「絶園のテンペスト」#17【マリンスノー】やっとパレたか、バラしたか。

とうとう「彼女」が誰なのか、
一方ではバラして、
一方ではバレて、
しまいましたね~。
この後、どうなるんでしょ。

左門のぐるぐるタイムが無くなったのが
ちょっと寂しい今日この頃。
代わりに、葉風のもやもやとキラキラが
同居してる妄想タイムが増えました。
一喜一憂してる彼女が、
なんとも可愛いですね。

でも吉野の愛花への愛は
海よりも深し。
今はもう居ない愛花だけど、
吉野と葉風と上手くいくことは、
ないんだろうな。

吉野が在りし日の彼女へ思いをはせ
浮かべる切ない表情が
なんともいえません。
こういうトコの作画上手いし、
内山さん声が凄く表情に合ってて
余計切ないです。

※原作未読のくせに勝手にあれこれ想像して書いてます。
 決して正しい回答ではありませんので
 適当に流してくださいませ。
 原作既読の方は、「そうじゃねーよ」と思われても
 放置してやってください。
 今はまだ、ネタバレ見たく無い気分なので。
 宜しくお願い致します。



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さすがにもう終わったと思われた早河の
早い帰還に職場の同僚からは、
ねちねちと愚痴がこぼれてる。
はじまりの樹の騒ぎが収まったと思ったら
今度は絶園の魔法使い騒ぎ。
魔法について一番詳しいのは早河だから
戻ってこさせるしかなかったんだよね。

国内だけではなく国外からも対応を迫られていて
早河無しには対処できないってところですか。
まるで、絶園の魔法使いは、早河を復帰させるために
現れたよう。

ほぼ合ってるかな。
復帰させるために現れたというより
早河に利用されて踊らされてるわけですが。

かわいそうにね、めぐむ。
(ちょっと棒読み)
「絶園の魔法使いが現れたのは
幸いだったな」

上司が早河にそう告げたのは、
人々および各国の意識の話ではなく
早河にとって、ということ。
「また黒幕きどりで何をたくらむ」
ただの事態の収束だと返す早河ですが、
表情からして黒そうだよ早河。

「二つの樹には、文明の存亡がかかっています。
それを収束出来るのは
組織の中で私しかいません」
そのためには手段を選ばないのかと
責めるように言われても、
はい、早河は余裕の顔。

国連からも樹に関する説明を求められているらしい。
機嫌を損ねないようにと、早河に対応を依頼する上司。
頼りたくなくとも頼るしかないから
むしゃくしゃしてる感じですね。

昨年早河の指示で対策軍が派遣され壊滅した。
その責任が消えたわけではないぞと
釘を刺す。

それは早河も重々承知。
左遷ぐらいで取れる責任ではない。
あの時亡くなった軍人、車両、機材の数考えたら
簡単に償えるものではないよね。

自分の持ってる情報は全て開示すると返す。
「内閣諜報捜査室なぞに、極秘裏に動かずともね」
それ、この間、里に来たあの男のことかな。

このままではろくな死に方はしないと言われた早河、
「承知しています」
涼しい顔でそう返し、扉を閉めた。

めぐむは海外出張で、ショーの最中ですか。
おーっゲロ吐きマーちゃんだー。
シンガポールですか。

ゲロ吐きマーとゃんとは、ここのマーライオンの噴水に
私がつけたニックネームです。 
だって噴水というより、
どうみてもゲロ吐いてるように見えるんだもの。
ちょいと下品ですみません。
私がシンガポール行った時は、水があまり出てなくて
ゲロじゃなくよだれになってたんだけどねぇ…。
水不足だったのか、調整中だったのか忘れたけど
その姿が強烈に頭に残ってる…。

樹が一瞬にして消えて、市民は大歓声。
そして山本姉さんは空港でナッツチョコレートをゲットして
はしゃいでおります。

「シンガポールにも売ってるわよ、ほらっ!」
わざわざ夏村に見せてますけどぉ。
チョコというよりナッツ好きなわけ?
夏村のこともナッツと呼びたがってたしね。

バルセロナでも買ったのか。
めぐむのおかげで2週間でほぼ世界一周だってさ。
「彼は、大丈夫ですかね?」
うわー、めぐむったら、
果てしなくどんよりしてる~。

めぐむもナッツ食べればよいのにと満面笑顔の山本が
ふと空港のガラス窓越しに見える樹を見つめ
ねぇ、と夏村に話を振る。
「はい?」
「やっぱりあれ、樹に見えるよね」
人によっては違う見方もあるようだと
夏村は返しますが、まず、樹に見えるわね。

