「坂道のアポロン」#1【モーニン】すげぇ…音と動きがめためた合ってる~っ!!
始まりましたね~。
今期のノイタミナは良作のようですよ。
「つり球」もかなりおもろかった。
でもとても変わった物語で、感想は書き難そう。
こっちは自分に近い部分あるし、
下調べ段階で興味持って、放送を待っていたのです。
今後、どうなるか分かんないけど、
書くとしたらこっち、ですね。
ぶっちゃけ、キャラデザは好みじゃないんです。
絵だけ見た時は、うーん、私のタイプじゃないないと
思ったんですが、サイト見て、PVとか見たら、
もうハマってました。
やっぱりね、絵も大事だけど、漫画でもアニメでも
一番は物語の魅力、次がキャラの魅力だと思う。私はね。
絵が凄く綺麗でも話が面白くなかったら、
やはり評価は低いし、絵が好みじゃなくても、
物語が良いと、関係なくなったりするもの。
更にこの作品で注目すべきは音でしょう。
JAZZのリズムがBGMでもふんだんに使われて
カッコ良いし、ビックリしたのは作画ですよ。
千太郎のドラムシーンは、度肝を抜かれました。
凄すぎる…。
あそこまで音と動きをマッチングさせれると
思わなかったわ。
ドラム好きな私には堪りませんでした。
これからも付いていくよ!
早くセッションしてねー。
今期のノイタミナは良作のようですよ。
「つり球」もかなりおもろかった。
でもとても変わった物語で、感想は書き難そう。
こっちは自分に近い部分あるし、
下調べ段階で興味持って、放送を待っていたのです。
今後、どうなるか分かんないけど、
書くとしたらこっち、ですね。
ぶっちゃけ、キャラデザは好みじゃないんです。
絵だけ見た時は、うーん、私のタイプじゃないないと
思ったんですが、サイト見て、PVとか見たら、
もうハマってました。
やっぱりね、絵も大事だけど、漫画でもアニメでも
一番は物語の魅力、次がキャラの魅力だと思う。私はね。
絵が凄く綺麗でも話が面白くなかったら、
やはり評価は低いし、絵が好みじゃなくても、
物語が良いと、関係なくなったりするもの。
更にこの作品で注目すべきは音でしょう。
JAZZのリズムがBGMでもふんだんに使われて
カッコ良いし、ビックリしたのは作画ですよ。
千太郎のドラムシーンは、度肝を抜かれました。
凄すぎる…。
あそこまで音と動きをマッチングさせれると
思わなかったわ。
ドラム好きな私には堪りませんでした。
これからも付いていくよ!
早くセッションしてねー。
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あらすじは、アニメ「坂道のアポロン」公式サイトより。
あらすじ 第1話「モーニン」
父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと
転入した西見薫。しかし転入初日、慣れない環境と
周囲からの好奇の視線に耐えられず、薫は激しい
吐き気を催してしまう。教室を飛び出し、あわてて
学校の屋上へと向かう薫。しかしそこで彼を待って
いたのは、川渕千太郎との出会いだった。
OPは、「坂道のメロディ」YUKI。
あ、アマゾンまだ出てないなー。
作詞はYUKIで、 作曲・編曲が菅野よう子さんなんだよね。
パッと聴きは、普通に良い感じ。
後からじわじわクル曲かもしれませんね。
さて本編。
-なにもかもが嫌だ…
うわー、一声めがそれですか薫。
朝から照り付ける日差しも、何も考えていない生徒達も
急な坂道も、と来たもんだ。
もう否定のオンパレードね。
