橘の部屋2

今回のアバンは～。

お、光じゃないか。
「アンタってほんといけない子だね、妹さん」
うんうんうん。
それは認める。

あれ、でも女装なのに、ちょっと男声かな?
光。

「こんな気持ちを持つなんて
許されない、ことなのに」
多少ネタバレ踏んだから
祈織はちょいとワケありって知ってるけど
アニメでは彼、結構出番少ないし、
そのあたりのことやってる暇なさそうだよねぇ。

皆が愛を囁かずにはいられない、か。
そんなに魅力的にも思えないんだけどねぇ絵麻。
普通に良い子だとは思うけど…普通だよね。
男から見ると違うのかしら。

「いっそ壊したいくらい」
おやおや祈織ったら
案外激しいのね。

「アンタのことが」
「君のことが」
「「好きだ」」

「それが私達、兄妹」

おーい、なんだその、あはは、うふふ絵は。

3人で宜しくやってんじゃん。
虹出てるしー。
笑えるなぁ毎度、アバンは。

…アバンも、か。


OP～♪

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夏の八ヶ岳旅行も終わり、
いよいよ大学受験目前かー。
あ、祭りの時の写真良いね。
ちゃんと風太も居るじゃん。

っと、ここに来て模試の成績がDですかー。
ジュリが一生懸命励ましてますが
「ジュリ、受験したことあるの」
「あ…」
消しゴムをぽとり。
ぷぷぷ。

ピンポン♪と訪ねて来たのは雅臣。
おや珍しい。
ちょっと早いけどお昼にしようってさ。
今日は休日なのね。

うっわー、昼からなんちゅう豪華な。
今、居るメンツみんなで作ったらしい。
ほんとは絵麻の当番だったようですけど
受験までは絵麻と侑介の当番の時は
出来るだけ他の兄弟がフォローすることにしたらしい。
って、侑介は本日、こき使われたらしいが。

侑介も一応受験生だった、
一応受験生なんだからねぎらわないと。
椿、梓、侑介のやりとりに、絵麻が思わず笑う。

「あ、お姉ちゃん、笑った笑った、やったぁ」

声、高いなっ梶さん…。

なるほど、絵麻の模試の結果が悪かったから
皆で励まそうと、このランチですか。
弥があっさりバラしたよ。
さすが小学生。

皆に礼を言い、でも滑り止めも受けるし
そこでもやりたいことは出来る学校だから
本命ダメでも諦めはつく、なんて言い出す絵麻に
待った!をかけたのは侑介。
「そんなのダメだ!絶対に!
やる前から投げ出すなよ!!」

うんうん、それは確かに正しいよ。
でもキミの場合、同じ大学に行くのが目的だから
滑り止め行かれちゃ困るわけよね。ぷぷ。

人間生きていれば思い通りにならないこともあるけれど
どんなに見込みがなくたって
諦めなければ可能性がある。
「俺も明慈一本で頑張る。
絶対合格してみせるから。
だからおめぇも…」
おぉ侑介、男だねっと思って聞いてたら
「万年E判定の侑介にしては、立派な心掛けですね」
あははは、右京～、言ってやるなよ。

E判定で明慈一本ってのが凄いわよね。
絵麻は諦めないで頑張ると侑介に笑顔を向け
侑介が良かったと苦笑したところに、
「ダーメ！侑くん狡い!」
末っ子割り込んだぁぁ。

絵麻にプレゼントだと言って
手作りのカードを渡す。

おてつだい券…10回使用可　1回30分
いっしょにゲーム券…毎日使用可　1日1時間まで

ほほ、子供らしいわねと
にこやかに見ていたら
続いて出して来たハート型のカードには
100回ちゅー券。

ぶーーーーーーーっ!!
侑介と一緒に、私も吹いたよ。

やっぱり末っ子の力が攻撃力がMAXじゃね?
光のオッズの200はそういう意味じゃないけども。

一番積極的だよね。

「弥、なんてものを!?」
「どーしたの？京たん♪」
ぷぷぷぷっ。
ほら、焦ろ、みんな。

で、洗物は絵麻がやるのね。
作るより洗う方が面倒だと思うんだが…
どうなんでしょ。
ま、どうせ絵麻が自分でやるって言ったんでしょうけどね。

椿と梓はこれから収録があり出かけるようです。
ちょっと椿が変わってきたね。
台本にしっかり書き込んでる表情がイイわ。
梓の代役の仕事以降、前にも増して芝居に対して
真剣になってきて、周りからの評判も良いらしい。

椿は今、凄く集中してる。
やりたかった役をやれるのが
大きいのだろうかと絵麻は思いますが
「あぁ、君はそう思ったんだ。
僕は違うことが原因だと思っているんだけどね」
つまりは絵麻、ですよね。

