「PSYCHO-PASS」#19【透明な影】やはり眼をつけられましたか朱。
最新話の感想ではありませんのでご注意を。
一週間遅れ、先週分の感想です。
それでもようやく追いついたと
ちょっとだけ気が楽になりましたわ。
昨日今日と珍しく連休だったので、
この機にブログ作業の遅れを取り戻そうと
思っていたのですが、
この二日間、PCが絶不調で、
せっかく家にいるのに、作業が進みません。
申し訳ないです。
今週分もまた遅れそうです。
いつも見に来てくださってる皆様、
ごめんなさい。
また忘れたころにでも覗いてやってくださいませ。
そうそう、雑賀教授再びっ!でしたが
良いキャラですよね、教授。
前回も書いたと思うが、
山路和弘さんの演技も凄く自然で良いですね。
一週間遅れ、先週分の感想です。
それでもようやく追いついたと
ちょっとだけ気が楽になりましたわ。
昨日今日と珍しく連休だったので、
この機にブログ作業の遅れを取り戻そうと
思っていたのですが、
この二日間、PCが絶不調で、
せっかく家にいるのに、作業が進みません。
申し訳ないです。
今週分もまた遅れそうです。
いつも見に来てくださってる皆様、
ごめんなさい。
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良いキャラですよね、教授。
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PSYCHO-PASS公式HP
慎也は本番に備えて練習ですか?
弾の装填から撃つまでを
何度も繰り返してる。
そうよね、敏速に、確実に、
仕留めなきゃいけないものね。
ドミネーターと違って、弾丸詰めなきゃいけないわけで。
いかに無駄のない動きでその手間をクリアするかも
重要となりますね。
うわ、若き日のとっつぁんとちびギノの写真~。
ギノかわいいな、おい。
とっつぁんのほっぺ掴んでるのかー。
バイクまである。
これ、とっつぁんが昔乗ってたわけ?
今の彼からはパイクなんてピンと来ないし
更にピンと来ない型のバイクだな。
でも、慎也にバイクは似合うわね。
とりあえず私からも礼を言っとくよ。
とっつぁん、ありがとう。
おぉまるで乗りなれてる方の運転ね。
人馬一体となっております。
そのメットだけが
どうにもいただけないけどさ。
OP~。
お、鳥海さん再びっ。
ギノの色相は、もう危険域に来てる。
そりゃそうでしょう。
あれだけ色々あったしね。
犯罪係数はまだ変動値だが、
更に急激に悪化する可能性もある。
これ以上、色相を濁らせたまま放置すれば
最悪の場合、潜在犯認定もありうる。
カウンセラーにそう言われたギノは
肩を揺らしてはははと乾いた笑い声をあげた。
思わず笑ったのは、
相棒が昔、今と同じ状況になったことを
思い出したから。
慎也のことだね。
相棒は、相棒ではなくなり、今は部下。
カウンセラーもそう言われれば分かるよね。
相棒がどうなったか。
彼のようになるまいとギノは保身に徹してきたのに
その結果がこれでは皮肉なもの。
すぐに集中セラピーをセッティングすると
カウンセラーが告げる。
職場にも彼が連絡しておくと早速進めようとするが
ギノはそれを止める。
「今はまだ困る」
やり過ごして見せると言うギノに
結果に責任が持てないとカウンセラー。
何かあって責任問われるの困るものね、貴方。
「今の同僚。今年採用されたばかりの女の子なんですが
彼女を見てると希望が沸いてくるんですよ。
心の持ちようでどうにかなるって」
ほぉ。
そうそう、先週は助けられたしねぇ。
『犯罪係数300以下の対象には
パラライザーモードが適用されます。
宜野座さん、そのドミネーター故障してますよ』
あれにはしびれたよね。
慎也は雑賀教授を頼って再訪か。
「おいおい、銃まで持ってるのか?」
見える所に出てないのによく分かりますね。
「古臭いリボルバーで、合ってる?」
流石だわ。
まるで超能力だと慎也の表情が緩む。
教授いわく観察力と論理的思考だってさ。
こちらは朱、ですが。
廊下を歩く彼女の顔がまるで別人のよう。
いや作画が悪いとかそういうことではなく。
ここの彼女の作画は悪くないし。
キッとした表情ですな。
「もう全員に連絡が行ったと思うが
狡噛が逃亡した。疑問の余地は一切ない」
さっきの表情のまま席に着いた朱が
「はい」
と感情のない声で返事をする。
慎也は聖護を追うだろうし、自分達も聖護を追う身。
「逃亡執行官と遭遇した場合は、
速やかに処分しろ」
ギノのその命に朱が、
「槙島は生け捕り、狡噛さんは即時処分」
とだけ返す。
おかしな話ですねとは口にしないのね朱。
でもそんな気持ちを含んだ言葉なのでしょう?
