあった時ぐらいしか拝めない筈だ。
「ふぅ…まったく…ちょっと忠告してやるとこれだ。
勘の良いヤツは面倒だ。そんなに私の招待が知りたいか?」
先生の眼が良いよね。田沼を挑発するような試すような…。
夏目は止めますが、先生はドロンと変化を解きました。
「ばぁ~っ」
先生、ギャップが凄すぎます…。
「うわぁぁぁ~っポン太ぁ~!?」
うふふ、田沼のポン太呼び、好きだわぁ。
で、早速喧嘩ですよ。
「おいコラ!中年ニャンコ!
なんで田沼を巻き込んだ!」
「巻き込んではおらんぞ!
ヤツが勝手に巻き込まれて来たんだろうが!」
「突っ込まれるような事を言うからだろ!?」
確かにね。
でもそれ、ちょっとわざとだと思うもん。
アニメじゃ原作以上に挑発してましたが。
もともと先生って、夏目のことも、
夏目を取り巻く連中の事も、
よく見てるし、試すような言動あるよね。
ああやって見定めてるんじゃないかと思うの。
田沼に余分なヒントを与えたのは、やっぱり少し
気を許して期待してるせいなんじゃないかと
勝手に私は想像してる。
夏目が横でごちゃごちゃ言うから
ややこしくなるんだと
瓶転がされてますよ…。
先生の動きは可愛いが、中で夏目が酔っちゃうよ…。
そんな様子を目の前にして、
猫が空の瓶とじゃれてるようにしか
見えない田沼。
「その中に本当に夏目が?」
おう、と先生は瓶を立て、田沼はじぃっと覗きますが
「…ダメだ…見えない」
「だろうな。ちなみに今、夏目は鬼の形相だ」
「え?怒ってるのか?」
「理由は言わなくても分かってるだろう?」
ここのツーショット、なんか良いね。
膝ついて身体かがめて先生と話してる田沼と
瓶おさえてにんまり顔の先生。
なんか絵になってる。
「あぁ…あー、まぁ…そうだなぁ」
でも今の自分には
夏目が何を言ってるのか聞きようがない。
「手伝うのは、俺の勝手だよな」
瓶の中の夏目が泣きそうな顔してる。
恐れていたとおりになっていく。
こうなることだけは、避けたかったんだよね。
どうしても。
「夏目だって俺が
こんな目にあっていたら
きっと同じことするだろう?」
田沼…。
原作でここ読んでた時、ほんと胸が熱くなったよ。
「文句を言いたければ、
その瓶から出てきてから言うんだな」
あ…ちょっと言い方も顔もソフトなのね。
原作では、ここの田沼、珍しく命令口調でね。
顔つきもキリリとしてて男らしくて素敵なのよ。
そここの田沼がお気に入りなので、
ちょっと残念かな。
まぁでも、そういえばアニメ田沼は、
原作よりもう少し柔らかくて
とっつきやすい感じだもんな…。
田沼が瓶を指で弾く。
-自分を思ってくれる気持ちが強ければ強いほど
怖くなる。
いつか、取り返しがつかないことに
なってしまうんじゃないかと…
取り返しがつかないこと。
夏目が恐れてるのは、大袈裟じゃない。
夏目だからこれまで切り抜けて来た。
先生や仲間の妖達の助けもあって、彼は無事だけど
一歩間違えたら食われてた可能性だってあるんだよね。
中途半端な力のある田沼は、夏目の周囲の人間の中で
ある意味一番危険かもしれない。
だからこそ巻き込みたくない。
夏目の気持ちは分かる。ヒシヒシ伝わってくるよ。
「しかし、派手にやったなぁ、
ニャンニャン先生も。
笹田なんかずっとのぼせてたぞ」
笹田には、ほんと罪なことしたよ、先生…。
夏目が横でごちゃごちゃ言うから
上手くいかなかったんですってよ。
いやぁごちゃごちゃ言わなかったら
もっとえらいことになってただろうが。
「それで、どうする?」
すっかりコンビな言い方ですね、ふふふ。
「瓶の持ち主である鬼猿を捕獲する」
歩いてる先生の足の動きが可愛い。
肉球が見えるー。
ほっとけば向こうから必ず回収にきますよね。
って、言ってる傍から来てるじゃないか。
「ん?来たか、待てぇ~」
先生は鬼猿を追っていきました。
って、田沼と夏目ジャムを置いていくなよー。
先生は知らないんだよね、鬼猿には仲間が居ること…。
田沼には見えてないから、
先生が何を追って行ったかも分からない。
腰を少し落として身構えますが、
瓶の中の夏目は焦ります。
「田沼!もういい!やめてくれ!
鬼猿の目的はこの瓶だ!
お前はもう瓶を置いて離れてくれ」
そんなこと出来るわけないじゃん。
てか、その声、聞こえてないし…。
田沼は見えないけど、気配は感じ取ってました。
夏目は気付いて叫びますが、その声も届くはずがなく
後ろから現れた鬼猿が手刀で田沼を軽く昏倒させます。
原作では前編がここで終わってまして、
「いやぁぁぁぁ~っ!!