今の椿は今までのどんな椿より魅力的。
だから彼について考える時は
今の姿を見てやってほしいと梓は告げる。
「それでこそ、僕も自分を高められる」
ライバル、ですものね。
絵麻争奪戦の。

その上で自分たちの気持ちに対する答えがほしい。
受験が終わってからで構わない。
それがどんなものでも受け入れる。

そうか…。
でも梓、アニメでは原作ファンの気持ちを汲んで
多分誰EDにもならないと思うぞ。

あ、絵麻の部屋の前にスーツ姿の昴。
チャイム押そうとしたところに絵麻が戻ってきました。

ちょっといいかと昴に言われ
再びリビングへ。

昴は例のオファー、受けることにしたらしい。
最終的な調整のため、
これから九州の本社に行くようです。
しばらく向うに居ることになり
戻るころには絵麻の受験は終わってる。

役に立てなくて悪いって…
受験だもんよ、周囲の人は見守るだけで
どっちにしても何もしてやれないと思うが?

「今、苦しくてもあと少しだ。
頑張れよ。
俺とのことは…その後でいいから」
　こらっ、そこは当たり前ですっ。

ぷっ。2人して赤くなったりして。

そこで赤くなるとー、気があるみたいに見えるぞ絵麻っ。

あ、尻尾抱えて寝てるジュリ。
相変わらずこのポーズは、可愛いな。

夜、部屋で弥のちゅー券眺めて絵麻が笑う。
あ、でも、子供だと思って
甘く見てるとダメかもよ絵麻。

そしてとうとう受験日当日。
ジュリが落ち着きないわねぇ。
でもペンケースにペン入ってないとか
うっかり過ぎるだろ。

ピンポーン♪
誰か来ましたよ。
「おはよう、ちぃちゃん」
琉生でした。

もう仕事に向かわなきゃいけないようですが
その前に応援メッセージ、と思ったらしい。
「わざわざすまないな、琉生」
ふふふ、ジュリ。
琉生は安全パイだと思ってるの?
でも甘いぞ、キミ。

ふわりと絵麻の頭に伸びた手。
「寝ぐせ」
確かにそこ、跳ねてたけどね。
ポンポンとして、
「はい直った」
直すだけが目的じゃないよね、琉生。
愛しい気持ちもあってのことでしょ?

「髪が整ってるとシャッキリするでしょ」
そうだけどさ。
ジュリを上手く納得させたわねぇ。

部屋の前に置いてあったとアイリスを手渡す。
花ってことは、多分祈織ですね。
アイリスの花言葉は、吉報を信じる。
皆、優しいね。

右京は手作り弁当を侑介と絵麻に渡す。
ここまで来たらなるようにしかならない。
光の意見に私も賛成だ。

あ、棗からメールだぁー。
『いよいよだな。
終ったらご褒美やるから
頑張れよ。』

きゃー、頑張る頑張る。
(お前じゃないっての)

ご褒美って、なんだろうね。ニヤニヤ。

っと、今度は電話だ。
風斗ですか。
待たせるなと怒られました。
いや、すぐに出たじゃんよ。

「もしかして受験、今日だったかと思ってさ。
ありがたーい僕の声を聞かせてあげようと思って」
はいはい。

もし落ちたら留年しろってよ。
同じ学年で風斗が可愛がってくれるそうで。
やなこったー。

「ま、頑張りなよ。応援してるからさ」
ったく、この子は。
ほんとは凄く心配してるわけね。
素直じゃないったら。

－形は違うけど、
　みんなが応援してくれてる。
　これが私の家族。
　大切な兄弟。
　
大学受験が無事に終わったら
改めてちゃんと向き合おうと思う絵麻でした。

で、試験は無事終わりましたが、
結果が出るまでは落ち着きません。
溜息こぼす絵麻の耳元で
「溜息も可愛いね、妹ちゃん」
要キターっ。

顔近い顔近い。

あれ、珍しくスーツ姿だ。
考えてることがあって、ですか。
この間もそんなこと言ってましたね。

それより絵麻の溜息の理由が知りたいそうで。
って、そこで顎に手を添えないっ!!

自己採点では微妙なところらしく、
絵麻は合格発表のことを考えると気がきじゃない。
アドバイスしたくても大学受験なんて
結構前のことだから、と要。
「でも、もしダメだったら…」
絵麻の手を取って、キス。
「俺の所に来る?妹ちゃん」

それ、どーゆー意味?
要、実家出て一人暮らしでも始める気?