樹が神のような存在として認識されるのは
珍しくない。
ゲルマン神話のイグドラシル
キリスト教の生命の樹
はじまりの樹のことも、
皆はそんなノリであっさり受け容れているが
あれはむしろ樹に似た何かと捉えたほうが
本質をつかめるかも知れない。
「たとえば?」

最近ネットや研究者の間では、
あれは蛇か竜のようだという意見が
出ているらしい。
蛇も竜も時に神とされる存在。

ふむ、確かにね。
そういえば、この間焼け落ちた神社から
貴女が見つけたものにも描かれてましたな、蛇が。

こちらは未だ旅の途中の吉野と葉風。
めぐむの活躍ぶりに、吉野が凄いと声を上げ
携帯画像を葉風に見せている。
まるでヒーローですよねぇ。
中身はあんなヘタレですが。

左門たちの考えがだいぶ読めてきました。
軍の攻撃を吸収し、生物を金属に変えることも出来る
はじまりの樹。
皆、それを受け入れることしか出来なかった。
不満が蓄積されていた所に、
それに応える超人的英雄が登場した。
はじまりの樹に反感や疑問を持つ人が
表立って発言しはじめるかもしれない。
「その勢いを上手く利用できれば…
ということだな」

おまたせしました、とオムライスが運ばれてきたよ。
ふわとろオムライスですねっ。
食べたくなってきたー。

まずは食事に集中することにします。
ながら食いは消化に悪いから。
…そうね、気をつけます。

いただきますと声を揃え、にっこり笑って
食事に手をつける。
そこでハッとしてしまう葉風。
そうね、これではまるでデートよねぇ。
わなわな、と
でもキラキラぴんくな世界へ。あはは。

左門のぐるぐるモードが無くなったら、
今度はめっきり葉風のトリップだな。

吉野をあきらめなきゃいけないというのに
これではますます吉野を好きになってしまう。

-そもそも吉野は何故私に好かれてると気づかん!
富士で見せたあの見事な推理力がありながら。


あ、むくれてるー。
かわいいっ。

彼女がいるなら女心に敏感になっても
いいだろうとやさぐれた葉風が、
またハッと気付く。

本気で好いた彼女が居るから他の女は眼中に入らない。
男たるものはそうでなくては
浮ついた心根のヤツは、こちらから願い下げと喜んでるが
自分が眼中になくて悲しくないのか葉風ったら。

そしてまた電流走る。
また吉野のよい所を見つけてしまった。

-これでは一層好きになってしまうではないかぁぁぁ!!

あはははは。

どうすれば吉野をあきらめられるのか。
早くふんぎりをつけなくてはと
ホームで電車を待ちながらも、葉風は焦ってる。

心のどこかにある、吉野に彼女がいなければと
願う気持ち。
これをはじまりの樹が汲んで
吉野の彼女を害するかもしれないのに。

自販機の前で飲み物選んでいた吉野が
「葉風さん、何にします?」
「ぁ、そうだ!!」
「ソーダあったかなぁ」
ぷぷぷぷぷっ。
なんか古典的ギャグ。

嬉々として葉風は吉野に尋ねる。
彼女はどんな娘なのか。
葉風より容姿は良いか、性格は良いか
頭は良いかと瞳輝かせて訊いてるよ。

何故気づかなかったのかと
胸中ではキラキラ&両手握ってガッツポーズだ。
吉野ほどの男の彼女ならば、
自分より優れた娘に違いない。

いやぁ…どうだろ。
どの点取っても、良い勝負だと思うな君ら。

彼女のことを良く知れば、とても敵わないと
諦めがつくだろうと葉風は考えたらしい。
「どうなのだ?!」
「あぁ~」
吉野ったら、目を逸らしてるよ。
笑える~。

観念したように、迫る葉風をやんわり押し戻し
「そうですね。彼女はとても綺麗な子で…」

そしてまた、吉野は愛花との思い出に
思いをはせるのだね。

お、バレンタインの思い出か。
チョコの箱を開けて、手作りかと訊ねると
手作り風、だと答えが返った。
湯せんという言葉を、今日初めて知ったんだって。

一つ口に放り込み、
市販品の方が安心して食べられる、だって。
それはちょいと失礼かもよ、吉野。

バレンタインデーに彼女と雪を見ながらチョコ食べるなんて
結構特別感があると嬉しそうな吉野、
振り返ってビックリです。
鞄を愛花が開けてるしー。
中には女の子からもらったチョコ、いっぱい入ってるしー。
きゃー、愛花が怖い。
でも怒ってないんだって。

「自分の彼がチョコの一つも貰えない
嫌われ者というのも困った話ですから」

まぁそうかもだけど。
ほんとにヤキモチやかない?

