「PSYCHO-PASS」#14【甘い罠】ゾッとするね。
昨日中にUPしたかったんですが
やっぱりPC不調で進まず、
今日になっちゃいました。ごめんちゃい。
今回の事件ですが…
交差点での撲殺を
通行人が止めもせず、通報もせず
遠巻きに見て、撮影までしてる姿にゾッとしました。
この世界は異常だから、
通行人達は、目の前で起きてることを
正しく認識出来なかったわけですが、
でもね…。
今の世の中でも、
これに近いことは実際あるんじゃないかと思える。
だから余計、怖いと思った。
やっぱりPC不調で進まず、
今日になっちゃいました。ごめんちゃい。
今回の事件ですが…
交差点での撲殺を
通行人が止めもせず、通報もせず
遠巻きに見て、撮影までしてる姿にゾッとしました。
この世界は異常だから、
通行人達は、目の前で起きてることを
正しく認識出来なかったわけですが、
でもね…。
今の世の中でも、
これに近いことは実際あるんじゃないかと思える。
だから余計、怖いと思った。
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PSYCHO-PASS公式HP
ここは、薬局かな。
いかついマスクを装備したいかにも怪しげな男が入ってきたのに
入り口の接客ドローンは頭を下げて迎え、
ロビーで待ってる客達も気にしてないのがまず怖い。
何、この世界。
男が足を進めた先には色相をチェックする装置があるが
きれいなピンクでクリア、ドアが開きます。
薬の調合をしている部屋のようですね。
いきなり入ってきた男にも、スタッフは特に驚く様子もなく
「あの、何か?」
なんで怪しまないのよ。
男はポケットからメモを出して、
このメモ通りの薬を出すよう命じる。
抗精神作用の薬物は認可された施設しか出せず、
処方箋と生態データも必要だと
男性スタッフが告げようとした所、
「分かってないなぁ」
ポケットからいきなりハサミ出して、
口に突っ込んだよーっ。ひぃぃぃぃーっ。
しかも机にそのまま、顔を押し倒したーっ。
余計刺さる余計刺さるっ。
てか…喉破っちゃうよねコレ。
うわ、想像したくない。
(したくせに)
これを見てようやく女性スタッフが
怯え声と共に立ち上がる。
誰か来てと監視カメラに向けて叫びますが
「助けは来ない。さっさと薬を出せ!」
ボールペンを女性スタッフの足に刺す。
わー、デュラララ思い出した。
痛い痛い痛いー。
OP~。
おっOP映像変わった!
ていうか、やっと仕上がったんですね。
ちょっとMADみたいなノリだったもんね。
間に合わなかったのかなぁとは思ってました。
あぁでもいきなりこの慎也の画か…。
最後は死んじゃうのかしら。
やだなぁ。
事件の起きた薬局のあるエリアは隔離されましたか。
ギノと朱はもう着いていて、
執行官達が今、到着。
それぞれドミネーターを手に、現場へ入ります。
朱も手にしますが、複雑ですよね。
これが反応しなくて、ゆきを救えなかったわけですし、
信頼できないだろうなぁ。
そんな朱の背中を、慎也が
「おいっ!」
思い切りバンッと叩く。
はは、よろめいたよ朱。
「何を考えているのかは、なんとなく分かる」
「狡噛さん」
「だが今は、目の前の事件に集中しろ」
あぁ、良いな。
ちゃんと分かってくれてて
こうして背中押してくれる相棒がいるって。
わー、また鑑識ドローンがせっせと働いてるよ。
かわいいねー。
こいつら見ると、良守(結界師)の式神ちゃん達
思い出すんだよね。
「どういう状況だ、これは」
まずは、ギノの苛らついた声が落ちる。
どうもこうも、事件そのものは明快極まりない。
犯人は堂々と玄関から入ってきて係員を殺し
好き放題に薬物を奪った後で、
平然とドアから出て行っているわけです。
一部始終、監視カメラに映ってもいる。
「なんだこのヘルメット、露骨に怪しいじゃん」
これ、ヘルメットですか?秀星。
頭部は覆ってなくて、仮面タイプですよ?
ただ怪しいというだけではセキュリティは作動しない。
エントランスからずっと、この男のサイコパスは
クリアカラーの正常値。
スキャナにもログが残っている。
聖護と同じなんじゃないかと秀星。
サイコパスが正常のまま、
人殺しが出来るっていうのはね。
ギノはヘルメットが鍵だろうと意見する。
あ、やっぱヘルメットなんですか、それ。
(そこにこだわらんで宜しい)
このヘルメットにサイマティックスキャンを欺く、
なんらかの機能があるとギノは推測し、
朱を出し抜いた聖護も、
同じような装置を使ったのかもしれないと付け加える。
聖護の場合は装置じゃなくて、体質と、
もうギノは分かってるわけですが
仲間達には良い代用になったかな。
しかしこんなヘルメット一つでサイコパスの偽装が
出来るものなのかと、とっつぁんは疑問のよう。
サイマティックスキャンを遮断するというのなら分かる。
だがそれではセキュリティは突破出来ない。
スキャニング不能の人物が通過すれば
その時点で警報がなる。
あ…、鑑識ドローンちゃんが、
凶器となったボールペン回収してきたよ。
問題はスキャナーが侵入者のサイコパスを検出している点。
虫も殺せないほど善良な一般市民としての色相判定。
「クラッキングかなぁ」
秀星の呟きを、弥生がありえないと否定する。
こんなに短時間で場当たり的な犯行なのに
なんの痕跡も残さず、データを改ざんするのは不可能。
現行のセキュリティは、
サイマティックスキャンの信頼性を前提に設計されている。