慎也のことを考えるのは今はやめようととっつぁん、
聖護を追いつめれば、自然に再会できるだろう、と。
その聖護は今、どこにいるのか。
顔は割れているが、暴動の余波で
監視システムの何割かはまだ調整中。
完全復旧まであと5日あり、
その間はフェイスレコグニションによる捜査は期待出来ない。
聖護はその間に行方をくらまし
高飛びの算段をするのではないかという
弥生の意見を
「いいえ、必ず仕掛けてきます」
朱が即座に否定する。
「あの男は追い詰められて諦めるような
タイプじゃない。
最後の最後まで
この世界を試さずにはいられない。
システムに守られたこの世界に
むき出しの人間性を突きつけてくる」
そのつもりで聖護は
慎也にも挑発する電話をかけた。
朱はよく理解しています。
志苑のとこに来たのね、朱。
「色々あったと思うけど
…大丈夫?」
振り返って朱にそう訊く志苑は
心配そうな顔だ。
「まぁ、落ち込んでる場合じゃありませんし」
苦笑する朱がちょっと痛々しいな。
「こぉんなお姉さんで良かったら、
話し相手になるわよ」
「ハ…そういえば人に愚痴ってないな」
吐き出さないとパンクするよ朱。
ここはちょっと愚痴っとこうか。
慎也が潜在犯じゃなく
本物の人殺しになってしまうのは絶対に嫌。
泣くのを必死にこらえてる感じだなぁ朱。
何もかも自分で背負い込むのは駄目だと
志苑が忠告するが、大丈夫だと返す。
「心配なら色相判定してみます?」
朝、自分でチェックしたらしい。
こんなことになったのにペールターコイズ。
「私、どれだけ薄情なんだろう」
心とサイコパスは別の物。
ではサイコパスとは何なのか。
「心って…なんなんですか?」
志苑が肩に手をかけ、振り向かせようとするけど
朱が俯く。
泣いて…いるんだね。
志苑がそっと、後ろから朱を抱いた。
教授が鼻歌歌いながら朝食作ってるー。
いいなぁ広いキッチン。憧れる。
慎也があくびしながら入ってきた。
次に聖護が何をするのか
その行動予測がなかなか上手くいかなくて
夕べは眠れなかったようです。
あと5日で首都圏のセキュリティネットワークが
完全復旧する。
聖護にとってそれが最後の花火を上げる
タイムリミットになる。
「コーヒーが淹れてある。
本物の豆だから目茶苦茶濃いぞ」
この世界では本物の豆のコーヒーは教授のトコでしか
飲めないんですか。
私、住めませんわそんな世界。
コーヒー無いと生きていけないもん。
うわぁぁぁぁ~っ教授ぅ。
めっちゃ美味そう、そのオムレツぅ。
…オムレツ食いたくなってきた。
慎也が持ち出して来た資料、
教授に見てもらったのね。
「なるほど、苦戦するわけだ」
シビュラシステム運営下に政治犯という者が
存在するとすれば、あの男のことだろうと教授。
テロリスト、アナーキスト、アジテーター。
民衆に興味のない自殺願望のある革命家。
どのみちろくなものではない。
「ところでアナーキズムの定義とは?」
「支配と権力の否定です。
ただ混乱と無秩序という意味ではない」
はは、講義になってる。
非人間的な支配システムの否定。
より人間的なシステムの構築。
聖護はアナーキストに近いが
彼ほど破壊を好むとなると
本来の語意からだいぶ離れる。
「非人間的な支配システム。
すなわちシビュラですよね」
マックスウェーバーの言葉を借りれば
理想的な官僚とは、
憤怒も不公平も憎しみもない
激情もなく愛も熱狂もなく
ひたすら義務に従う人間のこと。
シビュラはそういう意味では
理想の官僚制的行政に近いかもしれない。
ただしそれは公表されてるシビュラの仕様が
全て真実という前提の上での話。
聖護は電話でシビュラの正体を知ったと
慎也に告げた。
慎也が命を賭けて守るようなものではないとも。
マックスウェーバーから更に引用すれば
官僚制的行政は知識によって大衆を支配する。
専門知識と実務知識、そしてそれを秘密にすることで
優越性を高める。
「槙島はその優越性を剥ぎ取ろうとしている」
それは上手くいきかけた。
例の暴動でこの社会はかなりの危険ラインまで脅かされた。
そして厚生省から聖護に対して、なんらかの提案があり、
彼はそれを拒絶した。
「一度録画か録音つきで
その槙島という男と話してみたいもんだ」
教授だって興味持つよね、そんな男。
研究の一環かと慎也は訊くが
そういう段階ではないってさ。
純粋に捜査協力の為にだそうで。
「もしこの席に槙島も居たら
どんな風に参加してくると思う?」
訊かれて慎也はスッと想像する。
「あいつは…
マックスウェーバーを持ち出された
次の瞬間には、
フーコーやジェレミー・ベンサムの言葉を
引用して返すでしょう」
『システムというより、巨大な監獄では?
