「妖狐×僕SS」#8【お茶と距離】今、君の頭ん中90%くらい双熾だろ。
これまた遅くなりましたが、
「いぬぼく」8話の感想、UPしときます。
昨日だいたい書けてたんですが、
まとめてる時間まで無かったので、
朝、ちびっとやってUPです。
7話の感想が飛んでしまいました。
今回の感想に、簡易でも付けようと
思ってたんですが、
やっぱり時間不足。
8話だけあげておきます。
まーそれにしても、凜々蝶の頭の中が
あまりに双熾だらけで吹いた。
双熾が今の凜々蝶の頭の中覗けたら
幸せすぎて死にかねないね。(笑)
「いぬぼく」8話の感想、UPしときます。
昨日だいたい書けてたんですが、
まとめてる時間まで無かったので、
朝、ちびっとやってUPです。
7話の感想が飛んでしまいました。
今回の感想に、簡易でも付けようと
思ってたんですが、
やっぱり時間不足。
8話だけあげておきます。
まーそれにしても、凜々蝶の頭の中が
あまりに双熾だらけで吹いた。
双熾が今の凜々蝶の頭の中覗けたら
幸せすぎて死にかねないね。(笑)
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あらすじは、アニメ「妖狐×僕SS」公式サイトより。
あらすじ 第8話 「お茶と距離」
他のパートナー達に比べて、自分と双熾の間には
距離があるような気がする凜々蝶。カルタの
「一緒にご飯を食べると仲良くなれる」との言葉に、
2人の距離を縮めるためにも、双熾と食事をしよう
と思いつく。僕の得意のコーヒーを御馳走しよう。
が…「どうやって、御狐神くんを誘ったらいいんだろう…?」
おぉ、凜々蝶はコーヒーにはこだわる人なのね。
私も本当はちゃんと手で入れて飲みたいところ。
実家に居るときゃ休日には豆をカリカリして、
布フィルターでドリップして淹れてましたけどね。
一人だとそんなことやってられません。
もうすっかりコーヒーメーカーです。
素材はこだわるので、気に入ったものを通販で
買ってるんですけどね。
OP~♪
わー、また朝から校門前で恥ずかしいことしてる。
注目されてるではないか。
もう皆も慣れたかな。
傍でカルタがドーナッツはむはむしつつ待ってる。
なんか最近ドーナッツづいてるな。
花澤さん、あっちでもドーナッツ溢れてるよね。
煩わしいことは全て自分がやる。
凜々蝶の手となり足となりって、
キミが煩わしいわっ!
「あぁ…今日も完璧です。
もっとこうして凜々蝶様を見ていたい」
いくら美形でも、ここまでやってたら
周囲も変態と分かるだろ。
悠一っさん、その「あぁ」が、
濡れてます!えろいです!
「君に構っていたら遅刻する」
おお振り切った。
でもここからまた追い打ちが~。
少しでも長く共に過ごしたいと願うのは
犬の分際で過ぎたこと。
お仕え出来るだけで光栄と思わねばいけないのに…。
「僕は卑しい家畜です」
面倒臭いヤツだなぁ。
でも凜々蝶は、そこまで言わずともと
言葉を掛けちゃうんだよね。
双熾、ほんとは狙ってやってるだろ、それ。
願ってもいいか。
授業が終わったらすぐに出てきてくれるか。
その後、ずっと一緒に居てくれるか。
耳や尻尾が元気になって行く双熾犬。
やれやれ。
まぁさ、一般から見たらウザイけど、
凜々蝶がこれで良いんだから他人が口出しすること
ないわね。
-なんか思う壺感が…
自覚はあるわけね。
でも凜々蝶も、双熾と居たいんだし
相思相愛だからいいんだよね。
それにしても飛んできた野球ボールを右手でキャッチ
したのはカッコ良かったな。
デレデレしててもちゃんと仕事してる。
さすがSS!
どこかの役に立たない用心棒さんも、見習うといいよ。
それにしても…と、凜々蝶は双熾の畏まった態度が
気になるらしい。
他のコンビはもっとなぁなぁだもんね。
授業中、黒板に書かれた問題が分かる者と
訊かれ、卍里は真っ先に手を上げている。
おやまぁ、熱心だこと。
「不良なのに」
凜々蝶に突っ込まれてるよ。
廊下では女の子が落としたハンカチを
拾ってやってる。
「随分親切だな、不良なのに」
ふふふ。
購買部で昼食を買えば、お釣りが10円多いと
ちゃんと返してる。
「随分正直だな、不良なのに」
卍里ー、アンタ不良、ぜってー向いてないって。
卍里をからかいつつも、
また凜々蝶は双熾のこと考えてら。
ほんとこのところのキミの頭ん中、
双熾しか居ないね。
双熾は以前、蜻蛉に仕えていた。
凜々蝶が婚約者だと知っていた。
凜々蝶に救われたとも言っていた
そのことと何か関係あるのだろうかと
