「夏目友人帳 肆」#13【遠き家路】5期も6期もあるに決まってる!!
5期、やりますよね。
こんな愛されてる作品、
やらないでどうするんですか!
脅しますよ、わたしゃ。
このぐらい言っときゃいいですか、部長。
監督が5期の予定は無いとおっしゃってたとかで、
でも皆の声が多ければ、叶うかもって話らしいです。
これについては、また下で語りますね。
とりあえず、遅くなりましたが、感想参ります。
※下の5期についての語りの中で、
一部ぼけぼけなミスがありました。
ごめんなさい。訂正致しました。
【2012.4.1 AM10:40】
※注意
この先の話のネタバレは、基本しないつもりですが
今回の話については、感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでますので、
これから視聴されるという方は、ご注意ください。
原作ファンですので原作比較も
入れてしまってます。
原作比較部分は、文字をこの色に
変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
そこを避けてお読みください。
また、目の端に入るのも困るという方は、
読み進まれませんよう、ご注意ください。
こんな愛されてる作品、
やらないでどうするんですか!
脅しますよ、わたしゃ。

このぐらい言っときゃいいですか、部長。
監督が5期の予定は無いとおっしゃってたとかで、
でも皆の声が多ければ、叶うかもって話らしいです。
これについては、また下で語りますね。
とりあえず、遅くなりましたが、感想参ります。
※下の5期についての語りの中で、
一部ぼけぼけなミスがありました。
ごめんなさい。訂正致しました。
【2012.4.1 AM10:40】
※注意
この先の話のネタバレは、基本しないつもりですが
今回の話については、感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでますので、
これから視聴されるという方は、ご注意ください。
原作ファンですので原作比較も
入れてしまってます。
原作比較部分は、文字をこの色に
変えてありますので、
そういうのがお嫌いな方は、
そこを避けてお読みください。
また、目の端に入るのも困るという方は、
読み進まれませんよう、ご注意ください。
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夏目アニメ4期の最後は
HCコミックス11巻に掲載されてる44話~46話、
【遠き家路の章】でした。
LaLa掲載時にも、前編・中編・後編に分かれていた長編を
ほぼはしょらず、原作補完とアレンジも加えながら
3回でじっくり見せてくれました。
あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第十三話 「遠き家路」
三世子の家に住みついていた妖怪ムシクイに、心の中に
入りこまれてしまった夏目。その意識は遠い記憶の中に
迷い込んでいく。
それは三世子の家で暮らした頃の、辛い悲しい記憶…。
どこにも居場所がなかった夏目は、辛くても両親の写真を
見ることさえ堪え、さみしくないと自分に言い聞かせていた。
だが本当は何度も何度も呼んでいたのだった。
どんなに呼んでも手が届かないものがある。そしてもう呼ぶ
のはやめると決めたのだった――。
OP~。
「夏目!夏目!おい、夏目ぇ!」
先生が必死に呼びかけますが、
「帰らなくちゃ…かえら…なくちゃ」
うつろな眼で夏目は小さくつぶやくだけ。
「ちっ!こんに低級に入り込まれおって」
下手な事をすれば心を壊されかねない。
先生が干渉するわけにはいかず、
やっかいな状態なんですよね。
「しっかりしろ、夏目!夏目!夏目ぇ!」
夏目が自分で打ち勝つしかない。
夏目は先生の声を遠くで感じながら、
帰らなくちゃと思いつつ、
-あれ…どの家にだっけ…
どこに…
深い眠りに落ちて行く。
三世子の家に引き取られていた頃の、
この町での記憶。
立ち尽くしてる夏目に、同級生達が
家までの道を覚えてないのかと笑ってる。
おや、片方は沢城さんですね。
道に迷ったんじゃなくて、
目の前の家の塀に座ってる大きな妖怪が怖くて
その横を通れなかっただけ。
この町は妖怪が多かったんだね。
あちこちに居て、夏目はそのたびビクビクしてた。
OPのちび夏目は、まさにそれですな。
ぶつぶつ言ってるこの妖怪の声は…下崎さんかな。
こいつはたいして害無さそうだぞ。
でもこの頃の夏目は、
そういうのも、今以上に分かんなかったろうし。
夏目は通るの諦めて、来た道を戻る。
学校に戻るのかと同級生がバカにして笑い、
夏目は振り切るように走り出した。
背景に建ってるのはビール工場とかなのかな。
酒ケースやパレットが山積みになってて、
なんかリアル。
夏目は森へと駆け込んで行く。
森の方が妖怪多いと思うんだけどね…。
怖いものがこんなにいっぱい居るのに、
皆には見えてない。
本当に見えていないのか…。
戸惑うよねぇ。
自分の「当たり前」と皆の「当たり前」が
違うってのはさ。
森を進むにつれ、本当に迷子になりそうですよ。
ふと進んだ先に小さな神社がありました。
「静かだなー」
気に入ったみたいね。
丁度良い。
妖怪に追いかけられたら、ここに逃げ込もうと思う夏目。
「そうだ、ここを秘密基地にしよう」
-誰もこない静かな
僕だけの場所…
わぁ今回の押し花がまた、優しい…。
素朴な草花で囲まれて、
今の夏目を取り巻く空気みたいだ。
「ごちそう様」
って、三世子!
ほとんど食べてないじゃん。
母親がたしなめるが、ちらっと夏目を見て
あまり食べたくないと言う。
学校は夏目と一緒に行くよう父親が言っても、
友達と待ち合わせてるからとさっさと行ってしまう。
気にしないでたくさん食べてねと伯母は
言ってくれたが…食べれないよね。
夏目がもやしなのは、子どもの頃こんな風に
食べる事にも遠慮しなきゃいけなかったからでも
あるよなぁ。
そんなわけで、学校へ向かう夏目の腹は、
ぎゅるると鳴る。
この歳頃で、これは辛かったろうなぁ。
通学路の途中に、あのうどん屋があったのね。
匂いにつられて店を覗き、食品サンプル見て
美味しそうだなと顔を輝かせた。
-いつか…食べてみたいな…
また同級生達が通りかかって、なにやってんだと訝しがる。
また腹が鳴っちゃった。
恥ずかしさに顔を染めますが、また笑われることに。
更に同級生は、丁度通りかかった三世子を捕まえて、
「お前、夏目とドーセイしてるんだって?」
おい、がきんちょども、何処で覚えたそんな言葉。
「やらしー」
「やらしー」
こんな年頃では私は同棲なんて言葉、
知りませんでしたけどね。
いまどきの子供は違いますねぇ。
ちなみに、原作では"ドーセイ"とカタカナ書きなのです。
恐らく覚えたてで意味もちゃんと分かって無い言葉を
使ってる感じなんだろうと私は解釈しています。
三世子は夏目を睨み、涙目で馬鹿と叫んで
走り出して行く。
「おー、こわ」
この年頃って、こんな感じよねぇ…。
私も良くいじめられたよ。
謝らないと…と夏目は胸を痛める。
-あの子は何も悪くないのに…。
確かに、こんな風にからかわれるのは
三世子にしたら、たまったもんじゃないと思う。
でもね…。
-僕が、この家に…来てしまったから…。
それは夏目のせいじゃない。
でもキミは、そう思ってしまうよね。
夕飯のオムライスが美味そう~。
なのに、三世子ったら、半分も残して…。
サラダにも手を付けてない。
母親が心配しますが、
これってストライキみたいなもんよね。
廊下へ出て行った三世子を父親が追う。
「お父さん!あの子、どうしてウチに来たの?」
夏目が邪魔でしょうがないんだろうな。
心理は分からなくないんだ。
一人っ子で両親独り占めしてたのに
半分取られた気分なんだろうな。
学校でもからかわれるし
三世子にとっちゃ疫病神でしょう。
ただ、夏目を見守ってる視聴者としては、
どうしても、ちょっと憎らしく見えてしまう。
御免よ、三世子。
寝るまでいっぱいお話してあげるから、
明日は夏目と一緒に学校へ行くんだよと
優しく諭す父親。
夏目は、スプーンを置きました。
お腹空いていても、食べれないよね。
アニメではカットされましたが、
朝食のシーンで原作では独白があるんです。
たくさん食べてねと言われた後、
-本当に?