ハノプティコン。一望監視施設の最悪の発展型。
最小の人数で最大の囚人をコントロールする』
フッと笑ってドヤ顔。
もしかしたらガリバー旅行記も引用するかも、か。
ええ、ええ、引用してましたよ。
バルニバービの医者を。
まるで見ていたみたいだな慎也。
「あの男はシニカルで歪んだユーモアの持ち主です」
慎也ったら、完全に理解しちゃってますね聖護のこと。
「なるほど、進みすぎた科学と政治への風刺として」
「そういう男です」
お、食後の皿洗いは慎也の仕事ね。
ゴチになったんだし、当然だな。
踏み込んだ質問をさせてもらう、と教授。
聖護と自分が似ていると思うか。
あ、ちょっと嫌そう。
水を止めて答える。
「理解できる点はあります」
ですよね。
聖護の過去は何もわかっていない。
ただひとつ確実なのは
彼の人生には重大な転換点があったこと。
「自分が特異体質だと気づいた瞬間です」
あ、妄想聖護がまだ座ってた。
自分のサイコパスを自在にコントロール出来る体質。
それを特権だと思う人間も居る。
だが聖護は違った。
「ヤツが覚えたのは恐らく、疎外感です」
この社会でシビュラの目に映らないというのは
ある意味人間としてカウントされないのと同じ。
「仲間に入れてもらえなかった子供。
なるほど、案外そんな気分が
槙島の原点なのかもしれないねぇ」
とはいえ全ては推測。
本当の所は本人に聞いてみなけりゃわからない。
いやいや慎也、それほぼ正解だから。
「君は訊くつもりはない」
「はい」
片づけが終わったら書斎に来るように、と教授。
面白いものをみせてくれるそうだ。
ギノは禾生の所に来てるのね。
慎也の性格と思考を理解し、行動パターンを予測するにあたり
もっとも適任なのは自分達だとアピール。
で、禾生の反応ときたら
「ふーん、あ、そう」
やる気ねー。
中身誰だよ。
指を口元に持って行くしぐさとこの態度
けだるい若者みたいだな。
ギノもさすがに何か感じました?
結果を訊くとっつぁんに、
聖護と慎也の追跡は引き続き一係が
担当することになったとギノが告げる。
「無茶だ」
朱もギノも、もうこれ以上あの二人に
関わり合うべきでは無いと
とっつぁんは思ってる。
「一係でなきゃ駄目なんだ!
俺達なら狡噛を撃つ前に
投降を呼びかけることだって」
慎也を殺したくないからこそ必死なのねギノ。
でも投降したところで、上に始末されるでしょ。
同じことだよ。
「なぁ、伸元、いつからそんなに甘くなった」
たとえ投降したとしても、施設に送られて殺処分。
そうそう、即行だろうと思うわよ。
先日、局長はあの時点で、皆の前で処分しようとしたんだぜ?
忘れたのかよ。
慎也を追う以上、
自分たちは彼と命のやりとりをするしかない。
だったらいっそ三係に任せた方が良いと
とっつぁんは言いかける。
ちょい待ち。
三係なんて…あったのね。
この間全員集められた時、そんなに居たっけ?
二係までだと思ってた。
「他人事で済ませっていうのか!」
ギノがとっつぁんの襟を掴んで、彼を壁に押し付けたよ。
「どうせアンタも察した上で
放っておいたんだろ!
狡噛が出て行くのを止めもせず
指をくわえて見送ったんだろうが!
あいつに槙島を殺させるために!」
いやいや逃亡潜伏に一役買っちゃってます。
やはりキミは慎也と違って勘が鈍いね。
それは背任行為、いや犯罪行為だと告げる。
口先でどう言い繕おうと、
ドミネーターだけは誤魔化せない。
「今、この場で犯罪係数を測ってやろうか」
それを言うなら、キミだって相当ヤバイんじゃない?
何も言わぬとっつぁんに背を向け、
ギノは壁を拳で殴る。
「くそっ、どいつもこいつも、
俺を置き去りにして
勝手に向こう側に行きやがって。
アンタも狡噛も!
そんなに正義の味方になりたいのか!」
ギノも寂しいんだ。
そんなに大切だったんだ。
父親のことも、慎也のことも。
大切だから悔しいんだね。
「正義じゃない。執念だ」
他にもっと賢い生き方があると分かっていても
そこに背を向けたら
自分の積み上げて来た全てが嘘になる。
「そういう瞬間があるんだよ」
それが執行官の意地かと言われ
とっつぁんは執行官だからではないと否定。
「こいつぁ男の意地ってやつだ」
「だったら俺には俺の意地がある。
狡噛の馬鹿は必ずこの手で止める。
誰がなんと言おうともだ!」
あらあら。
「あれはもう駄目だな」
禾生はもうギノを見放してる。
そうでしょうとも。
ただ今の状況下で即座に手駒に出来る人材が…、と
ネットワークにアクセスちぅ。
「…ん?なんだと?それは皆の総括による結論なのか」
お、意外な人材を弾き出したようですね。
「うん…では…いや、今この容量では理解しきれない。
一旦そちらに戻ってコンセンサスをとりたい」
戻ってる間は、この身体はPCのセーブモードみたいな感じに
なるのかしらねー。
さてこちらは慎也と教授。
面白いものって「●ちゃんねる」ですか?