凜々蝶は、考え込んでる。
…えと…何が?
あぁ、畏まった口調が?
体育の時間。
跳び箱を華麗に飛ぶ凜々蝶に見とれてたら
カルタはもっと凄かった。
着地したとたん、尻のポケットから
タイ焼き出して食ってまっせ。
あ、チクられた。
-いや、問題は僕の方だ。
だから何がー?
え、まだ同じことぐるぐる考えてるの?
双熾も面倒臭いヤツだが、キミも相当だな。
双熾は色々気付いてくれるのに、
自分は双熾の事が分からない?
だって双熾、キミの前では猫被ってるよね。
素を見せて無いんだし、分かんなくて当然では?
まぁ凜々蝶オタクなのも素で、
そこは平然と見せてるわけで、
裏の顔を見せてないってことかもだけど…。
今度は美術の時間。
静物のデッサンなのに、カルタは肉じゃが描いてるよ。
確かにジャガイモ、人参、玉ねぎとくれば、
肉じゃがか、カレーを想像するけどさ。
発展しすぎ。
しかもデッサン力半端無いし。
-どうすれば
僕も彼のことを…
難しく考えなくても、しょっちゅう傍に居るんだし
そのうち自然に分かってくることもあるんじゃないの?
そう焦りなさんな。
授業が終わるとちゃんとわんこは待ってました。
また皆の前で片膝ついて恥ずかしいことを。
ひょっとして授業中も、ずーっとここで待ってたんかい。
…やりそうだけどな、キミならば。
わずかな距離が千里に感じてたってさ。
「まったくもって不便な事だな」
BGMがよたるのが楽しい。
学校の後も一緒にというから、双熾が行きたい所が
あるのかと思った凜々蝶ですが、
双熾が一緒にというんだから、
そのまんま、"一緒に"でしょう。
場所なんてどうでもよいよね。
凜々蝶と一緒ならば、どこだって幸せなんでしょ。
-狡猾なんだかピュアなんだか…。
天然ブラックみたいよ。
でも時々、ただのブラックになってる時
あるからなぁ。
私もまだ双熾はつかめてません。
原作見てないし。
一人の時は何してるかって?
そりゃ一人で凜々蝶わーるどに浸ってるよね。
あ、今日は昼まで凜々蝶からもらったメールを
読み返してたってさ。
「ずっと!?」
この男なら、やる!うん。
学校ではどうかと訊かれて、問題ないと
淡白に返事した凜々蝶ですが、
カルタ達と居る事が多い、とぽつり。
『みんなで食べると美味しいね』
お昼もずっと一緒に屋上で食べてるのね。
味は変わらないと凜々蝶が返せば、
『かわいくねぇヤツだな』
卍里が突っ込む。
ふふ、なんかでも、良い感じじゃないの。
「ぞろぞろ群れるのは本意じゃないがな」
凜々蝶がそんな素直じゃない言葉を吐いても
「楽しそうですね」
噛み合わない言葉を双熾が返す。
「別に楽しくは無い…」
尚も否定する凜々蝶が、
ただ…と続ける。
卍里の弁当はやたら豪勢なのだけど
あれは爺やが毎日届けに来るそうだ。
『ほほぉ、お坊ちゃんだな』
凜々蝶がからかうと、
『俺はワルだぞ!』
卍里はあくまでもそう言って反発する。
カルタは食べ物を強制シェアしてくる。
『あーん』
いやシェアというより、半分遊んでるよねカルタ。
ほっぺたツンツンしてるよね、ポッキーで。
「そんなわけで、決して楽しいわけではないな」
偉そうな口調でそう返したのに
「良かったですね、…凜々蝶様」
赤信号だし、双熾はわざわざ振り返って
そう言葉を落とす。
ぬくもりのある、優しい眼を向けて。
会話だけを取り出せば、
全然噛み合ってないのだけど
言葉の奥にある本当の気持ちと、
双熾は会話してるんだよね。
変態だけど、そこは凄いと思うの。
凜々蝶以上に、凜々蝶を分かってる。
学校生活に不安を感じていることも、
カルタ達の存在に助かってる事も
双熾は、気付いてた。
だから、本心とは違う事を言っても
見抜いて、心から喜んでくれた。
-彼に報いたい。
彼に気付きたい。
僕も
彼の事をわかりたい
でも知られたくないことも、ありそうよ、
あのわんこ。
えっと…翌日かしら。
屋上でシートも敷いてスタンバってる凜々蝶に、
一緒に食べようとカルタがお弁当を持って
卍里共々やってきました。
「ふんっまたか。僕と一緒に食事をして楽しいか?
酔狂だな」
とか言いつつ、三人分の弁当とお茶とお箸とお皿
しっかり整ってるんですけど…。
たまたま三つずつあっただけだと
まだ言ってますよ。
卍里もちょっと通りかかっただけとか言ってるけど
「どーぞ」
凜々蝶がお茶を差し出せば、
「あ、どーも」
ぷぷぷ。良いコンビじゃないか。
「一緒に食べるとご飯が美味しくなるし
仲良くなれるの」
カルタの言葉に一理あると言う凜々蝶。