だからこそ、サイコパスに問題がなければ、
問題を起こす可能性すらないものとして素通り。
ここのギノの顔、キリッとしててカッコ良いね。
あ、鑑識ドローンちゃん、また血だらけのペンを回収。
どんだけ指されたんだろ。うう。
実際の傷害も窃盗も
それを犯罪行為と断定出来る機能を
ドローンのAIには備わっていない。
みな、対象のサイコパスだけを判断基準にしているから。
「こんな犯罪に対処できる方法は、
もうこの街には残ってない」
そうだね。
怖いわ、キミらの世界。
その日の夜かしら。
昼間の犯人がまた繁華街を堂々と歩いてる。
赤いコートの女性の後をつけてるみたいね。
その女の前へ回り込んで、顔を見合わせますが
電話しながら歩いていた彼女は、チラと見ただけで
横を通り過ぎていく。
無視された男は彼女を追いかけ、
肩を掴んで振り向かせる。
息が荒いよ。
メット越しに漏れる音が
ちょいとダースベーダー。
いきなりポケットから金槌出したと思ったら、
そのまま殴り倒しましたよ。
そして倒れた彼女をなおも金槌で殴る。
その姿も尋常ではありませんが、
通行人が傍観してるのがまた尋常じゃない。
殴り、殴り、殴り…。
次に服を裂き出した。
そんな様子を遠巻きに皆、見てるのに
通報どころか声も上げない通行人たち、怖すぎる。
一体のドローンが近づいて来たが、
コイツがストレス反応を検知して、危険と判断したのは
被害者の女の方ってのがまた怖い。
殺されそうになってるのに、
加害者スルーで、被害者が忠告されるってどんな悲劇。
ゾッとしました。
「お困りですか?」
コミッサちゃんホロになったドローンが笑顔で話し続ける。
狂ってるよ世界。
そしてこの様子をカメラに収めてる見物人が居るってのもまた
怖すぎる。
一人はチェ・グソンですから分かりますが
普通の一般人も撮ってますよ。
どう思ってるんだろ。
ドラマの撮影とか、ドッキリとか、そんな風にでも思ってる?
こちらは車で移動中のギノと朱。
交差点での事件はまだ知らないようね。
昔は玄関に物理的なロックをかけるのが当然だった。
まずは他人を疑うことを前提に秩序を保っていたから。
「それ、征陸さんの思い出話ですか?」
ギノの知識じゃないとすぐ分かってる所がいいね。
「…あぁあの老いぼれの受け売りさ」
今は誰かを疑ったり用心したりする心構えは
必要なくなった。
道端で合う赤の他人は、全てサイコパスの保障された
安全で善良な人物。
その前提で、この社会は成り立っている。
あのヘルメット男のようにサイマティックスキャンを欺く方法が
あると知れ渡ったら、パニックは避けられない。
「もしくは槙島聖護のような存在が発表されても」
よく分かってますね。
裏の動きを知ってるみたいな。
ギノもチラと見てる。
そこに志恩から通信。
「世田谷区でエリアストレス警報なんだけど…
それはそれとして、
ネットにとんでもない動画があがってるわよ、見て…」
グソンが早速UPしたんだな。
朱は目を丸くして息を呑む。
ギノもさすがに目を疑いますか。
「なんだこれは…」
ほんと、なんだこれは、だよね。
「始まった…」
予想してたわね、慎也。
「これは…何がおきてる」
「槙島の犯罪…賭けてもいい」
いや慎也、賭けにならないよ。
聖護が関わってると、皆思うって。
「いや…、そもそもこの世界における犯罪とはなんだ?」
「コウ!何を考えてる!」
あんまり入り込むと色相曇るよ~。
「ただの犯罪じゃない
…もっとこう…
何かの土台そのものを揺るがす様な…」
そしてこの動画を携帯端末で見ている三人組。
「うわっすげぇ」
「デモンストレーションってマジだったんだなぁ」
彼らも知ってるってことは、
聖護かグソンの息のかかった末端ってところかな。
で、彼らもヘルメット被って出かけるようです。
車二台に乗り合わせ、出発。
何か計画があるのね。
読書中の聖護は、着信音に気づいて端末を取り出す。
例の動画と、エリアストレスがセットで
送られて来ている。
「短時間で、これだけエリアストレスが上昇」
満足げに独り言。
そして電話を掛けたのか受けたのか。
指で操作し、相手に話しかける。
「お疲れ様。イケるね。計画に修正は必要ない。
…馬鹿だな。人が人を殺してるだけだ。
大変なことなんて、まだ何も起きていない。
大変なことは、これから起きる」
計画を全部伝えているのは君だけ?
これ、相手は誰なんだ?
グソンかと思ったんだが
口ぶりからして、
どうも相手は大変なことが起きてると
感じてるようですよね。
グソンならそんなこと感じないだろうから
グソンじゃないってことになるし…。
まさか禾生?
いやでもあの人相手に「君」とか言わんやろし…。
で、今、彼が居るこの家って、
前に慎也が朱を連れて訪ねた
慎也の恩師の家だったりしないか?
なんか似てる気が…。
さっき交差点で殺された被害者の名は藤井博子。
「繁華街のど真ん中とはなぁ。
この街はいったい、どうなっちまったんだ?」
この街に限ったことではないかもよ、とっつぁん。
シビュラに頼ったこの世界じゃ、
どこででも同じこと、起こりうるでしょ。
あのヘルメット野郎や、聖護が起こすことなら。
「それにしても、これだけの人間が居たのに。
案山子かこいつらは」
あ、ギノが吼えてる。
目撃者の証言は似たり寄ったり。
何が起きているのか、理解出来なかった。
無理もないと朱は言う。
目の前で人が殺されるなんて想像もしないし
思いつきもしない。
そういう出来事が起こりうる可能性なんて