本当にあの子より食べて良いのかな
この家の子じゃないのに…
ってね。
そんな風に思ってしまう夏目が、もう不憫でね…。
その後も三世子はぐずって、その夜は両親の部屋で
寝ることに。
「貴志君は、大丈夫かな?」
わー、三世子と布団並べて寝てたのか。
そらますます三世子は嫌だったかもな。
一人になった夏目は、見ても良いかな、と思う。
今日だけ、と言い聞かせて段ボール箱から取り出したのは
昆虫図鑑。
開いた中に挟まってるのは、例の両親の写真。
嬉しそうにそれを見つめた夏目ですが、
-お父さん…お母さん…
見つめていれば辛くなる。
やっぱり駄目だと本を閉じて胸に抱く。
見ては駄目、胸が痛くなる。
呼んでは駄目と涙こらえて本をしまい、
布団に入る。
-大丈夫、寂しくない。
大丈夫。
もう居ないけれど、
ちゃんと僕を…きっと…
こうやって何度も言い聞かせて、
生きて来たんだよね、夏目。
そうすることしか、出来なかったよね。
翌朝。
物凄く不満そうな三世子の「行ってきます」の声。
夏目も続いて、後ろを歩く。
「もっと離れて歩いて」
先週、三世子視点で見せたシーン再び、ですね。
原作ではもともとここに入ってました。
三世子視点で入れたのはオリジナル。
お母さんの事もお父さんの事も覚えていない。
でも…。
わー、頭撫でられてるちび夏目の可愛いことーっ。
原作では昨夜の「寂しくない…」の独白の所で、
とてもかすかだけどお父さんが撫でてくれた感触が
残ってる…ような気がするって部分があるんです。
更に次の台詞の後で、父親が夏目の頭を撫でてる画が
ちらっと入りますが、夏目は父親に向けて手を伸ばしていて
後ろ向いているから表情は分かんないんですよね。
でも想像は出来る。
緑川先生は、読者に想像させるのがお上手な方なので
ここはこれでグッとキタものですが、
アニメでは逆に見せて来た。
その方が伝わりやすいですからね。
見せ方が変わるのは当たり前と思います。
嬉しそうなちび夏目の顔に、可愛い!と思うと共に、
気持ちを想像して、うるっとしちゃいました。
「すごくすごく優しいんだ」
きっとそうだった、と夏目は思う。
これねぇ…わたくし事なんですが、
自分の書いてる小説とここだけ似た状況なので、
LaLa本誌に掲載されて読んだ時、
あっちゃーと思ったものです。
ちなみに書いたのは、2001年くらいなんですが
まだサイトの方にそこまでUP出来てないもので…。
まぁ心理だけの話なので、そんなに問題は無いと思いますけど。
そうか夏目って、ウチの子とちょっと似たトコあったんだ…と
思った次第…。
関係ない話ですんません。
よく覚えてないのに、どうしてそう言えるのか。
自分のお父さんの方が優しい。
三世子はそういって駆け出して行ってしまった。
夕方、夏目は秘密基地である神社に寝ころび、
ぼんやりと考えた。
ほんとうの家に言ったら、
もっとよく父親の事を思い出せるかもしれない、と。
不安もある。
思い出したら、もっと胸が痛くなるかもしれない。
それでも…。
伯父に訊いてみると、館花からもらった住所のメモを
探して渡してくれた。
「でも、どうしてだい?」
「あ、あの…お守りにしたくて」
「これをかい?」
伯父は不思議そうな顔をして、住所を見る。
ここからそう遠くない場所らしい。
城川沿いに西へまっすぐ行った所にある代町(しろまち)
だそうだ。
夏目はメモを嬉しそうに見ながら、部屋へ戻ろうと
廊下を歩く。
お、ムシクイ、最初はそんな大きさだったのか。
「それ何?食べてあげる」
これは…と言いかけた夏目の腹がぐぅ~っと鳴る。
「またあの子ご飯残した…嫌な子…食べてあげる」
「なに言ってんだ!絶対ダメだぞ!あっち行け!」
夏目に叱られて怖い怖いとムシクイは天井の中に
入り込むようにして消えたけど、
全然怖がってる感じじゃないよね。
まぁ、この頃はそんなに力は無かっただろうけど。
遠くに行け、人に迷惑かけちゃだめだと
天井に向かってぶつぶつ言ってる夏目を
三世子が台所から見て、薄気味悪そうにしてる。
そら、そーだよなぁ。
夏目はまた秘密基地の神社に来て、メモを読み上げて
大事そうに胸に抱きしめる。
そうしてるうちに、いつの間にか眠ってしまった。
雷の音がしてますよ、夏目…。
雨も降りだして来ました。
アイキャッチはあくびして、座布団にふてっとなる先生。
ふふふ。
雷の落ちた音に目覚めた夏目は慌てます。
外は激しい雷雨。
空は雨雲で覆い尽くされていて
時間の想像もできません。
帰らなければ、また迷惑が掛かる。
こんな小さな子が、真っ先にそこを
心配しなきゃいけないってのが切ないなぁ。
雨の中を飛び出そうとしたけれど、雷の落ちた音に身を縮める。
「大丈夫…雷なんて…早く帰らなきゃ」
言い聞かせて帰ろうとする。
でもまた落雷の大きな音に身体がビクつく。
やっぱり駄目。
怖くて、怖くて…。
耳を抑えて、夏目は震えた。
大人達が探しに出て、夏目は見つけて貰えました。
伯父伯母は、見つけてくれた方達に頭を下げ
礼を言う。
伯父は夏目に中に入って
三世子とご飯を食べてるようにと言い
妻と共に他の方達へ謝りに出かける。
残された夏目は震えながら、ごめんなさいごめんなさいと
小さく呟いていた。
これは許せない、三世子。
夏目を突き飛ばし、ぽかぽかと殴った。
「なんでお父さん達が
謝んないといけないのよ!
なんでお父さん達が怒られなきゃなんないの?