高校って、結構坂の上にあるよなぁ。
私の通った高校も、急ではないのだけど、
長い長い坂道の先にあり、
しんどかったの思い出した。
遙か彼方昔の話しだけど。
昭和の匂いのする映像ですな。
舞台は長崎でしたよね。
長崎は坂が多い印象。
一度旅行で行っただけですが、
それでも好きな街です。
ここは長崎でも佐世保でしたっけね。
-その全てに吐き気がする。
そんな君がこの街で変わっていくわけですね。
楽しみだよ。にしし。
もともと転入生ってのは、好奇の目に晒されるもの。
成績優秀で、都会からとなれば尚更ね。
あからさまなヒソヒソ話に、
慣れてるとしながらも辟易する薫。
お…木の枝をスティック代わりにして柵叩いてるのは
千太郎ねっ。
うほっ良いリズムじゃないすか。
隣の丸尾が話しかけてきた。
無線に興味ないか、だって。
チビで眼鏡で確かに共通点はあるけど
タイプ全然違うと思うぜ、そこのクラスメイト君。
丸尾は謝るが、薫は気にしちゃーいない。
こう、人を見下して自分を保ってるタイプだなこの子。
淡々と感情薄く喋るから、どこかの双子の弟と被るよ木村さん。
現時点ではね。
この先、薫は変わっていき、もっと生き生きとしてくるだろうから
相変わらずぼんやりのあの子とは、開きが出ると予想するけど。
丸尾の後ろの席の男には要注意だってさ。
川渕という名の札付きのワルだそうで。
考えただけで吐き気がしてきた薫。
手に振るえが来て、冷や汗が流れる。
ヤバイと思った瞬間、
「西見さん…西見さん…」
自分を呼ぶ声に、緩みかけた意識が戻った。
クラス委員の律っちゃん。
昼休みの間に校舎を案内するよう言われたそうな。
吐き気、止まったみたいですよ。
ふふ、律っちゃんは癒し系ですね。
千太郎はまだシルエットのままか。
相変わらず叩いてるわね。
ドラム馬鹿、良いぞ良いぞ。
あ…折れた。
こらーっ
その辺に捨てるなっ!!
校内を案内してもらってる最中、
中庭で遊んでた生徒達のボールが飛んできて
薫の頭にヒット。あははは。
「もう!なんしよると!」
九州弁って可愛いよね。
薫は吐き気を覚えて…えっトイレじゃなくて
なんで屋上?
小学生の頃から転校を繰り返していた薫は、
ふとしたきっかけから心のバランスが取れなくなり
ちょっとしたストレスで吐くクセがついたそうで。
でもある時彼は自分を取り戻せる場所を見つけた。
それが屋上ですか。
開放感あるからかな。
屋上に出る扉の前に、イスをくっつけて白い布がかけてある。
不審に思った薫が布をはぐと、千太郎が寝てました。
千太郎はぼんやりした眼で薫を見つめて微笑み
「やっと…迎えに来てくださったとですか」
ふふふふーっ細谷さんったら、
福井弁の次は九州弁かー。
手ぇ握っちゃったし。
誰かと勘違いしたんだよね。
ふと気づいて、
「誰(だい)やお前」
「へ?」
「なんやこん手は」
いや握ったのアンタだしね。ぷぷぷ。
しっかしこのアニメ、ほんとにコテコテの九州弁で
やるんですね。
中には通訳要るような台詞も出てきませんかね?
そこら辺は流石に緩和するかな。
鍵泥棒?
おっ立ち上がったら身長差が凄いね。
ははぁ喫煙組ね。
屋上はそんな使われ方か。
それで3年の喫煙組が屋上鍵を握ってる、と。
屋上の鍵が欲しいのは、薫も同じ。
訴えますが、青瓢箪は引っ込んでろってさ。
ふむ、薫を青瓢箪とは上手い表現ね。
払い倒された薫をへぇ…って顔で見てる千太郎。
帽子を薫に預けて、戦場へと向かう。
ウッドベースが駆け出し、シンバルがスウィング。
BGMかっけー。
JAZZだーっ!