論じられてる内容は高度で濃そうですが。
海外のサーバーをいくつも経由して運営されており
シビュラシステムにも目をつけられていないらしい。
ここを使っているのは、元大学教授、ジャーナリスト
評論家、文学者。
シビュラシステムによって、用済みになったとされた人々。
彼らが今でも鬱憤が溜まると書き込む。
シビュラなんてろくなものじゃない、と
問題点を多々あげては、語り合ってるようです。
不毛かもしれないが、こんな場所が無いよりは良い。
教授は先ほど、食事の前にひとつスレッドを立てておいた。
エレファント二郎さんですか。
どこから来てるのそのHN。
『五日間でシビュラシステムを完全崩壊させる方法は?』
というそのスレッドに、
もういくつものコメントが寄せられてる。
面白い遊びだと思って乗ってきた連中。
どれも馬鹿げた冗談にしかみえませんが
その中で一番面白いと思った冗談を探せと教授。
慎也と聖護は似たもの同士。
そのインスピレーションを信じてみろってさ。
慎也は言われるままそれぞれのコメントを
読んでいくが、ふとスクロールする手を止めた。
パンケーキマシンさんの書き込み。
食料の自給体制を破壊するのが
一番ではないか、というもの。
今この国の食卓に並ぶのは99%が
ハイパーオーツを原料とする加工食品。
究極の収穫効率を誇る遺伝子組み換え麦、
ただ一品に依存している。
多様性を失った大量の「単一種」となれば
ひとつ致命的な欠陥が見つかれば
一気に全滅する可能性もある。
「これが槙島の次の狙いかも」
「食料の自給か…」
「はい…この手があったかと」
農作物、生産体制、遺伝子組み換え
そのあたりの資料は無いかと
慎也がやや焦り口調で教授に問う。
「任せろ」
頼もしい味方ですわ教授。
人口の激減とシビュラシステムの完成により
人口の都市部への一極集中は歯止めが利かなくなった。
だが人は動けても、土地は動かせない。
農地における第一次産業は、
もはや完全自動化を余儀なくされた。
ドローンによる作業の機械化、
遺伝子改良されたハイパーオーツと、
善玉ウィルスによる疫病対策。
こうして完全無人化の農耕システムが完成したことにより
この国から農業という職種は消えうせた。
今では北陸全域が人口ゼロの巨大穀倉生産基地になっている。
もし仮に農作物の健康管理にトラブルが生じたら
単一品種のハイパーオーツは、
疫病により壊滅的な被害をこうむる。
自給体制が崩壊すれば
日本は再び食糧を輸入しなくてはならない。
他国に対するコミュニケーションを拒絶していたそれを
急激に改めなければならない。
食糧不足により日本国民全体の犯罪係数が上昇。
食料輸入を解禁すれば、国境警備はどうしても
緩めざるを得ない。
難民の流入も始まる。
そうなれば犯罪係数の測定そのものが
無意味になるかもしれない。
それを実現するためには専門家の力が必要となる。
「今、槙島は…」
その資料に載ってる、なにかしらの専門家のもとへ
向かってると読んだのね。
そして伸也は再びバイクにまたがった。
聖護を殺そうとする慎也の計画に
教授は意図的に加担した。
その自覚がある以上、次に抜き打ち検診をくらえば
それが年貢の納め時だなと苦笑い。
「本当に、ご迷惑をおかけしました」
気にするなと教授。
社会に参加せずに引きこもっていた罰が当たっただけ。
慎也に手を貸したことで教授は自分の役目を果たしたと思っている。
「だが、それでも結局汚れ仕事は
狡噛、お前一人に押
し付けてしまうことになるんだな」
それこそ気にしないでくださいと
慎也が柔らかく微笑む。
「なぜだか、俺以外の誰かが
アイツを殺すってのが、想像もつかないんですよ」
そうね、私もそう思うよ。
慎也は再びあのメットを被り、バイクを走らせた。
朱は公安局に一人残り、慎也の事を考えていたようですが
お疲れのようで腕を上げ、後ろにもたれて伸び~。
私もよく、それやります。
背骨がバキバキ言ったりします。
突然入り口が開いて
ドミネーター収容コンテナ(正式名知らないよ)が
一人でやってきた。
しかも勝手に開いてドミネーターが
「取って」
とばかりに突き出される。
手に取ると、ドミネーターが語りかけてきた。
「常守朱監視官。
今から…貴女にすべての真実を告げましょう」
ひぃえーっ。
こういう形を取ってきたか。
面白い!
でも怖い!
ED~♪
あーっ続きが早く見たいぃぃぃーって
もう見たんだけどさ。
また感想は遅れると思いますが
お許しを。
◆書籍
◆グッズ
すごいっ!ドミネーターだぁ。
前回までの感想
#1
「PSYCHO-PASS」#1【犯罪係数】朱が嫌いになるのも計算?
#2
「PSYCHO-PASS」#2【成しうる者】慎也の印象が違ってました。
#3
「PSYCHO-PASS」#3【飼育の作法】面白くなってきました♪
#4
「PSYCHO-PASS」#4【誰も知らないあなたの仮面】
子安さんが子安さん過ぎる(笑)。
#5
「PSYCHO-PASS」#5【誰も知らないあなたの顔】やっぱりね。
#6
「PSYCHO-PASS」#6【狂王子の帰還】教師とはね…。
#7
「PSYCHO-PASS」#7【紫蘭の花言葉】
類は友を呼ぶとはキミらのこと。
#8
「PSYCHO-PASS」#8【あとは、沈黙。】刑事ドラマやねぇ。
#9
「PSYCHO-PASS」#9【楽園の果実】泉宮司見たくない…。
#10
「PSYCHO-PASS」#10【メトセラの遊戯】カッコ良いわ~慎也♪
#11
「PSYCHO-PASS」#11【聖者の晩餐】優しすぎて泣けるよ、もぉ。
#12
「PSYCHO-PASS」#12【Devil's crossroad】弥生回とはね…。
#13
「PSYCHO-PASS」#13【深淵からの招待】
ED飛ばしちゃ駄目ですよ…。
#14
「PSYCHO-PASS」#14【甘い罠】ゾッとするね。
#15
「PSYCHO-PASS」#15【硫黄降る街】通じあってる2組。
#16
「PSYCHO-PASS」#16【裁きの門】いやぁぁぁぁ~っ秀星ぃぃぃ。
#17
「PSYCHO-PASS」#17【鉄の腸】聖護を分かってないね。
#18
「PSYCHO-PASS」#18【水に書いた約束】朱が女神に見えたよ。
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慎也は本番に備えて練習ですか?