おかしいのはあんたじゃない!」
三世子の憤りは分からなくない。
「でていけ!お前なんか、出て行けぇ!」
怒鳴っていた三世子の声が、
「…出てってよぉ…」
最後には懇願するようにしぼんだ。
原作には無いこの加えられた一声に
三世子の心理が凝縮されてる気がして、
あぁ良いな、と思いましたよ監督ぅ。
夏目は飛び出して、走った。
-代町…
城川沿いに…
西へまっすぐ…
夏目は走りながら、
おまじないのように、
縋るように、
家の場所を唱える。
うう…泣けてきた。
ここの、走ってはぁはぁ言いながら独白の言い方が
物凄くリアルで、グッとキタよ藤村さん。
縋るような言い方に、夏目の心理が痛いほど出ていて
余計泣けました。
-そこに…僕の家がある…
帰ろう…帰ろう…
僕の本当の家…
もう空っぽの家に…
「お父さん…お父さん…お父さん!…」
あ、あかん…視界が滲み過ぎて、文字が打てん…。
ここの「お父さん」と呼び続ける藤村さんの言い方が
また凄く良い。
本当は、何度も何度も呼んでいた。
それでも答えてくれる者は居ない。
どんなに呼んでも願っても
手の届かないものがあるのだと夏目は知った。
結局、道に迷って、疲れ果てて、
父と暮らした家にはたどり着けなかった。
そして夏目は、呼んでも答えてくれないものを
呼ぶのはやめると決めた。
「悲しい…忘れたい記憶…食べてあげる。
口、描いて」
ムシクイが夏目をがんじがらめに縛ってる。
夏目はぼんやりとした頭で、それでも思う。
そんな記憶も、今の自分を作ってる欠片でもあるのだと。
-どんなに痛くても、大事な記憶なんだ。
「食わせろ、…記憶も心も…みんな…食わせろ…」
ムシクイがギリギリと夏目を締めつけてる。
口調も、食べてあげる~なんて可愛く言ってたのが
食わせろ、と命令形に変わりましたね。
あぁ先生が一生懸命呼んでる。
『貴志君』
塔子の声も蘇る。
『いってらっしゃい貴志君』
いつも夏目を包んでくれる、優しい声だ。
-そうだ…俺は…
「帰るんだ!!」
気をしっかり持ち、夏目が叫ぶと、
夏目の精神からムシクイが引き剥がされた。
目を覚ました夏目の胸からムシクイが
ヌルヌルずるずる出てくるのは気持ち悪いね。
「でかした」
先生はどろんと斑姿になって、ムシクイを食らう。
ムシクイは無数の黒い蝶となって散り散りに飛んで行った。
カッコ良いわー斑!
んでもって、ぺっぺっ…。
不味いのね…。
「ふん、妖力を散らしてやった。
もうただの虫のようなもんさ」
くふふ、完全に食っちゃわないのは、
不味いから?それとも夏目が嫌がるから?
「ありがとう…先生…」
ぼんやり顔で、夏目が小さく礼を言う。
ムシクイに入り込まれた影響が、まだ残ってて
身体が固まってすぐに動けない感じね。
「俺を呼んだ?…俺の記憶を見た?」
固まった表情のままで、訊く。
「ふん、お前の記憶などに興味は無い」
斑のその返答に、夏目がやっと顔の緊張を緩める。
「所詮、友人帳を頂くまでの、付き合いさ」
ふふふ、先生ったら。
物凄く心配だったくせに。
でも夏目はきっと、分かってる。
だから…。
手を伸ばして斑の顎を撫でる。
気持ち良さそうに撫でられてる斑が良いなぁ。
代町、城川沿いに西へまっすぐ。
子供の頃、呪文のように大事にしていたそれを
夏目はまた口にして、城川沿いを歩く。
泣いて父の名を呼びながら、ここを走った時は、
一人で、暗くて、辿り着けなかった。
でも今は、先生が一緒です。
結構、距離あるんだよね。
そして私道の突き当たりみたいな所に、夕陽をバックに、
いかにも住む人が居ないのだと分かる、
こじんまりとした荒れた家があった。
草ぼうぼうの中を進むと、玄関に夏目と書かれた表札。
もう字も消えかかっているそれを
夏目は手でなぞる。
ポケットから鍵を出してあけると、確かにこの戸の鍵でした。
ガラリと開け、
「ただいま」
う、いかん…これだけで泣けてくる…。
雨戸を開け、部屋の中を見回す。
ガランとして何もなく…でも綺麗ですね。
埃で靴下は真っ黒になると思うが。
台所に落書きがありました。
壁から床に向けて、電車のレール。
流し台に花と電車、床に家と太った猫。
この猫がさー、原作でも思ったけど、
先生みたいなんだよね。
ちび夏目には、将来先生と出会う予知が
あったのかしらね。
「俺が描いたのかな。
結構やんちゃなヤツだったんだな」
こんな所に描いたのに、消さずに取っておいてくれた
父へと思いをはせる。
良かったね夏目。
やっぱりお父さんは、思った通り、
『すごくすごく優しいんだ』
だったね。
先生が押入れ覗いてる。
押入れの襖の裏に描かれてるのは、両親に挟まれて
真ん中に男の子がいて、皆、嬉しそうに笑ってる絵。
これもちび夏目が描いたもの。
大事なものは押入れの襖の裏って所は、この頃から
変わっていないってことですね。
先生は思う所があるようですが、
これを夏目には教えなかったかな。
風鈴がチリンと鳴った。
「それで、どうだ?」
「ん?」
この夏目の「ん?」の声が、どこかぼんやりしてるんだよね。
「少しは思い出せたのか?ここでの暮らしを」
夏目はやや苦い声を漏らし、
やっぱりほとんど覚えてないと返す。
回想のちび夏目から想像して、3歳ぐらいとかだよね。
断片的なものが残ってるぐらいだろうな。
「いっぱい…いっぱい大事な事、
すっかり忘れてしまったんだろうなぁ」
目を細めて、庭へ視線送ってる夏目の横顔が大人っぽい。
夏目は縁側に寝転がって庭を見つめてる。
「先生、この庭のどこかに、母が花を植えたんだって。
どこだろう…もう分からないけど…」
チリン…とまた風鈴が鳴る。
その音が優しい父の声を呼び覚ます。
『貴志…貴志…今年も咲くと良いなぁ。
ずっと、ずうーっと咲くと良いな、貴志』
頭を撫でてくれた。
もう遠すぎて、その感触までは戻ってきてはくれないけれど、