見当もつかないまま、
今日まで暮らしてきた人たちばかりだから。
うん、それがそもそも、間違ってるよね。
結局誰も事件を通報せず、
エリアストレス警報で以上が発覚した。
見過ごしたのは、人間だけじゃない。
現場は街頭スキャナーの目の前。
犯人の色相変化も、スキャナーがリアルタイムで
モニターしていた筈ですが、
再生してみれば、やはり犯人の数値は正常値のまま。
被害者を殴る瞬間でさえ僅かな変動しかない。
「やっぱ数値そのものが偽物って可能性は?」
秀星の意見を弥生が否定する。
偽のサイコパスを捏造するなら、
スパコンでも引きずって歩かないと無理らしい。
「いや…こいつは妙だ」
何か気づいたらしい慎也に、
見てのとおりだろうと、とっつぁん。
そうじゃなくてね…。
反応として正常すぎると慎也が指摘。
エリアストレスの変移と
犯人の色相変化がそっくりそのまま推移している。
「あ、ほんとだ」
ふふっ秀星の言い方、かわいい。
「こいつ、周囲の目撃者と全く同じメンタルで
行動してたってことになる」
さすが慎也、頭が切れるわ。
そして聖護も、慎也達がすぐに仕掛けを見破れるかどうか
楽しんでるみたいね。
あら、電話の相手はやっぱグソンでしたか。
それともあれは終わって、次の電話かな。
「種を明かせば簡単なことでね。
ただ若干融通の利かないところもありまして」
感度はだいたい30m圏内ぐらいだが
範囲内に一人でもクリアカラーの人間が居れば
ヘルメットの中で何を考えていようが
何をやらかそうがお構いなし。
さっきのヘルメット三人組が現金輸送車を襲ってる。
刑事課の連中も、そのうち気づくだろう、とグソン。
現場に居合わせた人間のスキャンデータを
全部照合すれば、まるっきり同じ色相の人間が
二人いるわけだから。
つまり、色相のコピーなんだね。
わー、現金輸送車のドライバーってドローンなんだ。
これなら襲われても死人は出ないわね。
にしても、これだけ堂々とやってるのに、
横をどんどん車が通り過ぎて行くよ。
高速だからやすやす速度も下げれず止まれないかもだけど
それにしても誰も気にしないんだな。
志恩からギノ達に通信です。
「かぁんしかーん。また緊急事態」
「今度は何だ!」
高速道路の件、今度は通報があったのかしら。
現金輸送車側のセキュリティで、かもな。
「志恩、そいつらもヘルメット装着者だな」
ま、同様の輩がやったと思うのが自然よね。
で、三人組だし、ここの事件とは別口。
ギノは班を二つに分けることにする。
秀星、弥生はギノと、新たな事件の方へ、
慎也、とっつぁんと朱は、
こっちの事件を引き続き担当することに。
ギノっていつもこのチームにしますね。
自分がとっつぁんと組まないようにするため?
まぁ朱はこの二人と組むのが合ってると思うけど。
「しっかし武装強盗ね。
こいつが通用しない相手なら、
俺たち丸腰と変わらないんじゃないすかー、
ギノさぁん」
秀星がぱんぱんと尻をたたく。
ドミネーターって、
お尻のポケットに突っ込めましたっけ?
あ、ベルトか何かで下げてるのかな?
「余計なことは考えるな、いくぞ!」
ははは。
現場へ向かうギノ達の車を見送った朱が
「それにしても、犯人はなんでこんなことを…」
漏らした言葉を受けた慎也がハッと気づく。
「間抜けだったぜ」
犯行があまりにも異常で、
通り魔的な犯罪に見えていたが
二件目の被害者は、
あれだけ憎しみを込めた手口なら
むしろ動機がなければおかしい。
あ、キタキタ、このBGM。
好きなんだー♪
そして志恩に電話。
「なによもぉこの忙しい時に!」
ははは。
「調べて欲しいことがある」
「もう色々と調べてる最中なんだけどぉ」
ははは。
指、すごいスピードで動いてますものね。
「ちょっとでいい。
アンタを情報分析の女神様と見込んで頼んでる」
お、指止まった。
さすが慎也、彼女の扱い方、心得てるね。
「私、おだてられると樹にも登るタイプなのよねぇ」
煙草も外して笑顔だよ。
素晴らしい。まさにピンポイントな褒め言葉だったようね。
「で、何?」
被害者、藤井博子の周囲にトラブルは無かったか。
記録に残るほどのことは
無かったようだと答えが返れば
今度は彼女の関係者に
長い間外出していない人間はいないかと訊く。
街頭スキャナーに引っかかったら
一発でセラピー送りになりそうな人間。
なるほどと志恩が弾き出したのは、
伊藤純銘、職場の同僚、28歳、A型。
凄いね、瞬時にここまでたどり着けるって。
伊藤は、ここ二週間ほど病欠で
健康管理指導に通達中だそうだ。
ビンゴだね。
そして三人は伊藤のマンションへ向かった。
留守でしたが、彼の部屋には絶句。
壁中に張られた博子の写真は×印。
2体のマネキンの顔にも、彼女の写真貼り付けて
下着姿で辱めたっぽい痕もあり、
ハサミやボールペン刺しまくってる。
変態…。
とっつぁんも、これには思わず
呆れたため息落としてるよ。
どんだけ恨んでるのこれ。
振られたかなんかで逆恨みですかね。
壁一面使って彼女の顔のホロかな、これは。
その顔にも×型に切り込み入ってる。
歪んだ愛情って奴かな。
「近頃ずっとこういう気分だったんなら、
そりゃあ部屋の外には出られないわけだ」
気持ち悪いですぅ。
朱が窓の方に近づいたら、
突然伊藤が飛び出してきた。
ヘルメットは装着したままです。
伊藤にドミネーターを向けると、朱だと認識された。
伊藤は飛び出していきましたが、
これで仕掛けが分かったね。
慎也は朱にドミネーターを向けて確認する。