弾の装填から撃つまでを
何度も繰り返してる。
そうよね、敏速に、確実に、
仕留めなきゃいけないものね。
ドミネーターと違って、弾丸詰めなきゃいけないわけで。
いかに無駄のない動きでその手間をクリアするかも
重要となりますね。
うわ、若き日のとっつぁんとちびギノの写真~。
ギノかわいいな、おい。
とっつぁんのほっぺ掴んでるのかー。

バイクまである。
これ、とっつぁんが昔乗ってたわけ?
今の彼からはパイクなんてピンと来ないし
更にピンと来ない型のバイクだな。

でも、慎也にバイクは似合うわね。
とりあえず私からも礼を言っとくよ。
とっつぁん、ありがとう。
おぉまるで乗りなれてる方の運転ね。

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そのメットだけが

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お、鳥海さん再びっ。
ギノの色相は、もう危険域に来てる。
そりゃそうでしょう。
あれだけ色々あったしね。
犯罪係数はまだ変動値だが、
更に急激に悪化する可能性もある。
これ以上、色相を濁らせたまま放置すれば
最悪の場合、潜在犯認定もありうる。
カウンセラーにそう言われたギノは
肩を揺らしてはははと乾いた笑い声をあげた。
思わず笑ったのは、
相棒が昔、今と同じ状況になったことを
思い出したから。
慎也のことだね。
相棒は、相棒ではなくなり、今は部下。
カウンセラーもそう言われれば分かるよね。
相棒がどうなったか。
彼のようになるまいとギノは保身に徹してきたのに
その結果がこれでは皮肉なもの。
すぐに集中セラピーをセッティングすると
カウンセラーが告げる。
職場にも彼が連絡しておくと早速進めようとするが
ギノはそれを止める。
「今はまだ困る」
やり過ごして見せると言うギノに
結果に責任が持てないとカウンセラー。
何かあって責任問われるの困るものね、貴方。
「今の同僚。今年採用されたばかりの女の子なんですが
彼女を見てると希望が沸いてくるんですよ。
心の持ちようでどうにかなるって」
ほぉ。
そうそう、先週は助けられたしねぇ。
『犯罪係数300以下の対象には
パラライザーモードが適用されます。
宜野座さん、そのドミネーター故障してますよ』
あれにはしびれたよね。
慎也は雑賀教授を頼って再訪か。
「おいおい、銃まで持ってるのか?」
見える所に出てないのによく分かりますね。
「古臭いリボルバーで、合ってる?」
流石だわ。

まるで超能力だと慎也の表情が緩む。
教授いわく観察力と論理的思考だってさ。
こちらは朱、ですが。
廊下を歩く彼女の顔がまるで別人のよう。
いや作画が悪いとかそういうことではなく。
ここの彼女の作画は悪くないし。
キッとした表情ですな。
「もう全員に連絡が行ったと思うが
狡噛が逃亡した。疑問の余地は一切ない」
さっきの表情のまま席に着いた朱が
「はい」
と感情のない声で返事をする。
慎也は聖護を追うだろうし、自分達も聖護を追う身。
「逃亡執行官と遭遇した場合は、
速やかに処分しろ」
ギノのその命に朱が、
「槙島は生け捕り、狡噛さんは即時処分」
とだけ返す。
おかしな話ですねとは口にしないのね朱。
でもそんな気持ちを含んだ言葉なのでしょう?