父の暖かな空気は、おぼろげでも残ってる。
顔を隠し肩を震わせて、夏目は声を殺すようにして泣いた。
先生は何も言わず、ずっと傍に居てくれた。
贅沢言うと、ここはもう少し、タメが欲しかったです。
原作でも結構長く、こうしていたと分かる描写で
夏目の思いの重みを感じさせているんですよね。
尺もあるから仕方無いと分かってますけど。
鍵を閉め、門を閉じて、
「行ってきます、父さん」
うわーん、もう、駄目だぁー、文字が打てない。
-さようなら僕の家
さぁ、帰ろう…
三世子に鍵を返して、その後は酷く疲れが出て
ただひたすら家路を急いだ。
あのうどんを食べそこなったが、珍しく先生は
怒らなかったのよね。
そして…
ただいまと帰る。
「おかえりなさい」
「お帰り、貴志」
滋も顔を出して迎える。
余分な事は言わぬ人だけど、
心配してたんだろうと思うわ、滋も。
温かく迎えてくれる、これが今の夏目の家族。
おかえりと言ってくれる家族の居る幸せを
きっと噛みしめてるよね夏目。
ちょっと泣きそうになって、
でも嬉しそうに、もう一度、笑顔と共に
「ただいま」
ううう…。
視界が滲んで、ちっとも進まん。
そして…。
ラムネ水、ふたたび。
分かれ道で悩む一行でしたが、
中級達が、ラムネ水~と言いつつ、通りかかり
「なっつめっさまぁ~ぁ、おっ先にぃ~♪」
と進んでいきます。
それで道が分かった夏目は、
「なぁ、なんとなくさ…
こっち…じゃないかな…?」
ふふふ。
あー、やっぱり笹田と多軌がシェアしたCDって
名取の【UNLOVED】だったのね。ぷぷぷ。
二人はラムネ水の場所に、ちゃっかり先に到着しています。
「今日行くって夏目君に聴いて、
まってたのよーっ!!」
先生を、ね。ははは。
熱烈歓迎で、また先生、抱きしめられ苦しそう。
ところでラムネ水は、サビで真っ赤でした。
運が悪く無かったら腹壊さないって、
いや絶対壊すぞ、これ。
サビ以前に、菌とかさぁ。
そんな様子を犬の会のメンバーが微笑ましく見ています。
子狐は家が遠いから、居ないけどね。
ちなみに彼らが絡むのはオリジナルです。
夏目アニメは最終回はいつも彼らと絡んで閉めてましたから
加えたんじゃないかな。
-悲しい日も、辛い日もあった
そしてこれからも
そんな日はやってくるかもしれない
それでも…
カメラが直って、家族写真、ですね。
「よし、いいかい?撮るよ?」
滋がタイマーをセットして、
塔子と夏目の立つ横に向かう。
「ほら、貴志、もっと寄って」
言われて夏目が一歩塔子に寄る。
戸惑う夏目の肩に塔子が手を置いて、
「は~い、笑って笑って、貴志君」
「え…あぁ…」
照れ笑いみたいな顔になっちゃいましたね。
「さて、ちゃんと撮れたかな?」
「わぁ~楽しみねぇ」
塔子がとっても嬉しそう。
そこへ…
「♪今夜はぁ~コロッケ~ぇの
ぶるぅ~すよぉ~」
せ、先生…。
ぷぷぷーっ鼻歌が長くなってる。
原作では、♪今夜はコロッケー
だけでした。
「滋さん、塔子さん、あの…」
声を掛けられて、二人が振り向くと、
先生を抱いた夏目が、ちょっと照れくさそうに、
「もう一枚…いいですか?」
先生も、家族だものね。
夏目にとって、大事な家族。
滋が優しく、塔子が嬉しそうに微笑む。
ただでさえ夏目の方から何かお願いされるのは、
この二人には嬉しい事。
先生も含めて家族だと、夏目が積極的に思うのは
良い傾向だし、嬉しいよね。
「ニャンゴロー、大人しくしてろよ」
先生の呼び名が人それぞれなのが、楽しいよね。
滋のこの呼び名は、先生、気に入ってないらしいけど。
-忘れられない
宝ものの日々
夏目の机の上。
友人帳の上に、写真が置かれている。
良い家族写真だね、夏目。
ED~♪
EDが浸みるぅぅ。
最後は先生の寝息ですかーっ
くぅーっ!!
うわぁ~終わってしまいました。
寂しいよー。
毎週毎週、ほんとに楽しみだった。
監督、スタッフ様、お疲れ様でした。
生きた夏目達に会わせてくれてありがとう。
感謝しています。
いつも当ブログの夏目感想を見に来て下さって
いた皆様、TB下さっていたブロガー様達、
ありがとうございました。
また他の作品でもご縁がありましたら、
宜しくお願い致します。
下は蛇足ですので、お時間のある方のみ
お付き合いください。
★5期について思う事。
上で軽く触れたように、監督が5期の予定は無いと
おっしゃってる件ですが、
ぶっちゃけ原作もまだアニメ1クールやれるほど
溜まっておりませんので、
そら、予定も組めないと思うんですよ。
1期から4期までのアニメ化、
原作の順番通りのアニメ化ではないので
巻数では計れませんから、
原作の消化ページ数でボリュームを
計算してみたんですが、
平均して500Pなんですよ。
1期に1話ぐらいオリジナルを入れて、
それプラス原作は500P分。
今現在の原作ストックは、今月発売の
LaLa本誌掲載分までと、厳選集~冬~に描いた
描き下ろしを含めても340P程度です。
原作が足りない状態で、やりますとは、
そりゃ誰も言えないでしょう。
緑川先生は、まだまだ夏目を描き続けてくれると
思いますし、夏目人気も簡単に衰えないと私は思います。
それでも1年後2年後に、原作がアニメ1クール
作れるくらい溜まって、
人気もまだバリバリである保証、
100%とは言えないですからね。
自信はあっても、先の事は分かりませんもん。
だから待つしかないし、我々は訴え続けるしか
無いかなと思うのです。
まだまだこの先も、原作の「夏目友人帳」が続く限り、
アニメも続くと私は信じてる。
作らなきゃ、ダメですって。
名取好きな方達に
13巻に収録されている【連鎖の陰の章】の名取を
絶対見せてあげたいし、あの可愛い所を石田さんに
是非演じて欲しい。
あれは的場の印象も少し変わる話ですし、大事です。
北本話も、西村話も、とにかく全部!