マリンスノー。
深海に降る白い雪。
海がある限り、その中を永遠に降る雪。
水の中だからその降る様はゆっくりで。
まるで時間の流れが、
そこだけ穏やかになったように見える。

「ここもどこか、そんな感じがしませんか?」
愛花に言われて、吉野が微笑む。
「そうだね」
優しい声だなぁ。

「僕らも深海底で二人、
マリンスノーに降り込められているみたいだ」
吉野もなかなかロマンチック。
でも愛花ときたら…

マリンスノーの正体は、主にプランクトンの死骸が
粉々になったもの、なんて言い出す。
「え?」
吉野の顔が笑える。
せっかく良い気分に浸ってたのにねぇ。

「この雪も実は何か得体の知れないものの死骸…」
いや雪は普通に氷の結晶だと突っ込みいれる吉野に
そうであったとしても、空気中で排気ガスや工場排煙といった
大気汚染物質、昆虫の一部を付着させている可能性は
十分にあると言い出す始末。

「すみません、やっぱりチョコ貰ったこと
怒ってるんですね」
ははははは。

で、その話を全部葉風にしたのか。
随分知的で創造力豊かなのだなと
少し困りながらも返す葉風に
単に嫌味っぽくて性格悪いだけだと吉野は苦笑。
こういう性格だと伝えても、
まだ愛花のことだと気付かないのかなぁ葉風。

でも、それならまずいのではないかと葉風が続ける。
彼女を放っておいて、
二人きりで何週間も旅行してるわけですしね。
怒り狂っているのではと創造する葉風ですが
心配ないと言い切る。

ま、もう居ませんからね。
でも葉風は納得しない。
「何か?私は男の触手が動かぬほどの不美人だから
その彼女は余裕でいるとでも?」
もしくはその彼女より性格が悪いからなのか。

すると吉野、葉風は美人だし彼女に比べて
性格に問題があるわけでもないと返す。
その言葉にまた舞い上がってる葉風が
なんとも乙女でかわいいわねぇ。

そういえば、と愛花と過ごした夏休みの話をする。

庭でカキ氷器をくるくる回してる愛花。
クラスの女子に吉野を紹介してくれと言われたそうな。
それに対して愛花ったら、
「あれは害がなさそうで実は非道な人格破綻者だから
紹介して何かあっても責任が持てないけど、と
青い顔で言っておきましたよ」
そりゃどーも。
ぷぷっ吉野の顔!

そんな風に言われたら辞退もしますよね。
酷い言われようだけど、
まぁ当たってはいるんだよなぁ。

どうにかなる可能性はゼロなのだから
早めにつぶしても良い。
そんな愛花の声に、意外と上手く行ってたかも、なんて
余計なこというからー。
「だとしたら、このカキ氷器で削られるのが
氷でなく吉野さんになります」


業務用冷蔵庫で凍らせて硬く
丁寧に削ってくれるってよー。
ほんとにやりそうで怖いよ、この子は。

冗談に聞こえない。
そりゃ冗談じゃないから、にっこり。
カリカリカリ。
…変なカップルだよねぇおたくら。

他の子に目移りしても構わない。
「私も人間カキ氷に興味がないでもありません」
予告の台詞はこれだったわ。
怖いっちゅうの。

でもそんな時は来ないでしょうと愛花は断言する。
「私と付き合えるのは
吉野さんしか居ないのと同じに
吉野さんと付き合えるのも
私くらいしか居ない」

おおおっ言いますね。
キミもなかなか男前。
吉野も赤くなったぞ。

「少なくとも私には吉野さんしか考えられません」
凄いな愛花。
「そういう私を裏切る度胸が
吉野さんにありますか?」

度胸云々より、吉野もキミしか目に入ってなかったろうに。
それでもこんなこと言われた日にゃ、
堪りませんわね。

一見そんな風に見えないのだけど
そんなに吉野のことが好きだったのか愛花。

って、これも葉風に全部話したのか。
これ以来、他の子のことを言わなくなったという愛花。
「彼女には、やはり僕しか
居ない気がするんです」

うわー、これ聞かされるの葉風辛いだろ。

好きとか嫌いだけじゃなく、彼女には自分が必要だと
確信できる気持ちがある。
割り込む余地ないほど想いあってるのね貴方たち。

-わ、私だってお前が必要だ。
必要だぞ!