食べてる時は無防備だし。
って、ここでまた双熾の事考えちゃうかキミは。
一緒に食べたことないもんねー。
いつも一歩引いてますからね。
一緒に食事なんて滅相もないんじゃないかしら。
でも凜々蝶は対等になりたいらしい。
まぁSSといっても、他のコンビは別に、
主人にへりくだったりもせず、
対等…どころか、
主人を使ったり、
主人で遊んだり、してるコンビもあるしねぇ。
考え込んだ凜々蝶は、コーヒーを淹れようと
思いつく。
-僕の得意なコーヒーで、
彼と一緒にお茶をするのだ!
立ち上がってガッツポーズ出ました!
「ふっふっふっふ…」
野望に燃えるマッドサイエンティストのようだよ凜々蝶。
「なんだ…?」
「ちよちゃんとご飯食べると楽しい…」
カルタ的にはそうかも。
良いコンビだ君ら。
それでアバンに戻るわけだな。
「うん、完璧」
傍にビーカーやフラスコがある中で
コーヒー入れてるもんだから、
実験みたいに見えるね。
目的は一緒にお茶をすることだが、
どうせなら喜んでほしい。
ちょっぴり頬染めて、楽しそうだね凜々蝶。
さて後は誘うだけですよ。
って、あれ?
何固まってるんですか。
「どうやって…御狐神君を
誘えばいいんだろう」
あっちゃー。
そうか、友達居なかったし、誘い方も知らないか。
ストレートに言えばいいだけですけどね。
真ん中アイキャッチ。
あらやだ、Yシャツ一枚の凜々蝶とタイをはずして
脱ごうとしてる双熾。
そのままベッドインみたいじゃないの。
おーおー、延々とシュミレーションですか。
お茶に誘うだけで、ご苦労な事だな。
…凜々蝶口調が移ったではないか。
アンドロメダエチオピアコーヒーなんて
ほんとにあるんですか?
「君と一緒にコーヒーが飲みたい」
そうそう、それでいいじゃん。
「って、言えるか―っ!」
言えよ~。
ストレートなので一番だぞ。
結局、朝が来ちゃいましたか。
几帳面なキミなのに、部屋中丸めたゴミが散らばってる。
眼の下にはクマも出来てるし、やつれてるぞ。
その顔のまま双熾に会うってのもまた凄いと思うが。
「どうかなさいましたか?」
ほら、訊かれちゃったぞ。
「なんでもない、それより…御狐神君」
「はい」
にこにこにこ。
「きょっ、今日…」
うっわー、心の中で連呼、こわー。
散々どもった挙句、
「今日、コーンポタージュが飲みたいな」
チーン♪
丁度エレベーターも来たよ。
ダメだなぁ凜々蝶。
隣でガッツリ食べてたカルタが、
「あ~ん」
リンゴを凜々蝶に食べさせようと
フォークにさして向ける。
凜々蝶が反応するより早く、野ばらが興奮して
食べて食べてと催促してるわー。
「あ~んされるとこお姉さんに見せてぇ」
はいはい。
連勝が後ろで、
「あ~ん」
と口を開ければ、
「…雑巾にするわよ」
「え~酷くね?」
可愛いなぁ連勝。
残夏と卍里もやってるよ、あーん。
他のコンビは、遠慮が全くないよねぇ。
もっと静かな場所で…と思った凜々蝶は
校門でもトライしますが
チャイムが鳴ってカルタに強制連行される。
一時間目は調理実習らしい。
「遅れちゃう…」
キミが気にするとはね。
あ、調理実習だから、かな?
屋上のランチタイムも、凜々蝶は頭ぐるぐるで
箸をつけていません。
放課後迎えに来た時に!と
決意を新たにした凜々蝶でしたが、
その放課後…。
「今日は良い天気だなぁ」
「…はい」
あーあー。
でもいい加減双熾も何か気付いてるよね。
ラウンジでお茶を飲んで溜息落とす凜々蝶。
ふと連勝と野ばらの会話が耳に入りました。
「お~、良いチチだ」
「そう!そうなのよ!!
この重力に負けてるくらいが
メニアックなのよ」
…なんの話してんじゃお宅ら。
「なかなか良い所を見てるじゃない」キラーン。
「あざ~す」
野ばらの感覚に付き合ってやれるって、
凄いと思うんだけど…。
やっぱ、このコンビ、これはこれで上手く
行ってるんだな。
風呂上りには卍里&残夏のコンビに遭遇。
風呂上りには水分取らにゃ、と言って
ラスカルと書いたペット用の器で
水を差し出されてる…。
遊んでるなぁ残夏。
でもこれ、可愛がってるんだろうね、卍里のこと。
反応を楽しんでるんでしょ。
庭の桜を見て、双熾が言った言葉を思い出す。
それで…決意したのね。
おやもうED?
Cパートが長いんだろうな。
今日のEDは流れから行っても、凜々蝶ソングですな。
カチューシャ、ワンピ姿で、下からのアングルの画、
なんか風守(UN-GO)思い出した。
Cパート。
おっ呼び出したんですか。
やるじゃないの凜々蝶。