あれも、もう脳内では、久ちゃんや木村さんが
ちゃんとアフレコしてくれてるけど、
実際に見たい、聴きたい。
※すみませ~ん。昨夜記事をUPした時、
ぼけぼけで間違えていました。
【連鎖の陰の章】と西村話、北本話は13巻に
収録されてるのに14巻収録予定のつもりで
話してましたっ。ほんと、何ぼけてるんだか…(汗)。
申し訳ないですー。
内緒コメントでご指摘ありがとうございました。
助かりました。
「夏目友人帳」の声優陣には、もうキャラ達が
すっかり憑依している。
いや、憑依というより、彼らの中に居るって感じかな。
彼らの中に居て、出たがってる。
だから出してあげなきゃ可哀想だ。
どれだけだって待つよ。
だからきっと…。
時期が来たら、お願いね。
監督、スタッフさん達、声優さん達。
貴方たちの手で、また「夏目」に
息を吹き込んでください。
前回までの感想
#1
「夏目友人帳 肆」#1【とらわれた夏目】
エロいよ諏訪部さん…いいけどさ(笑)。
#2
「夏目友人帳 肆」#2【東方の森】スカッとしなかった…残念。
#3
「夏目友人帳 肆」#3【小さきもの】やっぱ動くと可愛さ倍増♪
#4
「夏目友人帳 肆」#4【代答】先生の動きが可愛すぎて困る~っ。
#5
「夏目友人帳 肆」#5【過ぎし日の君に】良い感じに仕上げましたね。
#6
「夏目友人帳 肆」#6【硝子のむこう】
夏目型先生の弾けっぷりが原作以上で吹いた。
#7
「夏目友人帳 肆」#7【人と妖の間(はざま)で】
仕方ないと分かっちゃ居るが、少し寂しい…。
#6-7追加
「夏目友人帳 肆」#6&7 追加語り。
#8
「夏目友人帳 肆」#8【惑いし頃に】黒(ヘイ)に会えたーっ!(違うから)
#9
「夏目友人帳 肆」#9【月分祭】不月神の顔が見たい…。
#10
「夏目友人帳 肆」#10【祀られた神様】なんて贅沢な…。
#11
「夏目友人帳 肆」#11【一枚の写真】コニたんだなんて、反則だぁ~。
#12
「夏目友人帳 肆」#12【記憶の扉】変なところに食いついてしまった…(汗)
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HCコミックス11巻に掲載されてる44話~46話、
【遠き家路の章】でした。
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LaLa掲載時にも、前編・中編・後編に分かれていた長編を
ほぼはしょらず、原作補完とアレンジも加えながら
3回でじっくり見せてくれました。
あらすじは
テレビ東京あにてれ「夏目友人帳 肆」公式サイトより。
あらすじ 第十三話 「遠き家路」
三世子の家に住みついていた妖怪ムシクイに、心の中に
入りこまれてしまった夏目。その意識は遠い記憶の中に
迷い込んでいく。
それは三世子の家で暮らした頃の、辛い悲しい記憶…。
どこにも居場所がなかった夏目は、辛くても両親の写真を
見ることさえ堪え、さみしくないと自分に言い聞かせていた。
だが本当は何度も何度も呼んでいたのだった。
どんなに呼んでも手が届かないものがある。そしてもう呼ぶ
のはやめると決めたのだった――。
OP~。
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「夏目!夏目!おい、夏目ぇ!」
先生が必死に呼びかけますが、
「帰らなくちゃ…かえら…なくちゃ」
うつろな眼で夏目は小さくつぶやくだけ。
「ちっ!こんに低級に入り込まれおって」
下手な事をすれば心を壊されかねない。
先生が干渉するわけにはいかず、
やっかいな状態なんですよね。
「しっかりしろ、夏目!夏目!夏目ぇ!」
夏目が自分で打ち勝つしかない。
夏目は先生の声を遠くで感じながら、
帰らなくちゃと思いつつ、
-あれ…どの家にだっけ…
どこに…
深い眠りに落ちて行く。
三世子の家に引き取られていた頃の、
この町での記憶。
立ち尽くしてる夏目に、同級生達が
家までの道を覚えてないのかと笑ってる。
おや、片方は沢城さんですね。
道に迷ったんじゃなくて、
目の前の家の塀に座ってる大きな妖怪が怖くて
その横を通れなかっただけ。
この町は妖怪が多かったんだね。
あちこちに居て、夏目はそのたびビクビクしてた。
OPのちび夏目は、まさにそれですな。
ぶつぶつ言ってるこの妖怪の声は…下崎さんかな。
こいつはたいして害無さそうだぞ。
でもこの頃の夏目は、
そういうのも、今以上に分かんなかったろうし。
夏目は通るの諦めて、来た道を戻る。
学校に戻るのかと同級生がバカにして笑い、
夏目は振り切るように走り出した。
背景に建ってるのはビール工場とかなのかな。
酒ケースやパレットが山積みになってて、
なんかリアル。
夏目は森へと駆け込んで行く。
森の方が妖怪多いと思うんだけどね…。

怖いものがこんなにいっぱい居るのに、
皆には見えてない。
本当に見えていないのか…。
戸惑うよねぇ。
自分の「当たり前」と皆の「当たり前」が
違うってのはさ。
森を進むにつれ、本当に迷子になりそうですよ。
ふと進んだ先に小さな神社がありました。
「静かだなー」
気に入ったみたいね。
丁度良い。
妖怪に追いかけられたら、ここに逃げ込もうと思う夏目。
「そうだ、ここを秘密基地にしよう」
-誰もこない静かな
僕だけの場所…
わぁ今回の押し花がまた、優しい…。
素朴な草花で囲まれて、
今の夏目を取り巻く空気みたいだ。
「ごちそう様」
って、三世子!
ほとんど食べてないじゃん。
母親がたしなめるが、ちらっと夏目を見て
あまり食べたくないと言う。
学校は夏目と一緒に行くよう父親が言っても、
友達と待ち合わせてるからとさっさと行ってしまう。
気にしないでたくさん食べてねと伯母は
言ってくれたが…食べれないよね。
夏目がもやしなのは、子どもの頃こんな風に
食べる事にも遠慮しなきゃいけなかったからでも
あるよなぁ。
そんなわけで、学校へ向かう夏目の腹は、
ぎゅるると鳴る。
この歳頃で、これは辛かったろうなぁ。
通学路の途中に、あのうどん屋があったのね。
匂いにつられて店を覗き、食品サンプル見て
美味しそうだなと顔を輝かせた。
-いつか…食べてみたいな…
また同級生達が通りかかって、なにやってんだと訝しがる。
また腹が鳴っちゃった。
恥ずかしさに顔を染めますが、また笑われることに。
更に同級生は、丁度通りかかった三世子を捕まえて、
「お前、夏目とドーセイしてるんだって?」

「やらしー」
「やらしー」
こんな年頃では私は同棲なんて言葉、
知りませんでしたけどね。
いまどきの子供は違いますねぇ。
ちなみに、原作では"ドーセイ"とカタカナ書きなのです。
恐らく覚えたてで意味もちゃんと分かって無い言葉を
使ってる感じなんだろうと私は解釈しています。
三世子は夏目を睨み、涙目で馬鹿と叫んで
走り出して行く。
「おー、こわ」
この年頃って、こんな感じよねぇ…。
私も良くいじめられたよ。
謝らないと…と夏目は胸を痛める。
-あの子は何も悪くないのに…。
確かに、こんな風にからかわれるのは
三世子にしたら、たまったもんじゃないと思う。
でもね…。
-僕が、この家に…来てしまったから…。
それは夏目のせいじゃない。
でもキミは、そう思ってしまうよね。
夕飯のオムライスが美味そう~。
なのに、三世子ったら、半分も残して…。
サラダにも手を付けてない。
母親が心配しますが、
これってストライキみたいなもんよね。
廊下へ出て行った三世子を父親が追う。
「お父さん!あの子、どうしてウチに来たの?」
夏目が邪魔でしょうがないんだろうな。
心理は分からなくないんだ。
一人っ子で両親独り占めしてたのに
半分取られた気分なんだろうな。
学校でもからかわれるし
三世子にとっちゃ疫病神でしょう。
ただ、夏目を見守ってる視聴者としては、
どうしても、ちょっと憎らしく見えてしまう。
御免よ、三世子。
寝るまでいっぱいお話してあげるから、
明日は夏目と一緒に学校へ行くんだよと
優しく諭す父親。
夏目は、スプーンを置きました。
お腹空いていても、食べれないよね。
アニメではカットされましたが、
朝食のシーンで原作では独白があるんです。
たくさん食べてねと言われた後、
-本当に?