さっきの伊藤の数値は朱の数値です。
とっつぁんが先に伊藤を追ってくれてる。
慎也もすぐに追いながら、
志恩に通信し、この近辺で人のいない区画は
無いか訊く。
「いきなり何よ?どういうこと?」
「犯人(ホシ)は、傍にいる人間の
サイコパスをコピーしている。
あのヘルメット自体が
他人のサイマティックスキャンをしてるんだ」
つまりそのスキャン圏内から人払いをすれば
ヘルメットは役に立たなくなるわけです。
4ブロック先に資材倉庫がある。
フルオートメーションだから職員は居ない。
「そこに追い込む!
近隣のドローンを動員して誘導を!」
「おっけー」
走りながら慎也はとっつぁんも指示。
「回り込んで頭をおさえてくれ」
「おぅ!」
いいねいいね、刑事ドラマだね。
「それと監視官!アンタは伊藤に近づくな!
さっきの二の舞になる」
「はっはい」
うふふ、チームのリーダーは、すっかり慎也ね。
伊藤の走る先にはドローンが駆けつけ、
コミッサちゃんになってニコニコと通せんぼです。
あっちもこっちも進めなくなり、
伊藤はどんどん追い詰められていく。
「いいよいいよーその調子」
情報分析の女神様も楽しんでます。
倉庫に入り込んだ伊藤、先のドアが開かずアウトです。
慎也ととっつぁんがドミネーターを向ける。
ドミネーターは告げる。
『犯罪係数282。刑事課登録執行官。
任意執行対象です。セーフティを解除します』
あらあら、慎也のサイコパスですか、それ。
「そりゃどーも」
ぷぷぷぷ。
慎也の言い方が笑えるー最高ー。
二人同時に撃って、伊藤は失神。
ヘルメット外したら、白目向いてますが、
伊藤の顔でした。
「282ってーお前…」
ちょい責めるようにとっつぁんが言う。
「あぁつい、ぶち殺してやるとか思って」
「自分のサイコパスを撃たれた感想はどうだ?」
「こいつがエリミネーターに変形しなくて良かったよ」
ほんとだよ。
エリミネーター以上で撃つ羽目になってたら、
流石にショックよね。
朱がはぁはぁ言いながら駆けつけました。
さて、あの三人組の方。
追跡は巻けたようで、どこかの駐車場で
聖護と合流しています。
「ちょろいもんさ。ドミネーターの使えねぇ公安なんて
ヘでもねぇ」
そっちに慎也ととっつぁんが行ってたら、
簡単には行かなかったと思うぞ。
「でもよぉ…アンタさ。
肝心な所で一本ネジが抜けてるよなぁ」
それだけのお宝を一人で持ち歩いて用心とか
考えなかったのか。
三人はナイフやバットやらを聖護に向けてるよ。
強奪した現金を三人のものにする気かな。
あ、宝って、ヘルメットのこと?
これさえあれば、この先、どんな犯罪も可能だものね。
「これは啓蒙のための道具だったんだ。
人が人らしく生きるために、
家畜のような惰眠から目を覚ましてやるために」
シビュラに惑わされた人々は、
目の前の危機を正しく評価できなくなった。
うん、そこは問題だと私も思うよ。
「その意味では君達も、
あの哀れな羊たちと等しく愚かしい」
三人の男達は、それぞれの武器で聖護にかかって来ますが
彼は身体能力案外高かった。
うわー足もよくあがること。
体術、取得してますね。
あっという間に三人は床に転がり、
聖護はバット持ってた男の口にバットをねじ込んだ。
「あぁ本当に嘆かわしいことだ」
釘を打つかのようにバットを上から叩く。
ぐしゅっと嫌な音がしました。
こんな優男風なのに手の力も強いのか。
聖護がチラと車の中を覗くと、中には山積みのヘルメット。
さっき言ってた「お宝」は、やっぱこっちのことか。
まだこれを使って色々と楽しむ気なのね、聖護。
ED~。
おっ、ED映像もちゃんと出来たのね。朱メインですか。
あ、全裸も最後にちょっとだけ。
肌色見えませんけどね。
曲の雰囲気とEDというポジションに合った映像かなと
思いました。
早く続き見たい~。
◆グッズ
すごいっ!ドミネーターだぁ。
前回までの感想
#1
「PSYCHO-PASS」#1【犯罪係数】朱が嫌いになるのも計算?
#2
「PSYCHO-PASS」#2【成しうる者】慎也の印象が違ってました。
#3
「PSYCHO-PASS」#3【飼育の作法】面白くなってきました♪
#4
「PSYCHO-PASS」#4【誰も知らないあなたの仮面】
子安さんが子安さん過ぎる(笑)。
#5
「PSYCHO-PASS」#5【誰も知らないあなたの顔】やっぱりね。
#6
「PSYCHO-PASS」#6【狂王子の帰還】教師とはね…。
#7
「PSYCHO-PASS」#7【紫蘭の花言葉】
類は友を呼ぶとはキミらのこと。
#8
「PSYCHO-PASS」#8【あとは、沈黙。】刑事ドラマやねぇ。
#9
「PSYCHO-PASS」#9【楽園の果実】泉宮司見たくない…。
#10
「PSYCHO-PASS」#10【メトセラの遊戯】カッコ良いわ~慎也♪
#11
「PSYCHO-PASS」#11【聖者の晩餐】優しすぎて泣けるよ、もぉ。
#12
「PSYCHO-PASS」#12【Devil's crossroad】弥生回とはね…。
#13
「PSYCHO-PASS」#13【深淵からの招待】
ED飛ばしちゃ駄目ですよ…。
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ここは、薬局かな。
いかついマスクを装備したいかにも怪しげな男が入ってきたのに
入り口の接客ドローンは頭を下げて迎え、
ロビーで待ってる客達も気にしてないのがまず怖い。
何、この世界。