今日一日、様子がおかしかった。
双熾は当然、気付いてるし、気にしてるさ。
「何か問題でも?僕に行き届かない所が…」
ほらほら、ネガティブに取られるぞ。
そんな風に思わせたことには謝り、
「しかし…本当に、良く見ているな君は」
見ていてくれることが嬉しい、そんな顔だね。
今朝は顔色も悪かった。
うん、そうだね。
と、そこまでは良かったのだけど、
エレベーターに乗る時、どっちの足からとか
砂糖の量が1.5g多いとか、
シートベルトをするタイミングとか
眼鏡のレンズを拭く順番とか、
目玉焼きにかける醤油の回し方とか、
コショウを振る回数とか、
…怖すぎるわ、キミ。
これだけ言われて、驚いてはいても
気持ち悪がらない凜々蝶って、十分凄いと思う。
「問題があるわけではないし
君に不満があるわけでは絶対にない」
双熾が微笑まず、真面目な顔で聞いてますね。
「君は、ずるい人だ。
君ばかり僕の事に関わってきて
自分の事は見せないようにする。
対等じゃない。
施しをうけるばかりは癪だ」
身に余る勿体ない言葉だと、双熾はいつもの調子。
「だから、そういう態度の事を言っている」
言われて双熾ははっと息をのむ。
「ですが…」
口から洩れた声は、思いのほか低い。
「僕は、奉仕する以外に
他人との円満な関わり方を知りません」
過去、男娼みたいな事をやってたみたいだものね。
「ずっとそうやって生きてきました」
辛そうだね、双熾。
他人とのコミュニケーションについて、
とやかく言えた凜々蝶ではないけれど
「だけど、なんだか他のパートナー達より
遠い気がして…」
ふふ、ちゃんと素直に思ってること言えた
じゃないの。
「凜々蝶様…」
双熾も少しぽかんとしてるよ。
「だから明日は僕の淹れたコーヒーで
一緒にお茶をしてもらう。
その時は無礼講だ。
無粋な振る舞いは禁止だからな」
ふふふ、半強制的みたいで素直じゃないけど
言わなきゃいけない所は言えてるし、
合格としてあげましょう。
双熾は胸がいっぱいのようですが、
「凜々蝶様を思うあまり、
呼吸すらままならなく…」
「リアルにはぁはぁしてたのか」
こら凜々蝶、自分で落とすな、自分で。
「じゃあコーヒーは飲めるのか
…好き?」
そんな上目使いでもじもじ訊いたら、
双熾、鼻血出しちゃうぞ。
あぁもう双熾、
心臓の高鳴りが尋常じゃないだろ今。
声にも出てるぞ。
「はい…好きですよ。好きです。
大好きです。愛してます」
おっ足を進めて凜々蝶に近づいた。
えーっと双熾、それコーヒーじゃなく、
凜々蝶のこと言ってるよね。
-僕と少し似ていて
嬉しかった
凜々蝶のモノローグの裏で、まだ並べたててるし…。
そうね、ちょっと似たもの同士かもね。
野ばらとも似てるけどね、双熾(苦笑)。
予告。
おーい、誰だ、ちのの巨乳を
ぷよぷよ触ってるのはーっ。
◆グッズ
前回の感想
#1
「妖狐×僕SS」#1【いぬとぼく】結構面白いかも。
#2
「妖狐×僕SS」#2【淋しがり屋の犬】連勝が楽しすぎる~♪
#3
「妖狐×僕SS」#3【ほんとうの契約】変態でも、よっぽどあったかい。
#4
「妖狐×僕SS」#4【妖館ウォークラリー】コレじゃあしょうがない。
#5
「妖狐×僕SS」#5【春の蜻蛉】こんな無茶苦茶な男でも、きっと…。
#6
「妖狐×僕SS」#6【考えるよりも】君が居れば安心だ。
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あらすじ 第8話 「お茶と距離」
他のパートナー達に比べて、自分と双熾の間には
距離があるような気がする凜々蝶。カルタの
「一緒にご飯を食べると仲良くなれる」との言葉に、
2人の距離を縮めるためにも、双熾と食事をしよう
と思いつく。僕の得意のコーヒーを御馳走しよう。
が…「どうやって、御狐神くんを誘ったらいいんだろう…?」
おぉ、凜々蝶はコーヒーにはこだわる人なのね。
私も本当はちゃんと手で入れて飲みたいところ。
実家に居るときゃ休日には豆をカリカリして、
布フィルターでドリップして淹れてましたけどね。
一人だとそんなことやってられません。
もうすっかりコーヒーメーカーです。
素材はこだわるので、気に入ったものを通販で
買ってるんですけどね。
OP~♪
![]() | ニルヴァーナ(アニメ盤) (2012/03/07) ムック 商品詳細を見る |
わー、また朝から校門前で恥ずかしいことしてる。
注目されてるではないか。
もう皆も慣れたかな。
傍でカルタがドーナッツはむはむしつつ待ってる。