思わずギュッとスカートの裾握っちゃうよね。
あ、スカートじゃないか、ひざに置いたマフラーか。

葉風、可愛そう。
でもまた、うぁーっと頭抱えて否定する。

-だからこの考えは、イカンのだぁぁ!!

そうは言っても、無理だってば葉風。

おやぁ?哲馬ったら、早河の運転手までやってるの?
使われてるなぁキミら。

めぐむは帰国して時差ぼけに悩まされてるらしい。
早河が手に持ってるのは、この間山本が見つけたものかしら。
鎖に繋がれた蛇の絵が描かれてる。
本か箱かと想ったけど、コースターみたいな感じね。
あ、厚みは結構あるか。

めぐむのおかげで世界中がはじまりの樹について再考を始めてる。
ならば残るのは、絶園の樹、
そして絶園の魔法使いの心。

TVをつければ、はじまりの樹派と、
絶園の樹派に分かれた政治家達が議論してたりする。
あれ、この弁護士の声って奈々さん?

「はぁ…もぉこんな大事に」
めぐむはグッタリ。
ソファでうつぶせになり
潤兄ぃに指圧してもらってるよ。
お疲れなのねぇ。

胃腸ツボが痛いらしい。
それどころか身体全体がボロボロ。
ほんと、こき使われてるからね。

そこへ顔を出した真広。
吉野からの連絡を待ってるのかと突然話を振る。
「お前ら、吉野が絶園の魔法使いだって
疑ってるんだろ」

絶園の魔法使いが自分の他にも居るのかと
驚くめぐむの顔を足で踏む。
あーあー、ほんと、こういうキャラなのねーめぐむ。

「ていうか、お前じゃおかしいって言ってんだよ」
さすが真広ですわね。

魔法の使い方は上手くなっても
人を殺せる度胸は欠片もない。
「やはり気づいていたか」
左門も真広のことは
だいぶわかって来てるから隠し通せるとは
思ってなかったわね。

「我々はこう考えている。
絶園の魔法使いは、
心と身体に分かれているのではないかと」

やっぱり、アマタとカグラになっちゃうね、ふふ。

これまでの件を見ても、吉野が絶園の魔法使いだという疑いは
濃くなるばかり。
絶対的な力を持つはじまりの樹に対抗すべく
絶園の樹は保険として心を身体から切り離したのではないか。
魔法は使えなくとも、謀略を巡らす絶園の心を持つもの。
「それが吉野ってわけか」
「憶測の域は出ないがな」

吉野が絶園の魔法使いだとしたら
その謀略は完璧すぎる、と潤兄ぃが続ける。
葉風に恋心を持たれるのはある意味
はじまりの樹の加護を自分のものにしたと同じことだから。

「吉野を殺せるかと訊いたのは
その可能性も含めてか」
真広が左門に訊く。
吉野が絶園の魔法使いなら、愛花を殺した可能性も
出てくるわけで…。
「必要とあらば、吉野君を殺すのに手を貸すよ」
潤兄ぃまで…、酷い。

真広は少し考えて、吉野の彼女の身柄を
押さえようと言い出した。

未だに吉野は彼女について誰にも教えていない。
理由は分からないが吉野に一番影響を
与えられる人間ということになる。
「良い人質になる」

「フッさしあたり、滝川吉野を庇うには
妥当な提案だ」
ふふふ、左門ったら、分かってらっしゃる。
吉野が真広を思うより、
真広は吉野のことが大事だからなぁ。
ほんとの所は知りませんが、
私の眼にはそう映ってるよ。