男が足を進めた先には色相をチェックする装置があるが
きれいなピンクでクリア、ドアが開きます。
薬の調合をしている部屋のようですね。
いきなり入ってきた男にも、スタッフは特に驚く様子もなく
「あの、何か?」
なんで怪しまないのよ。

男はポケットからメモを出して、
このメモ通りの薬を出すよう命じる。
抗精神作用の薬物は認可された施設しか出せず、
処方箋と生態データも必要だと
男性スタッフが告げようとした所、
「分かってないなぁ」
ポケットからいきなりハサミ出して、
口に突っ込んだよーっ。ひぃぃぃぃーっ。
しかも机にそのまま、顔を押し倒したーっ。
余計刺さる余計刺さるっ。

てか…喉破っちゃうよねコレ。
うわ、想像したくない。

これを見てようやく女性スタッフが
怯え声と共に立ち上がる。
誰か来てと監視カメラに向けて叫びますが
「助けは来ない。さっさと薬を出せ!」
ボールペンを女性スタッフの足に刺す。

痛い痛い痛いー。
OP~。
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おっOP映像変わった!
ていうか、やっと仕上がったんですね。
ちょっとMADみたいなノリだったもんね。
間に合わなかったのかなぁとは思ってました。
あぁでもいきなりこの慎也の画か…。
最後は死んじゃうのかしら。
やだなぁ。

事件の起きた薬局のあるエリアは隔離されましたか。
ギノと朱はもう着いていて、
執行官達が今、到着。
それぞれドミネーターを手に、現場へ入ります。
朱も手にしますが、複雑ですよね。
これが反応しなくて、ゆきを救えなかったわけですし、
信頼できないだろうなぁ。
そんな朱の背中を、慎也が
「おいっ!」
思い切りバンッと叩く。
はは、よろめいたよ朱。
「何を考えているのかは、なんとなく分かる」
「狡噛さん」
「だが今は、目の前の事件に集中しろ」
あぁ、良いな。
ちゃんと分かってくれてて
こうして背中押してくれる相棒がいるって。

わー、また鑑識ドローンがせっせと働いてるよ。
かわいいねー。
こいつら見ると、良守(結界師)の式神ちゃん達
思い出すんだよね。
「どういう状況だ、これは」
まずは、ギノの苛らついた声が落ちる。
どうもこうも、事件そのものは明快極まりない。
犯人は堂々と玄関から入ってきて係員を殺し
好き放題に薬物を奪った後で、
平然とドアから出て行っているわけです。
一部始終、監視カメラに映ってもいる。
「なんだこのヘルメット、露骨に怪しいじゃん」
これ、ヘルメットですか?秀星。
頭部は覆ってなくて、仮面タイプですよ?
ただ怪しいというだけではセキュリティは作動しない。
エントランスからずっと、この男のサイコパスは
クリアカラーの正常値。
スキャナにもログが残っている。
聖護と同じなんじゃないかと秀星。
サイコパスが正常のまま、
人殺しが出来るっていうのはね。
ギノはヘルメットが鍵だろうと意見する。
あ、やっぱヘルメットなんですか、それ。
(そこにこだわらんで宜しい)
このヘルメットにサイマティックスキャンを欺く、
なんらかの機能があるとギノは推測し、
朱を出し抜いた聖護も、
同じような装置を使ったのかもしれないと付け加える。
聖護の場合は装置じゃなくて、体質と、
もうギノは分かってるわけですが
仲間達には良い代用になったかな。
しかしこんなヘルメット一つでサイコパスの偽装が
出来るものなのかと、とっつぁんは疑問のよう。
サイマティックスキャンを遮断するというのなら分かる。
だがそれではセキュリティは突破出来ない。
スキャニング不能の人物が通過すれば
その時点で警報がなる。
あ…、鑑識ドローンちゃんが、
凶器となったボールペン回収してきたよ。
問題はスキャナーが侵入者のサイコパスを検出している点。
虫も殺せないほど善良な一般市民としての色相判定。
「クラッキングかなぁ」
秀星の呟きを、弥生がありえないと否定する。
こんなに短時間で場当たり的な犯行なのに
なんの痕跡も残さず、データを改ざんするのは不可能。
現行のセキュリティは、
サイマティックスキャンの信頼性を前提に設計されている。
だからこそ、サイコパスに問題がなければ、
問題を起こす可能性すらないものとして素通り。
ここのギノの顔、キリッとしててカッコ良いね。