本当にあの子より食べて良いのかな
この家の子じゃないのに…
ってね。
そんな風に思ってしまう夏目が、もう不憫でね…。
その後も三世子はぐずって、その夜は両親の部屋で
寝ることに。
「貴志君は、大丈夫かな?」
わー、三世子と布団並べて寝てたのか。
そらますます三世子は嫌だったかもな。
一人になった夏目は、見ても良いかな、と思う。
今日だけ、と言い聞かせて段ボール箱から取り出したのは
昆虫図鑑。
開いた中に挟まってるのは、例の両親の写真。
嬉しそうにそれを見つめた夏目ですが、
-お父さん…お母さん…
見つめていれば辛くなる。
やっぱり駄目だと本を閉じて胸に抱く。
見ては駄目、胸が痛くなる。
呼んでは駄目と涙こらえて本をしまい、
布団に入る。
-大丈夫、寂しくない。
大丈夫。
もう居ないけれど、
ちゃんと僕を…きっと…
こうやって何度も言い聞かせて、
生きて来たんだよね、夏目。
そうすることしか、出来なかったよね。

翌朝。
物凄く不満そうな三世子の「行ってきます」の声。
夏目も続いて、後ろを歩く。
「もっと離れて歩いて」
先週、三世子視点で見せたシーン再び、ですね。
原作ではもともとここに入ってました。
三世子視点で入れたのはオリジナル。
お母さんの事もお父さんの事も覚えていない。
でも…。
わー、頭撫でられてるちび夏目の可愛いことーっ。
原作では昨夜の「寂しくない…」の独白の所で、
とてもかすかだけどお父さんが撫でてくれた感触が
残ってる…ような気がするって部分があるんです。
更に次の台詞の後で、父親が夏目の頭を撫でてる画が
ちらっと入りますが、夏目は父親に向けて手を伸ばしていて
後ろ向いているから表情は分かんないんですよね。
でも想像は出来る。
緑川先生は、読者に想像させるのがお上手な方なので
ここはこれでグッとキタものですが、
アニメでは逆に見せて来た。
その方が伝わりやすいですからね。
見せ方が変わるのは当たり前と思います。
嬉しそうなちび夏目の顔に、可愛い!と思うと共に、
気持ちを想像して、うるっとしちゃいました。
「すごくすごく優しいんだ」
きっとそうだった、と夏目は思う。
これねぇ…わたくし事なんですが、
自分の書いてる小説とここだけ似た状況なので、
LaLa本誌に掲載されて読んだ時、
あっちゃーと思ったものです。
ちなみに書いたのは、2001年くらいなんですが
まだサイトの方にそこまでUP出来てないもので…。
まぁ心理だけの話なので、そんなに問題は無いと思いますけど。
そうか夏目って、ウチの子とちょっと似たトコあったんだ…と
思った次第…。
関係ない話ですんません。
よく覚えてないのに、どうしてそう言えるのか。
自分のお父さんの方が優しい。
三世子はそういって駆け出して行ってしまった。
夕方、夏目は秘密基地である神社に寝ころび、
ぼんやりと考えた。
ほんとうの家に言ったら、
もっとよく父親の事を思い出せるかもしれない、と。
不安もある。
思い出したら、もっと胸が痛くなるかもしれない。
それでも…。
伯父に訊いてみると、館花からもらった住所のメモを
探して渡してくれた。
「でも、どうしてだい?」
「あ、あの…お守りにしたくて」
「これをかい?」
伯父は不思議そうな顔をして、住所を見る。
ここからそう遠くない場所らしい。
城川沿いに西へまっすぐ行った所にある代町(しろまち)
だそうだ。
夏目はメモを嬉しそうに見ながら、部屋へ戻ろうと
廊下を歩く。
お、ムシクイ、最初はそんな大きさだったのか。
「それ何?食べてあげる」
これは…と言いかけた夏目の腹がぐぅ~っと鳴る。
「またあの子ご飯残した…嫌な子…食べてあげる」
「なに言ってんだ!絶対ダメだぞ!あっち行け!」
夏目に叱られて怖い怖いとムシクイは天井の中に
入り込むようにして消えたけど、
全然怖がってる感じじゃないよね。
まぁ、この頃はそんなに力は無かっただろうけど。
遠くに行け、人に迷惑かけちゃだめだと
天井に向かってぶつぶつ言ってる夏目を
三世子が台所から見て、薄気味悪そうにしてる。
そら、そーだよなぁ。
夏目はまた秘密基地の神社に来て、メモを読み上げて
大事そうに胸に抱きしめる。
そうしてるうちに、いつの間にか眠ってしまった。
雷の音がしてますよ、夏目…。
雨も降りだして来ました。
アイキャッチはあくびして、座布団にふてっとなる先生。
ふふふ。
雷の落ちた音に目覚めた夏目は慌てます。
外は激しい雷雨。
空は雨雲で覆い尽くされていて
時間の想像もできません。
帰らなければ、また迷惑が掛かる。
こんな小さな子が、真っ先にそこを
心配しなきゃいけないってのが切ないなぁ。
雨の中を飛び出そうとしたけれど、雷の落ちた音に身を縮める。
「大丈夫…雷なんて…早く帰らなきゃ」
言い聞かせて帰ろうとする。
でもまた落雷の大きな音に身体がビクつく。
やっぱり駄目。
怖くて、怖くて…。
耳を抑えて、夏目は震えた。
大人達が探しに出て、夏目は見つけて貰えました。
伯父伯母は、見つけてくれた方達に頭を下げ
礼を言う。
伯父は夏目に中に入って
三世子とご飯を食べてるようにと言い
妻と共に他の方達へ謝りに出かける。
残された夏目は震えながら、ごめんなさいごめんなさいと
小さく呟いていた。
これは許せない、三世子。
夏目を突き飛ばし、ぽかぽかと殴った。
「なんでお父さん達が
謝んないといけないのよ!
なんでお父さん達が怒られなきゃなんないの?