嘘でしょ…田沼ぁぁぁぁぁーっ!!」
叫びまくりましたとも。
一ヶ月待たねばならなかったのが辛くて辛くて…。
田沼的には一瞬めまいがして倒れた感じなのよね。
起き上がって、鞄を見るが瓶がない。
「夏目!?何処だ!?夏目!!…嘘だろ…」
焦る田沼はなんとか気配だけでも感じれないかと
意識を集中する。
「こっちだ!」
やっぱり田沼、感じる力、少し強くなってるように思うわ。
森を一目散に走る。
「夏目ーっ!夏目ーっ!」
焦りと苛立ち、不安と心配が、滲んだ声だね。
ここの田沼の心の台詞はカットされちゃいましたか。
あるとまた、より良かったんだけどな…。
たどり着いた場所には石段がありました。
こんな所に、こんなものは無かった筈だと、
訝しむ田沼ですが、その石段を登っていくモノまでが見える。
-見える…妖怪が…どうして…
すぐ傍でガサッと物音がした。
振り向けば着物姿に紙の袋を被ったヤツが立っていました。
田沼、ぴーんち!?
むふふふふ。
台詞は来週に持ち越す所がニクイね。
ま、そうしておかないとね。
ED~♪
あれぇ?アマゾン、まだ画が出ないの?
余所では出てた気がするんだが…。
まだ色々語りたいことあるのだけど、
今週は感想も遅れてるし、
来週、後半もあることですので
来週まとめて語りますね。
…時間があれば…。
前回までの感想
#1
「夏目友人帳 肆」#1【とらわれた夏目】
エロいよ諏訪部さん…いいけどさ(笑)。
#2
「夏目友人帳 肆」#2【東方の森】スカッとしなかった…残念。
#3
「夏目友人帳 肆」#3【小さきもの】やっぱ動くと可愛さ倍増♪
#4
「夏目友人帳 肆」#4【代答】先生の動きが可愛すぎて困る~っ。
#5
「夏目友人帳 肆」#5【過ぎし日の君に】良い感じに仕上げましたね。
※現在右クリックは利かない設定になってますので、
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お手数ですがプラウザのコピーを利用してください。
(文字ドラッグして、編集↓コピー)
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第六話 「硝子のむこう」
妖怪によって小さな瓶の中に捕らわれてしまった夏目。
どうやら持ち主を探す以外、開ける方法はないらしい。
周囲の人に心配をかけないよう、ニャンコ先生が夏目の
姿に化けることにするのだが、その夜、持ち主の妖怪が
瓶を取り戻しに現れ…
OP~。
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「ほらまた~飛車ばかり気にするからだぞ」
おや、ここを先に見せますか。
原作では今話のラストシーンの少し後で、
田沼が回想してます。
ここに入れるのと、そこに入れるのでは
ちょっと意味が違ってくるな…。
田沼に将棋を教えてもらってるんだよね。
でも会話の途中で、夏目は庭に視線を向けている。
田沼には見えない何かを、
夏目は見ている。
それは田沼を複雑な気持ちにさせる。
普通の人には見えないモノが見える。
それは決して、素敵な事、ではなくて、
見たいと願ってる訳じゃない。
でも…ね…。
そして学校の放課後。
夏目は将棋で北本から初勝利~。
「案外ツメが甘いんだな、北本」
おいおい初勝利で態度デカいぞ夏目。
ほんと、こんなこと言うようになったんだもんねぇ。
先週、中学時代見た後だから、しみじみクルね。
「んじゃ、約束通り焼きもろこしな。
俺はリンゴ飴にするかなぁ」
西村におごる義理はございません。
でもここらの西村、表情もよく動いて作画、良いね。
どうだった?と田沼がやってきた。
「あぁ、勝てたよ、田沼のおかげだ」
原作では田沼は合流してなくて、
田沼に習った甲斐があった、という夏目の台詞
だけなんですよね。
アニメではキャラ達をなるべく絡めてますな。
田沼にコーチして貰ったと知った後、
苦い顔してこっち向く北本が面白い。
ここの構図、良いね。
こんな時期にお祭り。
北本は小規模だっていうけど、
屋台も出て、結構賑わってます。
「オミバシラ様とかってのを祭ってるんだっけ?」
「違う、オミバシラ様は裏山のアレだろ?」
裏山の、アレ、ね。
焼きもろこし二本、北本が買いました。
夏目はすぐに割って、田沼に半分差し出します。
「はい、コーチ代」
「ぁ…じゃあ、遠慮なく」
むふふー、半分こなんて…なんか良いわねぇ。

もの欲しそうに西村が北本の焼きもろこし見てるよ。
一口ぐらいあげたら?