あ、鑑識ドローンちゃん、また血だらけのペンを回収。
どんだけ指されたんだろ。うう。
実際の傷害も窃盗も
それを犯罪行為と断定出来る機能を
ドローンのAIには備わっていない。
みな、対象のサイコパスだけを判断基準にしているから。
「こんな犯罪に対処できる方法は、
もうこの街には残ってない」
そうだね。
怖いわ、キミらの世界。
その日の夜かしら。
昼間の犯人がまた繁華街を堂々と歩いてる。
赤いコートの女性の後をつけてるみたいね。
その女の前へ回り込んで、顔を見合わせますが
電話しながら歩いていた彼女は、チラと見ただけで
横を通り過ぎていく。
無視された男は彼女を追いかけ、
肩を掴んで振り向かせる。
息が荒いよ。
メット越しに漏れる音が
ちょいとダースベーダー。
いきなりポケットから金槌出したと思ったら、
そのまま殴り倒しましたよ。
そして倒れた彼女をなおも金槌で殴る。
その姿も尋常ではありませんが、
通行人が傍観してるのがまた尋常じゃない。

殴り、殴り、殴り…。
次に服を裂き出した。
そんな様子を遠巻きに皆、見てるのに
通報どころか声も上げない通行人たち、怖すぎる。
一体のドローンが近づいて来たが、
コイツがストレス反応を検知して、危険と判断したのは
被害者の女の方ってのがまた怖い。
殺されそうになってるのに、
加害者スルーで、被害者が忠告されるってどんな悲劇。
ゾッとしました。
「お困りですか?」
コミッサちゃんホロになったドローンが笑顔で話し続ける。
狂ってるよ世界。
そしてこの様子をカメラに収めてる見物人が居るってのもまた
怖すぎる。
一人はチェ・グソンですから分かりますが
普通の一般人も撮ってますよ。
どう思ってるんだろ。
ドラマの撮影とか、ドッキリとか、そんな風にでも思ってる?
こちらは車で移動中のギノと朱。
交差点での事件はまだ知らないようね。
昔は玄関に物理的なロックをかけるのが当然だった。
まずは他人を疑うことを前提に秩序を保っていたから。
「それ、征陸さんの思い出話ですか?」
ギノの知識じゃないとすぐ分かってる所がいいね。
「…あぁあの老いぼれの受け売りさ」
今は誰かを疑ったり用心したりする心構えは
必要なくなった。
道端で合う赤の他人は、全てサイコパスの保障された
安全で善良な人物。
その前提で、この社会は成り立っている。
あのヘルメット男のようにサイマティックスキャンを欺く方法が
あると知れ渡ったら、パニックは避けられない。
「もしくは槙島聖護のような存在が発表されても」
よく分かってますね。
裏の動きを知ってるみたいな。
ギノもチラと見てる。
そこに志恩から通信。
「世田谷区でエリアストレス警報なんだけど…
それはそれとして、
ネットにとんでもない動画があがってるわよ、見て…」
グソンが早速UPしたんだな。
朱は目を丸くして息を呑む。
ギノもさすがに目を疑いますか。
「なんだこれは…」
ほんと、なんだこれは、だよね。
「始まった…」
予想してたわね、慎也。
「これは…何がおきてる」
「槙島の犯罪…賭けてもいい」
いや慎也、賭けにならないよ。
聖護が関わってると、皆思うって。
「いや…、そもそもこの世界における犯罪とはなんだ?」
「コウ!何を考えてる!」
あんまり入り込むと色相曇るよ~。
「ただの犯罪じゃない
…もっとこう…
何かの土台そのものを揺るがす様な…」
そしてこの動画を携帯端末で見ている三人組。
「うわっすげぇ」
「デモンストレーションってマジだったんだなぁ」
彼らも知ってるってことは、
聖護かグソンの息のかかった末端ってところかな。
で、彼らもヘルメット被って出かけるようです。
車二台に乗り合わせ、出発。
何か計画があるのね。
読書中の聖護は、着信音に気づいて端末を取り出す。
例の動画と、エリアストレスがセットで
送られて来ている。
「短時間で、これだけエリアストレスが上昇」
満足げに独り言。
そして電話を掛けたのか受けたのか。
指で操作し、相手に話しかける。
「お疲れ様。イケるね。計画に修正は必要ない。
…馬鹿だな。人が人を殺してるだけだ。
大変なことなんて、まだ何も起きていない。
大変なことは、これから起きる」
計画を全部伝えているのは君だけ?
これ、相手は誰なんだ?
グソンかと思ったんだが
口ぶりからして、
どうも相手は大変なことが起きてると
感じてるようですよね。
グソンならそんなこと感じないだろうから
グソンじゃないってことになるし…。
まさか禾生?
いやでもあの人相手に「君」とか言わんやろし…。
で、今、彼が居るこの家って、
前に慎也が朱を連れて訪ねた
慎也の恩師の家だったりしないか?
なんか似てる気が…。

さっき交差点で殺された被害者の名は藤井博子。
「繁華街のど真ん中とはなぁ。
この街はいったい、どうなっちまったんだ?」
この街に限ったことではないかもよ、とっつぁん。
シビュラに頼ったこの世界じゃ、
どこででも同じこと、起こりうるでしょ。
あのヘルメット野郎や、聖護が起こすことなら。
「それにしても、これだけの人間が居たのに。
案山子かこいつらは」