彼女が切り札になるのか。
吉野が絶園の魔法使いなら、大事の前に彼女なんて
見捨てるだろう、と潤兄ぃが言えば、
「その時は殺せばよい。
そんなくだらない魔法使いは、
生かしておく価値もねぇ」
そうあって欲しくないと思ってる顔と声だね真広。
キミは分かりやすい。

左門と潤兄ぃは了承し、
吉野の彼女を特定することとなりました。

ほぉんと、この作品の世界は、
「彼」や「彼女」が中心で物事進んでて笑えます。

岬の先のような所で葉風が力を使ってる。
「これで、いつでも飛ばせますね」
吉野が手を差し出すが、あわあわと立ち上がり
スタスタ行ってしまう。
ギクシャクし過ぎだよ葉風。

でもいつでも飛ばせるってなんだろ。
もしもの時のために、
各地に何か仕込んでる感じですね。

そして左門達は、「吉野の彼女会議」
とやらを始めました。
なにやってんだか。

高校生にとっての彼女とは、
同じ学校の生徒か、せいぜい周辺の中高生。
そういった女学生との接点は?と左門が真広を見やる。
「その線は微妙かもな」
真広も何度か彼女を紹介しようとしたらしいが…、
愛花に邪魔されたのね。

『無駄ですね。吉野さんの腹黒伝説は
このあたりの女子全般に知れ渡っていますから』゜
伝説って愛花…。
しかもその噂、キミが流してるんだろ、どうせ。

あいつはそんなヤツじゃないと
反論しようとする真広の声を遮り
噂は時に真実より重いと告げる愛花。
腹黒はキミもだろうが。
彼女を作ってやろうとしたら
真広まで腐れ外道認定されると脅す。

「き、厳しいんだね、妹さん」
いや厳しいなんてレベルじゃないって。

つまり吉野の彼女は噂に惑わされず
その本質を見抜けた娘。
お、潤兄ぃがコキュコキュと
ホワイトボードに書き込んでる。

 真実を見抜く眼(重要)
ぷぷぷっ。

「ぁあの…なんでホワイトボードが?」
左門は真面目に
「書記は必要だろ」
えー…。
「書記って…」
おもろすぎる、アンタたち。

今度は温泉地ですかー葉風!
露天風呂、良いなぁ、羨ましい。
でも、
「不合理だ…」
お悩み中ねぇ。
ひざ抱えたまま風呂の中に
ちゃぷんと沈んじゃったよ。

吉野の彼女は聞けば聞くほどややこしい娘。
そして吉野はその娘にベタベタに惚れている。

-小憎らしいやら、愛しいやら
はっきりせん!!


胸中複雑なわけね。

姫宮たる自分が恋に悩み、
それに世の行く末が掛かっているなんて。

-これは何か?
 ラブコメか?
 世界の命運をかけた
 ラブコメなのか?!


そのとーり。

大きい風呂だと喜んで露天風呂に飛び出してきた
宿泊客の子供。
湯の中からいきなり、さばーっと葉風が現れて
盛大に驚いてるよ。
子供脅かすなよ、葉風ぇ。

はい、アホな会議を真面目に進めている
4人の男どもの方ですよ。
一番親しい筈の真広に彼女のことを隠しているのは
おかしくないかとめぐむが指摘。
ならば隠しておくに十分な理由があったのだと潤兄ぃ。
「知られると恥ずかしい相手とか」
「学校の女教師!」
もぉ左門が真剣すぎて笑うしかない。

それならば親友にも話しづらい。
世間体もあって隠していたという理由も考えられる。
「あ、あのさ…」
「ならば人妻はどうだ」
「はぁ?」
口挟もうとしためぐむがガックリ。
めぐむ、もう分かってるよね。

「残念ながら、俺と吉野が知ってる人妻ってのは
思いつかねぇ」
…真広も真剣に返すなよ。
ズレ具合がピッタリね、貴方たち。
「えーと、そういう問題じゃなくて!」

「乳はどうかな」
どんだけ乳好きなの潤兄ぃ。
「ちち?」
可愛そうに。
めぐむは、ちちと言われても
多分、「父」と変換してるよ。

巨乳過ぎる女子で、自分の性癖を知られそうで
隠してるか、もしくは真逆って…。
兄さん、アンタと吉野を一緒にするな。

年下はどうかと左門。
まぁそれは合ってます。
真広ったら、吉野は年上好きだそうって、
キミは分かってなかったのね。

わーどんどんエスカレートして、
ロリ趣味にまで発展してるよ。
皆で吉野を汚すなよー。

書き出された項目をみて、更にげんなりしてるめぐむ。
お前も何かないかと問われ、
「学食のおばさんとか、いいんじゃなーい?」

一瞬ハッとした三人ですが。
「それはねーだろ」
「ふざけるのは良くないよ」
「もっと真剣になれ」
うわー、アンタたちがそれを言う?