あ、自分で買えってさ。
西村は、この顔→(>_<)が似合うねぇ。
口の端にとうもろこしの粒付けたまま
大笑いしてる夏目が良いなぁ。
ほんと、笑顔も全然違うよね、あの頃と。
まぁ原作ではこんなに笑ってないけどね。
西村も焼きもろこしゲットしてるし。
自分で買ったのか、無理矢理おごらせたのか
知らないけど。
でもふと、夏目がある声に気付く。
気配も感じるし、
つまりは妖もそこらに居るってことですね。
っと、目の前にチラシを差し出された。
「さぁどうぞ」
文字は毛筆で書かれた崩し文字…に見えなくもないが
文字が揺れてます。
「おい、何をしている!そいつは人間だぞ!」
仲間に止められた鬼猿面の妖怪。
これはうっかり、と返しつつも
こんなに妖力が強いのに人間とは…と
驚かれてる。
原作じゃ、そこそこの大妖かと思った、なんて
言われてましたよ。

でも丁度良いってんで、鬼猿達は、
夏目を持ち帰ろうとする。
頭を押さえつけられてグイグイやられてる所へ
北本と西村が探しに来ました。
おかげで鬼猿達は、去ったようですが
妖達が去る時って突風が起きるよね。
夏目は貧血という事で誤魔化しました。
せっかく買ってもらった焼きもろこしも、
落としちゃったんだよね。
北本に謝りますが、
「何言ってんだ、具合悪いなら帰ろうぜ」
優しいよなぁ北本も西村も。
遅れて駆け付けた田沼だけは、
夏目に起こったことの想像がつく。
「お前…もしかして…」
でも心配顔の田沼に、夏目はにっこり笑う。
「なんでもないんだ」
北本と西村は分からないから、
何かあったのかと、きょとん。
田沼もハッと気付いて何でもないと切り上げる。
そう、北本達に不審に思われないようにね。
…というか、ほんとは北本達にも、
バラしちゃって欲しいんだけどさ。

おーい、焼きもろこし、拾っとけよー。
原作では、焼きもろこしは裸だったから、
確実に土が付いたろうけど、
アニメでは紙を巻いてくれたから、
そんなに酷く汚れてないんじゃないか…とも思う。
いずれにしても、放置はイカンぞ放置は。
-楽しくて、あたたかい日々
それだけに
小さなことで最近は、ひどく
足元が揺らぐようで…
そうだよね。
守りたいものが増えちゃって、
彼らを巻き込まぬように、
気付かれないように、
夏目は、そっちにまず神経を使う。
そりゃさ、相手は妖。
良い奴らより、基本、悪戯したがる奴らの方が
多いでしょうから、危険は危険だよね。
でもね、それでも彼らなら、
きっと知りたいと思うよ。
蚊帳の外に居たくないと思う。
それこそOPの、
♪ひと~りで~くるーしまないでぇ~
だと思います。
帰宅した夏目。
ニャンコ先生は部屋に居ないようです。
窓が開けっ放し?
もー不用心だな。
先生、用心棒の自覚あるのかよー。

窓を閉めようとした瞬間、
瓶が部屋へ投げ込まれました。
妖怪が投げ込んだのかと察し、
少しは警戒しただろう夏目ですが
まさか、触れたらこんな目に合うとは
思わなかったよねぇ。

原作読んだ時も、この発想は面白いなと思ったわ。
「たぁだいまぁー!
お祭りサイコー♪」
イカ焼き咥えて戻ってきた先生。
台詞は原作通りですが、音が付くとこんななのねー。

サイコー♪で首上げたりして。
ほぉんとしっかり出来上がってるなー、
和彦さんのニャンコ先生。
夏目が居ない隙に、一杯やっとこうとする先生。
そりゃイカ焼きがあるなら、酒飲みたいよねぇ。
「先生!」
それでも夏目の声に反応して、一瞬動きを止めるんだな。
「あ?…気のせいか?」
気のせいにするなー。
押入れから一升瓶を取り出した先生。
こんな所に隠してて、塔子が見つけちゃったら!と
思ったけど、よく考えたらこれは妖の酒、妖の一升瓶。
これも、普通の人間には見えないってことなんだろう。
前に犬の会が宴会してた時、
北本達には何一つ見えてなかったものね。
「先生!ニャンコ先生!!」
夏目が更に呼ぶ声を強めると、
「ん?」
先生はハタと止まり、酒とイカ焼きを置いて
「夏目か!?どこに居る!?」
きょろきょろと辺りを見回します。
「ここだ!ここだよ!ニャンコ先生!」
「ここ…?」
酒を置いた場所が絶妙だったのね…。
「ぬおっ!夏目が夏目酒に!?」
夏目のダシが出たら、
さぞや妖には美味い酒になりそう…って

「違う!こっちだ!」
言われて酒瓶をずらしたら…。
「ぬぁーっ!!どうしたんだそれはっ!」
妖の瓶だと分かった先生、蓋を開けようとしますが
固いのよね。
ちょっと待てと言って、金づちでガンガン。
中に居る夏目は頭に響くだろうなぁ。
くふっ。ここの金づち振る先生、原作まんまだわ。
「これなら…」
夏目まで潰れますって。
というか、どこから持ってきた、その大きな石みたいの。
お湯につけても、どうにもならないよ。
てかどうやって運んだ、タライの湯。
原作では先生がただいまと帰ってから夏目の声に反応して
きょろきょろ、までたった3コマ。
先生が一度、気のせいかと立ち止まるのもなければ
夏目酒もないし、大きな石も、お湯もナシ。
オリジナルで膨らませてます。
石やお湯はどっちでも良いかなと思ったけど
夏目の声に反応して、イカも酒も置いて、
ちゃんと夏目を気にする先生を丁寧に見せたのは
良いなと思ったよ。
「無理だな」
くはー、耳を掻いてる~。
こういう猫っぽいしぐさを、
アニメではしばしば入れてきますね。
原作でもたまにやってるし(多分)
イラストカットにもあったりするけど、
やっぱ動くと更に雰囲気出て、良いね。
そうそう、LaLa3月号の付録は
先生の携帯クリーナーでしたが、
その付録の箱のカットが耳掻いてる画で、
コミックス12巻の空きスペース
(本誌掲載時の前回までのあらすじスペース)
にも載ってました。
先生的には夏目がこのまま
うろちょろしなくて丁度良いってよ。
それはどういう意味でしょうねぇ。
面倒が減るという意味合いに見せてるんでしょうけど
心配しなくて済むってのも、あるんじゃないの?