目撃者の証言は似たり寄ったり。
何が起きているのか、理解出来なかった。
無理もないと朱は言う。
目の前で人が殺されるなんて想像もしないし
思いつきもしない。
そういう出来事が起こりうる可能性なんて
見当もつかないまま、
今日まで暮らしてきた人たちばかりだから。
うん、それがそもそも、間違ってるよね。
結局誰も事件を通報せず、
エリアストレス警報で以上が発覚した。
見過ごしたのは、人間だけじゃない。
現場は街頭スキャナーの目の前。
犯人の色相変化も、スキャナーがリアルタイムで
モニターしていた筈ですが、
再生してみれば、やはり犯人の数値は正常値のまま。
被害者を殴る瞬間でさえ僅かな変動しかない。
「やっぱ数値そのものが偽物って可能性は?」
秀星の意見を弥生が否定する。
偽のサイコパスを捏造するなら、
スパコンでも引きずって歩かないと無理らしい。
「いや…こいつは妙だ」
何か気づいたらしい慎也に、
見てのとおりだろうと、とっつぁん。
そうじゃなくてね…。
反応として正常すぎると慎也が指摘。
エリアストレスの変移と
犯人の色相変化がそっくりそのまま推移している。
「あ、ほんとだ」
ふふっ秀星の言い方、かわいい。
「こいつ、周囲の目撃者と全く同じメンタルで
行動してたってことになる」
さすが慎也、頭が切れるわ。
そして聖護も、慎也達がすぐに仕掛けを見破れるかどうか
楽しんでるみたいね。
あら、電話の相手はやっぱグソンでしたか。
それともあれは終わって、次の電話かな。
「種を明かせば簡単なことでね。
ただ若干融通の利かないところもありまして」
感度はだいたい30m圏内ぐらいだが
範囲内に一人でもクリアカラーの人間が居れば
ヘルメットの中で何を考えていようが
何をやらかそうがお構いなし。
さっきのヘルメット三人組が現金輸送車を襲ってる。
刑事課の連中も、そのうち気づくだろう、とグソン。
現場に居合わせた人間のスキャンデータを
全部照合すれば、まるっきり同じ色相の人間が
二人いるわけだから。
つまり、色相のコピーなんだね。
わー、現金輸送車のドライバーってドローンなんだ。
これなら襲われても死人は出ないわね。
にしても、これだけ堂々とやってるのに、
横をどんどん車が通り過ぎて行くよ。
高速だからやすやす速度も下げれず止まれないかもだけど
それにしても誰も気にしないんだな。
志恩からギノ達に通信です。
「かぁんしかーん。また緊急事態」
「今度は何だ!」
高速道路の件、今度は通報があったのかしら。
現金輸送車側のセキュリティで、かもな。
「志恩、そいつらもヘルメット装着者だな」
ま、同様の輩がやったと思うのが自然よね。
で、三人組だし、ここの事件とは別口。
ギノは班を二つに分けることにする。
秀星、弥生はギノと、新たな事件の方へ、
慎也、とっつぁんと朱は、
こっちの事件を引き続き担当することに。
ギノっていつもこのチームにしますね。
自分がとっつぁんと組まないようにするため?
まぁ朱はこの二人と組むのが合ってると思うけど。
「しっかし武装強盗ね。
こいつが通用しない相手なら、
俺たち丸腰と変わらないんじゃないすかー、
ギノさぁん」
秀星がぱんぱんと尻をたたく。
ドミネーターって、
お尻のポケットに突っ込めましたっけ?
あ、ベルトか何かで下げてるのかな?
「余計なことは考えるな、いくぞ!」
ははは。
現場へ向かうギノ達の車を見送った朱が
「それにしても、犯人はなんでこんなことを…」
漏らした言葉を受けた慎也がハッと気づく。
「間抜けだったぜ」
犯行があまりにも異常で、
通り魔的な犯罪に見えていたが
二件目の被害者は、
あれだけ憎しみを込めた手口なら
むしろ動機がなければおかしい。
あ、キタキタ、このBGM。
好きなんだー♪
そして志恩に電話。
「なによもぉこの忙しい時に!」
ははは。
「調べて欲しいことがある」
「もう色々と調べてる最中なんだけどぉ」
ははは。
指、すごいスピードで動いてますものね。
「ちょっとでいい。
アンタを情報分析の女神様と見込んで頼んでる」

さすが慎也、彼女の扱い方、心得てるね。
「私、おだてられると樹にも登るタイプなのよねぇ」
煙草も外して笑顔だよ。
素晴らしい。まさにピンポイントな褒め言葉だったようね。
「で、何?」
被害者、藤井博子の周囲にトラブルは無かったか。
記録に残るほどのことは
無かったようだと答えが返れば
今度は彼女の関係者に
長い間外出していない人間はいないかと訊く。
街頭スキャナーに引っかかったら
一発でセラピー送りになりそうな人間。
なるほどと志恩が弾き出したのは、
伊藤純銘、職場の同僚、28歳、A型。
凄いね、瞬時にここまでたどり着けるって。
伊藤は、ここ二週間ほど病欠で
健康管理指導に通達中だそうだ。
ビンゴだね。
そして三人は伊藤のマンションへ向かった。
留守でしたが、彼の部屋には絶句。
壁中に張られた博子の写真は×印。
2体のマネキンの顔にも、彼女の写真貼り付けて
下着姿で辱めたっぽい痕もあり、
ハサミやボールペン刺しまくってる。
変態…。