なんか最近ドーナッツづいてるな。
花澤さん、あっちでもドーナッツ溢れてるよね。
煩わしいことは全て自分がやる。
凜々蝶の手となり足となりって、
キミが煩わしいわっ!
「あぁ…今日も完璧です。
もっとこうして凜々蝶様を見ていたい」
いくら美形でも、ここまでやってたら
周囲も変態と分かるだろ。
悠一っさん、その「あぁ」が、
濡れてます!えろいです!

「君に構っていたら遅刻する」
おお振り切った。
でもここからまた追い打ちが~。
少しでも長く共に過ごしたいと願うのは
犬の分際で過ぎたこと。
お仕え出来るだけで光栄と思わねばいけないのに…。
「僕は卑しい家畜です」
面倒臭いヤツだなぁ。

でも凜々蝶は、そこまで言わずともと
言葉を掛けちゃうんだよね。
双熾、ほんとは狙ってやってるだろ、それ。

願ってもいいか。
授業が終わったらすぐに出てきてくれるか。
その後、ずっと一緒に居てくれるか。
耳や尻尾が元気になって行く双熾犬。
やれやれ。
まぁさ、一般から見たらウザイけど、
凜々蝶がこれで良いんだから他人が口出しすること
ないわね。
-なんか思う壺感が…
自覚はあるわけね。
でも凜々蝶も、双熾と居たいんだし
相思相愛だからいいんだよね。
それにしても飛んできた野球ボールを右手でキャッチ
したのはカッコ良かったな。
デレデレしててもちゃんと仕事してる。
さすがSS!

どこかの役に立たない用心棒さんも、見習うといいよ。
それにしても…と、凜々蝶は双熾の畏まった態度が
気になるらしい。
他のコンビはもっとなぁなぁだもんね。
授業中、黒板に書かれた問題が分かる者と
訊かれ、卍里は真っ先に手を上げている。
おやまぁ、熱心だこと。
「不良なのに」

凜々蝶に突っ込まれてるよ。
廊下では女の子が落としたハンカチを
拾ってやってる。
「随分親切だな、不良なのに」
ふふふ。
購買部で昼食を買えば、お釣りが10円多いと
ちゃんと返してる。
「随分正直だな、不良なのに」
卍里ー、アンタ不良、ぜってー向いてないって。

卍里をからかいつつも、
また凜々蝶は双熾のこと考えてら。
ほんとこのところのキミの頭ん中、
双熾しか居ないね。
双熾は以前、蜻蛉に仕えていた。
凜々蝶が婚約者だと知っていた。
凜々蝶に救われたとも言っていた
そのことと何か関係あるのだろうかと
凜々蝶は、考え込んでる。