「俺的には絶対ダメだ。このままだと人間社会では
警察沙汰というとんでもなく大変なことになってしまう!」
ここのシーンで、じっと見てる先生の顔が可愛いね。
瞬きするしー。なんか可愛いー。
この瓶は持ち主以外開けられないようになっているらしい。
「無理に開けようとすればお前の命が危ない」
瓶の持ち主がどこの誰か分からないのに、
どうやって探すのか。
それに、夏目が帰ってきた事を塔子達は知っている。
ここでね、原作では、
塔子達を悲しませるようなことは…
もし自分が瓶から出れず姿を消すことになったら
あの人達(塔子と滋)は…って、考えて
そんなことは絶対ダメだと、
もっと大きな金槌とかバットとか、
先生に持ってきてくれって必死に頼むのよ。
手荒でも構わないから割ってくれって。
夏目って凄いよね。
こんな所に閉じ込められたら普通パニくるよ。
それでも自分より塔子達のこと考えちゃうんだもん。
手荒なことしたら怪我でもしかねないのに
それでも構わないっていうんでしょ?
本当に、塔子達が大切で仕方ないんだね。
それでねぇ…そんな夏目を
じっと見つめる先生の眼が、また…ね、
意味深というか。
でも考えてることちょっと分かるような気がする眼で、
良いんですよ。
タライの湯とか増やさずに、私としては
これを入れておいてほしかったかな。
このままじゃ…と夏目が言いかけた時、
「貴志くーん、そろそろご飯よー」
塔子の呼ぶ声がした。
はーいと返事をする夏目ですが、
きっとその声は聞こえていない。
瓶の中からだから小さくて、とかじゃなく、
傍にいたとしても聞こえないし、見えないんだよね。
でもこうなると、事故か、失踪か、誘拐か、家出か…
なんて事になっちゃうよね。
瓶の中で青くなる夏目ですが、
先生はくんくんと匂いを嗅いでますよ。
今夜はヒレカツだそうで。
凄い敏感な鼻ね。
「高くつくぞ夏目」
この続きがカットされてるから
原作未読の方はちょっと分かりにくかったんじゃないかな。
高くつくけど、今夜はヒレカツに免じて
力を貸してやるって言うんですよ。
つまりは夏目の代わりに夕飯食ってやるってこと。
本来は得意じゃないが、自分ほどの大妖怪なら…と
先生は夏目をじぃっと見つめ、ボンッと化けた。
くいくいと身体を少し動かして、
「どーよ!」
あら、思ったよりソフトな声ね。
くるっと回って、ポーズ付けて、
「どーよ、どーよー」
なんか、ノリノリ?
原作では最初の親指立てだけです…(汗)。
取ったことないポーズだからわかんないよね。
でもなんか気持ち悪いと感想を言う夏目。
そりゃそーよね。
どれどれ…と先生は鏡を見て、
「うーん、くりそつ」
「えっ!俺ってそんななのか!?」
違うと思うよ~。そんな顔、しないよー。
ちなみにここで先生が鏡見て悪い顔を作ってますが
「くりそつ」の後に、
「このさげずみの目…」という吹き出し外の手書き台詞が
あったりします。
塔子が覚めちゃうわよ~と更に下から声を掛け、
夏目型先生は、
「はいはーい♪
いーま、い~き、まぁす」
夏目の姿で、それって、すごい違和感ー。
「わぁ、晩御飯ではしゃぐな先生!」
ここは原作でも盛大に吹いたよ。
ところでね、この夏目姿の先生の声、
和彦さんじゃなく、神谷さんがやると思ってたんだ。
先生がレイコに化けた時だって、
沙苗さんが声出してたよね?
声が違っていたら、家族や友人は、
おかしいと思うんじゃない?
その瓶は何かと塔子に訊かれて、
「気にすんな…あ、いや、気にしないで下さい」
言い直すのが笑えるー。
滋のビールを冷蔵庫から出してと頼まれて、
「はい、はぁい」
「いちいち語尾を伸ばさなくていい!
子供みたいだろ!」
ぷぷぷ。
そして冷蔵庫からビールを出した夏目型先生は、
手にもったまましばし固まり、ゴクリと生唾を飲む。
「ダメだぞ先生!絶対にダメだ!!」
ぷぷぷぷーっ。
神谷さんの言い方、真に迫ってる~っ。
原作では滋がまだ帰宅していないので、
ビールや滋の台詞はオリジナルです。
夏目型先生が面白いので、
ここを膨らませたのは正解だと思います。
そして…
「あらまぁ…お腹空いてたのね」
塔子と滋が唖然とする食べっぷり。
これはどう見ても別人でしょ…。
お茶碗やお箸持つ手も変ですし…。
ご飯かっこんで食べてるよー。
「んま!いや…美味しい」
瓶の中で、ガックリうなだれてる夏目が
気の毒でならないわ。
「がっつかないでくれ…先生ぇ…」
泣きはいってるよ。
「晩酌無いのがいささか寂しいが、
ま、いつものメシに比べれば100倍もマシだ」

いつも、猫にしては上等過ぎる夕飯、食ってるだろーっ!!
いつもは不味いと思っていたのかと
塔子が落ち込んだら、どーしてくれるっ!?
「だから!!余計なこと喋るな!!」
「おかわり」
「おかわらないでくれっ!!」
ちょっ!そんな日本語あるのかっ!?