「君達に言われたくないよっ!!」
うん、ここは怒っていいぞ。

さて思い悩む葉風。
こうなったら最後の手段、と心を決めた所で
旅館の中庭にいる吉野に目を留めた。
また携帯画面、見てますね。
そして空を見上げ、
「マリンスノー、か…」
愛花のこと、思い出してる。

バレンタインデーでの思い出の続きですか。
愛花は吉野のおでこを人差し指でトンとして、
『だから!怒っていませんよ』
信じられないけど、と言いながら
吉野の口元は緩んでる。
そんな吉野を少し上目遣いで見つめ、
愛花は彼の隣に寄り添うように立つ。

ここの上目遣いで見てる顔、
茶目っ気たっぷりで可愛いね。

こうしていると、
いつまでも吉野と居られる気になれる。
それは、居られないと分かっての台詞みたいだね愛花。
『寒いので、いつまでもこうして居たくは
ありませんが』
一言多いよねぇ。

冷えた手の甲を吉野の頬にペタリとつける。
それをいとおしそうに掴む吉野の表情が
なんともいえませんね。

『冷たいね』
目を合わせて微笑む。
『こうして、ずっと一緒に』
そうして二人は自然と顔を傾けた。

その言葉どおり、
ずっと一緒に、居たかったね吉野。
居られると思っていたよね。

打ち消すように、携帯を閉じる。
もう帰らぬ日々だから。

彼女と連絡を取っていたのかと
背後から近づいた葉風が訊く。
否定して、吉野が懐に携帯をしまう。

「駄目だ…このままでは、私は…」
自分の肩を抱くようにして
葉風がそんなことを言うから
寒いのかと気を利かせて、
吉野が自分の着ていた羽織を脱ぎ
葉風に着せようとする。
優しいよなぁ吉野はさ。

でも…

「やめてくれ!!」
葉風はそれを手で払ってしまう。
「吉野」
「はい」
「私は…お前が好きだ!!」
 わーっ言ったぁ!
すげぇ、勇気ある。

「好意というレベルではない。
恋と表現される、最上級の!
ドキドキレベルの、好きだ!」

あはははは。

今も吉野を抱きしめたいとか
耳たぶに触れたいとか思ってるのだと
そこまで言っちゃうか。
男前だなぁ。

あげく、きょとんとしてる吉野に
じれったいヤツだと怒り出した。

葉風にははじまりの樹の加護がある。
はじまりの姫宮が
吉野を自分のものにしたいと欲している。
吉野に彼女がいるのが腹立たしく
その娘さえこの世にいなければと
思ったりしてしまう。

最悪の場合、その葉風の気持ちを
はじまりの樹が察し、吉野の彼女を
葉風のために殺し、排除しようとするかもしれない。

「私はもはや自身で気持ちを
コントロール出来ん!
だから吉野!私にお前を諦めさせろ!」

あららー、こりゃ困ったね。

こちらはアホ会議。
ロリの線は無いとか、ナースはどうかとか
まだ色々飛び交ってるけど
めぐむは一人奇妙な顔してそんなやりとりを傍観してる。

-なんだろう…
 みんな、わざとその可能性を
 はずしてるのかな


いえ、みぃんな、ただの鈍感なんですよ。
いや、敏感なとこは敏感なくせに
変にズレてる、と言った方が正しいか。

めぐむがそっと挙手し、
「いいかな」
言うのか?
言っちゃうのか?