あぁ、畏まった口調が?
体育の時間。
跳び箱を華麗に飛ぶ凜々蝶に見とれてたら
カルタはもっと凄かった。
着地したとたん、尻のポケットから
タイ焼き出して食ってまっせ。
あ、チクられた。
-いや、問題は僕の方だ。
だから何がー?
え、まだ同じことぐるぐる考えてるの?
双熾も面倒臭いヤツだが、キミも相当だな。

双熾は色々気付いてくれるのに、
自分は双熾の事が分からない?
だって双熾、キミの前では猫被ってるよね。
素を見せて無いんだし、分かんなくて当然では?
まぁ凜々蝶オタクなのも素で、
そこは平然と見せてるわけで、
裏の顔を見せてないってことかもだけど…。
今度は美術の時間。
静物のデッサンなのに、カルタは肉じゃが描いてるよ。

確かにジャガイモ、人参、玉ねぎとくれば、
肉じゃがか、カレーを想像するけどさ。
発展しすぎ。
しかもデッサン力半端無いし。
-どうすれば
僕も彼のことを…
難しく考えなくても、しょっちゅう傍に居るんだし
そのうち自然に分かってくることもあるんじゃないの?
そう焦りなさんな。
授業が終わるとちゃんとわんこは待ってました。
また皆の前で片膝ついて恥ずかしいことを。
ひょっとして授業中も、ずーっとここで待ってたんかい。
…やりそうだけどな、キミならば。
わずかな距離が千里に感じてたってさ。
「まったくもって不便な事だな」
BGMがよたるのが楽しい。

学校の後も一緒にというから、双熾が行きたい所が
あるのかと思った凜々蝶ですが、
双熾が一緒にというんだから、
そのまんま、"一緒に"でしょう。
場所なんてどうでもよいよね。
凜々蝶と一緒ならば、どこだって幸せなんでしょ。
-狡猾なんだかピュアなんだか…。
天然ブラックみたいよ。
でも時々、ただのブラックになってる時
あるからなぁ。
私もまだ双熾はつかめてません。
原作見てないし。
一人の時は何してるかって?
そりゃ一人で凜々蝶わーるどに浸ってるよね。
あ、今日は昼まで凜々蝶からもらったメールを
読み返してたってさ。
「ずっと!?」
この男なら、やる!うん。
学校ではどうかと訊かれて、問題ないと
淡白に返事した凜々蝶ですが、
カルタ達と居る事が多い、とぽつり。
『みんなで食べると美味しいね』
お昼もずっと一緒に屋上で食べてるのね。
味は変わらないと凜々蝶が返せば、
『かわいくねぇヤツだな』
卍里が突っ込む。
ふふ、なんかでも、良い感じじゃないの。
「ぞろぞろ群れるのは本意じゃないがな」
凜々蝶がそんな素直じゃない言葉を吐いても
「楽しそうですね」
噛み合わない言葉を双熾が返す。
「別に楽しくは無い…」
尚も否定する凜々蝶が、
ただ…と続ける。
卍里の弁当はやたら豪勢なのだけど
あれは爺やが毎日届けに来るそうだ。
『ほほぉ、お坊ちゃんだな』
凜々蝶がからかうと、
『俺はワルだぞ!』
卍里はあくまでもそう言って反発する。
カルタは食べ物を強制シェアしてくる。
『あーん』
いやシェアというより、半分遊んでるよねカルタ。
ほっぺたツンツンしてるよね、ポッキーで。
「そんなわけで、決して楽しいわけではないな」
偉そうな口調でそう返したのに
「良かったですね、…凜々蝶様」
赤信号だし、双熾はわざわざ振り返って
そう言葉を落とす。
ぬくもりのある、優しい眼を向けて。
会話だけを取り出せば、
全然噛み合ってないのだけど
言葉の奥にある本当の気持ちと、
双熾は会話してるんだよね。
変態だけど、そこは凄いと思うの。
凜々蝶以上に、凜々蝶を分かってる。
学校生活に不安を感じていることも、
カルタ達の存在に助かってる事も
双熾は、気付いてた。
だから、本心とは違う事を言っても
見抜いて、心から喜んでくれた。
-彼に報いたい。
彼に気付きたい。
僕も
彼の事をわかりたい
でも知られたくないことも、ありそうよ、
あのわんこ。
えっと…翌日かしら。
屋上でシートも敷いてスタンバってる凜々蝶に、
一緒に食べようとカルタがお弁当を持って
卍里共々やってきました。
「ふんっまたか。僕と一緒に食事をして楽しいか?
酔狂だな」
とか言いつつ、三人分の弁当とお茶とお箸とお皿
しっかり整ってるんですけど…。
たまたま三つずつあっただけだと
まだ言ってますよ。
卍里もちょっと通りかかっただけとか言ってるけど
「どーぞ」
凜々蝶がお茶を差し出せば、
「あ、どーも」
ぷぷぷ。良いコンビじゃないか。
「一緒に食べるとご飯が美味しくなるし
仲良くなれるの」
カルタの言葉に一理あると言う凜々蝶。
食べてる時は無防備だし。
って、ここでまた双熾の事考えちゃうかキミは。
一緒に食べたことないもんねー。
いつも一歩引いてますからね。
一緒に食事なんて滅相もないんじゃないかしら。
でも凜々蝶は対等になりたいらしい。
まぁSSといっても、他のコンビは別に、
主人にへりくだったりもせず、
対等…どころか、
主人を使ったり、
主人で遊んだり、してるコンビもあるしねぇ。
考え込んだ凜々蝶は、コーヒーを淹れようと
思いつく。
-僕の得意なコーヒーで、
彼と一緒にお茶をするのだ!
立ち上がってガッツポーズ出ました!
「ふっふっふっふ…」
野望に燃えるマッドサイエンティストのようだよ凜々蝶。
「なんだ…?」
「ちよちゃんとご飯食べると楽しい…」
カルタ的にはそうかも。
良いコンビだ君ら。
それでアバンに戻るわけだな。
「うん、完璧」
傍にビーカーやフラスコがある中で
コーヒー入れてるもんだから、
実験みたいに見えるね。
目的は一緒にお茶をすることだが、
どうせなら喜んでほしい。
ちょっぴり頬染めて、楽しそうだね凜々蝶。
さて後は誘うだけですよ。
って、あれ?
何固まってるんですか。
「どうやって…御狐神君を
誘えばいいんだろう」
あっちゃー。