おかしいのはあんたじゃない!」
三世子の憤りは分からなくない。
「でていけ!お前なんか、出て行けぇ!」
怒鳴っていた三世子の声が、
「…出てってよぉ…」
最後には懇願するようにしぼんだ。
原作には無いこの加えられた一声に
三世子の心理が凝縮されてる気がして、
あぁ良いな、と思いましたよ監督ぅ。
夏目は飛び出して、走った。
-代町…
城川沿いに…
西へまっすぐ…
夏目は走りながら、
おまじないのように、
縋るように、
家の場所を唱える。
うう…泣けてきた。
ここの、走ってはぁはぁ言いながら独白の言い方が
物凄くリアルで、グッとキタよ藤村さん。
縋るような言い方に、夏目の心理が痛いほど出ていて
余計泣けました。
-そこに…僕の家がある…
帰ろう…帰ろう…
僕の本当の家…
もう空っぽの家に…
「お父さん…お父さん…お父さん!…」
あ、あかん…視界が滲み過ぎて、文字が打てん…。
ここの「お父さん」と呼び続ける藤村さんの言い方が
また凄く良い。
本当は、何度も何度も呼んでいた。
それでも答えてくれる者は居ない。
どんなに呼んでも願っても
手の届かないものがあるのだと夏目は知った。
結局、道に迷って、疲れ果てて、
父と暮らした家にはたどり着けなかった。
そして夏目は、呼んでも答えてくれないものを
呼ぶのはやめると決めた。
「悲しい…忘れたい記憶…食べてあげる。
口、描いて」
ムシクイが夏目をがんじがらめに縛ってる。
夏目はぼんやりとした頭で、それでも思う。
そんな記憶も、今の自分を作ってる欠片でもあるのだと。
-どんなに痛くても、大事な記憶なんだ。
「食わせろ、…記憶も心も…みんな…食わせろ…」
ムシクイがギリギリと夏目を締めつけてる。
口調も、食べてあげる~なんて可愛く言ってたのが
食わせろ、と命令形に変わりましたね。
あぁ先生が一生懸命呼んでる。
『貴志君』
塔子の声も蘇る。
『いってらっしゃい貴志君』
いつも夏目を包んでくれる、優しい声だ。
-そうだ…俺は…
「帰るんだ!!」
気をしっかり持ち、夏目が叫ぶと、
夏目の精神からムシクイが引き剥がされた。
目を覚ました夏目の胸からムシクイが
ヌルヌルずるずる出てくるのは気持ち悪いね。
「でかした」
先生はどろんと斑姿になって、ムシクイを食らう。
ムシクイは無数の黒い蝶となって散り散りに飛んで行った。
カッコ良いわー斑!
んでもって、ぺっぺっ…。
不味いのね…。

「ふん、妖力を散らしてやった。
もうただの虫のようなもんさ」
くふふ、完全に食っちゃわないのは、
不味いから?それとも夏目が嫌がるから?
「ありがとう…先生…」
ぼんやり顔で、夏目が小さく礼を言う。
ムシクイに入り込まれた影響が、まだ残ってて
身体が固まってすぐに動けない感じね。
「俺を呼んだ?…俺の記憶を見た?」
固まった表情のままで、訊く。
「ふん、お前の記憶などに興味は無い」
斑のその返答に、夏目がやっと顔の緊張を緩める。
「所詮、友人帳を頂くまでの、付き合いさ」
ふふふ、先生ったら。
物凄く心配だったくせに。
でも夏目はきっと、分かってる。
だから…。
手を伸ばして斑の顎を撫でる。
気持ち良さそうに撫でられてる斑が良いなぁ。
代町、城川沿いに西へまっすぐ。
子供の頃、呪文のように大事にしていたそれを
夏目はまた口にして、城川沿いを歩く。
泣いて父の名を呼びながら、ここを走った時は、
一人で、暗くて、辿り着けなかった。
でも今は、先生が一緒です。
結構、距離あるんだよね。
そして私道の突き当たりみたいな所に、夕陽をバックに、
いかにも住む人が居ないのだと分かる、
こじんまりとした荒れた家があった。
草ぼうぼうの中を進むと、玄関に夏目と書かれた表札。
もう字も消えかかっているそれを
夏目は手でなぞる。
ポケットから鍵を出してあけると、確かにこの戸の鍵でした。
ガラリと開け、
「ただいま」
う、いかん…これだけで泣けてくる…。
雨戸を開け、部屋の中を見回す。
ガランとして何もなく…でも綺麗ですね。
埃で靴下は真っ黒になると思うが。
台所に落書きがありました。
壁から床に向けて、電車のレール。
流し台に花と電車、床に家と太った猫。
この猫がさー、原作でも思ったけど、
先生みたいなんだよね。
ちび夏目には、将来先生と出会う予知が
あったのかしらね。
「俺が描いたのかな。
結構やんちゃなヤツだったんだな」
こんな所に描いたのに、消さずに取っておいてくれた
父へと思いをはせる。
良かったね夏目。
やっぱりお父さんは、思った通り、
『すごくすごく優しいんだ』
だったね。

先生が押入れ覗いてる。
押入れの襖の裏に描かれてるのは、両親に挟まれて
真ん中に男の子がいて、皆、嬉しそうに笑ってる絵。
これもちび夏目が描いたもの。
大事なものは押入れの襖の裏って所は、この頃から
変わっていないってことですね。
先生は思う所があるようですが、
これを夏目には教えなかったかな。
風鈴がチリンと鳴った。
「それで、どうだ?」
「ん?」
この夏目の「ん?」の声が、どこかぼんやりしてるんだよね。
「少しは思い出せたのか?ここでの暮らしを」
夏目はやや苦い声を漏らし、
やっぱりほとんど覚えてないと返す。
回想のちび夏目から想像して、3歳ぐらいとかだよね。
断片的なものが残ってるぐらいだろうな。
「いっぱい…いっぱい大事な事、
すっかり忘れてしまったんだろうなぁ」
目を細めて、庭へ視線送ってる夏目の横顔が大人っぽい。
夏目は縁側に寝転がって庭を見つめてる。
「先生、この庭のどこかに、母が花を植えたんだって。
どこだろう…もう分からないけど…」
チリン…とまた風鈴が鳴る。
その音が優しい父の声を呼び覚ます。
『貴志…貴志…今年も咲くと良いなぁ。
ずっと、ずうーっと咲くと良いな、貴志』
頭を撫でてくれた。
もう遠すぎて、その感触までは戻ってきてはくれないけれど、
父の暖かな空気は、おぼろげでも残ってる。
顔を隠し肩を震わせて、夏目は声を殺すようにして泣いた。
先生は何も言わず、ずっと傍に居てくれた。
贅沢言うと、ここはもう少し、タメが欲しかったです。
原作でも結構長く、こうしていたと分かる描写で
夏目の思いの重みを感じさせているんですよね。
尺もあるから仕方無いと分かってますけど。
鍵を閉め、門を閉じて、
「行ってきます、父さん」
うわーん、もう、駄目だぁー、文字が打てない。
-さようなら僕の家
さぁ、帰ろう…
三世子に鍵を返して、その後は酷く疲れが出て
ただひたすら家路を急いだ。
あのうどんを食べそこなったが、珍しく先生は
怒らなかったのよね。
そして…
ただいまと帰る。
「おかえりなさい」
「お帰り、貴志」
滋も顔を出して迎える。
余分な事は言わぬ人だけど、
心配してたんだろうと思うわ、滋も。
温かく迎えてくれる、これが今の夏目の家族。
おかえりと言ってくれる家族の居る幸せを
きっと噛みしめてるよね夏目。
ちょっと泣きそうになって、
でも嬉しそうに、もう一度、笑顔と共に
「ただいま」
ううう…。
視界が滲んで、ちっとも進まん。
そして…。
ラムネ水、ふたたび。