慎也のことを考えるのは今はやめようととっつぁん、
聖護を追いつめれば、自然に再会できるだろう、と。
その聖護は今、どこにいるのか。
顔は割れているが、暴動の余波で
監視システムの何割かはまだ調整中。
完全復旧まであと5日あり、
その間はフェイスレコグニションによる捜査は期待出来ない。
聖護はその間に行方をくらまし
高飛びの算段をするのではないかという
弥生の意見を
「いいえ、必ず仕掛けてきます」
朱が即座に否定する。
「あの男は追い詰められて諦めるような
タイプじゃない。
最後の最後まで
この世界を試さずにはいられない。
システムに守られたこの世界に
むき出しの人間性を突きつけてくる」
そのつもりで聖護は
慎也にも挑発する電話をかけた。
朱はよく理解しています。
志苑のとこに来たのね、朱。
「色々あったと思うけど
…大丈夫?」
振り返って朱にそう訊く志苑は
心配そうな顔だ。
「まぁ、落ち込んでる場合じゃありませんし」
苦笑する朱がちょっと痛々しいな。
「こぉんなお姉さんで良かったら、
話し相手になるわよ」
「ハ…そういえば人に愚痴ってないな」
吐き出さないとパンクするよ朱。
ここはちょっと愚痴っとこうか。
慎也が潜在犯じゃなく
本物の人殺しになってしまうのは絶対に嫌。
泣くのを必死にこらえてる感じだなぁ朱。

何もかも自分で背負い込むのは駄目だと
志苑が忠告するが、大丈夫だと返す。
「心配なら色相判定してみます?」
朝、自分でチェックしたらしい。
こんなことになったのにペールターコイズ。
「私、どれだけ薄情なんだろう」
心とサイコパスは別の物。
ではサイコパスとは何なのか。
「心って…なんなんですか?」
志苑が肩に手をかけ、振り向かせようとするけど
朱が俯く。
泣いて…いるんだね。
志苑がそっと、後ろから朱を抱いた。
教授が鼻歌歌いながら朝食作ってるー。
いいなぁ広いキッチン。憧れる。
慎也があくびしながら入ってきた。
次に聖護が何をするのか
その行動予測がなかなか上手くいかなくて
夕べは眠れなかったようです。
あと5日で首都圏のセキュリティネットワークが
完全復旧する。
聖護にとってそれが最後の花火を上げる
タイムリミットになる。
「コーヒーが淹れてある。
本物の豆だから目茶苦茶濃いぞ」
この世界では本物の豆のコーヒーは教授のトコでしか
飲めないんですか。

私、住めませんわそんな世界。
コーヒー無いと生きていけないもん。
うわぁぁぁぁ~っ教授ぅ。
めっちゃ美味そう、そのオムレツぅ。
…オムレツ食いたくなってきた。
慎也が持ち出して来た資料、
教授に見てもらったのね。
「なるほど、苦戦するわけだ」
シビュラシステム運営下に政治犯という者が
存在するとすれば、あの男のことだろうと教授。
テロリスト、アナーキスト、アジテーター。
民衆に興味のない自殺願望のある革命家。
どのみちろくなものではない。
「ところでアナーキズムの定義とは?」
「支配と権力の否定です。
ただ混乱と無秩序という意味ではない」
はは、講義になってる。
非人間的な支配システムの否定。
より人間的なシステムの構築。
聖護はアナーキストに近いが
彼ほど破壊を好むとなると
本来の語意からだいぶ離れる。
「非人間的な支配システム。
すなわちシビュラですよね」
マックスウェーバーの言葉を借りれば
理想的な官僚とは、
憤怒も不公平も憎しみもない
激情もなく愛も熱狂もなく
ひたすら義務に従う人間のこと。
シビュラはそういう意味では
理想の官僚制的行政に近いかもしれない。
ただしそれは公表されてるシビュラの仕様が
全て真実という前提の上での話。
聖護は電話でシビュラの正体を知ったと
慎也に告げた。
慎也が命を賭けて守るようなものではないとも。
マックスウェーバーから更に引用すれば
官僚制的行政は知識によって大衆を支配する。
専門知識と実務知識、そしてそれを秘密にすることで
優越性を高める。
「槙島はその優越性を剥ぎ取ろうとしている」
それは上手くいきかけた。
例の暴動でこの社会はかなりの危険ラインまで脅かされた。
そして厚生省から聖護に対して、なんらかの提案があり、
彼はそれを拒絶した。
「一度録画か録音つきで
その槙島という男と話してみたいもんだ」
教授だって興味持つよね、そんな男。
研究の一環かと慎也は訊くが
そういう段階ではないってさ。
純粋に捜査協力の為にだそうで。
「もしこの席に槙島も居たら
どんな風に参加してくると思う?」
訊かれて慎也はスッと想像する。
「あいつは…
マックスウェーバーを持ち出された
次の瞬間には、
フーコーやジェレミー・ベンサムの言葉を
引用して返すでしょう」
『システムというより、巨大な監獄では?
ハノプティコン。一望監視施設の最悪の発展型。
最小の人数で最大の囚人をコントロールする』
フッと笑ってドヤ顔。
もしかしたらガリバー旅行記も引用するかも、か。
ええ、ええ、引用してましたよ。
バルニバービの医者を。
まるで見ていたみたいだな慎也。
「あの男はシニカルで歪んだユーモアの持ち主です」
慎也ったら、完全に理解しちゃってますね聖護のこと。
「なるほど、進みすぎた科学と政治への風刺として」
「そういう男です」
お、食後の皿洗いは慎也の仕事ね。
ゴチになったんだし、当然だな。
踏み込んだ質問をさせてもらう、と教授。
聖護と自分が似ていると思うか。
あ、ちょっと嫌そう。
水を止めて答える。
「理解できる点はあります」
ですよね。
聖護の過去は何もわかっていない。
ただひとつ確実なのは
彼の人生には重大な転換点があったこと。
「自分が特異体質だと気づいた瞬間です」
あ、妄想聖護がまだ座ってた。
自分のサイコパスを自在にコントロール出来る体質。
それを特権だと思う人間も居る。
だが聖護は違った。
「ヤツが覚えたのは恐らく、疎外感です」
この社会でシビュラの目に映らないというのは
ある意味人間としてカウントされないのと同じ。
「仲間に入れてもらえなかった子供。
なるほど、案外そんな気分が
槙島の原点なのかもしれないねぇ」
とはいえ全ては推測。
本当の所は本人に聞いてみなけりゃわからない。
いやいや慎也、それほぼ正解だから。

「君は訊くつもりはない」
「はい」
片づけが終わったら書斎に来るように、と教授。
面白いものをみせてくれるそうだ。
ギノは禾生の所に来てるのね。
慎也の性格と思考を理解し、行動パターンを予測するにあたり
もっとも適任なのは自分達だとアピール。
で、禾生の反応ときたら
「ふーん、あ、そう」

中身誰だよ。
指を口元に持って行くしぐさとこの態度
けだるい若者みたいだな。
ギノもさすがに何か感じました?