祈織から貰った花のご利益もあると思うから
大丈夫と、遠慮する絵麻ですが
要が顔色変えましたよ。

絵麻に身体を冷やさぬよう注意して
要は先に部屋へと戻っていく。
エントランスで立ち尽くしてるのは祈織。
いつから居たんですか?
2人が話してるのを見て、
出て行くのをやめたってところかしら。

無言ですれ違い、数歩先で足を止めるなんて
兄弟のやることじゃないよ、お2人さんっ。
兄弟である前にライバルって感じ?

「アイリスの花言葉、彼女はまだ
もう一つの言葉の意味を知らないみたいだよ」
あら、もう一つあるんですか?

「全てをかけて…君を愛する」
うっわー。
静かに情熱燃やしてるヤツがここにも居たー。

んーでも、祈織とかは
絵麻のこと好きになるイベントが入ってなかったし
いきなり?なんで?ってなっちゃうよね。
原作では、それぞれちゃんときっかけあって、
気持ち育って行くのでしようけど
アニメじゃ一人一人そんなにやれないもんねぇ。
なにしろ13人…。
と、1匹…だし。

おや?これはゲームセンター?
絵麻が棗とデートだぁぁぁ。

絵麻はもっと色々試してみたかったと
楽しそう。
棗はこれ以上自分の会社が作ったゲームで
連敗したくないってさ。
絵麻は相当強いようね。

あのゲームはもう少し難易度を下げた方が良いと
棗の言葉に即行反対する絵麻ですが
ゲームに関しては絵麻を基準にすると
一般人は付いていけないからダメ。
「何気に酷いこと言ってませんか?」
「褒め言葉だ」
苦笑する絵麻。

やっぱさー、兄弟の中じゃ棗が一番、
距離近いよねぇ。
一緒に住んでいないから外で会うことになるとはいえ
絵麻の方から電話したり相談したり
この間は泊まったり。
絵麻が一番気を許して頼ってるのは棗に見える。

楽しそうな絵麻を満足げに見てる棗がいいな。
試験終ったらご褒美やるって言ってたのは
これでしたか。
「それに…話したいこともあったし」
視線を下へずらす。
いよいよ打ち明けちゃうかな、棗も。

さっき、これ以上連敗したくないって言ってたくせに
他にやってみたいゲームはないか訊いちゃう棗。
たくさんあり過ぎて迷っちゃうってさ。
「やり残したら、またくればいい」
きゃ～、もう棗ったら、絵麻のこと
優しい眼で見るのねぇ。

今度は兄弟皆で来ようって、
それは棗がガッカリするぞ絵麻。

さっきのゲームは10人まで対戦可だったらしい。
「おいおい、俺達兄弟を全員ボコボコにするつもりか?」
あははは。

昴がプロチームに入る話、棗は知らなかったのか。
知らされてなかったことに
ショック受けるかと思ったんだけど
「そうか…頑張っているんだな」
ちょっと寂しげではあるけど
棗は嬉しそうに表情を緩めた。

家より少し前で車を降りるのは、
断る予定の見合い相手か、
もしくは、
付き合ってることが、
家の人にばれると困る時と決まってます。(ほんとかっ)

どっちなんだ、絵麻っ!!
(どっちでもないってば…)

「次は合格祝いだな」
何かにつけてデートする気ね棗。
その調子で行け。

受験のことがあって改めて思った、と絵麻。
やっぱり兄弟が居てくれると言うのは
良いこと。
そうね、皆で応援してくれたもんね。

でもそういわれちゃうと、
言い出せませんよね棗。
絵麻は、皆には、良い兄弟でいて欲しい。
でも皆の方は、そうじゃない。

言うのはやめておく。
「今日はお前を楽しませたかったんだ。
もう行け、気をつけてな」
棗…。

車を降りて歩き出した絵麻。
棗が言わずに置いたことを気にしていたら、
後ろから腕掴まれたーっ!!
で、抱きしめたーっ!!　

「悪い。やっぱり駄目だ。
どうしても話がしたい」
ちょっと辛そうに抱きしめてる。
もう色々と我慢出来ないよねぇ。
うんうん。
あの晩耐えただけ、偉いと思うぞ。

「聞いてくれ、俺はお前のことが…」
言おうとしたところで昴が見ちゃった。
鞄をぼろりと落としてしまうほど動揺してる。

「離れろ…離れろって言ってんだろ!」
いきなり殴ったーっ!!

ちょっ!アンタ、それはないんじゃないのっ!?　
絵麻はアンタのものじゃないし、
絵麻に想いを寄せてるのは皆同じだし、
殴る権利なんて皆、ないぜ?
絵麻が嫌がってるのに無理にちゅーしてたんならともかくさ!

「どういうつもりだ!アンタコイツに何を!」
それは2人の問題だし!