千太郎は上級生3人相手に、
ぼこられながらも反撃してる。
薫はそんな彼から眼が離せない感じですね。
伸びてる千太郎に駆け寄り
薫は心配するも、
彼は指に絡めた鍵を見せる。
「こいつが欲しかったっちゃろ?」
あら、これは惚れるわ。
でも、10万だってさ。
「まさかタダで貰えるとでも思ったとか」
身体張ったんだしねぇ。
さっき会ったばっかの見知らぬ同級生の為に
普通身体は張りませんよ、薫。
漫画の世界なら、あるかもしれませんがね…って
これ漫画だけど。ぷぷ。
あ、雨降ってきちゃいましたね。
教室に戻ったら、鉢合わせ。
千太郎は朝から教室に居なかったからねぇ、
互いにクラスメイトとは知らなかった訳だ。
律っちゃんの千太郎への態度が良いな。
札付きの不良と恐れられてる彼に、
「もう!喧嘩ばっかしとる子には
教えてやらんもん」
子供扱いだもの。
千太郎は丸尾に別れを告げて、
薫の後ろに机を移動。
「よぉ坊ちゃま、今日からお前はボンや、
仲良うしてくれな」
うわー。
クラスの連中が、
千太郎が標的を変えた、可哀想にと
コソコソ話してる。
薫はまた吐き気に襲われて、10万は無理だが
今だけ鍵を貸してくれと、鍵奪って屋上へと走る。
「おい!外、雨やっか!」
「傘をさせば問題ないだろ!」
きょとんとしてた千太郎、何故か後を付いてきました。
「面白そうやっか、おいも行こ」
千太郎のふざけた走り方おもろい。
足長いから、普通に走ると追い越しちゃう感じよね。
そして二人で傘差して屋上。
「………」
ふふふ。
「なんや…たいして面白う無かな」
ははは。
遊びに来たわけじゃない。
つまらないなら帰れば良いと薫に言われ、
「いや、おいも教室好かんし」
理由は違うけど、そこだけは一緒ね貴方達。
あ、追いかけっこしてる。
千太郎は傘放り出して、雨をあびる。
気持ちよいと笑う彼は、良い顔してますね。
薫が構うなと傘で威嚇するのが可愛いわー。
「なんば怖がっとっとや。
怖がっとったって、
なんも良かことなかぞ」
わー、細谷さんその言い方反則。
画の方も千太郎がすげぇ柔らかい顔してて、
顔とか好みじゃないのにドキッとしたぞ。
「いっぺん濡れてみろ」
薫の傘奪って、下に放り投げちゃった。
そのとたん、測ったように雨が激しくなり、
気持ちよいどころか…それ、雨粒痛いぐらいじゃなかと?
う、うつっちまった、九州弁。
「どかんしたと?二人して!?」
ずぶ濡れ白目の二人に、律っちゃんビックリ。
世話が焼ける、と二人の手を握って保健室へ
連れて行く律っちゃん。
お母さんだね、律っちゃんは。
保健室でも千太郎は鉛筆で机叩いてリズムを刻む。
動きと音が凄く合ってて素晴らしいよ。
「これは…ジャズ…」
「…なんやお前、分かっとか」
そら、そんなリズム、私でも分かりまっせ旦那。
薫はピアノを弾くから分かると返す。
クラシックと聞いてつまらんと千太郎は興味無さげですが
ピアノ弾きは、どっちにしろ最初はクラシックでしょう。
基本踏んでるピアニストの方が指使いも綺麗で
曲書くとメロが綺麗。
体育着持ってきた律っちゃん、眼鏡外した薫見て
頬染めてます。
「綺麗か顔しとるとね」
ストレートねぇ律っちゃん。
ぷぷっ。薫が照れてる照れてる。
千太郎はおもろないよね。
椅子クルクル回してら。
んでいきなり薫の頭掴んで、ふーっ!!
人間ドライヤーっすか。
くくくっ良いキャラだなぁ、千太郎ってば。
「また怖がりよって。この怖がり虫が」
「怖がってない!もう怖がるもんか」
千太郎は薫がややコミュ障っての、
分かってるんだね。
あの雨は思ってたより気持ちよかった。
雨も良かったろうけど、
千太郎の存在が、キミを変えて行きそうね。
体育着に着替えて教室に戻れば、また視線に晒される。
それでもまともに呼吸が出来ることに、
薫は疑問を抱く。
-これは、どういう魔法だ?