結果を訊くとっつぁんに、
聖護と慎也の追跡は引き続き一係が
担当することになったとギノが告げる。
「無茶だ」
朱もギノも、もうこれ以上あの二人に
関わり合うべきでは無いと
とっつぁんは思ってる。
「一係でなきゃ駄目なんだ!
俺達なら狡噛を撃つ前に
投降を呼びかけることだって」
慎也を殺したくないからこそ必死なのねギノ。
でも投降したところで、上に始末されるでしょ。
同じことだよ。
「なぁ、伸元、いつからそんなに甘くなった」
たとえ投降したとしても、施設に送られて殺処分。
そうそう、即行だろうと思うわよ。
先日、局長はあの時点で、皆の前で処分しようとしたんだぜ?
忘れたのかよ。
慎也を追う以上、
自分たちは彼と命のやりとりをするしかない。
だったらいっそ三係に任せた方が良いと
とっつぁんは言いかける。
ちょい待ち。
三係なんて…あったのね。

この間全員集められた時、そんなに居たっけ?
二係までだと思ってた。
「他人事で済ませっていうのか!」
ギノがとっつぁんの襟を掴んで、彼を壁に押し付けたよ。
「どうせアンタも察した上で
放っておいたんだろ!
狡噛が出て行くのを止めもせず
指をくわえて見送ったんだろうが!
あいつに槙島を殺させるために!」
いやいや逃亡潜伏に一役買っちゃってます。
やはりキミは慎也と違って勘が鈍いね。
それは背任行為、いや犯罪行為だと告げる。
口先でどう言い繕おうと、
ドミネーターだけは誤魔化せない。
「今、この場で犯罪係数を測ってやろうか」
それを言うなら、キミだって相当ヤバイんじゃない?
何も言わぬとっつぁんに背を向け、
ギノは壁を拳で殴る。
「くそっ、どいつもこいつも、
俺を置き去りにして
勝手に向こう側に行きやがって。
アンタも狡噛も!
そんなに正義の味方になりたいのか!」
ギノも寂しいんだ。
そんなに大切だったんだ。
父親のことも、慎也のことも。
大切だから悔しいんだね。
「正義じゃない。執念だ」
他にもっと賢い生き方があると分かっていても
そこに背を向けたら
自分の積み上げて来た全てが嘘になる。
「そういう瞬間があるんだよ」
それが執行官の意地かと言われ
とっつぁんは執行官だからではないと否定。
「こいつぁ男の意地ってやつだ」
「だったら俺には俺の意地がある。
狡噛の馬鹿は必ずこの手で止める。
誰がなんと言おうともだ!」
あらあら。
「あれはもう駄目だな」
禾生はもうギノを見放してる。
そうでしょうとも。
ただ今の状況下で即座に手駒に出来る人材が…、と
ネットワークにアクセスちぅ。
「…ん?なんだと?それは皆の総括による結論なのか」
お、意外な人材を弾き出したようですね。
「うん…では…いや、今この容量では理解しきれない。
一旦そちらに戻ってコンセンサスをとりたい」
戻ってる間は、この身体はPCのセーブモードみたいな感じに
なるのかしらねー。
さてこちらは慎也と教授。
面白いものって「●ちゃんねる」ですか?