おもろーい。
明日は二人が家を空ける話、ここに入れたのね。
遅くなるという塔子に、
「そうか」
口の端にご飯粒付いてる。
さっきの夏目のとうもろこしと対にしてる?
付いてる位置が逆だしね。
「そうですか!!」
「そうですかっ」
夏目に言い方直されて、オウム返しにする夏目型先生が
笑えるー。
塔子と滋が世話になった方のお通夜ということで
手伝いに行くそうだ。
はいと渡された茶碗を、そんな待ちきれないような動きで
むんずと掴まないでくれよー。
んで早速、がっついて食べようとしてるし…。
先生ったらー、もぉ、みぐるしー。
恥ずかしいよぉ。
先生の姿でやるなら全然構わないけど
今は、夏目の代理なんだぞー。
「待て!先生!話が終わってからだ」
明日の分のグラタンを作っておくから、
温めて食べるよう言われて、
「はいっ!じゃあ」
もう食ってるし…。
そら夏目、魂抜けるってもんだ。
「ふぅ~食った食ったぁ」
食・い・過・ぎ・だっての!!
明日、塔子達が居ないのは不幸中の幸いですな。
なんとか明日中に、瓶から出なきゃね。
「明日のグラタンは何時頃出来上がる?」
こらーっ!グラタンより、夏目をなんとかしろー!!
っとにもぉ、食い意地張ってるんだから。
ところで瓶の中では空腹も感じず、
トイレにも行きたくならないそうな。
それは良かった。
困っちゃうよね、特に後者。
瓶の中は妖の世とつながってるんだって。
じゃあ妖怪はお腹空かないのかって話よね。
空腹というものに気付かなければ
食わずに済むものもいるそうな。
根本的に人間とは違うんだって。
「今日はもう遅い。寝てしまえ」
先生ったら、飛んで器用に電気消したわね。
「安心しろ、策はちゃんと考えてある」
あら、そうなの。
でも夏目は不安だよね。
瓶の持ち主が、どんな妖怪かも分からないのに、
見つけれるのか…と。
夏目がうとうとし始めた頃、物音がして…
「おお良かった、ちゃあんと捕れとる」
夏目がびっくりして起きると、
「ではこれを持ち帰ろう」
祭りの時の鬼猿が、瓶に手を伸ばしていました。
「先生!」
「やはりな!」
押入れの襖をガラリと開けて仁王立ちの先生。
ちょっと時代劇みたい。ぷぷっ。
「いずれ捕りに来ると思っていたぞ」
良く考えたら、そうなんだよね。
瓶は、仕掛けなんだからさ。
仕掛けに引っかかった獲物を、
持ち主は捕りに来るよね。
先生はポンッと斑姿になり、
「その瓶の中に居るのは私の獲物だ。
さっさと出してもらう」
うわー、先生の口臭…なんか臭そうだな。(え)
鬼猿は、これはオミバシラ様への土産にするのだと言う。
オミバシラという名には、聞き覚えがありますよね。
斑が瓶を足でおさえると、鬼猿は諦めて
窓から逃げて行きました。
「逃げ足の速いヤツめ」
って、斑姿だから窓から出られないんじゃんかっ!
ニャンコ姿になって、追いかけろよーっ!!
あ…でも、ひょっとしたら…
夏目の安全を優先した?
先生が追いかけてる内に、別のヤツが部屋に侵入すれば
持っていかれちゃうから、ここに残すの心配だよね。
持って走れない大きさだし。
って、…そこまで頭回らないかな。(あ)
助かったと夏目が先生に礼を言う。
結局、瓶からは出られませんでしたが、
瓶の持ち主と目的が分かりましたから
少しは進歩です。
夏目は西村達の会話、ちゃんと聞いてたんだよね。
「裏山のアレ…とかなんとか」
「裏山?何処のだ。アレって何だ」
ここの先生の言い方が良いよな。
ほ~んとに先生だわ。
そこまでは聞いてないという夏目に、
何故そこを聞かんのだと先生。
いいけど、瓶を転がすなよ~。
夏目が瓶の中で面白い恰好になってるぞ。
…これはこれで、ちょっと楽しいか。(酷)
西村達に訊けば多分分かる…筈。
「確か学校に行く時は、弁当とかいうヤツを渡されて
いた筈だなぁ。それで手を打とう」
こらーっ!なんでも食いモンと交換かよ!
もちっと、見返りなしに働けーっ!
ちなみに弁当で手を打つってのはオリジナル。
全体的に、アニメの先生の方が食い意地は張ってますね。
食ってばっかだし、執着心強いし。
でも確かになんか食ってる時の先生は、可愛かったり
面白かったりするからねぇ。
せっかく動くアニメですから、そういうトコ、
作ってる方も見せたいだろうし
視聴者も見たいだろうから、いいんだけどね。
真ん中アイキャッチは、「続夏目友人帳」の再放送見てる先生、
の、続き。(笑)
お、これは名取だね。
名取が出たとたん、寝ちまうって、どーなのよ…。
おや、翌朝も鏡見て、「どーよ」をやってるー。
お弁当のおかずは唐揚げのようですよ。
「昼まで食べちゃダメだぞ」
保護者みたいで面白いね、夏目。
塔子達は昼には出るから、帰ったらちゃんと食べて
戸締りしっかりしてねという塔子に
「おう!」
「おう?」
ひゃーっ、

「あ、いや…はいっ!じゃあ行ってきまーす」
ううう…言い直しても、やっぱり別人だよ、先生。
「♪べんとべんと。♪べんとべんとー」
これはアドリブじゃないからね、皆さん。(笑)
確かに、玄関出た夏目型先生は、べんとーべんとーと
嬉しそうな顔で出かけていくの。
でも音は和彦さんのセンスよね。
凄い楽しみにしてるのが伝わってくる節だわ。
校門近くで西村が来るのを待つ。
先生から見たら、生徒達は
どれも似たように見えるようで、
ちょいとイラついてますよ。
西村に要件聞いたら夏目はすぐ帰るつもりね。
そうよね、授業受けるのも不味いよな。
西村は朝から大あくび。
これは原作通りですが、アニメでは笹田が西村に突っ込んで
横を通り過ぎて行く。
なんかちょっと、パラレルワールドな気分だ。
「西村!」
夏目型先生は西村の名を呼んで足を止めさせて
「ちょっと来い」
おーまいがーっ!!