律千魔法です。
Bパートは、薫の過去回想から。
父親は船乗りなのにピアノが弾けたのか。
でも仕事柄、留守がちだったのね。
それで薫はピアノに走った。
ピアノ弾いていれば、
父親の居ない寂しさも忘れられるから。
今回、九州の叔父の家に世話になることになった。
叔父の家には大きなグランドピアノがある。
薫が喜ぶだろうと父は思っているが、
薫はグランピよりも、欲しいものがある。
ただもっと、父に傍に居て欲しい。
それだけだよね、薫。
1階のロビーに、ででんとグランピですか。
金持ちそうだなー。
薫の父親は船長のようですが叔父の仕事はなんなんだろうね。
従姉妹のマリコは嫌な子っぽい匂いがぷんぷんしてる。
責任取るからピアノ弾け、と来たもんだ。
叔母がやってきて、こんな時間に非常識だと苦言。
マリコは責任取るどころか
「ほーらね、だからやめとけって言ったのにぃ」
このクソ女ぁーっ。
しかし叔母も酷いもんだ。
薫の母親は彼を置いて蒸発でもしたんですかね。
そうだとしても、彼にこんな言い方するとは
情けない大人だ。
この親にしてこの子あり、の代表みたいね。
薫、女性不審になりそうだ。
あぁでもそうだった。
良かった、キミには律っちゃんがいて。
今日は千太郎、学校来なかったようで。
寂しかったと訊かれ、薫は意味が分からない。
「傍から見ると、仲良さそうに見えとったけん」
おおっ薫ったら、さりげなく眼鏡取ったね。
律っちゃんに綺麗、ハンサムと言われて意識してるな。
ぷくくく。
皆は千太郎を怖がるけど、薫は堂々としてる。
まぁ最初の出会いがあんなじゃなかったら
多分薫も遠巻きにしてただろうけどね。
千太郎と律っちゃんは幼馴染だそうで。
ははん、下の名前で呼び合ってるの、
羨ましいんだ。
薫が下の名で呼んでくれたら自分も呼ぶと
律っちゃんはさらりと言う。
ハート射抜かれてる薫がおもろいわー。
ん?そんな2人を見てる男が居ますね。
これ、誰?
この街でクラシック置いてるレコード屋を知らないかと
訊く薫に、レコードならウチにいっぱいあるから
ウチにくればよいといわれ、薫が妄想してるーっ。
ぷぷぷ。ほんと年頃の男子なんだなぁ。
-て、展開が速すぎるんじゃないか?
いやそれ勘違いだし。
確かに九州の女性って
はっきりしてて強い印象あるけどね。
強いって、気が強いってんじゃなくて、
しっかり者って感じね。
律っちゃんが、ウチ来ればと言ったのは、
ただ単に、律っちゃん家がレコード屋ってだけですよ少年。
ぷぷぷ。
律っちゃんの父ちゃん、睨んでるー。
薫がピアノ弾けると知ると、律っちゃんは手を引っ張って
どこかへ連れて行こうとする。
「律子、そこは部外者立ち入り禁止ぞ」
「父さん、薫さんはウチと千太郎の大事な友達よ」
「千の?」
おや、千太郎に威力がある。
父ちゃん、気に入ってそうだな千太郎の事。
ほぉ、地下は練習スタジオですか。
狭そうだけど、ここなら思い切り音が出せるわね。
ピアノ見つけて駆け寄るってのは、
やっぱピアノ弾きさんだなぁ。
背後からドラムの音がして驚き振り向く。
むふふー千太郎のドラム、しっかり聴けそうですね。
わくわく。
ピアノが弾けるといっても、
薫のはどうせおすましクラシックだと
千太郎は馬鹿にしてる。
「おいにはジャズだけが音楽ばい」
ちょっ!!すっげーっ!!
ドラムの音と動きがめっさ合ってるーっ。
タムとフロアタムを行ったりきたりするこの
ぬるっとしたリズムとか、もろジャズですが
ちゃんとそのように動いてるもん、驚きだ。
タムがちゃんと振動してゆれてるしー。
すばらしー。
律っちゃんは薫なピアノを弾いてと頼むが
ここはジャズ以外は禁止だそうですよ。
え…千太郎、ピアノも弾けるんだ。
って、片手弾き?
聴いてられない、と薫が手を出しました。
えーと…薫?
音は合ってるけど、それ、ジャズじゃないね。
全然ダメ、と千太郎にも突っ込まれました。
「スウィングしとらん」
のっぺりしてて全然ジャズに聞こえない。
うんうん、それそれ。
「ねぇウチさ、2人のセッション聴いてみたかー」
即行無理と千太郎に言われました。
薫はジャズを全く分かってないしセンスも無い。
本人は練習すればへの河童だと反論してますよ。
「あーあ」
律っちゃんガッカリ。
ふふ、でも大丈夫だよ。きっとやる事になるから。
「律っちゃん、アイツがさっきピアノで弾いた曲、
なんて曲か分かる?」
やる気になったわね。
千太郎が弾けるのは、この曲のイントロだけ、と
父ちゃんが出したレコードは、
ART BLAKEY AND JAZZ MESSENGERS。
千太郎が弾いた曲が、今回のタイトルにもなってる
【Moanin'(モーニン)】ってわけ。
これですね。↓
この曲、私も知ってますが、JAZZのスタンダードって
色んな人がカバーするから、おおもとが分かってなかったりするし
曲は知っててもタイトル知らないのとか一杯あるんだ。
これもその中の1つ。判明して良かったです。
「これください」
ふふふふふ。
「あいつ…全然違うとか、買うて行ったなぁ」
律っちゃんが嬉しそうに、うんと頷く。
千太郎もちゃんと見てましたね。
-何故か分からない。
アイツのドラムが耳の中で騒ぎまくって
止まらない…
一目ぼれ、いや一聴きぼれですね。
ビビビとキタんだね、彼の音に。
って、薫ー歩き方思い切り変だから。
スウィングしてるから。
くくく。
でも律っちゃん嬉しそう。
薫の頭を傘でポンと叩いて、
「律っこ、ボン!お先!」
千太郎が坂を駆け下りていく。
-俺の大嫌いな坂道を
軽々と駆け下りていく。
キミにはその坂の先に
何が見えているのか。
それは俺が見たことも無い
景色なのか?