そうか、友達居なかったし、誘い方も知らないか。
ストレートに言えばいいだけですけどね。
真ん中アイキャッチ。
あらやだ、Yシャツ一枚の凜々蝶とタイをはずして
脱ごうとしてる双熾。
そのままベッドインみたいじゃないの。

おーおー、延々とシュミレーションですか。
お茶に誘うだけで、ご苦労な事だな。
…凜々蝶口調が移ったではないか。
アンドロメダエチオピアコーヒーなんて
ほんとにあるんですか?
「君と一緒にコーヒーが飲みたい」
そうそう、それでいいじゃん。
「って、言えるか―っ!」
言えよ~。
ストレートなので一番だぞ。
結局、朝が来ちゃいましたか。
几帳面なキミなのに、部屋中丸めたゴミが散らばってる。
眼の下にはクマも出来てるし、やつれてるぞ。
その顔のまま双熾に会うってのもまた凄いと思うが。
「どうかなさいましたか?」
ほら、訊かれちゃったぞ。
「なんでもない、それより…御狐神君」
「はい」
にこにこにこ。
「きょっ、今日…」
うっわー、心の中で連呼、こわー。
散々どもった挙句、
「今日、コーンポタージュが飲みたいな」
チーン♪
丁度エレベーターも来たよ。
ダメだなぁ凜々蝶。

隣でガッツリ食べてたカルタが、
「あ~ん」
リンゴを凜々蝶に食べさせようと
フォークにさして向ける。
凜々蝶が反応するより早く、野ばらが興奮して
食べて食べてと催促してるわー。
「あ~んされるとこお姉さんに見せてぇ」
はいはい。
連勝が後ろで、
「あ~ん」
と口を開ければ、
「…雑巾にするわよ」
「え~酷くね?」
可愛いなぁ連勝。
残夏と卍里もやってるよ、あーん。
他のコンビは、遠慮が全くないよねぇ。
もっと静かな場所で…と思った凜々蝶は
校門でもトライしますが
チャイムが鳴ってカルタに強制連行される。
一時間目は調理実習らしい。
「遅れちゃう…」
キミが気にするとはね。
あ、調理実習だから、かな?
屋上のランチタイムも、凜々蝶は頭ぐるぐるで
箸をつけていません。
放課後迎えに来た時に!と
決意を新たにした凜々蝶でしたが、
その放課後…。
「今日は良い天気だなぁ」
「…はい」
あーあー。
でもいい加減双熾も何か気付いてるよね。
ラウンジでお茶を飲んで溜息落とす凜々蝶。
ふと連勝と野ばらの会話が耳に入りました。
「お~、良いチチだ」
「そう!そうなのよ!!
この重力に負けてるくらいが
メニアックなのよ」
…なんの話してんじゃお宅ら。