なポーズの夏目。
ご愁傷様。
あー、でもここ、アングルは引きなのね。
「ちょっと来い」のインパクトは
原作の方があるかも。
「ぐすぐすするな、いいからさっさと来い」
わー西村、完璧に眠気が飛んだね。
「先生!もっとソフトに、笑顔で!」
夏目型先生は、
「いちいち煩いなぁ」
視線を瓶に落としてぼそり。
もしかして何か怒ってるのかとおずおず近づく西村に
「ちょっと待て」
手でストップかける夏目型先生。
「はいっ」
緊張気味の西村が笑える。
「ちょっと聞きたいことがあるんだ。
来て、来て~」
…変わり過ぎだっちゅうの。

足を進めた西村は、視線が斜め上へ行ってます。
手を夏目の額に当てて、
「夏目…保健室へ行くか?」
保健室に行っても、良くなりませんから。
「あー、めんどくさい」
西村の腕掴んでぐいぐい引っ張っていきます。
「先生丁寧に!丁寧に扱え!!」
大変だねぇ、夏目。
しかしなんだね…、斑ほど男前じゃなく
ニャンコ先生ほど潰れてない声だと、
やっぱカカシになるね、和彦さん。ふふふ。
「オミバシラ?」
「そーだ、どこにある?」
「裏山」
「裏山のどこだ。アレとか言ってたのは
なんなのだ?」
聞き方が夏目じゃないよねぇ、仁王立ちだしなぁ。
一応、努力してソフトにはしてるようですが。
うーんと唸って、詳しくは知らないという西村。
頭を掻いた夏目型先生、視線を瓶に落として
「こいつはアホか」
おーい!!本人を前にして言うてやるなー。
その呟きには反応せず、
北本なら知ってると思う…と西村。
ここの西村の作画、良いよね。
なんか凄いカワイイ。
いやここらへんの作画自体が良いな。
だいたい夏目型先生に、気合はいってるわ。
続いて北本に会いに行く先生。
でも北本もよく知らず、
夏目型先生の頭に特大の怒りマークが…。
原作では西村はちゃんと知ってて
アホじゃなかったんですけどね。
アニメでは、夏目型先生を見せびらかしたくて
余分に同級生キャラと絡めてるみたい。(笑)
いや同級生キャラの出番を増やしたかったってのも
あるかもしれませんけどね。
西村は犠牲になりましたね、可哀想によしよし。
北本は女子が噂していたのを聞いたのだそうで。
笹田なら知ってそうってことになりましたが
笹田って誰だっけ…な反応の先生。
しばし考えて、思い出したようですが
「あいつか…」
凄い嫌そうなどんより顔してるよ。
目立つ行動は避けて…と夏目が言ってるのに、
ガラッと教室の戸を開けて、
「笹田!笹田純は居るか!」
教師みたいな口調だね、それ。
夏目が、瓶の中で絶叫してるよ…。
ご愁傷様。
笹田は図書室に行ったとのことで、
夏目型先生の頭にまた怒りマークが一つ、二つ。
でもそこから更にたらい回しだよ。
図書室→理科室→職員室→3年のクラス→自分のクラス
結局、動かずに教室で待ってれば良かったのね。
もう夏目型先生はイライラがピークです。
「あ、夏目君、私のこと探していたんだって?」
ちょっと自慢げ?笹田ったら。
夏目がまた丁寧にだぞと注意するので
先生は笹田に近づきつつも、すぐに言葉を発しない。
その隙に、笹田ったら
「今朝ね、ブサイクちゃんにそっくりな猫を見たの。
もうぶっくぶくのブサイクで」
本人前にして言ってやるな。
「話がある」
真面目な声でそんな台詞吐くと、周囲は誤解するぞ。
丁寧なのは良いが、別の流れになりそう…。
「今すぐにだ!」
きゃーっ腕掴んで引っ張っていっちゃったよー。
こりゃ完全に噂になるぞ!
笹田もその気になってるし…。
もともとアニメでは笹田は夏目を好きなんだからさー。
罪だなぁ、先生ってば。
笹田の肩に手を置き、
「すぐに答えろ、オミバシラというのは…」
そこまで言ってなぜか先生は止まる。
うううわっ!顔近いっ顔近いっ。

匂い嗅いでるしーっ!
カグラですかアナタ!臭いとか糞女とか言わないでよ。
「え?…あの…夏目君?」
声が震えてるわ~笹田。
「お前…美味そうだな」
ひゃあああああああっ!!