分かれ道で悩む一行でしたが、
中級達が、ラムネ水~と言いつつ、通りかかり
「なっつめっさまぁ~ぁ、おっ先にぃ~♪」
と進んでいきます。
それで道が分かった夏目は、
「なぁ、なんとなくさ…
こっち…じゃないかな…?」
ふふふ。
あー、やっぱり笹田と多軌がシェアしたCDって
名取の【UNLOVED】だったのね。ぷぷぷ。
二人はラムネ水の場所に、ちゃっかり先に到着しています。
「今日行くって夏目君に聴いて、
まってたのよーっ!!」
先生を、ね。ははは。
熱烈歓迎で、また先生、抱きしめられ苦しそう。
ところでラムネ水は、サビで真っ赤でした。
運が悪く無かったら腹壊さないって、
いや絶対壊すぞ、これ。
サビ以前に、菌とかさぁ。
そんな様子を犬の会のメンバーが微笑ましく見ています。
子狐は家が遠いから、居ないけどね。
ちなみに彼らが絡むのはオリジナルです。
夏目アニメは最終回はいつも彼らと絡んで閉めてましたから
加えたんじゃないかな。
-悲しい日も、辛い日もあった
そしてこれからも
そんな日はやってくるかもしれない
それでも…
カメラが直って、家族写真、ですね。
「よし、いいかい?撮るよ?」
滋がタイマーをセットして、
塔子と夏目の立つ横に向かう。
「ほら、貴志、もっと寄って」
言われて夏目が一歩塔子に寄る。
戸惑う夏目の肩に塔子が手を置いて、
「は~い、笑って笑って、貴志君」
「え…あぁ…」
照れ笑いみたいな顔になっちゃいましたね。
「さて、ちゃんと撮れたかな?」
「わぁ~楽しみねぇ」
塔子がとっても嬉しそう。
そこへ…
「♪今夜はぁ~コロッケ~ぇの
ぶるぅ~すよぉ~」
せ、先生…。
ぷぷぷーっ鼻歌が長くなってる。
原作では、♪今夜はコロッケー
だけでした。
「滋さん、塔子さん、あの…」
声を掛けられて、二人が振り向くと、
先生を抱いた夏目が、ちょっと照れくさそうに、
「もう一枚…いいですか?」
先生も、家族だものね。
夏目にとって、大事な家族。
滋が優しく、塔子が嬉しそうに微笑む。
ただでさえ夏目の方から何かお願いされるのは、
この二人には嬉しい事。
先生も含めて家族だと、夏目が積極的に思うのは
良い傾向だし、嬉しいよね。
「ニャンゴロー、大人しくしてろよ」
先生の呼び名が人それぞれなのが、楽しいよね。
滋のこの呼び名は、先生、気に入ってないらしいけど。
-忘れられない
宝ものの日々
夏目の机の上。
友人帳の上に、写真が置かれている。
良い家族写真だね、夏目。
ED~♪
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EDが浸みるぅぅ。
最後は先生の寝息ですかーっ
くぅーっ!!
うわぁ~終わってしまいました。
寂しいよー。
毎週毎週、ほんとに楽しみだった。
監督、スタッフ様、お疲れ様でした。
生きた夏目達に会わせてくれてありがとう。
感謝しています。
いつも当ブログの夏目感想を見に来て下さって
いた皆様、TB下さっていたブロガー様達、
ありがとうございました。
また他の作品でもご縁がありましたら、
宜しくお願い致します。
下は蛇足ですので、お時間のある方のみ
お付き合いください。
★5期について思う事。
上で軽く触れたように、監督が5期の予定は無いと
おっしゃってる件ですが、
ぶっちゃけ原作もまだアニメ1クールやれるほど
溜まっておりませんので、
そら、予定も組めないと思うんですよ。
1期から4期までのアニメ化、
原作の順番通りのアニメ化ではないので
巻数では計れませんから、
原作の消化ページ数でボリュームを
計算してみたんですが、
平均して500Pなんですよ。
1期に1話ぐらいオリジナルを入れて、
それプラス原作は500P分。
今現在の原作ストックは、今月発売の
LaLa本誌掲載分までと、厳選集~冬~に描いた
描き下ろしを含めても340P程度です。
原作が足りない状態で、やりますとは、
そりゃ誰も言えないでしょう。
緑川先生は、まだまだ夏目を描き続けてくれると
思いますし、夏目人気も簡単に衰えないと私は思います。
それでも1年後2年後に、原作がアニメ1クール
作れるくらい溜まって、
人気もまだバリバリである保証、
100%とは言えないですからね。
自信はあっても、先の事は分かりませんもん。
だから待つしかないし、我々は訴え続けるしか
無いかなと思うのです。
まだまだこの先も、原作の「夏目友人帳」が続く限り、
アニメも続くと私は信じてる。
作らなきゃ、ダメですって。
名取好きな方達に
13巻に収録されている【連鎖の陰の章】の名取を
絶対見せてあげたいし、あの可愛い所を石田さんに
是非演じて欲しい。
あれは的場の印象も少し変わる話ですし、大事です。
北本話も、西村話も、とにかく全部!
あれも、もう脳内では、久ちゃんや木村さんが
ちゃんとアフレコしてくれてるけど、
実際に見たい、聴きたい。
※すみませ~ん。昨夜記事をUPした時、
ぼけぼけで間違えていました。
【連鎖の陰の章】と西村話、北本話は13巻に
収録されてるのに14巻収録予定のつもりで
話してましたっ。ほんと、何ぼけてるんだか…(汗)。
申し訳ないですー。
内緒コメントでご指摘ありがとうございました。
助かりました。
「夏目友人帳」の声優陣には、もうキャラ達が
すっかり憑依している。
いや、憑依というより、彼らの中に居るって感じかな。
彼らの中に居て、出たがってる。
だから出してあげなきゃ可哀想だ。
どれだけだって待つよ。
だからきっと…。
時期が来たら、お願いね。
監督、スタッフさん達、声優さん達。
貴方たちの手で、また「夏目」に
息を吹き込んでください。
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前回までの感想
#1
「夏目友人帳 肆」#1【とらわれた夏目】
エロいよ諏訪部さん…いいけどさ(笑)。
#2
「夏目友人帳 肆」#2【東方の森】スカッとしなかった…残念。
#3
「夏目友人帳 肆」#3【小さきもの】やっぱ動くと可愛さ倍増♪
#4
「夏目友人帳 肆」#4【代答】先生の動きが可愛すぎて困る~っ。
#5
「夏目友人帳 肆」#5【過ぎし日の君に】良い感じに仕上げましたね。
#6
「夏目友人帳 肆」#6【硝子のむこう】
夏目型先生の弾けっぷりが原作以上で吹いた。
#7
「夏目友人帳 肆」#7【人と妖の間(はざま)で】
仕方ないと分かっちゃ居るが、少し寂しい…。
#6-7追加
「夏目友人帳 肆」#6&7 追加語り。
#8
「夏目友人帳 肆」#8【惑いし頃に】黒(ヘイ)に会えたーっ!(違うから)
#9
「夏目友人帳 肆」#9【月分祭】不月神の顔が見たい…。
#10
「夏目友人帳 肆」#10【祀られた神様】なんて贅沢な…。
#11
「夏目友人帳 肆」#11【一枚の写真】コニたんだなんて、反則だぁ~。
#12
「夏目友人帳 肆」#12【記憶の扉】変なところに食いついてしまった…(汗)
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