その景色、一緒に見ることになるよ薫。
楽しみだね。
EDも良い感じ~。「アルタイル」秦基博さん。
これもまだアマゾン出てないか。
ドラムの事とか、ほんとはもっとゆっくり
語りたかったのですが、
今日も仕事だったので、ちょっとバテてまして
眼が死んで来たのでこのへんにしときます。
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あらすじ 第1話「モーニン」
父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと
転入した西見薫。しかし転入初日、慣れない環境と
周囲からの好奇の視線に耐えられず、薫は激しい
吐き気を催してしまう。教室を飛び出し、あわてて
学校の屋上へと向かう薫。しかしそこで彼を待って
いたのは、川渕千太郎との出会いだった。
OPは、「坂道のメロディ」YUKI。
あ、アマゾンまだ出てないなー。
作詞はYUKIで、 作曲・編曲が菅野よう子さんなんだよね。
パッと聴きは、普通に良い感じ。
後からじわじわクル曲かもしれませんね。
さて本編。
-なにもかもが嫌だ…
うわー、一声めがそれですか薫。

朝から照り付ける日差しも、何も考えていない生徒達も
急な坂道も、と来たもんだ。
もう否定のオンパレードね。
高校って、結構坂の上にあるよなぁ。
私の通った高校も、急ではないのだけど、
長い長い坂道の先にあり、
しんどかったの思い出した。
遙か彼方昔の話しだけど。

昭和の匂いのする映像ですな。
舞台は長崎でしたよね。
長崎は坂が多い印象。
一度旅行で行っただけですが、
それでも好きな街です。
ここは長崎でも佐世保でしたっけね。
-その全てに吐き気がする。
そんな君がこの街で変わっていくわけですね。
楽しみだよ。にしし。
もともと転入生ってのは、好奇の目に晒されるもの。
成績優秀で、都会からとなれば尚更ね。
あからさまなヒソヒソ話に、
慣れてるとしながらも辟易する薫。
お…木の枝をスティック代わりにして柵叩いてるのは
千太郎ねっ。
うほっ良いリズムじゃないすか。
隣の丸尾が話しかけてきた。
無線に興味ないか、だって。
チビで眼鏡で確かに共通点はあるけど
タイプ全然違うと思うぜ、そこのクラスメイト君。
丸尾は謝るが、薫は気にしちゃーいない。
こう、人を見下して自分を保ってるタイプだなこの子。
淡々と感情薄く喋るから、どこかの双子の弟と被るよ木村さん。
現時点ではね。
この先、薫は変わっていき、もっと生き生きとしてくるだろうから
相変わらずぼんやりのあの子とは、開きが出ると予想するけど。
丸尾の後ろの席の男には要注意だってさ。
川渕という名の札付きのワルだそうで。

考えただけで吐き気がしてきた薫。
手に振るえが来て、冷や汗が流れる。
ヤバイと思った瞬間、
「西見さん…西見さん…」
自分を呼ぶ声に、緩みかけた意識が戻った。
クラス委員の律っちゃん。
昼休みの間に校舎を案内するよう言われたそうな。
吐き気、止まったみたいですよ。
ふふ、律っちゃんは癒し系ですね。
千太郎はまだシルエットのままか。
相変わらず叩いてるわね。
ドラム馬鹿、良いぞ良いぞ。
あ…折れた。
こらーっ

校内を案内してもらってる最中、
中庭で遊んでた生徒達のボールが飛んできて
薫の頭にヒット。あははは。
「もう!なんしよると!」
九州弁って可愛いよね。
薫は吐き気を覚えて…えっトイレじゃなくて
なんで屋上?