「もしエア彼女じゃないんだとしたら
僕の聞いた限り、吉野君の彼女って一人しか
考えられないんだけど…」
ですよねー。
「一人って…」
めぐむがキミの顔を見てるのに、
まだピンと来ませんか真広。

さてこちらは吉野たち。
このところ様子が変だったのは
そういうことかと吉野が納得してる。

わかりました、と吉野。
それならばもう隠しておかない方が良い。
さっきしまった携帯を懐から取り出す。

「彼女のことは心配いりません。
どうせはじまりの樹にも、
どうにも出来ませんから」
そんな理屈に合わないことを言われても、と
葉風は安心できない。

いや葉風、理屈には合っているのだよ。
「オフィーリアを愛していた。
たとえ幾千幾万の兄があり、
その愛情全てを寄せ集めたとしても
俺一人のこの愛には到底…」

ハムレットと同じだよね、吉野。

携帯画面を開いて葉風に見せる。
「一年前に死んだ彼女を
何を今更心配する必要があるんです?」

ほんわりと笑みを浮かべて、
そんなこと言わないで吉野。
胸が痛いよ。

「吉野君の彼女、真広君の妹さんじゃないかな」
唖然とする三人。
めぐむはホケホケしてるようで
鋭いからね。

吉野が葉風に見せている画面が
こちらに向けられる。
何度も何度も吉野が見つめてきた、
愛花の画像。

切ないなぁ。

あぁED、これ聞くと更に切なくなる。
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今回の話にピッタリなED映像だよね。


予告

「僕、触れちゃいけない所に触れちゃいました?」
まぁね。
でももう、いい加減、
知るべきだったと思うよ。
いいんだよ、これで。

とはいうもののの、
皆のリアクション、どうなるのか。
特に真広はどうするのか。
ドキドキするよ、次回見るの。

◆グッズ
絶園のテンペスト ~THE CIVILIZATION BLASTER~ ファスナーアクセサリー 【滝川吉野&不破真広】 城平京・左有秀・彩崎廉絶園のテンペスト ~THE CIVILIZATION BLASTER~ ファスナーアクセサリー 【滝川吉野&不破真広】 城平京・左有秀・彩崎廉
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前回の感想
#1
「絶園のテンペスト」#1【魔法使いは、樽の中】狂気な豊永さんが新鮮。
#2
「絶園のテンペスト」#2【彼女はとてもきれいだった、と少年は言った】
 真広、ひょっとして知ってたりする?

#3
「絶園のテンペスト」#3【できないことは、魔法にもある】
 クセになってきました。

#4
「絶園のテンペスト」#4【罰あたり、ふたり】
 ちびの頃から全然変わってないのな、この2人…。

#5
「絶園のテンペスト」#5【全てのことには、わけがある】
 どうなってるのーっ!?

#6
「絶園のテンペスト」#6【矛盾する、頭蓋】真広がいとしい…。
#7
「絶園のテンペスト」#7【ファースト・キス】
 吉野さんと合うのは真広みたいなのです。ぷぷぷ。

#8
「絶園のテンペスト」#8【魔女を断つ、時間】衝撃的な事実…。
#9
「絶園のテンペスト」#9【彼氏】真広はつくづく面白いキャラ。
#10
「絶園のテンペスト」#10【タイムマシンのつくり方】
 今回も笑わせて頂きました。

#11
「絶園のテンペスト」#11【時の娘】それは愛花のことかい?
#12
「絶園のテンペスト」#12【しばし天の祝福より遠ざかり……】
 おいこら、こんなところで年越え!?

#13
「絶園のテンペスト」#13【夢の理】2週間待ったのに、これだけ?(泣)
#14
「絶園のテンペスト」#14【あけましておめでとう】
 別アニメみたいになりましたね。

#15
「絶園のテンペスト」#15【何やら企んでいるようであり】
 こういう左門がまた見たかったんだ♪

#16
「絶園のテンペスト」#16【徘徊する亡霊】
 やっぱり吉野はつくづく内山さんだわ。


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橘 瑞来

Author:橘 瑞来
4年続けた他ブログから
引っ越してきて、
5周年を迎える所なのに
未だ未整理で
申し訳ない限り(汗)
本宅notresは
2014年5月8日を持ち
閉鎖いたしました。


創作以外では、音楽、
アニメ、ゲーム、
声優サン好きで
美味しん坊デス。
現在ハマってるものは、
音楽は、OLDCODEX、
NCIS、theHIATUS、
GRANRODEO、VAMPS、
ONE OK ROCK。
アニメ、ゲーム、漫画系は、
新たにハマってるのは
刀剣乱舞。
どっぷりハマってるのが
夏目友人帳、うた☆プリ♪
後、最近は、進撃の巨人、
ハイキュー!!、七つの大罪
などが好きです。

※仕事が不定休に
なりました。
更新が更にまちまちに
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