そりゃ先生的には、本当に食った場合の美味い、
だろうけど、人間的には別の意味に取れるんだよー。
「せんせーーーーーーっ!!」
この発言はヤバすぎる。
「えっなっなに…それって…」
どっくん…どっくん…。
夏目型先生は、獣の眼で笹田を見てるし…。
「もしかして、美味そうって…」
あわあわな笹田ですが、良いタイミングで
ぐぅぅううぅぅ~…。
夏目型先生の腹の虫が鳴りました。
これで、言葉通りと思ってもらえたかな。
腹が減って、笹田が食い物に見えた…という風に
取ってもらえたかしら。
外でお弁当を食べましたか。
って、もう昼なの?
アニメでは西村から回答が得られず、
たらい回しされて、時間掛かってるからね。
原作では朝、西村から回答を得てるので
そのまますぐにこの場所へ来てますから
さすがに弁当は食べてません。
夏目は瓶の中で膝抱えて落ち込み中。
瓶から出られたとしても、
今日のことをどう言い訳すればよいのか。
ほんとだよね…。
山で変なキノコでも食べて、錯乱してたことにしたら?
そんなキノコはないかな。
笹田から聞いた所によると、
この裏山にはオミバシラを封じた
祠があるという言い伝えがあり、
最近工事で壊された大きな石が、
その祠だという噂が広まっているらしい。
封印していた妖怪が出て来ちゃったわけね。
ふと、先生が目を向けたモノに、
夏目も視線を追って見る。
傍の木にチラシが止めてありました。
祭りの時に、夏目も渡されそうになったアレですね。
「かのオミバシラ様、復活。庇護を求める下級なる者は
献上物を持って集われたし」
あ、これ、ここに入れたのか。
これだけ大々的に妖モノに広まっているということは
力が戻ればそれなりの妖ということ。
「近づかない方がいい」
夏目が近づくのは危険ですわな。
瓶の持ち主は鬼猿面ですから、
ヤツさえ捕まえればよいこと。
そんな事を言ってたら、
「ここにいたのか」
田沼がやってきました。
「どうしたんだ?西村や北本が
人が変わったようだと話してたぞ」
変わってるんだもん、そりゃそーだ。
ちなみに原作では北本と夏目の将棋勝負→祭り
に田沼は参加してませんので、
ここで、将棋にやっと勝ったんだって?
と話しかけてくるわけです。
「別に」
そっけなく答えた夏目型先生は、さっさと弁当箱を片付け
鞄にしまう。
「ん?その瓶は?」
田沼が目ざとく訊ねますが
なんでもない、具合が悪いから帰ると言って
夏目型先生は、さっさと立ち去ろうとする。
「お前もあまり、裏山には近づかない方が良い」
そう言って背を向ける夏目(←田沼からしたら、夏目)に田沼は、
「待て夏目、その瓶には何が入っているんだ?」
夏目型先生は、ちょっとニヤリ顔で振り向き、
「そうだな、これにはとても面白いものが入ってる」
瓶を目の前に掲げる。
「タヌマには見えないかもしれないがな」
あら、そんな決定的な言い方、しちゃうんだ。
まぁその方が分かりやすいかもですが。
※原作でこのあたりの夏目型先生の台詞、
田沼は、タヌマとカタカナになっていたので
そのようにしておきました。
「お前…夏目じゃないのか…」
「ん?何を言い出すかと思えば…
ちょっとおかしいんじゃないか?タヌマ」
「お前何者だ!夏目はそんなこと言わない!
夏目はどうした!お前は妖怪か!?」
妖怪かもしれないのに(実際妖怪だけど)
勇気あるよねぇ田沼ったら。
「何者なんだ!」
夏目の事となると、田沼は熱くなる。
普段は結構寡黙で、
同級生達はきっと、物静かだと思ってるよ。
彼のこんな必死な姿って、
夏目に何かあった時ぐらいしか拝めない筈だ。
「ふぅ…まったく…ちょっと忠告してやるとこれだ。
勘の良いヤツは面倒だ。そんなに私の招待が知りたいか?」
先生の眼が良いよね。田沼を挑発するような試すような…。
夏目は止めますが、先生はドロンと変化を解きました。
「ばぁ~っ」

「うわぁぁぁ~っポン太ぁ~!?」
うふふ、田沼のポン太呼び、好きだわぁ。
で、早速喧嘩ですよ。
「おいコラ!中年ニャンコ!
なんで田沼を巻き込んだ!」
「巻き込んではおらんぞ!