小学生の頃から転校を繰り返していた薫は、
ふとしたきっかけから心のバランスが取れなくなり
ちょっとしたストレスで吐くクセがついたそうで。
でもある時彼は自分を取り戻せる場所を見つけた。
それが屋上ですか。
開放感あるからかな。
屋上に出る扉の前に、イスをくっつけて白い布がかけてある。
不審に思った薫が布をはぐと、千太郎が寝てました。
千太郎はぼんやりした眼で薫を見つめて微笑み
「やっと…迎えに来てくださったとですか」
ふふふふーっ細谷さんったら、
福井弁の次は九州弁かー。
手ぇ握っちゃったし。

誰かと勘違いしたんだよね。
ふと気づいて、
「誰(だい)やお前」
「へ?」
「なんやこん手は」
いや握ったのアンタだしね。ぷぷぷ。
しっかしこのアニメ、ほんとにコテコテの九州弁で
やるんですね。
中には通訳要るような台詞も出てきませんかね?
そこら辺は流石に緩和するかな。
鍵泥棒?
おっ立ち上がったら身長差が凄いね。
ははぁ喫煙組ね。
屋上はそんな使われ方か。
それで3年の喫煙組が屋上鍵を握ってる、と。
屋上の鍵が欲しいのは、薫も同じ。
訴えますが、青瓢箪は引っ込んでろってさ。
ふむ、薫を青瓢箪とは上手い表現ね。
払い倒された薫をへぇ…って顔で見てる千太郎。
帽子を薫に預けて、戦場へと向かう。

ウッドベースが駆け出し、シンバルがスウィング。
BGMかっけー。
JAZZだーっ!

千太郎は上級生3人相手に、
ぼこられながらも反撃してる。
薫はそんな彼から眼が離せない感じですね。
伸びてる千太郎に駆け寄り
薫は心配するも、
彼は指に絡めた鍵を見せる。
「こいつが欲しかったっちゃろ?」
あら、これは惚れるわ。
でも、10万だってさ。
「まさかタダで貰えるとでも思ったとか」
身体張ったんだしねぇ。
さっき会ったばっかの見知らぬ同級生の為に
普通身体は張りませんよ、薫。
漫画の世界なら、あるかもしれませんがね…って
これ漫画だけど。ぷぷ。
あ、雨降ってきちゃいましたね。
教室に戻ったら、鉢合わせ。
千太郎は朝から教室に居なかったからねぇ、
互いにクラスメイトとは知らなかった訳だ。
律っちゃんの千太郎への態度が良いな。
札付きの不良と恐れられてる彼に、
「もう!喧嘩ばっかしとる子には
教えてやらんもん」
子供扱いだもの。
千太郎は丸尾に別れを告げて、
薫の後ろに机を移動。
「よぉ坊ちゃま、今日からお前はボンや、
仲良うしてくれな」
うわー。
クラスの連中が、
千太郎が標的を変えた、可哀想にと
コソコソ話してる。
薫はまた吐き気に襲われて、10万は無理だが
今だけ鍵を貸してくれと、鍵奪って屋上へと走る。
「おい!外、雨やっか!」
「傘をさせば問題ないだろ!」
きょとんとしてた千太郎、何故か後を付いてきました。
「面白そうやっか、おいも行こ」
千太郎のふざけた走り方おもろい。
足長いから、普通に走ると追い越しちゃう感じよね。
そして二人で傘差して屋上。
「………」
ふふふ。
「なんや…たいして面白う無かな」
ははは。
遊びに来たわけじゃない。
つまらないなら帰れば良いと薫に言われ、
「いや、おいも教室好かんし」
理由は違うけど、そこだけは一緒ね貴方達。
あ、追いかけっこしてる。
千太郎は傘放り出して、雨をあびる。
気持ちよいと笑う彼は、良い顔してますね。
薫が構うなと傘で威嚇するのが可愛いわー。
「なんば怖がっとっとや。
怖がっとったって、
なんも良かことなかぞ」
わー、細谷さんその言い方反則。
画の方も千太郎がすげぇ柔らかい顔してて、
顔とか好みじゃないのにドキッとしたぞ。
「いっぺん濡れてみろ」
薫の傘奪って、下に放り投げちゃった。
そのとたん、測ったように雨が激しくなり、
気持ちよいどころか…それ、雨粒痛いぐらいじゃなかと?