論じられてる内容は高度で濃そうですが。
海外のサーバーをいくつも経由して運営されており
シビュラシステムにも目をつけられていないらしい。
ここを使っているのは、元大学教授、ジャーナリスト
評論家、文学者。
シビュラシステムによって、用済みになったとされた人々。
彼らが今でも鬱憤が溜まると書き込む。
シビュラなんてろくなものじゃない、と
問題点を多々あげては、語り合ってるようです。
不毛かもしれないが、こんな場所が無いよりは良い。
教授は先ほど、食事の前にひとつスレッドを立てておいた。
エレファント二郎さんですか。
どこから来てるのそのHN。
『五日間でシビュラシステムを完全崩壊させる方法は?』
というそのスレッドに、
もういくつものコメントが寄せられてる。
面白い遊びだと思って乗ってきた連中。
どれも馬鹿げた冗談にしかみえませんが
その中で一番面白いと思った冗談を探せと教授。
慎也と聖護は似たもの同士。
そのインスピレーションを信じてみろってさ。
慎也は言われるままそれぞれのコメントを
読んでいくが、ふとスクロールする手を止めた。
パンケーキマシンさんの書き込み。
食料の自給体制を破壊するのが
一番ではないか、というもの。
今この国の食卓に並ぶのは99%が
ハイパーオーツを原料とする加工食品。
究極の収穫効率を誇る遺伝子組み換え麦、
ただ一品に依存している。
多様性を失った大量の「単一種」となれば
ひとつ致命的な欠陥が見つかれば
一気に全滅する可能性もある。
「これが槙島の次の狙いかも」
「食料の自給か…」
「はい…この手があったかと」
農作物、生産体制、遺伝子組み換え
そのあたりの資料は無いかと
慎也がやや焦り口調で教授に問う。
「任せろ」
頼もしい味方ですわ教授。
人口の激減とシビュラシステムの完成により
人口の都市部への一極集中は歯止めが利かなくなった。
だが人は動けても、土地は動かせない。
農地における第一次産業は、
もはや完全自動化を余儀なくされた。
ドローンによる作業の機械化、
遺伝子改良されたハイパーオーツと、
善玉ウィルスによる疫病対策。
こうして完全無人化の農耕システムが完成したことにより
この国から農業という職種は消えうせた。
今では北陸全域が人口ゼロの巨大穀倉生産基地になっている。
もし仮に農作物の健康管理にトラブルが生じたら
単一品種のハイパーオーツは、
疫病により壊滅的な被害をこうむる。
自給体制が崩壊すれば
日本は再び食糧を輸入しなくてはならない。
他国に対するコミュニケーションを拒絶していたそれを
急激に改めなければならない。
食糧不足により日本国民全体の犯罪係数が上昇。
食料輸入を解禁すれば、国境警備はどうしても
緩めざるを得ない。
難民の流入も始まる。
そうなれば犯罪係数の測定そのものが
無意味になるかもしれない。
それを実現するためには専門家の力が必要となる。
「今、槙島は…」
その資料に載ってる、なにかしらの専門家のもとへ
向かってると読んだのね。
そして伸也は再びバイクにまたがった。
聖護を殺そうとする慎也の計画に
教授は意図的に加担した。
その自覚がある以上、次に抜き打ち検診をくらえば
それが年貢の納め時だなと苦笑い。
「本当に、ご迷惑をおかけしました」
気にするなと教授。
社会に参加せずに引きこもっていた罰が当たっただけ。
慎也に手を貸したことで教授は自分の役目を果たしたと思っている。
「だが、それでも結局汚れ仕事は
狡噛、お前一人に押
し付けてしまうことになるんだな」
それこそ気にしないでくださいと
慎也が柔らかく微笑む。
「なぜだか、俺以外の誰かが
アイツを殺すってのが、想像もつかないんですよ」
そうね、私もそう思うよ。
慎也は再びあのメットを被り、バイクを走らせた。
朱は公安局に一人残り、慎也の事を考えていたようですが
お疲れのようで腕を上げ、後ろにもたれて伸び~。
私もよく、それやります。
背骨がバキバキ言ったりします。
突然入り口が開いて
ドミネーター収容コンテナ(正式名知らないよ)が
一人でやってきた。
しかも勝手に開いてドミネーターが
「取って」
とばかりに突き出される。
手に取ると、ドミネーターが語りかけてきた。
「常守朱監視官。
今から…貴女にすべての真実を告げましょう」
ひぃえーっ。
こういう形を取ってきたか。
面白い!
でも怖い!
ED~♪
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あーっ続きが早く見たいぃぃぃーって
もう見たんだけどさ。
また感想は遅れると思いますが
お許しを。
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前回までの感想
#1
「PSYCHO-PASS」#1【犯罪係数】朱が嫌いになるのも計算?
#2
「PSYCHO-PASS」#2【成しうる者】慎也の印象が違ってました。
#3
「PSYCHO-PASS」#3【飼育の作法】面白くなってきました♪
#4
「PSYCHO-PASS」#4【誰も知らないあなたの仮面】
子安さんが子安さん過ぎる(笑)。
#5
「PSYCHO-PASS」#5【誰も知らないあなたの顔】やっぱりね。
#6
「PSYCHO-PASS」#6【狂王子の帰還】教師とはね…。
#7
「PSYCHO-PASS」#7【紫蘭の花言葉】
類は友を呼ぶとはキミらのこと。
#8
「PSYCHO-PASS」#8【あとは、沈黙。】刑事ドラマやねぇ。
#9
「PSYCHO-PASS」#9【楽園の果実】泉宮司見たくない…。
#10
「PSYCHO-PASS」#10【メトセラの遊戯】カッコ良いわ~慎也♪
#11
「PSYCHO-PASS」#11【聖者の晩餐】優しすぎて泣けるよ、もぉ。
#12
「PSYCHO-PASS」#12【Devil's crossroad】弥生回とはね…。
#13
「PSYCHO-PASS」#13【深淵からの招待】
ED飛ばしちゃ駄目ですよ…。
#14
「PSYCHO-PASS」#14【甘い罠】ゾッとするね。
#15
「PSYCHO-PASS」#15【硫黄降る街】通じあってる2組。
#16
「PSYCHO-PASS」#16【裁きの門】いやぁぁぁぁ~っ秀星ぃぃぃ。
#17
「PSYCHO-PASS」#17【鉄の腸】聖護を分かってないね。
#18
「PSYCHO-PASS」#18【水に書いた約束】朱が女神に見えたよ。
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