ヤツが勝手に巻き込まれて来たんだろうが!」
「突っ込まれるような事を言うからだろ!?」
確かにね。
でもそれ、ちょっとわざとだと思うもん。
アニメじゃ原作以上に挑発してましたが。
もともと先生って、夏目のことも、
夏目を取り巻く連中の事も、
よく見てるし、試すような言動あるよね。
ああやって見定めてるんじゃないかと思うの。
田沼に余分なヒントを与えたのは、やっぱり少し
気を許して期待してるせいなんじゃないかと
勝手に私は想像してる。
夏目が横でごちゃごちゃ言うから
ややこしくなるんだと
瓶転がされてますよ…。
先生の動きは可愛いが、中で夏目が酔っちゃうよ…。
そんな様子を目の前にして、
猫が空の瓶とじゃれてるようにしか
見えない田沼。
「その中に本当に夏目が?」
おう、と先生は瓶を立て、田沼はじぃっと覗きますが
「…ダメだ…見えない」
「だろうな。ちなみに今、夏目は鬼の形相だ」
「え?怒ってるのか?」
「理由は言わなくても分かってるだろう?」
ここのツーショット、なんか良いね。
膝ついて身体かがめて先生と話してる田沼と
瓶おさえてにんまり顔の先生。
なんか絵になってる。
「あぁ…あー、まぁ…そうだなぁ」
でも今の自分には
夏目が何を言ってるのか聞きようがない。
「手伝うのは、俺の勝手だよな」
瓶の中の夏目が泣きそうな顔してる。
恐れていたとおりになっていく。
こうなることだけは、避けたかったんだよね。
どうしても。
「夏目だって俺が
こんな目にあっていたら
きっと同じことするだろう?」
田沼…。
原作でここ読んでた時、ほんと胸が熱くなったよ。
「文句を言いたければ、
その瓶から出てきてから言うんだな」
あ…ちょっと言い方も顔もソフトなのね。
原作では、ここの田沼、珍しく命令口調でね。
顔つきもキリリとしてて男らしくて素敵なのよ。
そここの田沼がお気に入りなので、
ちょっと残念かな。
まぁでも、そういえばアニメ田沼は、
原作よりもう少し柔らかくて
とっつきやすい感じだもんな…。
田沼が瓶を指で弾く。
-自分を思ってくれる気持ちが強ければ強いほど
怖くなる。
いつか、取り返しがつかないことに
なってしまうんじゃないかと…
取り返しがつかないこと。
夏目が恐れてるのは、大袈裟じゃない。
夏目だからこれまで切り抜けて来た。
先生や仲間の妖達の助けもあって、彼は無事だけど
一歩間違えたら食われてた可能性だってあるんだよね。
中途半端な力のある田沼は、夏目の周囲の人間の中で
ある意味一番危険かもしれない。
だからこそ巻き込みたくない。
夏目の気持ちは分かる。ヒシヒシ伝わってくるよ。
「しかし、派手にやったなぁ、
ニャンニャン先生も。
笹田なんかずっとのぼせてたぞ」
笹田には、ほんと罪なことしたよ、先生…。
夏目が横でごちゃごちゃ言うから
上手くいかなかったんですってよ。
いやぁごちゃごちゃ言わなかったら
もっとえらいことになってただろうが。
「それで、どうする?」
すっかりコンビな言い方ですね、ふふふ。
「瓶の持ち主である鬼猿を捕獲する」
歩いてる先生の足の動きが可愛い。
肉球が見えるー。

ほっとけば向こうから必ず回収にきますよね。
って、言ってる傍から来てるじゃないか。
「ん?来たか、待てぇ~」
先生は鬼猿を追っていきました。
って、田沼と夏目ジャムを置いていくなよー。
先生は知らないんだよね、鬼猿には仲間が居ること…。
田沼には見えてないから、
先生が何を追って行ったかも分からない。
腰を少し落として身構えますが、
瓶の中の夏目は焦ります。
「田沼!もういい!やめてくれ!
鬼猿の目的はこの瓶だ!
お前はもう瓶を置いて離れてくれ」
そんなこと出来るわけないじゃん。
てか、その声、聞こえてないし…。
田沼は見えないけど、気配は感じ取ってました。
夏目は気付いて叫びますが、その声も届くはずがなく
後ろから現れた鬼猿が手刀で田沼を軽く昏倒させます。
原作では前編がここで終わってまして、
「いやぁぁぁぁ~っ!!
嘘でしょ…田沼ぁぁぁぁぁーっ!!」
叫びまくりましたとも。
一ヶ月待たねばならなかったのが辛くて辛くて…。
田沼的には一瞬めまいがして倒れた感じなのよね。
起き上がって、鞄を見るが瓶がない。
「夏目!?何処だ!?夏目!!…嘘だろ…」
焦る田沼はなんとか気配だけでも感じれないかと
意識を集中する。
「こっちだ!」
やっぱり田沼、感じる力、少し強くなってるように思うわ。
森を一目散に走る。
「夏目ーっ!夏目ーっ!」
焦りと苛立ち、不安と心配が、滲んだ声だね。
ここの田沼の心の台詞はカットされちゃいましたか。
あるとまた、より良かったんだけどな…。
たどり着いた場所には石段がありました。
こんな所に、こんなものは無かった筈だと、
訝しむ田沼ですが、その石段を登っていくモノまでが見える。
-見える…妖怪が…どうして…
すぐ傍でガサッと物音がした。
振り向けば着物姿に紙の袋を被ったヤツが立っていました。
田沼、ぴーんち!?
むふふふふ。
台詞は来週に持ち越す所がニクイね。
ま、そうしておかないとね。
ED~♪
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あれぇ?アマゾン、まだ画が出ないの?
余所では出てた気がするんだが…。
まだ色々語りたいことあるのだけど、
今週は感想も遅れてるし、
来週、後半もあることですので
来週まとめて語りますね。
…時間があれば…。
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前回までの感想
#1
「夏目友人帳 肆」#1【とらわれた夏目】
エロいよ諏訪部さん…いいけどさ(笑)。
#2
「夏目友人帳 肆」#2【東方の森】スカッとしなかった…残念。
#3
「夏目友人帳 肆」#3【小さきもの】やっぱ動くと可愛さ倍増♪
#4
「夏目友人帳 肆」#4【代答】先生の動きが可愛すぎて困る~っ。
#5
「夏目友人帳 肆」#5【過ぎし日の君に】良い感じに仕上げましたね。
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