「なかなか良い所を見てるじゃない」キラーン。
「あざ~す」
野ばらの感覚に付き合ってやれるって、
凄いと思うんだけど…。
やっぱ、このコンビ、これはこれで上手く
行ってるんだな。
風呂上りには卍里&残夏のコンビに遭遇。
風呂上りには水分取らにゃ、と言って
ラスカルと書いたペット用の器で
水を差し出されてる…。
遊んでるなぁ残夏。
でもこれ、可愛がってるんだろうね、卍里のこと。
反応を楽しんでるんでしょ。
庭の桜を見て、双熾が言った言葉を思い出す。
それで…決意したのね。
おやもうED?
Cパートが長いんだろうな。
今日のEDは流れから行っても、凜々蝶ソングですな。
カチューシャ、ワンピ姿で、下からのアングルの画、
なんか風守(UN-GO)思い出した。
Cパート。
おっ呼び出したんですか。
やるじゃないの凜々蝶。
今日一日、様子がおかしかった。
双熾は当然、気付いてるし、気にしてるさ。
「何か問題でも?僕に行き届かない所が…」
ほらほら、ネガティブに取られるぞ。
そんな風に思わせたことには謝り、
「しかし…本当に、良く見ているな君は」
見ていてくれることが嬉しい、そんな顔だね。
今朝は顔色も悪かった。
うん、そうだね。
と、そこまでは良かったのだけど、
エレベーターに乗る時、どっちの足からとか
砂糖の量が1.5g多いとか、
シートベルトをするタイミングとか
眼鏡のレンズを拭く順番とか、
目玉焼きにかける醤油の回し方とか、
コショウを振る回数とか、
…怖すぎるわ、キミ。

これだけ言われて、驚いてはいても
気持ち悪がらない凜々蝶って、十分凄いと思う。
「問題があるわけではないし
君に不満があるわけでは絶対にない」
双熾が微笑まず、真面目な顔で聞いてますね。
「君は、ずるい人だ。
君ばかり僕の事に関わってきて
自分の事は見せないようにする。
対等じゃない。
施しをうけるばかりは癪だ」
身に余る勿体ない言葉だと、双熾はいつもの調子。
「だから、そういう態度の事を言っている」
言われて双熾ははっと息をのむ。
「ですが…」
口から洩れた声は、思いのほか低い。
「僕は、奉仕する以外に
他人との円満な関わり方を知りません」
過去、男娼みたいな事をやってたみたいだものね。
「ずっとそうやって生きてきました」
辛そうだね、双熾。
他人とのコミュニケーションについて、
とやかく言えた凜々蝶ではないけれど
「だけど、なんだか他のパートナー達より
遠い気がして…」
ふふ、ちゃんと素直に思ってること言えた
じゃないの。
「凜々蝶様…」
双熾も少しぽかんとしてるよ。
「だから明日は僕の淹れたコーヒーで
一緒にお茶をしてもらう。
その時は無礼講だ。
無粋な振る舞いは禁止だからな」
ふふふ、半強制的みたいで素直じゃないけど
言わなきゃいけない所は言えてるし、
合格としてあげましょう。
双熾は胸がいっぱいのようですが、
「凜々蝶様を思うあまり、
呼吸すらままならなく…」
「リアルにはぁはぁしてたのか」
こら凜々蝶、自分で落とすな、自分で。
「じゃあコーヒーは飲めるのか
…好き?」
そんな上目使いでもじもじ訊いたら、
双熾、鼻血出しちゃうぞ。
あぁもう双熾、
心臓の高鳴りが尋常じゃないだろ今。
声にも出てるぞ。
「はい…好きですよ。好きです。
大好きです。愛してます」
おっ足を進めて凜々蝶に近づいた。
えーっと双熾、それコーヒーじゃなく、
凜々蝶のこと言ってるよね。

-僕と少し似ていて
嬉しかった
凜々蝶のモノローグの裏で、まだ並べたててるし…。
そうね、ちょっと似たもの同士かもね。
野ばらとも似てるけどね、双熾(苦笑)。
予告。
おーい、誰だ、ちのの巨乳を
ぷよぷよ触ってるのはーっ。
◆グッズ
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前回の感想
#1
「妖狐×僕SS」#1【いぬとぼく】結構面白いかも。
#2
「妖狐×僕SS」#2【淋しがり屋の犬】連勝が楽しすぎる~♪
#3
「妖狐×僕SS」#3【ほんとうの契約】変態でも、よっぽどあったかい。
#4
「妖狐×僕SS」#4【妖館ウォークラリー】コレじゃあしょうがない。
#5
「妖狐×僕SS」#5【春の蜻蛉】こんな無茶苦茶な男でも、きっと…。
#6
「妖狐×僕SS」#6【考えるよりも】君が居れば安心だ。
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