う、うつっちまった、九州弁。
「どかんしたと?二人して!?」
ずぶ濡れ白目の二人に、律っちゃんビックリ。
世話が焼ける、と二人の手を握って保健室へ
連れて行く律っちゃん。
お母さんだね、律っちゃんは。
保健室でも千太郎は鉛筆で机叩いてリズムを刻む。
動きと音が凄く合ってて素晴らしいよ。
「これは…ジャズ…」
「…なんやお前、分かっとか」
そら、そんなリズム、私でも分かりまっせ旦那。
薫はピアノを弾くから分かると返す。
クラシックと聞いてつまらんと千太郎は興味無さげですが
ピアノ弾きは、どっちにしろ最初はクラシックでしょう。
基本踏んでるピアニストの方が指使いも綺麗で
曲書くとメロが綺麗。
体育着持ってきた律っちゃん、眼鏡外した薫見て
頬染めてます。
「綺麗か顔しとるとね」
ストレートねぇ律っちゃん。
ぷぷっ。薫が照れてる照れてる。
千太郎はおもろないよね。
椅子クルクル回してら。
んでいきなり薫の頭掴んで、ふーっ!!
人間ドライヤーっすか。
くくくっ良いキャラだなぁ、千太郎ってば。
「また怖がりよって。この怖がり虫が」
「怖がってない!もう怖がるもんか」
千太郎は薫がややコミュ障っての、
分かってるんだね。
あの雨は思ってたより気持ちよかった。
雨も良かったろうけど、
千太郎の存在が、キミを変えて行きそうね。
体育着に着替えて教室に戻れば、また視線に晒される。
それでもまともに呼吸が出来ることに、
薫は疑問を抱く。
-これは、どういう魔法だ?
律千魔法です。

Bパートは、薫の過去回想から。
父親は船乗りなのにピアノが弾けたのか。
でも仕事柄、留守がちだったのね。
それで薫はピアノに走った。
ピアノ弾いていれば、
父親の居ない寂しさも忘れられるから。
今回、九州の叔父の家に世話になることになった。
叔父の家には大きなグランドピアノがある。
薫が喜ぶだろうと父は思っているが、
薫はグランピよりも、欲しいものがある。
ただもっと、父に傍に居て欲しい。
それだけだよね、薫。
1階のロビーに、ででんとグランピですか。
金持ちそうだなー。
薫の父親は船長のようですが叔父の仕事はなんなんだろうね。
従姉妹のマリコは嫌な子っぽい匂いがぷんぷんしてる。
責任取るからピアノ弾け、と来たもんだ。
叔母がやってきて、こんな時間に非常識だと苦言。
マリコは責任取るどころか
「ほーらね、だからやめとけって言ったのにぃ」
このクソ女ぁーっ。

しかし叔母も酷いもんだ。
薫の母親は彼を置いて蒸発でもしたんですかね。
そうだとしても、彼にこんな言い方するとは
情けない大人だ。
この親にしてこの子あり、の代表みたいね。
薫、女性不審になりそうだ。
あぁでもそうだった。
良かった、キミには律っちゃんがいて。
今日は千太郎、学校来なかったようで。
寂しかったと訊かれ、薫は意味が分からない。
「傍から見ると、仲良さそうに見えとったけん」
おおっ薫ったら、さりげなく眼鏡取ったね。
律っちゃんに綺麗、ハンサムと言われて意識してるな。
ぷくくく。
皆は千太郎を怖がるけど、薫は堂々としてる。
まぁ最初の出会いがあんなじゃなかったら
多分薫も遠巻きにしてただろうけどね。
千太郎と律っちゃんは幼馴染だそうで。
ははん、下の名前で呼び合ってるの、
羨ましいんだ。
薫が下の名で呼んでくれたら自分も呼ぶと
律っちゃんはさらりと言う。
ハート射抜かれてる薫がおもろいわー。
ん?そんな2人を見てる男が居ますね。
これ、誰?
この街でクラシック置いてるレコード屋を知らないかと
訊く薫に、レコードならウチにいっぱいあるから
ウチにくればよいといわれ、薫が妄想してるーっ。
ぷぷぷ。ほんと年頃の男子なんだなぁ。
-て、展開が速すぎるんじゃないか?