とっつぁんも、これには思わず
呆れたため息落としてるよ。
どんだけ恨んでるのこれ。
振られたかなんかで逆恨みですかね。
壁一面使って彼女の顔のホロかな、これは。
その顔にも×型に切り込み入ってる。
歪んだ愛情って奴かな。
「近頃ずっとこういう気分だったんなら、
そりゃあ部屋の外には出られないわけだ」
気持ち悪いですぅ。
朱が窓の方に近づいたら、
突然伊藤が飛び出してきた。
ヘルメットは装着したままです。
伊藤にドミネーターを向けると、朱だと認識された。
伊藤は飛び出していきましたが、
これで仕掛けが分かったね。
慎也は朱にドミネーターを向けて確認する。
さっきの伊藤の数値は朱の数値です。
とっつぁんが先に伊藤を追ってくれてる。
慎也もすぐに追いながら、
志恩に通信し、この近辺で人のいない区画は
無いか訊く。
「いきなり何よ?どういうこと?」
「犯人(ホシ)は、傍にいる人間の
サイコパスをコピーしている。
あのヘルメット自体が
他人のサイマティックスキャンをしてるんだ」
つまりそのスキャン圏内から人払いをすれば
ヘルメットは役に立たなくなるわけです。
4ブロック先に資材倉庫がある。
フルオートメーションだから職員は居ない。
「そこに追い込む!
近隣のドローンを動員して誘導を!」
「おっけー」
走りながら慎也はとっつぁんも指示。
「回り込んで頭をおさえてくれ」
「おぅ!」
いいねいいね、刑事ドラマだね。
「それと監視官!アンタは伊藤に近づくな!
さっきの二の舞になる」
「はっはい」
うふふ、チームのリーダーは、すっかり慎也ね。
伊藤の走る先にはドローンが駆けつけ、
コミッサちゃんになってニコニコと通せんぼです。
あっちもこっちも進めなくなり、
伊藤はどんどん追い詰められていく。
「いいよいいよーその調子」
情報分析の女神様も楽しんでます。

倉庫に入り込んだ伊藤、先のドアが開かずアウトです。
慎也ととっつぁんがドミネーターを向ける。
ドミネーターは告げる。
『犯罪係数282。刑事課登録執行官。
任意執行対象です。セーフティを解除します』
あらあら、慎也のサイコパスですか、それ。
「そりゃどーも」
ぷぷぷぷ。
慎也の言い方が笑えるー最高ー。

二人同時に撃って、伊藤は失神。
ヘルメット外したら、白目向いてますが、
伊藤の顔でした。
「282ってーお前…」
ちょい責めるようにとっつぁんが言う。
「あぁつい、ぶち殺してやるとか思って」
「自分のサイコパスを撃たれた感想はどうだ?」
「こいつがエリミネーターに変形しなくて良かったよ」
ほんとだよ。
エリミネーター以上で撃つ羽目になってたら、
流石にショックよね。
朱がはぁはぁ言いながら駆けつけました。
さて、あの三人組の方。
追跡は巻けたようで、どこかの駐車場で
聖護と合流しています。
「ちょろいもんさ。ドミネーターの使えねぇ公安なんて
ヘでもねぇ」
そっちに慎也ととっつぁんが行ってたら、
簡単には行かなかったと思うぞ。

「でもよぉ…アンタさ。
肝心な所で一本ネジが抜けてるよなぁ」
それだけのお宝を一人で持ち歩いて用心とか
考えなかったのか。
三人はナイフやバットやらを聖護に向けてるよ。
強奪した現金を三人のものにする気かな。
あ、宝って、ヘルメットのこと?
これさえあれば、この先、どんな犯罪も可能だものね。
「これは啓蒙のための道具だったんだ。
人が人らしく生きるために、
家畜のような惰眠から目を覚ましてやるために」
シビュラに惑わされた人々は、
目の前の危機を正しく評価できなくなった。
うん、そこは問題だと私も思うよ。
「その意味では君達も、
あの哀れな羊たちと等しく愚かしい」
三人の男達は、それぞれの武器で聖護にかかって来ますが
彼は身体能力案外高かった。
うわー足もよくあがること。
体術、取得してますね。
あっという間に三人は床に転がり、
聖護はバット持ってた男の口にバットをねじ込んだ。
「あぁ本当に嘆かわしいことだ」
釘を打つかのようにバットを上から叩く。
ぐしゅっと嫌な音がしました。
こんな優男風なのに手の力も強いのか。

聖護がチラと車の中を覗くと、中には山積みのヘルメット。
さっき言ってた「お宝」は、やっぱこっちのことか。
まだこれを使って色々と楽しむ気なのね、聖護。
ED~。
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おっ、ED映像もちゃんと出来たのね。朱メインですか。
あ、全裸も最後にちょっとだけ。
肌色見えませんけどね。
曲の雰囲気とEDというポジションに合った映像かなと
思いました。
早く続き見たい~。
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前回までの感想
#1
「PSYCHO-PASS」#1【犯罪係数】朱が嫌いになるのも計算?
#2
「PSYCHO-PASS」#2【成しうる者】慎也の印象が違ってました。
#3
「PSYCHO-PASS」#3【飼育の作法】面白くなってきました♪
#4
「PSYCHO-PASS」#4【誰も知らないあなたの仮面】
子安さんが子安さん過ぎる(笑)。
#5
「PSYCHO-PASS」#5【誰も知らないあなたの顔】やっぱりね。
#6
「PSYCHO-PASS」#6【狂王子の帰還】教師とはね…。
#7
「PSYCHO-PASS」#7【紫蘭の花言葉】
類は友を呼ぶとはキミらのこと。
#8
「PSYCHO-PASS」#8【あとは、沈黙。】刑事ドラマやねぇ。
#9
「PSYCHO-PASS」#9【楽園の果実】泉宮司見たくない…。
#10
「PSYCHO-PASS」#10【メトセラの遊戯】カッコ良いわ~慎也♪
#11
「PSYCHO-PASS」#11【聖者の晩餐】優しすぎて泣けるよ、もぉ。
#12
「PSYCHO-PASS」#12【Devil's crossroad】弥生回とはね…。
#13
「PSYCHO-PASS」#13【深淵からの招待】
ED飛ばしちゃ駄目ですよ…。
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