絵麻は仲裁に入ろうとしますが
「いいんだ。ずっと、はっきり言おうと思ってた。
お前の事が好きだ」
わーい。

「ふざけんな。
一度逃げ出したアンタなんかに
俺は負けない」

それとこれとは話が違うでしょうに。
子供だなぁ昴は。

公園のベンチで、棗と絵麻。
昴がなんであんなに棗を敵視するのか、
やっと教えてくれますか。

棗は大学まで陸上をやっていて
でも辞めてしまったのね。
昴はスポーツ馬鹿で、勝手に棗を理想の兄貴と
慕っていて、
棗が陸上辞めたことで
勝手に裏切られたような気分で嫌ってるわけよね。

ちょっとネタバレ踏んだら、
どうも陸上では食っていけないから
断念してサラリーマンになったみたいね、棗。
現実の厳しさってやつですが
そういうことを昴には告げずに辞めたから
彼は棗に幻滅したまま。

でも昴は自分自身の力で
プロになる夢を切り開いた。
絵麻の存在も大きかっただろうと棗は言う。

とはいえ棗も、絵麻に関しては負けるつもりはないそうで。
「今すぐじゃなくていい。
お前の気持ちをいつか聞かせてくれ」
あぁ…棗を選んでほしいよ、絵麻。

昴は電気もつけずに部屋で悶々しています。

チャイム鳴らして訪ねてきたのは絵麻。
「悪いけど、またにしてくれないか。
まだ頭が冷えてない」
うん、じゃあそうする。(おい)

じゃあ一つだけ、と絵麻は声を上げます。

「棗さん、昴さんがプロになるって聞いた時、
嬉しそうでした。それだけ、伝えたくて」

「くそっ!」
絵麻が立ち去ってから、ドアを拳で殴る。
そして思い出すのは～
ちびの頃の昴と棗だー。
棗、美少年だなー。

帰宅した棗はスポーツ雑誌で昴の記事読んでる。
昴を可愛く思う気持ちは
昔から変わってないっぽいよね棗は。
こんなに嫌われて、避けられて
酷い言葉ぶつけられても、
可愛いんだよね、昴の事。
良い兄ちゃんだ。

エントランスを出ていく音に気づいて
目覚めた絵麻。
どんだけ耳良いんだ。
ベランダから外を見て昴が出ていくのを見かけたのね。
で、パジャマのまま下まで来ちゃいましたか。
風邪引くぞ。

プロ入りに備えての練習で
当分帰らないってさ。
「知らなかった。なつ兄ぃが俺のことどう思っていたのか。
昨日お前に聞かされるまで」

ガキみたいな理屈で棗を突き放して
誰よりも好きな女の前で殴りつけた。
そんな自分を昴は許せない。

「だから、忘れてくれ。
俺が今までお前に言ったこと全部。
今の俺じゃお前を
幸せに出来る筈なんてない」

それもまた勝手なんじゃないのかなー?

はい、EDきたー。
ED～♪

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Cパート。

えーと、誰の部屋?
あ、侑介。
シャワー浴びて顔ぺちぺち。
「あー、落ち着かねー。
とっとと発表してくれよっ」
ははは。

合格したら告白かぁ。


次回予告～

あぁ、もう抑えきれないって
ちょっ!光。
アンタまで絵麻にむらむら来てるの?

「いっそ伝えてしまおうか。
セーラー服、貸してって」
「そっちかよ!」
そっちかよ!
あ、今侑介と被っちゃったわ、私。

エンドカードは、昴。
この昴は素敵ね。

多分、原作で昴ルートに乗れば
彼との恋も、良いものなのかもしれない。
ドラマCD聞いて昴の好感度、ちょっと上がったしさ。

でもアニメの昴は、
ちょっとなぁ…私ならダメだなと思う。

棗好きの余波もあるけどね。

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前回までの感想
#1
BROTHERS CONFLICT #1【兄弟】多いなぁ…。
#2
BROTHERS CONFLICT #2【混乱】くふふ、侑介可愛い。
#3
BROTHERS CONFLICT #3【約束】棗が気になる…。
#4
BROTHERS CONFLICT #4【嫉妬】ちょっとは抵抗しろよ…。
#5
BROTHERS CONFLICT #5【浸水】水も滴る良いオトコ～。
#6
BROTHERS CONFLICT #6【写真】梓にヤラれました。
#7
BROTHERS CONFLICT #7【限界】侑介が不憫だわ…。
#8
BROTHERS CONFLICT #8【悪夢】え…なに?兄弟に何か秘密あんの?
#9
BROTHERS CONFLICT #9【夢幻】ええーっ!てことはジュリEDも
あるわけ?
#10
BROTHERS CONFLICT #10【彼岸】大笑いしました。