いやそれ勘違いだし。
確かに九州の女性って
はっきりしてて強い印象あるけどね。
強いって、気が強いってんじゃなくて、
しっかり者って感じね。
律っちゃんが、ウチ来ればと言ったのは、
ただ単に、律っちゃん家がレコード屋ってだけですよ少年。
ぷぷぷ。
律っちゃんの父ちゃん、睨んでるー。
薫がピアノ弾けると知ると、律っちゃんは手を引っ張って
どこかへ連れて行こうとする。
「律子、そこは部外者立ち入り禁止ぞ」
「父さん、薫さんはウチと千太郎の大事な友達よ」
「千の?」
おや、千太郎に威力がある。
父ちゃん、気に入ってそうだな千太郎の事。
ほぉ、地下は練習スタジオですか。
狭そうだけど、ここなら思い切り音が出せるわね。
ピアノ見つけて駆け寄るってのは、
やっぱピアノ弾きさんだなぁ。
背後からドラムの音がして驚き振り向く。
むふふー千太郎のドラム、しっかり聴けそうですね。
わくわく。
ピアノが弾けるといっても、
薫のはどうせおすましクラシックだと
千太郎は馬鹿にしてる。
「おいにはジャズだけが音楽ばい」

ドラムの音と動きがめっさ合ってるーっ。
タムとフロアタムを行ったりきたりするこの
ぬるっとしたリズムとか、もろジャズですが
ちゃんとそのように動いてるもん、驚きだ。
タムがちゃんと振動してゆれてるしー。
すばらしー。
律っちゃんは薫なピアノを弾いてと頼むが
ここはジャズ以外は禁止だそうですよ。
え…千太郎、ピアノも弾けるんだ。
って、片手弾き?
聴いてられない、と薫が手を出しました。
えーと…薫?
音は合ってるけど、それ、ジャズじゃないね。
全然ダメ、と千太郎にも突っ込まれました。
「スウィングしとらん」
のっぺりしてて全然ジャズに聞こえない。
うんうん、それそれ。
「ねぇウチさ、2人のセッション聴いてみたかー」
即行無理と千太郎に言われました。
薫はジャズを全く分かってないしセンスも無い。
本人は練習すればへの河童だと反論してますよ。
「あーあ」
律っちゃんガッカリ。
ふふ、でも大丈夫だよ。きっとやる事になるから。
「律っちゃん、アイツがさっきピアノで弾いた曲、
なんて曲か分かる?」
やる気になったわね。
千太郎が弾けるのは、この曲のイントロだけ、と
父ちゃんが出したレコードは、
ART BLAKEY AND JAZZ MESSENGERS。
千太郎が弾いた曲が、今回のタイトルにもなってる
【Moanin'(モーニン)】ってわけ。
これですね。↓
この曲、私も知ってますが、JAZZのスタンダードって
色んな人がカバーするから、おおもとが分かってなかったりするし
曲は知っててもタイトル知らないのとか一杯あるんだ。
これもその中の1つ。判明して良かったです。

「これください」
ふふふふふ。
「あいつ…全然違うとか、買うて行ったなぁ」
律っちゃんが嬉しそうに、うんと頷く。
千太郎もちゃんと見てましたね。
-何故か分からない。
アイツのドラムが耳の中で騒ぎまくって
止まらない…
一目ぼれ、いや一聴きぼれですね。
ビビビとキタんだね、彼の音に。
って、薫ー歩き方思い切り変だから。
スウィングしてるから。
くくく。
でも律っちゃん嬉しそう。
薫の頭を傘でポンと叩いて、
「律っこ、ボン!お先!」
千太郎が坂を駆け下りていく。
-俺の大嫌いな坂道を
軽々と駆け下りていく。
キミにはその坂の先に
何が見えているのか。
それは俺が見たことも無い
景色なのか?
その景色、一緒に見ることになるよ薫。
楽しみだね。
EDも良い感じ~。「アルタイル」秦基博さん。
これもまだアマゾン出てないか。
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ドラムの事とか、ほんとはもっとゆっくり
語りたかったのですが、
今日も仕事だったので、ちょっとバテてまして
眼が死んで来たのでこのへんにしときます。
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TBをいただけるようでしたら、
お手数ですがプラウザのコピーを利用してください。
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